(2019年1月17日追記)
多くの方にご協力をいただきまして、本当にありがとうございます。
あとクラウドファンディング期間も残り少なくなって参りました。

ここでリターンを追加させていただきたいと考えています。
① 悲願の「親子がいつでもかけ込める場所」のモデルとしている、大阪市で廃止された「子どもの家事業」ともう一つが、新宿歌舞伎町の保育園「エービーシー保育園」。今回、この保育園も紹介されている映画『夜間もやってる保育園』の上映化のイベント参加券です。

今回のクラウドファンディングで先行予約をさせていただきます。
ご一緒に実現化に向け、まずは上映会にご参加ください!
https://www.facebook.com/events/1939524076355823/

② クラウドファンディングにご協力いただいたみなさまへの感謝と交流の機会を考えています。日程は、2月16日(土)・3月2日(土)のいずれも19時~21時、場所は大阪市内を予定しています。

①②いずれも5,000円と考えています。

みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

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▼はじめに

  認定NPO法人CPAO / しーぱお(C=Child=子ども、PAO=家) 理事長 ・ 大阪子どもの貧困アクショングループ 代表の徳丸と申します。不登校支援をするNPOや国際協力活動をするNGOで、子ども・若者サポートに20年ほど関わって参りました。

  ですが、自身がシングルマザーになったことで、仕事・家事・育児を一人で担う、孤育て(こそだて)の大変さに直面し、「子育ちの社会化」の必要性を痛感し、2013年に団体を立ち上げました。

▼活動の背景

  活動のきっかけとなった事件があります。2013年5月24日、「最後におなかいっぱい食べさせられなくて、ごめんね。」といった遺書のようなメモを残し、大阪市北区で発見された母子の変死事件。この事件は心中の可能性が高いとされていますが、現在、心中は「最悪の虐待」と言われています。

  これを他人事だとは思えませんでした。自分の孤育ての連続性の中にこの事件を思い、翌日から「悲劇を繰り返したくない」と子ども支援関係者とともに活動を始めました。

  シングルマザーへの聞き取り調査や夜回りなどを行うことで、数多くの精神的にも経済的にも厳しい状況に置かれている孤立した親子らと出会いました。

  子どもが巻き込まれる痛ましい餓死事件から始まった活動、「まずは、ごはん!」を中心に活動を展開しています。

▼現在の活動

   大阪市生野区の拠点、通称「たつみファクトリー」で、週3回の「ごはん会」をおこなっています。子どもたちはシャワーに入ったり、洗濯した服などを持ち帰ってもらうなどニーズに応じたサポートもしています。

  さらに遠方だったり、親が忙しい、体調が悪い、または他人とのコミュニケーションが難しいといった理由などにより、居場所にも来られず、孤立し、困窮している親子には、個別に食材や調理した食事などを自宅にスタッフが配達しています。

  安否確認をしたり、掃除を手伝う、子どもを預かるなど家事育児をサポートしたり、近況や困っていることなどの相談を受けたりとしています。

  また隔週末の金土日や長期休みには、和歌山県にある支部で、2週間程のお泊まり会を実施し、随時、「子どもだけ・親子とも」のショートスティも行っています。

  顔が見える関係での民間の里親のような活動も行い、子どもたちの生活に一歩踏み込んだ、暮らしの延長のようなサポートとなってきました。

  シングルマザーやその他、保護者、子ども、若者からのSOSが全国から毎日のように届き、一緒に問題を乗り越えたいと様々な枠をこえ、活動しています。

 活動を続けるほど「言えない、できない」ことばかりが募りますが、心ある方々とつながり、地道に続けていきたいと考えています。

▼今回クラウドファンディングに挑戦する背景

  このように私たちは、2013年以降、虐待死や心中といった子どもが巻き込まれる「悲劇を繰り返したくない」と走りながら考え続けて参りましたが、悲劇は繰り返されるばかり

  2018年3月には、東京目黒区で5歳の女の子が両親からの虐待で亡くなるという事件も起きました。「・・もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします」と書かれたメモが見つかりました。

  たくさんのメディアが報道し、日本中が悲しみに暮れました。2013年の大阪市北区天満の事件の時と同じように……。

  これら事件は氷山の一角です。おなかをすかせたり、寒い、怖い不安な思いをしたり、学校や地域で「くさい、貧乏なやつと遊ばん」など言われ、泣きながら居場所に来る子たちもいます。
 
