1:ご挨拶
2:このプロジェクトで実現したいこと
3:そもそも「こんにゃく紙」とは?
4:プロジェクトをやろうと思った理由
5:これまでの活動
6:資金の使い道
7:リターン
8:実施スケジュール
9:最後に

福島県白河市で大島屋蒟蒻店という蒟蒻屋を営んでおります吉島祐輔と申します。帽子とメガネがトレードマークの僕は、東京で舞台俳優をしていた時に今の奥さんと出会い、結婚。彼女の実家をついで8代目として日々蒟蒻と向き合い奮闘しています。

大島屋蒟蒻店の創業は、文政年間(西暦1820年前後)。参勤交代時代に夏は花火を、冬には蒟蒻製造を生業に大名より「大島屋」の屋号を賜りました。以来約200年に渡り当地で事業を行っています。

店頭や食卓では、あまり主役になることのない蒟蒻だけど、品質が高くて味染みの良い本物の蒟蒻は日本食文化の名役者です。僕は蒟蒻のそういうところが大好きです。
「おいしくて、おもしろくて、 かっこいい」そんな蒟蒻をひとりでも多くの人に楽しんで貰えるように、僕らはこれからもずっと蒟蒻をつくり続けます。 

「僕と奥さん」

この度、僕たちが目指す日本古来の万能紙「こんにゃく紙を復活させたい」というプロジェクトについて、まずみなさんはどのように思われるでしょうか?そもそも「こんにゃく紙」ってなに?それが出来てどうなるの?誰の役にたつの?それ素敵なの?なんて、最初にそのような疑問を持って頂けただけただけでも僕たちは嬉しく思っています。

こんにゃくを取り巻く市況は年々厳しくなっています。こんにゃくの消費は減少傾向にあり、こんにゃくの一世帯あたりの年間消費額は、ここ10年間で15%減少しています。

理由として、食生活の欧米化や、外食化が進み家庭での調理機会が減少したことや、大規模メーカー主導による大量生産・大量消費の流通の経緯を受け、いつしかこんにゃくは付加価値の低い安価な食材(いわゆるコモディティ化した商材)として、こんにゃくの価値自体がさがっていることが理由に挙げられます。

そのような厳しい環境ではありますが、僕たちは蒟蒻文化の継続と再認知に繋げるため、日本古来の万能紙「こんにゃく紙」を製品化し、こんにゃく紙のオリジナルパッケージ資材を作りたいと考えています。またこんにゃく紙は、こんにゃく芋を精粉にした物を液体に溶かして作られる「こんにゃく糊」を使用して製造される製品です。

そこで僕たちは、規格外のこんにゃく芋や廃棄処分となるこんにゃく芋を利用することにより、無駄を限りなく減らし環境・社会性に配慮した商品包材を制作することで、過剰包装の軽減やエコも推進していきたいと思っています。
「こんにゃく芋の精粉を溶かした糊となる原料」

和紙の表面にこんにゃく芋の粉末から作った糊を薄く塗ることにより、繊維の毛羽立ちを防ぎ、さらに塗った紙を乾燥させて石灰の入ったお湯(アルカリ液)で煮ると、糊が凝固して不溶性になり、紙の強度や耐水性が増加します。こうした方法により作られた紙が「こんにゃく紙」です。

また「こんにゃく紙」を服に仕立てたものを紙衣(紙子・かみこ)といい、平安時代中期ごろからは衣服として着用するようになり僧侶の法衣や、陣羽織、道服、刀の鞘袋なども作られていました。

当時は、絹の衣よりも安価であったため、低所得な人に着られていたと言われることもありますが 丈夫で軽く、持ち運びにも優れるということで、武士や俳人などは好んで使用したそうです。浄土真宗の宗祖である親鸞聖人や、江戸時代に活躍した松尾芭蕉が愛用したことでも知られています。

「こんにゃく糊の濃度で紙質が変わります」短期的には、こんにゃく糊を使った「こんにゃく紙」を制作し包装紙材として使用すること。長期的には蒟蒻紙は耐水性と耐久性に優れた紙なので蒟蒻紙を使ったバックや小物、シェードなどを他の企業と一緒に企画し作成を目指しています。

「こんにゃく糊を刷毛で和紙に塗っていきます」

「こんにゃく糊を良く染み込ませて乾かします」

ー 福島県矢祭町との関わり ー
僕たちはかつて蒟蒻芋の生産で栄えた福島県矢祭町の再興を目指したいと思い活動をしています。この取り組みの中で製造された「白河蒟蒻」は、おかげさまで昨年「グッドデザイン賞2018」「新東北みやげコンテスト」優秀賞を受賞致しました。これまので活動をさらに発展させようと思い、日本古来の万能紙「こんにゃく紙」を復活させて、「白河蒟蒻」のパッケージ資材を天然素材で全て賄ってみたいと考えました。

ー 廃棄部分が出てしまうこと ー
僕たちが普段から気になっていたのが、農家の方々が心を込めて作ってくれた蒟蒻芋を商品にするプロセスで、どうしても廃棄をしなくてはならない部分があることでした。なんとかして蒟蒻芋の全てを無駄にすることなく活用できないだろうかと考えを巡らせて、たどり着いたのが廃棄していた部分を活用して作ることができるこんにゃく紙だったのです。廃棄してしまっていた蒟蒻芋を買い取り、農家さんの収益を上げるとともに、その材料を使って地域経済循環に微力ながら役立ちたいとも考えています。

これまでの取り組みとして、絶滅が危惧されている「在来種蒟蒻芋」を農家の方と一緒に守れたらと思い、かつて蒟蒻芋の生産で栄えた福島県矢祭町の再興を目指してきました。


こうした取り組みの中で製造された「白河蒟蒻」は、昨年「グッドデザイン賞2018」「新東北みやげコンテスト」優秀賞を受賞致しました。

・事務手数料:10万円
・蒟蒻のりを制作する為の練機:40万円
・こんにゃく紙の試作、デザイン費:10万円
・返礼品準備:40万円

◎返礼品1:3,000円
サンキューメール+非売品缶バッジの送付(画像はイメージです)※30名様

◎返礼品2:3,000円
サンキューメール+大島屋のところてん(2袋)※20名様
◎返礼品3:5,000円
サンキューメール+大島屋のところてん(2袋)+大島屋の玉こん(2袋)※20名様

◎返礼品4:5,000円
サンキューメール+幻の白河蒟蒻(5袋セット)※20名様

◎返礼品5:5,000円
サンキューメール+こんにゃく紙を使ったお礼のお手紙セット ※30名様

◎返礼品6:10,000円
サンキューメール+大島屋蒟蒻店の全部入りセット
(糸こん2袋、玉こん2袋、ところてん2個、白河蒟蒻(板)2袋、白河蒟蒻(玉)2袋)※10名様

◎返礼品7:10,000円
サンキューメール+こんにゃく紙の風呂敷を使った蒟蒻ギフトセット
(白河蒟蒻(板)2袋、白河蒟蒻(玉)2袋)※20名様

◎返礼品8:30,000円
サンキューメール+白河特産品ギフトセット
(大島屋蒟蒻店セット、白河高原清流豚ウインナー(3000円相当)、白河だるま等)※5名様

◎返礼品9:50,000円
サンキューメール+白河特産・工芸ギフトセット
(大島屋蒟蒻店セット、白河高原清流豚セット(8000円相当)、白河だるま等)※5名様

2019年1月:クラウドファンディングにて資金調達する挑戦を決定
2019年3月末:クラウドファンディング公開
2019年5月10日:クラウドファンディング終了予定日
2019年6月中旬~10月下旬:こんにゃく紙開発期間
2019年11月:新蒟蒻が出来る時期に合わせて製造開始

僕たちは、より多くの方々にこのプロジェクトにかかわってもらうことで、福島県産の蒟蒻を育て、守っていきたい。蒟蒻の素晴らしさや取り組みの意味について、こんにゃく紙という製品を通じて、若い世代にも蒟蒻に興味をもってもらいたい。蒟蒻の新しい価値をつくり出し、蒟蒻の消費拡大を促すことで、継続的に蒟蒻を契約農家さんからの買取資金に当てる流れを構築し、再生産を促す取り組みにもつなげたいと考えています。


このプロジェクトは、All-In方式です。目標金額に関わらず、2019/05/10 23:59までに集まった金額がファンディングされます。



このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。


※復興庁クラウドファンディング支援事業についてご相談やお問い合わせ、取材のお申込みなどがありましたら、こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください