◆KIDの遺志を継ぐ。

2018年9月18日、”神の子”山本KID徳郁はこの世を去りました。

"神の子" 山本KID徳郁といえば、格闘技人気を支えた日本でも指折りの選手でした。圧倒的な人気を誇りながらも、日本においての格闘界の現状に世界との差を感じることも多かったといいます。実力のある選手はいても、世界で通用する選手に育てるとなると、現状では難しい。

そんな中、自分で道を切り開いていくために、"YAMAMOTO SPORTS ACADEMY"を設立し、子供たちや若手の育成に力を注いできました。しかし、格闘技人気が全盛のころと比べ、選手たちが実際に活躍する場がないという困難に直面しました。

「ないなら、作っていけばいい。」

そんな思いで、今年に入ってから本格的に『KRAZY LEAGUE』開催に向け動き出していました。

しかし、皆様もご存じのとおり、その夢の実現を目前に、短い人生を終えました。

山本KID徳郁追悼の意味を込め、残った我々が彼の遺志を引き継ぎ、『KRAZY LEAGUE』を実現させなければと思い、再度このプロジェクトを立ち上げました。

KID本人が描いた「格闘技界の未来」をみなさまと作り上げたいと思います。
長文となりますが最後までお読みいただき、ご支援をいただければ幸いです。

 

KRAZYBEE 代表代行 服部

 

以下の項目に関しては、山本KID徳郁と共に作り上げた内容です。
あえて、そのまま使用しております。

 

▼"神の子" 山本KID徳郁の決意表明

最近ありがたい事にKRAZY BEE所属の選手にも様々な大会からお声を頂き多くの試合に出場させてもらう機会が増えています。有り難う御座います。

しかし一見華やかなテレビの中の舞台ですが実際に格闘技だけで生活出来ている選手はほんの一握りでテレビに出ている選手の中でもごくわずかです。

まだまだ日本には格闘技を仕事に出来る様な環境が整っているとは言えないのが実際の現状です。

そこで私山本KID徳郁は今の格闘技の現状を変えていきたいと思い今回オンライン視聴型の新しい総合格闘技大会「KRAZY LEAGUE」をクラウドファンディングを利用し皆様の力をお借りして大会を創り上げて行きたいと思っています。

是非私達と一緒に日本の格闘技を盛り上げて行きましょう!!

◆格闘技界の現状
【戦う試合がない。有名になれる機会がない。お金がない。】

 各地方に行って実際に若い選手と話すと「いずれ東京に出て、試合をガンガンしたい。」という声をよく耳にします。

しかし、自分から見ると、ジムの環境は問題なく環境のいい所でやっている。
ただ足りないのは、「試合ができる環境がない、数が少ない、試合は有るが格闘技ファンに見られるきっかけが無い」という点で、全国で有名になれる機会が少ないと思います。

あと、当たり前ですが生活の為にバイトや仕事をしながらその間でトレーニングしている選手も沢山います。

実際はその時間も全てトレーニングに使えたらもっと強くなるのは言う迄もありません。

 実際、昔、強くなりたいと言ってジムの門を叩いてきた若い選手を、私が自分で家を借りてトレーナーやスタッフと一緒に住まわせ、食事をさせて残りの時間にトレーニングしていたら、むちゃくちゃ強くなった選手がいました。

それが堀口恭司選手です。

 地方にもそんな若い子がたくさんいると思うと、その原石を磨きスポットライトを浴びて納得する試合をしてもらいたいと心から思います。

 私はレスリング出身ですが、レスリングと言う競技はオリンピックという一大大会が有るので、設備も整った場所で練習が出来て、国や大学も色々とサポートしてくれます。
しかし、総合格闘技にはそう言った環境は有りません。

そこで選手達の技術的、精神的なサポートもどんどんやっていきたいって思ってます。

 

◆動機
【表舞台にでれるチャンスをつくる。】

やっていることは自分も若い選手達も変わらない、本気で人生かけて格闘技やっています。
自分なんかはTVにうまく出れて有名になっただけ。
だからこそ若い選手が表舞台にでれるステージを作りたい。

それが「KRAZY LEAGUE」です。


◆KRAZY LEAGUEについて
 【オンライン視聴型イベント】

大きな大会への登竜門、質の高い試合をする格闘技の虎の穴みたいな存在になれたらと思っています。
多くの方々に支援して頂ければ、より良い会場で試合できます。
最初は5試合ぐらいを予定し、どこでも誰でも観れるように

【公式】KRAZY BEE YouTube チャンネルで放送します。

もちろん実際に生で観れるよう会場にも観客席を用意します。

※現時点では大会日時・会場・参加選手等は未定です。
 今回の結果により大会規模を決定する予定です。
 決定事項に関しては随時更新してまいります。

 

◆次の世代へのきっかけに

発表する場がないことで、"単純にバイトして殴り合っている連中"という印象を周りにもたれる選手もいます。
会社に就職するか、家を継ぐのが立派だというような今の世の中で、格闘技をやってること自体肩身が狭いと感じている選手もいます。

でも、この大会をきっかけに地元の人たちに知ってもらえればファンになってもらい応援してくれるかもしれない。
 別に大きな大会と張り合いたいわけでは無く、逆にそういった大会に良い選手達を送り込みたいです。

「KRAZY LEAGUE」で強くなって大きな大会に出場するチャンスを掴んで貰いたいです。

人生をかけてる熱意を見せる事で次へと繋がる。大会に出てくる選手には人生かけてほしいです。
更には引退した選手のトレーナーとしての再就職やケアもしていけたらと思っています。

 

◆その後の展望

 最初はホントに小規模でもいい。でも、ゆくゆくはこの大会がすべて地元の人で運営されるようになって、いずれは格闘技だけでなく、音楽、アート、アクションスポーツなどを複合させたフェスみたいになってもいいと思っています、それぞれの地方の良い所を全国のファンの皆様に紹介できるようになり地元の活性化にもなると思います。

格闘技を通してそういうのが観れたらいいと思いませんか?

 

◆なぜクラウドファンディングを活用するのか

自分一人で立ち上げるのではなく、クラウドファンディングを活用することにも意味があります。

この格闘技界の現状を一人でも多くの人に知ってもらいたいし、またみんなと一緒に大会を作り上げることが次の格闘技界を育てていくことにつながると思っています。

 

◆資金の使い道

皆様からの支援金は会場費、ドクター、レフェリー、撮影スタッフの人件費、ホームページ制作・運営、選手のファイトマネー、大会運営費に使わせていただきます。

 

◆リターン一覧

詳細に関しては各項目をご確認ください。

 

◆最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

世界で活躍できる選手を輩出するために、CAMPFIREさんでプロジェクトを始めました。
皆様のご協力を今後の格闘技界の更なる発展、進化に繋げ、自分も人生を「KRAZY LEAGUE」に賭けて行きたいと思います。

格闘家による格闘家のための格闘技イベントや大会、選手が余計なストレス無く試合を行い引退後の準備が出来る環境作りをして行きたいと思っています。

 ◆応援メッセージ

故人の遺志を継いで、これからこのイベントを盛り上げていこうという応援メッセージです。
是非、たくさんの方々に参加いただき、これからの「KRAZY LEAGUE」を一緒に作り上げていきましょう!!






山本”KID”徳郁
総合格闘技界のカリスマ的存在であり、そのファイトスタイルは、海外でもファンが多い。適性階級は60kg前後の階級でありながら、総合格闘技とK-1では本来より2階級上の70kg級でも活動。70kg級ではHERO'S世界王者に輝き、K-1 WORLD MAX世界王者からはK-1ルール2戦目にしてダウンを奪う等の活躍を見せる。幼いころよりレスリングを始め、全日本レスリング学生選手権に優勝など実績を残す。のちに格闘技界に転向し、圧倒的なKO率を誇り、 HERO'S初代ミドル級世界チャンピオンにも輝く。K-1やDREAMといった試合で活躍した存在で格闘技界の全盛期を築き上げた一人。病と闘いながら、若手育成に乗り出す。本年8月がん公表。9月18日 永眠。

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