  そして、親も孤育てに苦しんでいます。親を加害者に、子どもを被害者にしないためにも、親丸ごとサポートし「子どもは社会で、多様な人の中で育てる」ことが必要だと考えています。

  私たちの活動はすべて制度外、資金は心ある方々よりご寄付として託され、自主事業として続けています。 2018年は活動5周年となり、8月には本を出すことができました。
  
  活動は8割以上が心ある方々からのご寄付で成り立っており、みなさまに少しでも還元したいと認定NPOも取得し、さらに活動を深化させるための資金を集める予定でした。

*別途ご寄付をお考えくださる方は、以下のリンクよりお願いいたします。
確定申告をいただくことで最大50%の税金が控除されます。

http://cpao0524.org/wp/archives/518

  ですが、やはり毎日のようにSOSは全国から届き、出会った子どもたちにも次々様々なことが立て続けに起こり、たとえその日が助成金を申請する〆切であったとしても、何を置いても優先すべきは、子どもの「命」、「今を生きる」ためのサポート

  行政の対応を待っている間にも子どもの今とその先の未来が蝕まれていきます。命を天秤にかけることはできません。

  例えば、虐待にあえぐ子どもや、DVを受けたシングルマザーをサポートすることで、自分自身がその保護者や夫に居場所を特定され、攻撃の対象となる。そのようなこともあります。

  それでも私たちに、「わらをもつかむ思い」で勇気をだして伝えてくれた助けて」の悲鳴のような叫びを、どうしても切り捨てることは出来ません。

  「答えはない、アクションするしかない」と始めた活動です。様々なこちらの事情で「仕方ない」と切り捨ててしまうなら、活動は辞めたいと思っています。

  できることは少なく、できることしかできないことも分かりながら、 サポートに走る日々を過ごしていると、今年も気づいたら年末となってしまいました…。。

 年中裸足の子が多く、寒くなってもサンダル姿の子たちも

▼資金の使い道

  出会った子ども・保護者のニーズを全力でサポートし、モデルをつくる、上手くいったものは制度につなげる。「活動と運動の両輪」で事業をさらに展開していきたいと考えています。そのためには、さらなる人や場所、サポート費用が必要です。

  なんとか2020年には、 制度と自主事業を組み合わせ、子どもや保護者がいつでも来れる場所を作りたいと思います。具体的には、大阪市で廃止された「子どもの家事業」をイメージしています。 *「子どもの家事業」については以下の記事をご参考ください。

https://www.sankei.com/west/news/130713/wst1307130070-n1.html
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2014

  2年後、ここにたどり着くために、まずは来年、2019年よりこれまでの活動を少しずつ拡げるかたちで、パイロット事業を行っていく予定です。「いつでも親子が駆け込める場づくり」は活動当初からの悲願です。

  心あるみなさまと共に親丸ごと「子育ちをサポート」できる環境づくりとして、2019年の夏休みを目指し行っていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

◇具体的な使途
 ・CPAO支部・改装費用/ 木造2階建 139.01平米(約42坪)の物件
     <改装費用相場>
       -解体及び処分費(相場坪あたり23,500円程度):約98万円
       -材料費(床材、壁材、塗料、接着剤など):約45万円
       -道具費(インパクトやサンダーなど工具類、消耗品など):約15万円
       -工事費用(電気配線、水道配管など):約42万円
* 親子がいつでも来れる、シェルターとしても活用できる場所の改装費用を必要としています。
*古い建物であり現場の状況によって変わってくるため、詳細内訳は目安となります。
*通常、リフォームを外注すると、何倍もの費用がかかると思いますが、子どもたちや関係者、今回ご協力くださるみなさんらと一緒に、リノベーションしていきたいと考えています。

▼リターンについて

3,000円  ニュースレターのデータ配信 ( 年4回・季刊発行 )

5,000円  ニュースレター+本『まずは ごはん』

5,000円  本+子どもたちからのお礼メッセージ

10,000円  ニュースレター+本+子どもたちからのお礼メッセージ

10,000円  ニュースレター+オンラインサロン参加(子ども食堂や居場所づくりについて)
*1,000円/月・1年間分。2か月分サービス特典付き

10,000円  本+CPAO支部・古民家リノベーション参加  ( ランチ付き・隔週土曜日開催。複数回参加 ) *完成披露パーティーにもご参加ください。

50,000円  オンラインサロン参加+子ども食堂・居場所づくりオンラインコンサル提供( 1時間×2回 )

50,000円  オンラインサロン参加+CPAOスタディツアー(拠点視察・勉強会・交流会)参加(1泊2日/2019年5月・7月・10月予定。各回、定員10名 )
*いずれか1回参加可。日程要相談。
*日帰りなど宿泊されない場合にも、金額は同じとなります。
*拠点までの交通費別途必要。

100,000円  徳丸講演&懇親会 ( 交通費・宿泊費など日帰りできない地域の方要相談 )
*いつもは講演のご依頼時にも懇親会にはほぼ参加させていただいておりません。
*希望者には講演終了後、コンサルティング・相談可 1時間×2回。

100,000円  CPAO支部・古民家リノベーション( 2019年夏完成予定。隔週土曜日開催。すべて参加可。昼・夜ごはん付き )&懇親会・「教育について考える」勉強会参加可
完成披露パーティーにもご参加ください。
*日程要調整。昼・夜ごはんつき。交通費など別途必要。南海電車で難波から最寄り駅まで約40分。車で1時間ほどです。

<追加リターン>
5,000円 『夜間もやってる保育園』上映会参加
https://www.facebook.com/events/1939524076355823/

5,000円 クラウドファンディング感謝&交流会イベント参加
CPAOでは、ほぼ飲み会をしませんので、関係者の方にも貴重な機会です!
*※2月16日・3月2日大阪市内にて、2時間ほどの予定です。いずれかにご参加ください。

子どもたちとのリノベーションの様子@支部和歌山県橋本市

5,000円以上のご協力をくださった方には、みなさん「2018年度の活動報告書&ホームページ」へお名前掲載をさせていただきます。希望されない方はお申し出ください。info@cpao0624.org

オンラインサロンは、私もそうですが、現場では日々様々なことが起きます。その際、一人では、一組織では、判断に迷うような場面が多々あります。そこで助けになるのが同じような思いを持った仲間の存在です。
 
  子ども食堂や居場所づくりをされている方々、子どもの貧困や虐待問題にご関心ある方々と、アイデアや情報を共有したり、様々チャレンジできる場をつくりたいと思います。心ある方々がつながることで、さらなる問題解決のアクションにつなげていきたいと考えています。

*正直申しまして、、リターンは何がみなさまに喜んでいただけるのか難しく、もしご要望がございましたらお申し出ください。できる範囲でお応えしていきたいと考えています。


**徳丸ゆき子 プロフィール**

  大阪子どもの貧困アクショングループ代表・認定NPO法人CPAO理事長。 NPO 法人にて不登校・ひきこもり支援に従事したのち、国際協力NGO に所属。

  子どもの社会参画・子どもの貧困・東日本大震災復興支援のスタッフを経て、2013 年大阪子どもの貧困アクショングループ設立。一児のシングルマザー。これまで20数年ほど、子ども・若者のサポートに関わっています。

  相談は、団体立ち上げ5年半で、大阪市を中心に全国1000人以上の保護者・子ども・若者・主にシングルマザーの方から届いています。

  講演は毎年、全国の行政・教育、社会福祉関係、NPO・ボランティア団体、企業など幅広くご依頼いただいています。テーマは「子どもの貧困」・「子ども食堂」・「虐待・DV問題」・「NPO運営」についてなど現場の様々な実践についてです。見学や視察などを含めると年間、80~100件以上のご依頼があります。

  NPOやNGOから「子どもの貧困」・「子ども食堂」についてのコンサルティングの依頼もいただいています。

  すべて現場を優先しつつできる範囲でお受けしています。
  著書:『まずはごはん~ささえあう社会へのはじめの一歩~』

団体HP: http://cpao0524.org
facebook : https://www.facebook.com/cpao0524

  • 2019/01/16 13:42

    冬休み2週間のお泊まり会が終わり、通常の週3回のごはん会の活動、隔週、金土日のお泊まり会が始まっています。先日、いつも活動に参加してくれる子たちがとてもうれしい話しをしてくれました。「あんな、体育でなわとび、学年で一番飛べるようになってん!」、「マラソン、走ってもしんどくなくなってん!」。子ど...

  • 2019/01/07 22:57

    新年あけましておめでとうございます。みなさま、年末年始はごゆっくりお過ごしになりましたでしょうか?CPAOでは、冬休み中の2週間、ずっといた子や入れ替わり立ち代わりで子どもたちと過ごしました。たくさん遊んで食べてとしましたが、合間には何度か子どもたちとリノベーションも行いました。「早く、ここで...

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