▼はじめにご挨拶
はじめまして!私は、「丸元水産」代表、長谷川雅敏です。
丸元水産は祖父の代より三重県桑名にて、はまぐり・しじみの取り扱いをしております。
▼このプロジェクトで実現したいこと
美味しいハマグリ・シジミを全国の方に知ってもらい、たくさんの方に食べて頂き、赤須賀漁港・桑名市・三重県・日本がより活力溢れるように盛り上げていきたいと考えております。
そこで、
丸元水産では手軽でリーズナブルな、はまぐりのレトルト食品の企画を考えました。
私が一番大好きなハマグリ料理である
お母さんの「はまぐりご飯 」の素をレトルト食品にして
皆さんに是非とも食べていただきたいと思います。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
三重県桑名のハマグリといえば、「その手は桑名の焼き蛤」と言われるほど全国的に有名で、ブランド化され大変美味しいと評判の良い地ハマグリです。
一年間を通して、市場や小売り、通信販売など取り扱いをさせていただいております。
しかし、景気の影響でしょうか、核家族や食生活の変化でしょうか。年々、深刻なほどの取扱量の減少を感じております。
高価な食材のイメージが付いてしまったハマグリですが、
美味しいハマグリ・シジミを全国の方に知ってもらい、たくさんの方に食べて頂き、赤須賀漁港・桑名市・三重県・日本がより活力溢れるように盛り上げていきたいと考えております。
そこで、丸元水産では手軽でリーズナブルな、はまぐりのレトルト食品の企画を考えました。
私が一番大好きなハマグリ料理である
お母さんの「はまぐりご飯 」の素をレトルト食品にして
皆さんに是非とも食べていただきたいと思います。
▼これまでの活動
皆さんご存知のように、ハマグリは、縁起物・夫婦和合のシンボルとして正月、結婚式、ひなまつりなどのおめでたい席には欠かせない食材です。
ハマグリの旬にあたる初夏の頃では、BBQの一品として人気です。
また、近畿地方ではお正月のお雑煮や、冬場の鍋物の一品として、節句のひなまつりのお吸い物、お食い初めなど、
昔から変わらぬ食文化がございます。
ですが、少しずつ、そのような晴れの席などでのハマグリを食する習わしがお座なりになってきているように感じられ、少し寂しく思います。
日本人が古くからハマグリを食する文化の中には、ハマグリの持っている栄養素を摂取する事で、体調を整える働きもあったのかもしれません。
はまぐりに含まれる栄養成分の代表的なものとして、
1.タウリン
2.亜鉛
3.カルシウム
4.ビタミンB12
などがあります。
これらの栄養素には
1.疲労回復
2.貧血の予防
3.生活習慣病の予防
などに効果があるとかんがえられます。
さらに、特に女性のかたが嬉しい
1.美肌効果
2.デトックス効果
も期待できるようです。
はまぐりは、健康にも美容にも嬉しい栄養素が、豊富に含まれている食材です。
旬の味を楽しみ、その栄養成分を摂取出来る嬉しい食材なのです。
疲労回復や美肌効果など、ストレスが多く忙しい人には積極的に摂取してもらいたい食材です。
はまぐりを使った主な料理としては、お吸い物や酒蒸し、ハマグリご飯、焼きハマグリ、てんぷら、フライ、パスタやパエリヤなどなどあり、
アミノ酸が豊富でうまみ成分がぎゅっと詰まっているので、調味料との相性が良く他の食材とも合わせやすい食材で、数多くの調理法があるため、頻繁に食べても飽きを感じることはありません。
できれば、加熱したときに出る汁も含めて、まるごと食べられるような調理方法であれば、栄養素をすべて体に取り込むことができ、旨味も楽しめますのでおすすめです。
桑名で水揚げされるハマグリは、甘味がありトロ~ンとクリーミーで旨味が豊富だと言われています。
関東地方でよく食べられているはまぐりは、主に 外湾の蛤で、、 内湾で採れる桑名の大和蛤は旨みが強いと言われています。
木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の淡水と海水が程良く混ざった伊勢湾河口付近の汽水域には良質なプランクトンが豊富で身入りの大きく甘い上質な蛤(ヤマトハマグリ)が獲れます。
獲れたはまぐりが集まる桑名市の揖斐川の川岸にある赤須賀漁港では、
丸元水産を含めた10社前後の入札権をもつ業者のみが、天然のはまぐりを競り落とすことができます。
三重県桑名市赤須賀のはまぐり漁の歴史は400年以上で、
江戸時代には、桑名のハマグリは歴代の徳川将軍に献上されていたほどです。
焼きハマグリなどの名物料理を出す料亭や、ハマグリをつくだ煮にする時雨屋も多くありました。
昭和40年頃までは、漁獲量も多く年間3000トン近く有り、とにかく沢山美味しいはまぐりが水揚げされていたようです。
昭和40年代以降は、高度成長と共に護岸開発などで、ハマグリが生息する干潟の減少や環境の悪化などが原因で、急激にハマグリが減少してしまいました。
かつては、 江戸前の寿司ネタでもあったように、東京湾でも「地ハマグリ」は生息して水揚げされていたようですね。こちらは、絶滅してしまったようです。
桑名の赤須賀漁港でも年間3,000トン近くあったハマグリの年間漁獲量が1トン以下まで激減してしまい、
絶滅を危惧した、三重県や桑名市の自治体や赤須賀漁協の様々な取り組みや努力、環境の改善などで、
今では少しずつ回復して100トンを超えるまでになりました。
とはいえ、予断は許さない状況で、
現在でも厳格なる漁獲量制限(1人30kgまで)が行われ、資源保護に取り組んでいます。
しかし、現在では苦労して増やしたハマグリが、心無い人たちに密漁される事に悩まされています。
木曽三川河口域と人工干潟の水域は漁業権が設定されています。
漁業者以外の方が貝類(ハマグリ・シジミ・アサリなど)を採取することは密漁にあたり罰せられることになります。
全国的に有名な名産ハマグリの復活と桑名のハマグリを将来まで絶やさない為にも、皆様のご理解ご協力をお願いします。
詳細は桑名市のホームページ(http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/26,11413,281,630,html)に掲載されていますので、ご確認ください。
漁獲量の激減してしまった、桑名のハマグリは、今では非常に希少で高価となり、地元で消費される他は、東京などでは限られた高級料亭や寿司屋など出荷される先は限定され、全国の市場に出回ることは稀になってしまいました。
国産のハマグリの漁獲量が激減し、価格が高騰するなか、リーズナブルで美味しい輸入ハマグリが市場に出回ることになりました。
丸元水産では蓄養ハマグリとして取り扱いしており、お客様には大変ご好評をいただいております。
手軽にハマグリの旨みを味わえるので、大変おススメです。
しかし、食品偽装や食の安全がマスコミやTVなどで報じられる中で、
輸入ハマグリや中国産ハマグリについて、
懸念や不安を持っておられるようであれば、
安心して召し上がって頂けるように正しい情報をお伝えする必要があると考えています。
輸入ハマグリは、以前は、日本に輸入されてすぐにそのまま市場に出荷されていましたが、
現在では、桑名でも輸入ハマグリの取り扱いが増え、蓄養(蓄養とは天然の魚介を漁獲してきた後、生簀などで一定期間成長させて出荷する方法のことをいいます。)技術が確立されました。
丸元水産を含めハマグリを取り扱う業者は、独自の蓄養池と呼ばれる、蓄養場で自然環境の状態に近い、独自のノウハウで管理しています。
はまぐりの「いけす」のような感じでしょうか。
この「蓄養池」で休養をとり、はまぐりの鮮度を回復させてから市場などに出荷するのが一般的になりました。
海外から輸入されるハマグリは、中国やベトナムで水揚げされた天然のハマグリを温度・湿度が管理のされたコンテナに詰め船便で日本に運ばれてきます。
厳しい検査を合格し、桑名に到着するまで約1週間程です。
輸送されるコンテナ内では温度・湿度が管理されているとはいえ、はまぐりも「長旅」で疲れてヘトヘト状態になって到着しますので、まずは蓄養池に放たれます。
ハマグリは一定期間経過すると、鮮度を取り戻し、天然物と変わらないくらいまで元気を取り戻します。
蓄養池で、十分に休養を与え、元気を取り戻したハマグリは、自力で砂の中に潜ります。
ここで最初の選別があり、砂の中に潜ることが出来ない弱ったハマグリは取り除きます。
鮮度を取り戻したハマグリは、蓄養池から収穫され、選別されます。
ここでは、熟練の職人さんが、一粒づつ丁寧に手作業で、
割れ貝を取り除いたり、音で鮮度を聞き分けたり、サイズ分けがされます。
その後、冷却水槽に入れられ、砂出し、箱詰めされ、市場やスーパー、各家庭に出荷されていきます。
中国産の輸入はまぐりと聞いて、不安になる方もお見えになると思います!
