100%達成ありがとうございます!!

次のステージを最後まで目指させていただきます!最後まで走り抜くぞ!

【自ら商う力】神戸アジアン食堂バルSALAで働く在日アジア人女性の「自立」に向けた次なるステップの場を「多国籍チャルメラ屋台」という形で実現したい。本場のお母ちゃんの味と夢、屋台で届けます!

このプロジェクトは「All-or-Nothing」です。もし目標額に到達しなければ、このプロジェクトは実行することができません

<NEWS>3月6日神戸新聞朝刊にてご紹介いただきました!

▶ネット記事はこちら(クラウドファンディングの目的を簡潔に伝えてくださっています)

ここに至るまでのストーリーや詳しい内容等は下のページをスクロールして是非お読みください!

現在、神戸元町で常設店舗を構える私達ですが、在日アジア人女性の更なる「雇用の拡大」と「自立支援」を実現すべく、『多国籍チャルメラ屋台』(手動式の屋台、可動式のキッチンカー)を創ります。

タイの屋台ラーメンは様々。麺は米麺、卵麺、ビーフン…スープは豚骨、鳥、すっぱ辛い味付け…カスタムがたくさんできて、日本とはまた違った愉しみ方が特徴です。

台湾屋台の定番料理「魯肉飯(ルーロー飯)」。皮付きの豚バラ、しいたけなどを台湾の香辛料やしょうゆなどで長時間煮込みとろとろに。ご飯にかけてめしあがれ!

SALAでも人気の高いタイのカオマンガイ。良質な鶏の脂でにんにく、生姜、パクチーの根、ライスを炒めた後、鶏のお出汁で炊き上げます。仕上げに茹で鶏を乗せたら出来上がり。特製のタレをかけていただきます!

現在「神戸アジアン食堂バルSALA」で働く、屋台文化の根付いたアジア出身の母たち。本場の味を店舗だけではなく「移動式」という形で各地へ届けたいと考えています!このプロジェクトは、アジア人の母たちの「自らの力で商う力」を高めるための就労トレーニングの場としても位置づけられます。

                ▼目次▼

【1】神戸アジアン食堂バルSALAとは?

2016年7月15日に開店した神戸の南京町と元町商店街の路地裏にひっそり佇むアジアン食堂。台湾、タイ、フィリピン、中国の料理を、現地出身のお母ちゃんたちが日替わりシェフで振る舞います。働くスタッフは7カ国(中国、フィリピン、台湾、タイ、ネパール、モルドバ、日本)。珍しい営業体系から多くのメディアにも取り上げていただきました。 

※日本経済新聞2017年2月20日でご紹介いただきました。

ランチタイム、ディナータイム共に在日アジア人のお母ちゃんシェフが入れ替わりで多国籍の料理を提供しつつ、その日のオススメには担当シェフがとっておきの母国料理を、というスタイルです。

 アジア各国の魅力的なお料理の数々!その国の気候、風土、価値観…生活に関わる様々なことを感じられるお料理はまさしく「文化」であり、彼女たちのアイデンティティでもあります。

具体的にどんなお店なのかは、下記の動画を見ていただけると分かりやすいと思います!

是非ご覧ください!

※BS朝日「Fresh Faces ~アタラシイヒト~」にて紹介された際の動画を抜粋

※関西学院大学人間福祉学部社会起業学科の卒業生の取り組み紹介動画。

【2】多国籍レストラン「神戸アジアン食堂バルSALA」ができた背景
A.活動の経緯

2008年、在日アジア人女性の就労の場、エンパワーメントの場※1を創るべく、関西学院大学の有志で活動していた学生団体「CASA」から始まり、多くの仲間と支援者の皆さんに支えられ活動を続けてきました。

※1 SALAでの「エンパワーメント」とは?

潜在的な能力を引き出すことで、自分で選択・決定する力、置かれた環境をより良い方向に変えていく力を持ち、自信を回復し、夢が持てるようになることを表現しています。

学生団体「CASA」時代のコンセプトをそのままに、2016年、株式会社CASA GLOBALとして神戸南京町で「神戸アジアン食堂バルSALA」をオープン。

 タイ、台湾、フィリピン、中国、モルドバ、ネパール、日本。様々な国のスタッフがSALAでは働いています。


B.社会的背景~在日アジア人女性が置かれる状況~
異国の地、日本で孤独を感じ自信を失う在日アジア人女性の存在 

「神戸アジアン食堂バルSALA」で働くスタッフは、在日アジア人の母を中心とした外国人のスタッフたち。国際結婚など様々な理由で日本に来たけれども、言葉の壁や心の壁に阻まれ、友だちも相談する相手もおらず、閉鎖された社会で孤独を感じている。今まで自分の国では自分一人で当たり前にできていたことが異国の地、日本に来た途端にできなくなってしまい、生きる意味を見失う。そんな人たちがたくさんいます。

C.活動をはじめた「きっかけ」
【気づき】スポットが当たらず、透明人間のように見過ごされていた在日アジア人女性の問題。そんな問題を抱えている社会に違和感を覚え、自分はそんな社会では暮らしたくないと感じた。

男女共学制となった初めての生徒として入学した啓明学院中学校。家族の影響で剣道に興味を持ち、当時学校にはなかった剣道部を仲間と一緒に立ち上げました。今思えば、この頃から「ゼロの状態から何かを創る」ということに関心があったのだと思います。うまくなりたい、強くなりたい、その一心で仲間たちと練習に打ち込んだ日々。自分や周りの身近な人たちのしあわせを考え、それが守られていることだけで安心していました。「社会問題」はたまにニュースで見るもので、「かわいそう」の感情だけを抱き、特に何か行動をするわけではありませんでした。なんとなく、社会で困っている人達がいる。そんなふんわりしたイメージしか持っていませんでした。今思えば「社会問題」を「自分ごと」にすることが全くできていない時期だったと思います。

その後、「何かを創りたい」という想いから「起業」という分野に興味を持ち、関西学院大学人間福祉学部の社会起業学科に入学。社会起業(社会問題をビジネスの力で解決する)を学ぶ学科だったので、日本や世界における「社会問題」とその解決法、解決に向けて支援している団体などについて学ぶ機会がとても多くありました。今まで自分と周りの人のしあわせだけを考え、ごくごく狭い視野しか持っていなかった私は、「こんなにも多くの社会問題が日本や世界であふれている…なのに、私は自分のことしか考えてこなかった…」と強い衝撃と劣等感を覚えました。

学校のカリキュラムでは社会問題の解決法やアプローチ法などをさまざまな視点で学ぶことができました。しかし、題材として紹介されるのは成功事例、つまり完成された「形」がほとんどで、今まさに社会問題の渦に巻き込まれている当事者たちの生の声までは正直わかりませんでした。困っている人たちはその場でどんな声をあげてるの?形だけじゃなくて、実際に知らないといけない、そう思いました。

学科の環境にはとても恵まれていて、気になる社会問題が起こっている現場へ行きたいと言えば、そこへ連れて行ってくださる先生や窓口になってくださる先生がたくさんいました。現場へ行って、当事者の声を聞く、という行動を、様々な社会問題に対して行うことが出来ました。

そんな中、在日アジア人女性の母たちと出会い、彼女たちが抱える問題を目の当たりにし、とてつもない衝撃を受けました。

講義で学ぶ社会問題の多くは「高齢者問題」「引きこもり問題」「ホームレス問題」といった「〇〇問題」という名称が付けられていたのに、日本に住んでいるアジア人女性が抱える様々な問題には名前がありませんでした。「社会問題」というカテゴリーに属してすらいない、社会から見過ごされてしまっている、そう感じました。私自身、彼女たちと出会う機会がなければ、もしかしたら今日まで在日アジア人女性の抱える問題を知らなかったかもしれません。

こんな社会で私は暮らしたくない。なんとか彼女たちの自信を回復させたい。

この2つの気持ちが始まりでした。しかし、気持ちは強くあったものの、どうやってこの社会問題に立ち向かっていくか、具体的な方法は全く考えることができていませんでした。

そんなある日、母たちが自分の国の料理を私たちに振る舞ってくれる機会がありました。

「家では旦那さんも子どももエスニック料理は食べないし、日本料理ばかり作っているから、こんなときにしか作れないのよ。」

エスニック料理を食べたことがなかった私が、それを初めて口にしたときの衝撃は凄まじいものでした。「おいしい!!」酸っぱかったり辛かったり、甘かったり。今まで食べたことのない刺激的な味に心を奪われました。同時に、これは彼女たちの大きな「強み」だと感じました。

自分の語学力に自信がなくて、普段は日本語をあまりしゃべらないアジア人の母たちですが、母国の料理を説明するときは、目を輝かせて一生懸命日本語で伝えてくれるんです。料理の仕方、使う道具、野菜、果物、スパイス、他にもこんな料理があってね、という話から、自分の育った田舎のはなし、家族の話、国の気候、自国の文化のことまで。

その楽しそうで誇らしい姿をみたときに、「母国料理」これが彼女たちのアイデンティティであり、得意なことであり、自信を回復するきっかけになるんじゃないか、と考えました。彼女たちの「料理」を使ってエンパワメントのきっかけの場を、お互い(お母さん、学生)の強みを活かした形でつくればいい!ということから、学生時代の活動は始まりました。そこから屋台、間借りカフェ、ケータリングなどの活動を仲間と共に積み重ねてお母さんたちの自信、尊厳を一緒に取り戻していったという経験がありました。

D.私達が考える解決策
◆社会との接点をもつ「きっかけ」を作ること

当時から考えていたことですが、彼女たちが深い孤独に陥り、そこから抜け出せない原因は「社会との接点」がない、それを作るきっかけもない、ということです。だから誰かに相談することもできないという負の連鎖が生まれてしまいます。

その社会との接点を持つ方法の一つが「就労」だと考えています。働くことでの社会参加をきっかけに社会との様々な接点を持つことができ、コミュニティが広がったり、働く過程でエンパワメントされるきっかけになると、学生時代の活動から確信しました。ただし、それはビジネスでなければ本当の意味での問題の解決にはつながらない、とも思いました。

女性達の「母国料理を作る調理スキル」という強みを活かすべく、現在は「神戸アジアン食堂バルSALA」という多国籍料理の常設店舗を経営しています。


【3】株式会社CASA GLOBALとしての今後の展望

 常設店舗だけではなく、「食」にまつわる事業の多事業展開を目指しています。そうすることで、在日アジア人女性の雇用、エンパワメントの場のさらなる拡大はもちろん、能力に合わせた就労の場を提供し、ステップアップをしながら夢を持てる仕組みを実現させることができると考えています。現在は、「神戸アジアン食堂バルSALA」の店舗運営と、オンラインショップでの通信販売事業を行っています。

※BS朝日「Fresh Faces ~アタラシイヒト~」にて紹介された際の動画を抜粋

現在の事業を通して、エンパワーメントされた女性たちが増え、夢を持ち、確実に自立への一歩を踏み出しています。一つの店舗での雇用数には限界があるので今後さらに新たな雇用を増やすには多店舗展開することが必要ですがリスクの大きさもあり、今のSALAには出店への力がないのが実状です。

しかし、確実にエンパワーメントされた女性たちが増え、夢を持ち、確実に自立への一歩を踏み出しています。

SALAというレストランの特性上、「自分の店を持ちたい」という女性が多いです。他にも夢がたくさんありますが、どの夢にせよ、自ら「商う力」がシビアに求められます。彼女たちが大きなリスクを背負わずにチャレンジできる場を創り、かつ、自立へ向けて「自ら商う力」を養う場を創るためには、①既存の事業である「通信販売事業」の拡大②「新たな事業」の創出が必要です。

【4】SALAが目指す社会


コンセプトを表すこの絵はSALAの店舗の入り口に描かれています。

NGO団体BATIS AWAREの代表でもあるフィリピン人アーティストの Cecille Pauline Sanglap MontenegroさんがSALAのコンセプトを壁に描きました。

描かれているのは様々な国の男性女性、妊婦さん、子供。みんなが輝いている姿です。どんな立場にあったとしても、それぞれが互いの価値を認めあい、エンパワーメントしあい、なによりも自分の価値をも認められる社会を表現しています。文化の違いや言葉の違い、様々な違いがあったとしても、相手を知ろうとしてお互い寄り添い、理解し合うことは必ずできます。

▲セシルさんの壁画への想い

▶SALAをきっかけに社会で「エンパワメントの連鎖を起こす」 

そのひとつのきっかけとしてのSALAから「エンパワメントの連鎖」を起こしたいと願います。力を発揮できない環境にいた人がエンパワメントされ力を発揮し、輝き、その光を受けた人が「私も輝きたい」と思う、そんな連鎖が起こることで「Empowerment of all people」の世界が実現できるのではないかと考えます。

「支援するーされる」を飛び越え、お互いが補い合う、エンパワーメントしあう社会。

【5】今回このクラウドファンディングを行う目的

現在の「神戸アジアン食堂バルSALA」では在日アジア人女性の雇用数に限界があり、新たな雇用を増やすには多店舗展開することが必要ですが、リスクの大きさもあり今のSALAには出店への力が及ばないのが現状です。

「①多国籍チャルメラ屋台(手動リヤカー)」「②タイのトゥクトゥクのキッチンカー屋台(可動式)」の2つの「移動販売」という形で店舗展開を実現させたいと考えています。

【6】プロジェクトの詳細

より実現可能なプロジェクトにするために、2段階のステップを設けさせていただきました。下記の通りです。

【STEP1】124万円の目標をクリアできた際のプロジェクト。

SALAの女性たちが販売への裁量権※をすべて持ち、粗利60%(女性の収入)を目指す。

※裁量権:販売場所の設定・交渉、販売商品の企画、販売価格の設定、販売時間の設定、       屋台の装飾、スタッフの確保など。

想定出店場所:店舗前、イベント会場、店舗付近(南京町、オフィス街など)

➡手動での移動が可能(イベント時は車で30分以内のエリアまで移動が可能。)

▶具体的な屋台のイメージ(STEP1手動式の場合)

チャルメラの音がなるような(各国アジアの屋台の音を鳴らしながら賑やかに)手で引くリヤカーが手動式屋台のイメージです。お母さん達が「商う力」をつけるには多くの工夫を要するこの形が適当だと考えます。

自分の自慢の料理を作り、お客さんに面と向かって料理や文化の説明をし、自らの手で商品を渡す、そしてその対価として自分の手でお金をいただく。

お客さんの反応を目の前で確認できるからこそ悔しい思いもするし、とてもうれしい思いもす。そんなことを積み重ねるうちに「店」を持つことへの現実味が増してきて夢を「叶える」原動力にもなると考えます。

雨の日や寒い日なら売上は少ないかもしれない、でもそれを打破するためのいろんな工夫もあります。それを得るためにはいろんな人への相談が必要で、その過程でコミュニティも広がります。

◆手動式屋台のデモイベントを行いました。

このような「屋台」で「自分で商う力」を身につけるをコンセプトにすべて女性たちに裁量権をもたせ、2019年2月11日SALAのシェフが集い、屋台イベントを行いました。お店全体を屋台村にし各自が屋台販売を行いました。商品企画、値段設定などすべて自らで行い力を発揮しました。反省点も多かったですが自信をつけたシェフもいて「チャレンジの場」の大切さを改めて確信しました。


SALA BAZZARの様子の動画(お母さんたちがブースを持って各国屋台を商っています)



【STEP2】444万円の目標をクリアできた際のプロジェクト。

既存の通信販売事業の主力商品(レトルト化が完了または予定している店舗での人気メニュー)のキッチンカー販売を行います。

SALAの人気メニュー台湾「ルーロー飯」の具の真空冷凍パック近隣だけでなくイベント出店を全国で行うことで収益がアップするのはもちろん、キッチンカー販売でのお客さまをSALAオンラインショップへの購買へと促し通信販売事業も強化することができます。また店舗スタッフだけでなくキッチンカーでの販売スタッフ、パッキングを行うスタッフなど雇用数や能力に合わせた職種の選択の幅も広がると考えています。


タイのトゥクトゥクを改造し、神戸で一番目立つキッチンカーを創りたい。

◆販売想定商品
台湾「ルーロー飯」タイ「カオマンガイ」「グリーンカレー」

※すでに自社でのレトルト化が行われているもの、また店舗で揺るがない人気メニュー。

▶ゆくゆくチャレンジしたい料理もあります!

アジアの文化からも屋台料理が得意な女性たちはたくさんの販売品が思い浮かびます。

 台湾の釜を使った胡椒餅、フライヤー必須のふわふわの台湾の揚げパン、フィリピンの焼きビーフン、タイの果物のフレッシュジュース、ハーブにつけこんで味付けした香ばしい鶏の焼き鳥…。言い出せばきりがありません。

◆出店想定エリア
①阪急オアシスなど高級志向な顧客を抱えるスーパー前

 スーパー前での販売を行うことでオンラインショップへの購買を

 促進することができる。(SALAから30分圏内※10店舗以上)

②SALA店舗まで徒歩15分圏内のオフィス街

SALAのランチ顧客は、日々のランチを楽しみにしている20〜40代のOLが多い。しかしオフィスまでの距離が遠く1週間のうち複数回来店が難しいとされるエリア(周辺に4箇所存在)をターゲットに商品の提供を行う。

③全国規模のイベント、近辺イベント

全国のキッチンカーの祭典や各種フェスティバルに屋台出店。

【7】支援金の使いみち

 <STEP1>目標金額124万円

・手動式屋台の購入(ステンレス、調理のしやすさ、収納、折りたたみ機能などの機能性を兼ね揃えたカスタムを行ったリヤカー式屋台)  

・デザイン、販促費 (屋台にまつわるデザイン、出張屋台用のWEB作成、販促物の作成など)

神戸を拠点としたデザイナーに依頼。SALAで働く女性たちが各国日替わりで屋台を利用することになるので多国籍にも対応できるデザイン。また屋台なので「いかに目を引くか」も重要であり非常に高度なデザイン力が必要となります。


<STEP2>目標金額444万

・STEP1と同様

・可動式キッチンカー(タイのトゥクトゥクをキッチンカーに改造)の購入

・上記と同じく、デザイン、販促費

・ユニフォームなどの備品の購入

【8】スケジュール※支援が集まれば実行するALL or nothing

<STEP1の場合>

 2019年2月28日〜2019年3月29日 クラウドファンディング

2019年3月末    デザイン依頼

   4月下旬 手動式屋台の購入

<STEP2の場合>

2019年3月末    デザイン依頼

   4月下旬 トゥクトゥク屋台の購入

     6月下旬  納車

          7月下旬  移動屋台営業開始(SALA3周年記念に合わせて)


【9】最後に

ここまでの長文を読んで頂きありがとうございます!大学生のときに在日アジア人女性のお母さんたちと出会って、彼女たちの抱える問題が当時は社会問題としてカテゴライズされず認識されていなかったことに強く違和感を覚えました。そもそも彼女たちに出会っていなければ、同じ日本に住むアジア人のお母さんが見えない孤独を抱えていることなんて知らなかったし、気にもしていなかったと実感しています。光が当たらないから目に見えない、見ようとしないから目が合わない、それは、私が暮らしたくない社会だと今も昔もはっきりと言いきれます。

特に突出した能力もなく、日本語以外しゃべれないし、たくさん海外を旅したわけでもない。非国際的な私でしたが、知ったからには何かできないかという想いが強くありました。学生時代、想いだけの私でしたが「こんなお母さんがいる」「こんな孤独を抱えている」「こんな得意なことがある」「だからこんなことしたい」「こんな世の中にしたい」と言い続けることで仲間が集まり、大きな力になりました。また学校をはじめ、私達のチャレンジを損得関係なく支援してくださる方がたくさんいました。

「Empowerment of all people」の社会を実現すること。

壮大すぎてはじめは声に出すのも恥ずかしかったですが、今なら胸を張って大きな声で「みんなで実現したい」と叫ぶ事ができます。本気で願い、私達はスタッフやお客様、支援者のみなさまと一緒に小さなお店から発信しようとしています。どうかこの願いをみなさまのお気持ちと重ね、社会全体で実現させたい所存です。

少しでもご共感いただけましたらご支援、どうぞよろしくお願い致します!

起案者 黒田尚子

【10】日頃からSALAをご支援頂いている皆様からの応援メッセージ(順不同)

学校法人啓明学院 相談役 尾崎 八郎


「神戸アジアン食堂バルSALA」開店3周年おめでとうございます。よく頑張ってきましたね。

 あなたも而立(30才)の年を迎えるにあたって、さらに一歩を進めようとしていると聞きました。停まっていれば一寸先は闇でしょう。よく検討し、よく考え、勇気を持って踏み出せば一歩先に光があるでしょう。

 思い返すと、あなたは啓明学院中学共学一期生として入学してきました。私が啓明学院中学・高等学校の校長を引き受けた直後で、18年前のことでした。「本を読め、友と交われ、汗をかけ」をライフ・スタイルの原型として「啓明チャレンジャーであれ」が我々の願いでした。我々は、感謝と謙虚な気持ちを持って隣人の痛みを思いやれる人になりたいと、条件の整わない学校に不平や不満を言わず、創意工夫で乗り出したものです。何もない理(わけ)ではない。あるもの、与えられているものを見極め、それを感謝して土台としたものでした。それが我々のチャレンジでした。

 世の中には不合理なこと、欠けたことが色々とあります。それらの諸問題を我々へのチャレンジとして受け止め、何とかしたいと思うことから、それらへのレスポンスから我々のチャレンジが始まります。それらの諸問題が他人事(ひとごと)であり、吾が事(わがこと)ではないという傍観者であり無関心であれば、それは愛とは遠い所に居ることになります。愛の対局には無関心と無知があるのでしょう。

 その頃、私が一生懸命に考えていたことは「与えないことは奪うことである」ということでした。神様と親に愛されて誕生した、この固有の名前を持って与えられた生命を生きようとしている生徒たちに、なくてはならないものは何か。それを一歩一歩、皆で作り上げていく事でした。それは見えるものとは限りませんでした。

 さて、本題に戻ります。尚子さん、あなたもその一人です。世の中には心から頭の下がる方々が多くおられます。吾が事だけでなく、他人事を吾が事と思う人達です。不思議な縁で同時代を生きる事になった人達に、人として尊厳を持った生涯を生きて欲しい、今よりも幸福になって欲しいと願う人達です。先に挙げた「与えないことは奪うことである」と言ったのは、私が小学生の頃に知り、それ以後も念頭を離れない、ロシアのレフ・トルストイです。文豪で思想家、2000人の農奴を解放した伯爵でもありましたが、農奴たちの子弟に初等教育を与えた教育実践家として生涯を貫いた人でもありました。子どもたちは教育を与えられることで、それぞれの人生をどれ程豊かにするでしょう。さらに、彼らがそれぞれの人生を人としての尊敬を持って個性豊かに多様に生きることで人類はどれ程の幸いを得ることになるでしょう。大きくても小さくても、有名でも無名でも、そのような心で生きたいものです。あなたも、そういう美しい心を持って生きようとしておられることを嬉しく、誇らしく思います。

 日本で生きようとして御苦労されているアジア出身の女性たちのために、彼女たちとともに歩もうとされているあなたに心からのエールを送ります。それぞれの方の出身国の郷土料理を提供し、彼女たちの自立に協力したいと考え、すでに「神戸アジアン食堂バルSALA」はスタートしています。

 そして今、次の一歩としてさしあたって一台の手動式屋台と一台のキッチンカーを用意したいとのことですが、この計画をアピールする機会に関心を持ってくださる方々が増えてほしいものです。本店の営業が土台ですから、来客が増え、知る人が増え、食を通して文化が理解されると嬉しいですね。知識を寄せ、人脈を寄せ、力(出資金?)を寄せ、何よりも気持ちを寄せてくださる方々が増えるよう私も願っています。あなたが温めてこられた計画のように、移動支店とか移動営業店が発足できますように!

 「このように誠実に生きようとする人を、神様は決してお見捨てになることはない」(シャンソンの一節)は私の確信でもあります。また、お店を訪ねさせてもらいますので色々と教えてください。

 神様のお守りとお導きが豊かにありますように、尚子さんたちの健康が守られますように祈ります。 

関西学院大学 名誉教授 牧里毎治

外国にルーツをもつ人たちへの支援は、さまざまな支援もさることながら、なによりも大事がことは日本の社会で役割を持てることです。日常的な家庭料理を提供することを通じて、母国の文化を伝えることができます。顔の見える国際交流を続けていきましょう。

関西学院大学人間福祉学部 社会起業学科教授 武田 丈

美味しいアジアのお母さんたちの料理が食べることで社会貢献できるSALAの新しい挑戦を応援します!神戸元町のおしゃれなお店に行くのもいいけれど、関学からは少し遠いので残念ながら頻繁にはいけない。でも「動くお店」が実現したらお母さんたちの美味しい料理を食べられる機会が増えると考えると、このクラウドファンディングを応援せずにはいられません!皆さんも、是非!


vote for by sisam FAIR TRADE コピス吉祥寺店長 小林唯

黒田尚子さんは大学時代からの友人ですが、
ひたむきに真っ直ぐ、想いを形に実現していく姿勢がかっこよくて、とても尊敬しています。
フェアトレードの業界で働く私にとって、なおちゃんの目指す社会や、SALAのコンセプトが共感でしかないのですが
そもそもSALAで働くお母さんたちのご飯が、とにかく美味しい。めちゃくちゃ美味しいのです。

お金を払えば美味しいご飯が食べられるところは沢山ありますが
どこの国の家庭料理なのか、誰が味をつけて美味しく仕上げているのか。
その作っているお母さんはどの方なのか。ご飯を食べつつ、国の文化や人を知ることが出来るお店って素敵だなぁと思います。

シサムコウボウのコンセプトである「what you buy is what you vote. お買い物とは、どんな社会に一票を投じるかということ」
ご飯もお買い物と一緒で、お金の行く末を意識しつつ、投票のように使うことで
届くべき人や、目指す社会づくりに反映されるものだと思います。

このクラウドファインディングではSALAと、SALAに関わる方々の可能性がどんどん広がる気がしています。
チャルメラ屋台が実現するよう、私も心から応援します!

チャルメラ屋台が出来たら、お店にも足を運びますが、屋台にも通いたいです。
だって屋台で買って食べるってだけでさらに美味しさが増すような、そんな気がしませんか?


AWEP(特定非営利活動法人アジア女性自立プロジェクト)代表理事奈良雅美

AWEPも「神戸アジアン食堂SALAの「多国籍チャルメラ屋台」を作りたい」 を応援します。 AWEP(特定非営利活動法人アジア女性自立プロジェクト)は、25年前から国内外のアジアの女性たちの貧困、差別や搾取の問題に取り組んできました。その中で、女性たちがもっとも強く求めていたものの1つにまっとうな仕事があります。 SALAの展開する屋台で、より多くの女性たちが腕を振るい、美味しい料理を人々に提供できるようになればと期待しています。 屋台が、アジアの「美味しい」を人びとに届け、その料理とともに多くのアジアの女性たちの夢も運んでくれますように。 私たちAWEPも応援しています。 

Jen Mapa Imasato(SALAの元フィリピン人シェフ)

It was my first time working in a restaurant with other nationalities. At first I was hesitant  because this kind of work is very different from the field which i was doing in the Philippines but due to SALA's vision which is empowerment  I applied and decided to work with them. I was thankful that I made the right decision because the working evironment is very comfortable and making me feel at home as if I am with my family who supports, cares and helps me grow as a person. As a social worker by heart and by profession I observed in SALA  that they are practicing some of our principles and the vision particularly "empowerment" which is giving power to ordinary people especially the women (mothers), who in reality have the lesser opportunity of working compared to men. In Sala, our voices are being heard, our opinions and suggestions are important in the decision making for the improvement of   SALA as a whole. I am grateful that  I was given a chance to work with Naoko San, Papa and all the staff. I hope that someday I can work with you again someday! Good luck and more power!

神戸 南京町 林商店 輸入食料品 ・薬膳食材専門 宮尾太郎

多国籍チャルメラ屋台を応援します! 私はアジアの食料品をたくさん取り扱っていますが、暮らしのなかで1番大切のはやっぱり食事、ご飯!。 食べ慣れたお母さんの味は元気の元だと実感しています。 各国本場の「おふくろの味」をお届けし、皆さんに喜んでもらえたら。 コミュケーションが少し苦手でもそこに美味しい!の笑顔があれば、作り手にも充実感があるでしょう。 またこのチャルメラ屋台は女性の自立支援として、今後国際社会の一つのモデルケースになると感じています。是非成功してもらいたいなぁ。 プロジェクトのリターンも幅広く用意されていて素晴らしい。 きっと欲しい物がみつかるでしょう。 みんなで応援してSalaでご飯を、交流を楽しみましょう!

NGO神戸外国人救援ネット 事務局 村西優季SALAが遂に神戸・元町を飛び出す!!

これまでも様々な形で アジアのお母さん達が作る料理を提供してきたSALAが、遂にお店ごと外に動き出してしまう!

このクラウドファンディングの話を聞いた時に、ワクワクした気持ちになりました。

そして、私以上にワクワクしているであろう お母さん達の顔が浮かびました。

私が事務局を務めている NGO神戸外国人救援ネットには、日々多岐の分野にわたる相談が寄せられます。

在留資格、結婚・離婚、DV、労働、教育、社会保障、医療など…

相談者は、日本で暮らす外国人、または外国にルーツのある方々です。

病気や、家庭の事情でうまく働けない人。

問題を抱えながらも、一緒に暮らす家族のため、母国にいる家族のために働く人。

しかし、日本語しか通じない日本社会で

働くことは容易な事ではありません。

自分らしくない働き方をしている人も多いです。

SALAは、外国人女性が自分らしく働ける場所です。

笑顔で、誇りを持って働ける場所があれば、日常生活の困難にも勝てる力を得られると思います。

多国籍チャルメラ屋台が実現し、お母さん達、そして、お客さんが更に笑顔になって欲しいと思います。

SALAの取り組み、今回のクラウドファンディングを応援します!!

▶問い合わせ先

神戸アジアン食堂バルSALA

神戸市中央区元町通2-3-16 食堂館 1F

078-599-9624

kuroda103109705@gmail.com

食品衛生責任者 受講番号201603C02
営業許可 食品の冷凍又は冷蔵業(製造)0317SA0489
営業許可 そうざい製造業 0317SA0488号


担当:黒田尚子

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