はじめまして。
数ある企画の中から目を留めて頂き、ありがとうございます。
この企画を立ち上げました、太田 香織(オオタ カオリ)と申します。
最後まで耳を傾けて頂けたら嬉しいです。
私は、京都在住の29歳です。
栃木県に生まれ、高校卒業後は、東京の美容学校へ進学しました。
その後5年間、都内で美容エステティシャンに従事して参りました。
しかし2011年3月に起きた東日本大震災をきっかけに、豊かな暮らしを求め、興味のあった飲食の世界[カフェの店舗運営管理、焼き菓子の製造等]に転職を致しました。
飲食の世界に入るのと同時に、美容時代から学んでいた「アロマテラピー※a」に加え、ハーブティーの効能に強く関心を抱きました。そして「メディカルハーブ※b」の存在を知り、日本メディカルハーブ協会(JAMHA認定)ハーバルセラピストの資格を取得し、植物の持つ力について日々勉強しています。
私はそれまでの経験を活かし、自身でハーブをブレンドしたり、ハーブ菓子の制作をしています。
はじめに、私のハーブ菓子を2つ紹介させてください。
[注釈]
※a アロマテラピー
植物の持つ芳香成分を利用した自然療法のこと。
※b メディカルハーブ
ハーブに含まれている成分を健康維持の為に利用した自然療法のこと。
私のお菓子は卵や精製された砂糖を使用せず、甘酒、甜菜糖、椰子の蜜を甘味にしています。また、遺伝子組替食品は使用せず、なるべく身体に負担の少ない素材を意識して菜種油、豆乳、全粒粉、米粉を使っています。そしてお菓子に合ったハーブを選んで、香りと風味を足しています。
今回、制作活動を行っていくにあたり、販売・製造場所を作りたい想いから、皆様のお力をお借りしたく、クラウドファンディングを利用させて頂きました。
私は、ハーブ菓子の提供を含め、以下のようなことを考えています。
私がこの場所でやっていきたいこと。
それは「一粒万倍」という考えに沿った知識と時間の提供です。
この場所では、美容、医療、政治、芸術、農業などの専門家をお呼びし、集まった方が次世代に向けて”小さな種まき”が出来る教室や催し物を開きます。
学ぶ場所といよりも、「皆で意識を分け合う場所」といった方がイメージに近いです。
私は、昭和62年生まれで、幼い頃からなんでも「在ること」が当たり前の環境でした。ふと自分の足で社会を歩いた時に感じた違和感、そして何も知らなかった、知ろうとしなかったこれまで。私は知識を得て、引き継いでいくことが、私たちの世代の役割だと感じます。
今回の場所では、昔から大切にされてきた自然の法則や月の満ち欠けに合わせてスケジュールを作成し、「ただ作ってお終い、楽しんでお終い」の流動的なワークショップ・イベントではなく、深く深呼吸ができる、清らかな場所を目指しています。
自分の内面に目を向けた瞑想などの心を整える教室。
[セラピストの勉強会、瞑想、ヨガ、自分と向き合って制作した抽象画の展示など]
外側からの刺激を身体に感じて、心を開く教室。
[食の安全、政治、医療などの勉強会、前衛美術の展示など]
ブレンドハーブティーの販売スタイル。
お店を訪れた方が自分の直感で色彩、香り、かたちからハーブを選んで頂きます。
勿論、専門的な分野の為、知識の提供の必要性は承知しています。
しかし本来、植物と人間は、遠い昔からもっと何か深い部分での繋がりがあり、野菜と同じように、日常的に付き合っていける身近なものだと考えます。
例えば、アロマテラピーで使われる精油の香りを感じた時に、瞬時に脳内で快・不快の判断がなされます。
私は、その”すき か きらい か”がとっても大切だと思います。
脳には、大脳辺縁系という、進化的に古い脳があり、人間の本能的な部分を司っています。その時間、場所、空気で感じ取った感覚は第六感であり、その人にとって本当に「必要なもの」であると考えます。
ハーブを通じて植物からのメッセージとスピリチュアルを感じて頂けたらと思います。
ハーブには「薬理作用※c」があります。
効果効能を謳ってハーブを販売することは、医師、薬剤師以外、薬事法で禁止されておりますので、ハーバルセラピストの知識を使い、安全性の高いハーブのみを使用致します。
[注釈]
※c「薬理作用」
メディカルハーブは、昨今の医薬品の起源で、ハーブに含まれる成分の中には、痛みを和らげる・緊張をほぐす・リフレッシュするなどの薬理作用を示すものがあります。メディカルハーブの薬理作用は、安全性が高く、成分全体の総合的な相乗効果があります。
訪れた方が選んだハーブに添えて頂けるような、素朴なお菓子を提供します。
前述のとおり、白砂糖や添加物は使用致しません。
そして食べた方が幸せな気持ちになって頂けることを祈って制作していきます。
いくつかご紹介させてください。
又私は、ハーブの香りと色彩を使ってジャムやコーディアルシロップを制作しています。
ハーブは農作物である為、天候や採れる地域によって、質が左右されます。私はハーバルセラピストの経験と知識を使って、本当のハーブの美味しさや力を最大限に引き出し、皆様に提供していきたいです。
世界遺産の古都を背景に多国籍観光客が訪れるグローバルな京都。まるで、古いものと新しいものが調和された、現代美術のような地です。
現在、町屋物件の保存が困難で壊さざるを得ない現状を耳にしました。
そういった現状で、段々と町屋を改装した店舗も増えてきましたが、今回そのような空家を利用した場所作りを考えています。
内装等は自分たちでの完成を目指しておりますが、将来的に様々な人が行き交う場所として色々な方に設備費用、初期運営費をご支援を頂けたらと思います。
もしこの企画に賛同して頂けるならば、皆様のお力をお借りし、実現に向けて動き出したいです。
今回、この企画に協力してくれた夫、そして一心同体のような双子の姉。
この2人も将来的に様々な形で、この場所の活動に参加します。
姉には、アロマやハーブを使用した予約制のサロンを担当してもらいます。
[例:女性にはアイラッシュ(長時間の施術でもくつろいで頂けるよう、お客様に合わせてオリジナルハーブティーなどをご提供します)やヘアセット、男性にはヘッドマッサージなど]
夫は、美学生時代に現代美術を学び、現在絵画制作を行っています。芸術に関連した企画を担当してもらいます。
今回、私の信頼する二人が協力してくれたことで具体的な内容が想像できました。
私は、何かを始めるには早すぎるのではと臆病になったりしました。
しかしそういう私だからこそ、今チャレンジすることに意味があるのだと信じて、この文章を書かせて頂きました。
現代に感じる違和感を皆様と一緒に取り除き、「本当の自分に還れる場所」を私達は作りあげます。
そして皆様の直感に、私のハーブ菓子を添えさせてください。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
太田 香織
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