蓄養はまぐりをご注文頂いたお客様より、「中国産なんですね」とキャンセルのご連絡を頂くことがございます。
かつての東京湾や桑名がそうだったように、ハマグリは水質の悪い場所・環境の悪い場所では絶滅していますので、おかしな場所のハマグリは存在しません。
蓄養ハマグリは、中国・ベトナムなどの自然豊かな場所で収穫されます。
もちろん、化学的な人口餌などで養殖されたハマグリではありません。
また、ハマグリは養殖が非常に難しいため、輸入されるハマグリは全て天然のはまぐりです。
ハマグリの養殖は非常にデリケートで難しく、輸入ハマグリよりもコストがかかるため、一般的に普及していません。
輸入した蛤は、入荷してすぐに出荷されるのではなく一定期間育ててから出荷されます。
日本に到着したはまぐりは、蓄養池に放流されます。
この畜養池は、お店ごとに独自のノウハウと経験があり、はまぐりの美味しさに繋がります。
蛤に元気を取り戻すために畜養池の中で数日間寝かせます。寝かせることによりまた新鮮でプリプリな蛤になります。
蓄養池に入れられたハマグリは、元気なハマグリだけ自力で砂に潜り始めます。
ここで砂に潜れる体力がないハマグリは、商品から外されます。
砂に潜った活きの良いハマグリだけを選別します。
そこから、鮮度や、貝の割れ、サイズごとに分けられ、砂出しをします。
厳しいチェックをくぐり抜けた蛤(はまぐり)だけをお客様の元へお届けいたしております。
少しずつ、蓄養ハマグリの美味しさも認識して頂くことが出来ています。
……しかし、年々、はまぐりの取扱量が減少して来ています。
桑名の蓄養はまぐりを、どうやったらもっと多くの人に愛してもらえるようになるのだろうか。
そう考えたときに、辿り着いた答えが今回の「はまぐりご飯の素 制作プロジェクト」でした。
「私が一番好きなはまぐり料理「はまぐりご飯」を皆に届けたい」
お店以外などで初めての方にお会いした際、ご挨拶するときにハマグリの卸業をしてる旨をお伝えすると「はまぐりが大好き」と言う声を本当に良く頂戴し非常に嬉しく思います。
また、はまぐりを知人などにお贈りすると非常に喜んで頂け、感謝のご連絡を頂いたりします。
その際のお言葉で、気になっているのが、
「ハマグリは高価・高級」
「ハマグリの保蔵」
「はまぐりの調理」
です。
蓄養ハマグリは、味も美味しく、リーズナブルなのですが、
桑名の天然のはまぐりは希少で高級なはまぐりなので、イメージがそちらに引っ張られて
ハマグリ自体が高価なイメージが定着しているのでしょうか。
保存につきましては、
夏場などは保存を控えてすぐに召し上がって頂くようにお伝えしていますが、、
冷蔵庫で、乾燥しないように濡れ布巾や、濡れた新聞に包んで頂き、保存してください。とお伝えしています。
本当は、生物なので、すぐに召し上がって頂きたいのです。
新鮮なものが一番美味しいですから。
調理方法についても、
はまぐりの美味しい所をすべて堪能できる酒蒸しでしょうか。
出汁まで飲み干してくださいね。
とお答えしていることが多いですが、
焼き蛤、ハマグリの酒蒸し、ハマグリのお鍋、
パスタやフライ、天婦羅、吸い物などなど、どんな料理方法でも美味しく召し上がって頂けると思います。
私が一番好きなハマグリ料理は、
ハマグリの出汁も身も美味しい所をすべて堪能できる
はまぐりご飯
です。
そこで、蓄養ハマグリで作る、はまぐりご飯の素があれば、リーズナブルにいつでもハマグリが食べられるようになると思いました。
▼資金の使い道
今回の目標額は200万円です。集まった支援の用途と内訳については以下の通り。
・はまぐりの素 企画制作 140万円
・返礼品(送料) 50万円
・手数料 10万円
・ 計200万円となりますが、
目標達成後も300万円、400万円を目指して活動を続けます。
まず、200万円を達成したら今回のはまぐりの素を商品化します。
▼リターンについて
完成した「はまぐりご飯の素」
▼最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今、桑名のはまぐりの産業は、漁獲量・取扱量の減少、高齢化や後継者問題などの様々な難題を前にして、頭を悩ませています。
ご支援、どうぞよろしくお願いいたします!
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