目次

1. ご挨拶

2. プロジェクトで実現したいこと

3. 調査内容

4. これまでの活動

5. 資金の使い道

6. リターンについて

7. 実施スケジュール

8. 最後に


▼ご挨拶


初めまして!市立川崎高等学校のまつかんゼミです。


神奈川県川崎市の市立川崎高校では週に一度、総合的な学習の時間という授業があり、その中で「かわさきよいまちプロジェクト」という川崎市をよりよい街にするための活動を行っています。活動は少人数で形成される「ゼミ」形式で行われています。


私たちは「まつかんゼミ」として結成され、現在は13人(と顧問の黒川先生)で活動しています。


私たちの目標は高校三年間のゼミ活動を通して地元川崎をさらに住みやすくし、最終的に「夢の国川崎」と呼ばれるくらい素敵なまちにすること。その第一歩として私たちは駅前のタバコポイ捨て問題に着目し、その解決方法としてアンケート型吸い殻回収ボックス通称「Apollo」の設置を成功させたいと思い、このプロジェクトを行うことにしました。


Apolloという名前は、宇宙旅行に行くことも可能になったこの時代で、いつか私たちの活動を宇宙まで届かせたいという大きな目標の元、活動の第一歩として名付けました。


▼プロジェクトで実現したいこと


川崎という街の名前を聞いたとき皆さんはどのような印象をもちますか?

近年では大型商業施設や多くのイベントにより、華やかなイメージを持つ人が増えています。

しかし、工場の町として栄えた川崎を昔の街並みや景観から 汚い町・治安の悪い町 として認識している人も沢山います。


今後さらにグローバル化が進み、多くの人が利用するであろう川崎を、訪れた人誰もが華やかな気持ちになるような街にしたいと考えました。


川崎=治安が悪いといったイメージを払拭するために、私たちにもできることはなんだろうか。と考えた結果、タバコのポイ捨てを減らそうと目標を立てました。川崎駅東口の喫煙所周辺に多くのポイ捨てが見られるということで手始めに東口の喫煙所のポイ捨てを減らそうと乗り出しました。





▼活動内容

まずは川崎市のポイ捨ての現状を調べることにしました。


私たちは12月8日、22日、23日、1月12日の四日間にわたってポイ捨てされたタバコを拾い、数を調査したところ、一日200本以上ものタバコが捨てられていました。



特に12月23日の祝日は川崎駅東口の喫煙所周辺だけで503本捨てられていました。


これだけのタバコがどの時間帯に捨てられているのかを調べたところ、深夜から朝にかけて多いことがわかりました。しかし、その時間帯に私たちが呼びかけなどの活動をすることはできません。


そこで海外で実際に実施され効果が出たという、アンケート型吸い殻回収ボックスの設置を考えました。そのボックスを、私たちの活動の第一歩であることから「Apollo」と名付け、設置の計画を開始しました。


アンケート型吸い殻回収ボックスとは、通常の吸い殻のごみ箱の捨て口を二つに分け、お題に対して吸い殻を入れることによって投票できるというものです。



仮作成の物を実際に設置して実験したところ、午前七時~午前八時という短い時間の間でもポイ捨てをする人と本数が減少しました。


設置によりポイ捨てを減少させるのは勿論の事、アンケートにすることで、喫煙者も非喫煙者も楽しみながらポイ捨てを減らすことのできる環境を目指します。



▼これまでの活動

私たちはこの一年間このような流れで活動をしてきました。


4/25 ゼミ始動

5/2  総合計画の確認 活動内容決め

5/16 外部企業とのミーティング

7/11 中間発表

7/28~9/1 夏休み

10/3 リクルートインターン

10/24 資金調達の話が出る

11/7 クラウドファンディングでの資金集めをすることに決定
   製作会社を探し始める

12/14 チャレ川代表決め

12/22~1/7 冬休み
      ポイ捨て数・路上喫煙者数調査
      製作会社への見積もりの依頼

1/31 チャレンジ川崎

3/12 総合発表会 MES


川崎の治安問題を解決するという目標が定まった5月には、実際の企業の方に来ていただき、企業が新しい事業を始めるときの方法や流れを学びました。


7月頃にアンケート型吸い殻回収ボックスの設置という具体的なプロジェクトがスタートし、10月にはリクルート本社へ社内見学へ行き、自分たちの活動・「Apollo」プロジェクトについて発表しました。そこで実際のデータの大切さを知った私たちは、11月から12月にかけて、川崎駅での吸い殻拾い・吸い殻集計・仮作成による実験・意識調査を行いました。


1月31日には、川崎市の職員が新たな活動や取り組みを市に提案する「チャレンジ川崎」に学校代表ゼミとして参加させていただき、川崎市長などがいる前で、プロジェクトを発表しました。その内容を神奈川新聞でも取り上げていただきました。


https://www.kanaloco.jp/article/entry-148785.html


3月13日には、一年間の総合の活動を発表する「MES」が開催され、1年生と2年生が体育館で発表します。保護者や活動内でお世話になった地域の方、各大学の先生など様々な方に参加して頂きます。



▼資金の使い道


実際に制作を始めるため、3つの金属加工会社へ依頼と見積もりをしました。

そこで我々に求められたのが設計図と具体的な素材の決定です。


「Apollo」は 横30㎝ 縦10㎝ 高さ40㎝ の直方体として設計しています。




表面の上部に二択のアンケートが書いてあり、その下に吸い殻入れ口があります。
自分の賛同する選択肢の入れ口にタバコを入れると、ガラス張りのボックス内に溜まっていきます。

これにより、目に見える形でポイ捨て減少が感じられます。
また、喫煙者だけでなく非喫煙者もアンケート結果を楽しみ、綺麗な街という意識を持つことが出来ます。


素材は加工会社と相談したところ、前面のガラス以外はすべてステンレスを使用する事になりました。


アンケート内容は誰が見ても理解することができ、朝の忙しい時間などにチラッと見て楽しんでもらえるような物にします。また、学校内でアンケートで調べたいことを募集し、高校生や中学生の視点から見て、気になることを問いに採用することも検討しています。


▼リターンについて

私たちのプロジェクトを支援してくださった方には、いくつかのお返しをいたします。
金額ごとにリターンの組み合わせは異なります。それぞれ以下のような内容になっています。


サンクスメール
 支援していただいた感謝の気持ちをメールにてお届けします。

活動報告書
 私たちの活動内容をまとめた書類と写真を冊子にしてお届けします。

次年度のMES招待+学校見学
 川崎高校の一年間の活動発表会であるMESに招待します。日程につきましては3月頃を予定していますが詳しいことが決定次第、ご連絡いたします。
 発表後、7階建ての校舎を案内いたします。

活動内容報告時に名前記載
 定期的な活動報告・活動報告書内に支援者様の名前を記載させていただきます。



▼実施スケジュール


8月の支援募集終了期限まで
 市役所、加工会社とプロジェクトについての話し合い
 計画をさらに詳しいものにする


8月以降
 資金が集まり次第、作成を開始します


設置
 計画ではまず川崎駅東口に設置したいと考えています
 最終的には2019年度内の設置を目指します




▼最後に


ゼミ結成当初は高校生にできることなんて限られていると思っていました。

しかし、一年間活動してがむしゃらに出来ることをやった結果、実現まであと一歩という
ところまでたどり着くことが出来ました。

この一年間を通して、不可能だと思うことでも、日々の努力の積み重ねで可能にすることが出来るということがわかりました。

私たちの活動はここから始まります。

「Apollo」によって川崎を訪れた人誰もが華やかな気持ちになる事を願い、

私たちの生まれたまちを、私たちの力で、強く、美しいまちに変えていきます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



<プロジェクトの注意事項>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください