東日本大震災より8年、未だ影響を拭い去れない木乃幡。今年1月に閉店してしまった福島本店を、新しい和カフェスタイルのお餅の専門店「餅カフェ(もち処木乃幡)」として、新たにオープンする為のプロジェクトを立ち上げました。看板商品の「凍天」を始めモッチモチがいっぱい!復興支援とリターンの中身の濃さにご注目!

プロジェクト本文

初めまして。株式会社木乃幡の常務取締役 木幡吉成と申します 。どうぞよろしくお願い致します。弊社は2000年に製造特許を取得したオリジナル商品「凍天®」を主力に、福島県、宮城県内に店舗を構え、お餅の専門店を営んで参りました。日本全国から、「凍天」を目当てにご来店頂ける、そんなお店を運営してまいりました。

また、インターネットでも人気の「凍天」や「一升餅」をご紹介し、全国に通信販売でお届けしてきました。

(楽天市場ショップオブザイヤー2005 菓子スーツ部門賞、グルメ大賞総合の部 最優秀賞)

地元の実店舗には凍天以外にも沢山の人気商品があります。凍天に次いで2番人気の「茶豆ずんだ餅」や「抹茶みるく大福」「焼もち」「あんこ餅」「ごま餅」「おこわ関連」など、古き良き伝承のお餅から、新しい感覚の和洋折衷なお餅のご提案など、もち米を使用した製品に特化し、お餅の専門店として地元の皆様に愛されてまいりました。

木乃幡のオリジナル商品『凍天®(しみてん)』は、伝統的な和の文化の「凍もち(しみもち)」と洋の文化のドーナツが融合し、どこにもない食感(カリッ、フワッ、モチッ)と、カジュアルでありながら懐かしい風味を合わせ持つ、世界中どこにもない和スイーツです。

発売当時から行列ができ、メディア取材による新聞・テレビ等への露出も年々増え続け、東日本大震災の直前の2011年2月には、読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」で紹介されました。

すると、全国から半年先までの製造量の注文が入り、増産体制を敷いて(建屋の増設、追加機材の購入、1年分超の原材料の仕入)、24時間フル稼働で製造を始めました。「福島のソウルフード」と番組で紹介され、出演者から絶賛された『凍天®』が、「いよいよ全国区になる!」と、社長はじめ従業員全員が期待で胸が膨らんでおりました。


そして、そこから13日後に、あの311、東日本大震災が起きたのです。

2011年3月11日の東日本大震災、津波、そして原発事故。

大切な家族親戚(義弟、親戚など23人)を失い、「なぜ一瞬にしてこんなに大きなものを、沢山のものを失ったのか?」「自分達は何か悪いことでもしたのか?」そんな自問自答が頭の中をグルグル回り「せめて津波にのまれた家族親戚だけでも見つけられないのか?」「見つけたい、もう一度会いたい!」という思いに駆られ、心が狂れた状態で避難先の群馬県から被災地の南相馬へ、1泊2日の車中泊を繰り返しながら通いました。そして立ち入り禁止区域内の瓦礫だらけ海岸で、一人捜索を行なっていました。

ある日、一時立ち入りの許可申請の為にいた南相馬市役所で、見知らぬ外国人に声をかけられました。片言の日本語で、記者かと思いましたが、どうも自分も家族(妹?)と連絡が取れないと言っているようでした。「家族は大丈夫?」と聞かれ、「23人見つからない。義弟を探しに行ってる」と答えました。すると彼は、おそらくフランス語で何かを話だし、分からないまま聞いていると、別れ際、私の肩をつかみ訴える様に言いったのが「・・・heureuse(ウールー)・・・」だったのです。

「あなた、大変、、、●×□●×□●×□  ウールー ●×□●×□、祈ってる」と。 

片言の日本語と、ウールーの前後に何か言葉がありましたが、何を言われたのか全く分かりませんでした。しかし、どうしても心に残ったウールーという単語の響きを頼りに、後日調べた結果「heureuse(ウールー):幸せ」にたどり着きました。彼はあの極限の状態で他人である私を思いやる言葉をかけてくれたのだと、思いました。


その時、私は、私の心が少し戻って来た様に感じました。


きっと、「あなたは今大変だ、でもいつか幸せがくる、そう祈ってる」と言われたのだと思う様にしました。

「いつ死んでも構わない」とさえ思いながら捜索を行なっていましたが、そんな中でも腹は空きます。1週間、2週間と日が経つにつれて、食べ物の味も感じる様になり、やはりそうなれば美味しい物を食べたくもなります。

そしてだんだんと、生かされた意味、今回の震災で生き残った意味を考える様になりました。

時間が経つにつれてそれは、「室町時代から作り伝えられている凍もちを、そして凍天をなんとしても世に残して行きたい」という想いにつながって行きました。

「ウールー、heureuse(ウールー)…」

その言葉は象徴のような合言葉のような、自分を励ますおまじないになっていました。

この想いを私も誰かに伝えて行きたいと思いました。


生きて行く為にお店を作り、美味しいお餅を提供し、お客様に「しあわせ:heureuse(ウールー)」をお届けしよう。それが、私が生き残った意味で、震災で大変な思いをした方々に少しでもこの先を生きる活力を届けたい、そう思いました。


そんな想いと信念を持って、ここまでなんとか営業を続けて来ましたが、ここに来て、経営持続の危機に陥ろうとしています。


福島第一原発事故20km圏内による5年間の避難指示で、本社工場が野生動物の巣窟となり、私たちは苦渋の選択で東京電力からの財物等の補償がない中で新工場を再建しました。

しかし負債を背負いながらの経営は、震災から8年近く経つ今も、資金的に大変厳しい状況が続いています。

東電からは、本年2月26日付で、実損8億円の賠償請求に対して、わずか1600万円弱という被災の実態から乖離した和解案が届きました。

※写真は南相馬の第3工場。事務所と凍もち乾燥場でした。

さらに本年1月21日、売り上げの3割強を支えてきた福島本店が、定期借地権契約終了により閉店、解体となりました。既に私たちは、メインバンクから限度額の融資を受けていたため、新しい融資元を探すために奔走しましたが、その土地を買い上げることも、別の土地に移転する費用も準備できませんでした。

そして、主力店舗福島本店の閉店は木乃幡存続の危機になってしまいました。


※詳細は、以下のプレスリリースで公表させていただきました。


「被災実態から乖離した東電の賠償 / 実損8億円に対し、わずか1600万円の和解案 / 原発20km圏内『凍天®』製造販売元 もち処木乃幡の現状」

https://www.value-press.com/pressrelease/217125


マイナスからの再出発である今の木乃幡は、倒れないこと、存続することが、最大の目標です。その為には、売り上げの3割を支えてきた福島本店の再開は、木乃幡の最大の生命線です。

この手詰まりの状況から、復興、復活の為に、どうにかして、なんとかできる道はないのか。考えに考え抜いて行き着いたのが、「皆様の善意の力をお借りする」という、このクラウドファンディングです。


もち処木乃幡福島本店は、現在震災の影響で閉店したままとなっております。お客様に揚げたて出来立ての凍天、搗き立てのあんこ餅類、蒸したてのおこわなどをイートイン、テイクアウトでご提供する、お餅の専門店「もち処木乃幡 」を新しいコンセプトを加えリニューアルオープンしたいと考えています。これは震災が起こる前からの、私が十年来あたためてきた夢でした。

「和」「餅」がメインでありながら、洋風なテイストもデザイニングし和洋折衷な、気軽にご入店頂けるような雰囲気のお店にしたいと思っています。


【イメージコンセプト】

リニューアル時の店舗イメージには「heureuse(ウールー)」をかかげさせて頂きたいと思いました。幸せな味、幸せな時間、ホッとする時間をご提供したいのです。そして、木乃幡の製品には昔からある定番の味を作り伝えているという、幸せを感じる事ができる味があります。先日、久しぶりに地元に帰って来た若者が、凍天を食べ涙を流して「なつかし〜〜」と言ってくれました。見ず知らずの若者でしたが「お帰りなさいませ」とつい、声をかけてしまいました。


木乃幡は、テイクアウトが基本の店舗でしたが、イートインスペースに、店内お召し上がり商品などの準備も予定しております。

ドリンクメニュー

・ブレンドコーヒー 150円(予価)

・宇治抹茶 180円(予価)

・濃い宇治抹茶 210円(予価)

・あんこ牛乳 180円(予価)

フードメニュー

・凍天150円

・あんこ餅(こし餡、つぶ餡、黒崎茶豆ずんだ餡、ごま餡、くるみ餡他)280円〜

・焼もち100円

・切り団子(みたらし、あんこ、黒崎茶豆ずんだ餡、ごま餡、くるみ餡他)280円〜

・鳥ごぼうおこわ 380円

・お赤飯 380円

・磯辺餅 350円

・きなこ餅 (蜜がけ)350円

他、季節商品として、あんみつ、ぜんざい、雑煮餅の販売も準備してまいります。


上記の商品が一通りお持ち帰りできるスタイルでの販売となりますので、お出かけの際のお土産として、営業時のお客様への手土産として等、ご利用頂く事ができます。


無料WiFiの解放や、壁側テーブル席にはコンセントを完備、充電しながらのご利用も頂けるように致しますので、お友達とも、ゆっくりと時間を共有して頂けます。




多くの方に惜しまれて閉店した福島本店の再建に利用いたします。

閉店を知った福島市のお客様からは、「福島市から凍天が無くなるなんて考えられない。」「凍もちは大事な伝統だから必ず復活してくださいね。」「福島から凍天が無くなってしまうの? 震災があってからは、福島からみんな無くなっていくのね」など閉店を惜しむ本当に沢山のお声をいただきました。

そうした期待に応えられるよう、新しい福島店では、これまでの商品の販売に加え、今までになかった飲食スペースを設け、ホットドリンク(例:あんこ牛乳)や雑煮、おしるこやあんみつなどの甘味処としての営業も行いたいと思っております。

福島本店再建に向けた改装内容、必要予算は以下の通りです。今回は福島市13号線沿いにあった、元「そば屋さん」跡物件の契約を進め、改装を進めた場合の図面と店舗イメージになります。ぜひとも、ご協力のほどお願い申し上げます。


●出店住所:出店前の為、現段階では予定となりますが、国道13号線沿いで福島駅より車で15分程度の場所となります。


●工事内容内訳

・外装塗装、看板設置工事費:135万円
・上下水機械設備費:40万円
・電気設備工事費:120万円
・建築工事費:320万円
・諸経費類計:150万円
・消費税:128万円
━━━━━━━━━━━━━━━
建設費計:893万円


・移転店舗契約費用:初月家賃30万円
・敷金:訳150万円
━━━━━━━━━━━━━━━
賃貸費:180万円


・リターン準備金:172万円〜
━━━━━━━━━━━━━━━
リターン準備金:172万円〜

・1,500万円達成時CAMPFIRE掲載手数料12%(180万)+決済手数料5%(75万):255万円(実質17%)

━━━━━━━━━━━━━━━

目標金額1,500万円



リターン品は、お店が完成後に、お店でご提供するAタイプからEタイプの5通りに分かれます。各内容をご確認の上ご利用頂けますようお願い申し上げます。


Aコース:お家にお届けお店で利用タイプ

商品と一緒にお店で使えるお得なチケット、カードなどをお届け致します。商品はご自宅でお召し上がり頂けますが、チケット、カードにつきましてはご来店頂きご利用頂く物となっております。

A-1・凍天10個+杵搗きお餅6種類+お礼の手紙+店舗で1日食べ放題券:10,000円
A-2・季節のお餅たっぷりセット+お礼の手紙+店舗で1日食べ放題券(券1枚で3人まで可)を6月に1回発送:15,000円
A-3・季節のお餅たっぷりセット+お礼の手紙+店舗で1日食べ放題券(券1枚で3人まで可)を2ヶ月毎に1回、計3回発送:50,000円
A-4・季節のお餅たっぷりセット+お礼の手紙+店舗で1日食べ放題券(券1枚で3人まで可)を2ヶ月毎に1回、計6回発送:90,000円
A-5・1ヶ月間食べ放題+凍天10個のお土産付き+お礼の手紙:30,000円
A-6・3ヶ月間食べ放題+凍天10個のお土産付き+お礼の手紙:80,000円
A-7・6ヶ月間食べ放題+凍天10個のお土産付き+お礼の手紙:150,000円


Bコース:お家にお届けタイプ

遠方のためお店にお越し頂く事が困難な方にオススメ。木乃幡オリジナル商品などをお届け致します。

B-1・凍天5個とお礼の手紙:3,000円
B-2・凍天10個とお礼の手紙:5,000円
B-3・凍天10個+杵搗きお餅6種類+お礼の手紙:8,000円
B-4・凍天20個+杵搗きお餅6種類+とお礼の手紙:10,000円
B-5・オリジナルキャンパスポーチ:2,980円
B-6・オリジナルキャンパストートバックSサイズ:3,980円
B-7・オリジナルキャンパストートバックLサイズ:5,980円
B-8・お誕生日にお届け、名入れ一升餅+オリジナルキャンパストートバックLサイズ+オリジナルキャンパスポーチ:15,000円

木乃幡のオリジナルキャラクター「凍天のてんこちゃん」がここに復活です。凍天のてんこちゃんを知ってる方がいたらかなりコアなファンですね。漫画「凍天のてんこちゃん」は、こちらから。


Cコース:メールで送信タイプ

ご支援のみ希望のお客様向けのリターンです。また、お店の壁にお客様のお名前、もしくはニックネームをスポンサー様として書き入れるリターンも有り、このスポンサーアートウォールは、一生店舗が営業し続ける上で残る物となります。

C-1・社長からのお礼の手紙をメール送信:3,000円
C-2・店舗壁にお名前の書き込み50mm+壁完成写真のmail送信:30,000円
C-3・店舗壁にお名前の書き込み100mm+壁完成写真のmail送信:50,000円


Dコース:

リターンD(追加予定です!)


Eコース:大型支援タイプ

プレスリリース後にお電話を頂きました「物なんて要らないからお金だけ支援したいんです。支援の方法を教えて下さい。との大変ありがたいお電話を頂きました。また電力関連の企業の方からも「支援を希望している」とのご連絡も頂いた為に設定したリターンです。

E-1・社長からのお礼の手紙郵送:30,000円
E-2・社長からのお礼の手紙郵送+凍天30個+季節のお餅たっぷりセット+オリジナルキャンパストートバックLサイズ+:2,900,000円


下記のスケジュールは、順調に工事や新店舗での設置、レセプションが進んだ場合のスケジューリングとなっております。万が一変更などがございましたら、活動報告の中でお知らせいたします。

① 4月14日:当クラウドファンディングプロジェクト募集期間終了

② 4月15日:店舗リノベーション工事開始

③ 5月17日:工事終了

④ 5月19日:機器類の搬入完了

⑤ 5月31日:店舗オープン前レセプション完了

⑥ 6月1日:もち処木乃幡福島店プレオープン

⑦ 6月15日:もち処木乃幡福島店グランドオープン

⑧ 6月15日:店内使用限定Aタイプリターン商品ご利用開始

⑨ 6月15日:出荷用Bタイプリターン商品の製造出荷開始

⑩ 7月20日:全ての出荷リターン商品の出荷完了予定

ご支援額が目標額に達成した場合のスケジューリングで、達成しなかった場合は、出店プランを変更する為に、遅れを生じる場合がございます。


株式会社木乃幡 代表取締役の木幡喜久雄です。私も齢70歳となりましたが、今も現役で、毎日現場に立ち、餅作りと職人の育成に、そして機械のメンテナンスまで自ら手がけています。こうして仕事が出来ることに感謝し、生涯現役で居ようと考えています。

震災と原発事故以来、いろいろなことを言われました。何度も何度も悔しい思いをして来ました。しかし、私達はこのままでは終わりたくありません。もしこの震災が運命だとしたら、木乃幡は全身全霊をかけ抗っていきます。そしてこの想いは、お客様へ「幸せ」な気持ちに変え還元して行きたいと思っております。
ですので皆さま、ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

※募集方式について

本プロジェクトはAll-in 方式です。

最終支援額によって、店舗実現へのスケジュールが変わります。

  • 活動報告

    【本プロジェクトの中止についてのご報告とお詫び】

    2019/04/10 20:11

      2019年3月14日から同4月14日終了の予定で、原発事故後の厳しい経営の中で失った旗艦店(福島本店)の復活の為、CAMPFIRE様の力をお借りし、クラウドファンディング(目標金額1500万円)での資金調達を募ってまいりました。  自社の苦境を公にすることは覚悟のいることでしたが、再生への...

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください