▼はじめにご挨拶

はじめまして。
ママチャリで日本一周をしたり、Web媒体で活動をしている住所不定無職のオオイシタツキです。

▼これまでの活動

僕はおととしの2015年から2016年にかけて、ママチャリで日本一周していました。

ほとんどお金を持たずにスタートしましたが、人と人との出会いを通じてなんとか、1年間をかけてゴールすることができました。

ゴール後に僕は「世界の中の日本を見て回りたい」と感じ、2016年の年末から、海外旅行にも行ったことがない上に、英語も話せないのにアフリカ横断の旅に出ることにしました。

 


そして、初海外旅行1か国目にエジプトを選んだわけです。


▼エジプト人に10万円ボラれてしまうまでの経緯

早速ですが、僕の2016年の年末に起こったことを申し上げます。

「初エジプト2日目。エジプト人から10万円をボッタくられました。」
 

僕は英語が話せません。それなのに、「アフリカを横断してやるぞー!」と意気込み、初めての海外旅行でエジプトのカイロ空港に降り立ちました。

そして、エジプトに来て2日目。

英語だったので詳しい意味は分からないのですが、僕に「一緒にピラミッドを観に行こう」と言ってきたエジプト人に会いました。しかし、これが運の尽き。

僕はその人に「ピラミッドは一人で行くからいい。」と断りましたが、相手は引き下がりません。会話の一部始終をご覧ください。


エジプト人:「なぜだ?ツアーでいくと便利だぞ。」

僕:「Mousugu、Uber. Go!PIRAMIDO. OK?」(もうすぐUberに乗ってピラミッドに移動する、わかるか?)

エジプト人「Go! Go! Go!」(行こう、行こう、行こう)

僕:「No, I, Go!」(いや、俺は一人で行く)

エジプト人「Go! Go! Go!」(行こう、行こう、行こう)

と言って半ば無理やり、僕はどこかに連れられました。

そして、タクシーで連れてこられたのが、アメリカのドラマ『プリズンブレイク』のような世界を思わせる「野犬がたくさんいるマフィアのアジトみたいな村」でした。

村の真ん中にラクダとロバがいて、それを取り囲むように家が並んでいます。近くにピラミッドが微かに見えていますが、周りに観光客はいません。エジプト人だけです。

 

逃げたくても、村から出る道に野犬がたくさんいて逃げれません。砂ぼこり、拳銃、野犬。まるで戦場カメラマンになった気分でした。

そんな場所で、僕はいきなりラクダに乗らされ、ラクダから下りれなくし、砂漠とピラミッドを案内するガイドの人が

『300ドルだ!』

と言ってきました。300ドルは日本円で3万円以上。

しかし、エジプトは「エジプトポンド」国際通貨の「ドル」でラクダに乗った代金を求めてきたのです。ちなみにラクダには日本円で300円以内でラクダに乗ることができるそうです。

そのラクダに、僕は1000倍以上の値段で乗ってしまったのです。

でも、初めての海外旅行なので「こんなに値段が高いものかなぁ~。」と思う半面と、「こんなに高いなら、ラクダに乗りたくないなぁ~」という2つの思いがありながらも、エジプト人は僕に対して「絶対に300ドルを払わなくてはいけない状況」を作って、泣く泣く払わざるを得ませんでした。

なぜなら、ラクダから降りれない上に、逃げても野犬がいるので逃げられないからです。

 

それから、ラクダに乗って『誰もいない砂漠』を案内されたり、

 


観光客側とは離れた場所からピラミッドを見たり、

それを見終わると、無理やりチップを要求されたりしました。


ガイド役のエジプト人:「チップをくれ」

僕:「はっ?」

エジプト人:「写真を撮ったり、案内したのは俺たちだろ?」

僕:「それが仕事やん!」

エジプト人:「チップをくれ」

僕:「ポンドで5ポンドづつな」

エジプト人:「何を言ってる! ドルに決まってるだろ!」

僕:「ドルはない! ノーマネー!」(お金を持ってるけどウソをついてる)

エジプト人:「お前のバックを見せろ!!」と言ってカバンを触ってくる2人。



と、半ば無理やり50ドルのチップを渡さなくては、なかなか会話が進まない状況を作り払わされたり...。

なんだかんだで、合計8万円ほどボラれていたと思っていました。

しかし、先日、円に換算して再度計算すると、最終的に800ドル(日本円に換算して約92000円)もボったくられていることが分かりました。

僕の連れてこられた場所は、日本でいうところの「やくざ」とか「マフィア」の住むエジプトの歌舞伎町のような場所だったようです。

 

ボラれた金額は92000円ですが、心の傷をプラスすると約10万円なので、この話をするときは「10万円ボラれました!」と宣言するようにしています。

 

それから、命からがら逃げこんで、今では「生きている贅沢」を噛みしめながら生きています。

▼資金の使い道

資金の使い道は、これから向かいたいと思っている西アフリカの「トーゴ」という国を目指す資金に充てます。

1月の月末にエジプトからイスラエル、ヨルダン経由でタイのバンコクへ行きます。

それからトーゴに住む知り合いの日本人に会うために、タンザニア経由のトーゴまでの航空券とビザ代に充てます。

 

タイ(バンコク)-タンザニア(ダルエスサラーム)までの航空券:約48000円

タンザニア(ダルエスサラーム)-ガーナ(アゴラ)までの航空券:約32000円

ガーナ-トーゴ(陸路):徒歩、もしくは現地の公共交通機関を利用予定。値段は現地での情報を頼ります。

 

各国のビザ

タンザニア:50ドル

ガーナ(日本人は日本でしか発行できないという情報なので、ビザ申請代行を利用する予定。):16000円

トーゴ:8500円

 

地球を半周するくらいのルートですが、この値段だと、目標金額の10万円を超えていてプロジェクトが達成しても無理じゃないか..!と思うかもしれんせんが、全部のお金を盗られたわけではありません。旅費の一部に充てます。

ただし、もしプロジェクトが達成できなかった場合、タイから日本に帰国できるお金は残っています。

 

▼最後に

「生きてるだけで贅沢だな」と感じています。

エジプトで10万円近くのお金をボッタくられて、マフィアのアジトの様な場所に連れて行かれて、村人に囲まれて、指も切られず....。よく生きていられたなぁ。と振り返っています。


ただ、「お金がない」という理由で、タンザニアやトーゴへ行けないのは残念です。

家入一真さんも言ってますが「若者が『お金がない』を言い訳にしてほしくない」。

みなさんもよくあるピンチの状況に陥った場合でも、「クラウドファンディング」という夢のツールができたことを皆さんに知って欲しい。

そして、「こんな危険な目にあっても生きてる限り何度でもやり直せる」ことを知って欲しいです。

WEBでふざけているので、「この恐怖の体験も笑いにしなくては...。」と思い、このプロジェクトを立ち上げました。


もし、このプロジェクトが成功しなければ、お金がなくなりピンチなのでタイから日本に帰ることも検討しています。みなさんどうぞよろしくお願いします。

 

※僕の10万円ボラれた内容につきましてはWEBで連載中の「まぐまぐニュース」に掲載しています。

もしよろしければ、そちらの記事の方も読んでいただけると嬉しいです。

まぐまぐニュース:【しくじり大魔王】アフリカ到着もボッタクりに遭い早くもピンチ!
まぐまぐニュース:【しくじり大魔王2】エジプトの村で5、6人に囲まれ大ピンチ!

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