このプロジェクトについて

私たちのプロジェクトに興味をもっていただき、ありがとうございます。
プロジェクトの主体は、福島の子どもを支援する「福島ハーメルン・プロジェクトジョイントチーム(公式ホームページ:www.hamelnjoint.com/)」です。2011年10月から、私たちは、兵庫県にある淡路島を拠点に「福島の子どもを放射能被ばくから守る」活動を続けています。 今回のプロジェクトは、皆さまのご支援で作るオリジナル絵本を全国で販売し、そこで得た利益を、福島の子どもを救う活動に使う計画です。ご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

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なぜ絵本で子どもが救えるのか

絵本を売るにはまず本を作る必要があります。それを印刷して、書店に並べ、本が売れてはじめてお金が入ってきます。幸いなことに、私たちのチームには、絵本を制作できるスタッフがそろっています。作家がいて、イラストレーターがいて、デザイナーがいて、編集者もいる。あとはどなたかが、印刷・製本と本の流通にかかる経費を負担してくだされば、絵本は完成します。こうして世に出た絵本には、制作費も印刷・製本代も流通経費もかかっていませんから、販売代金はそっくり活動資金に使えます。今回のプロジェクトでは、皆さまにこの印刷・製本・流通経費の「パトロン」になっていただきたいのです。

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福島HPジョイントチームについて

私たちは市民運動などの経験のない、普通の市民の集まりです。10数名いるメンバーの共通項は、ほぼ全員が阪神淡路大震災の被災者であることです。また、子どもの被ばくは絶対に避けるべきだという価値観も共有しています。私たちの活動は、原発の是非や将来のエネルギー政策などを直接問うものではありません。放射能で被ばくしつつある目の前の子どもを救うことだけが目的です。この目標達成に向け、私たちは以下のような活動を行なっています。
 1 春休み・夏休みに福島の子どもを招き淡路島で一時保養キャンプを行なう
 2 神戸の医療機関と連携しキャンプ参加者の健康診断を年2回実施する
 3 淡路島で無農薬野菜を栽培し福島に送る
いずれも被ばくを防ぐためには、とても大切なことです。

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支援組織のどこもが資金難にあえいでいる

この中で最重要の活動は、「一時保養キャンプ」です。この2年の間に、私たちは淡路島を拠点として、5回のキャンプを実施してきました。福島からキャンプに参加した親子は、延べで90名超。放射能汚染の少ない関西や九州で「一時保養キャンプ」を行なうには、1回で60万円~160万円を超す(私たちのキャンプの例です)資金が必要です。このような活動には、国や地方公共団体からの支援はなく、それぞれの組織は自力で資金を集めなければなりません。私たちも他の組織に学び、街頭で募金活動をしたり、Tシャツやバッジを作り物販に力を入れてきました。しかし震災体験の風化などが原因なのでしょうか、思うように資金は集まらず、全国の支援組織は疲弊しているのが現実です。

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チャリティー絵本「奇跡の木」を作る

震災から1年が経過した2012年7月、私たちはチャリティー絵本「奇跡の木」を出版・発売しました。現在も販売中で、印刷した3000部は完売しようとしています。この絵本で得た資金によって、私たちは5回のキャンプが実現できました。執筆・作画・編集などは、今回同様、チームのメンバーがボランティアで担い、印刷・製本・流通経費は、「賛同金」の名目で集めました。賛同者は400名を超え、本の出版に助力いただいたばかりでなく、寄付やほかのさまざまな支援によって、現在も私たちの強力なサポーターになっていただいています。「賛同者」とクラウドファンディングの「パトロン」には決定的な違いがあります。「賛同者」は家族、親類縁者、友人、友人の友人、サークル仲間、会社の得意先など顔の見える人たちです。それと比べ「パトロン」は不特定多数の方への支援のお願いです。一度成功した事例を使い、私たちは資金集めに再チャレンジしようとしています。どうか印刷・製本・流通資金へのご支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

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もういちどチャリティー絵本を作らなければならない理由

私たちの「放射能被ばくから子どもを守る」という目標は、残念ながら達成には程遠い状況です。指標のひとつとなるのは「小児性甲状腺ガン」の数です。2014年8月に福島県から発表された「ガンおよびその疑いがもたれる子ども」の人数は、ついに104人になりました。2011年の原発事故前には「100万人に1人」しか発症しないとされた甲状腺ガンの割合が、福島では「100万人に300人」を超す数になっています。最悪の原発事故といわれるチェルノブイリの罹患者数ですら3年目に5人、爆発的に増えた5年目でも47人。この発症者を比較しても、福島の原発事故のすさまじさが想像いただけるはずです。
これから5年目にかけて、どれくらいの発症者が出るのか、予断を許さない状況が続きます。福島の事故5年目は2016年。全国の福島を支援する多くの団体が、来年の2016年に向け活動を強化しています。私たちも同様にさらに活発な活動を展開するつもりです。これが、いまチャリティー絵本を作らなければならない理由です。

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「パトロン」になり、私たちの活動を応援してください

私たちの活動は、500円から支援いただけます。「パトロン」になり、どうか私たちのプロジェクトを応援してください。皆さまには「パトロン」として本作りに加わっていただくうえに、絵本が完成してからは、本の購買を推進する形で、福島支援に貢献していただくことができます。2012年に販売しました「奇跡の木」でも、同様のことが起こりました。宮城県から鹿児島県まで、および海外4ヶ国の邦人も含めた400人を超す「賛同者」には、それぞれの地で有能な販売者になっていただきました。子どもの入学祝いに、孫のため、友人・知人への贈り物として、あるいは団体の記念品として、クリスマスやバレンタインデーのプレゼントとして絵本を売っていただけたからこそ、私たちは多くの資金を得ることができたのです。今回のプロジェクトでも、同じようなつながりと広がりが実現できればと、私たちは切に願っています。

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チャリティ絵本「本から生まれるのものは愛」および著者の情報

「本から生まれるものは愛」
B5版縦型絵本(上製本仕様)
表紙:フルカラー 上製本(ハードカバー) 角背 マットPP貼り
本文:フルカラー 32頁 見返しつき
発行:樹書林 発売:関西学院大学出版会(予定)
販売予定価格: 定価(本体1000円+税)

著者の情報
文:木田拓雄
第12回新潮新人賞受賞
散文詩「深海魚」Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(スタジオオーク)
長編小説「秋の苦い光」(角川書店)
絵本「奇跡の木」(樹書林)
新聞連載小説に「激闘タッチダウン」(スポニチ)ほか、短編小説など著書多数
絵:藤井一士
第12回ニッサン童話と絵本のグランプリ 絵本の部「自転車にのって」(優秀賞受賞)
新聞連載小説「激闘タッチダウン(文:木田拓雄・絵:藤井一士)」(スポニチ)
「もやもやした自分をスッキリ整理する自己分析ノート(文:木田拓雄・絵:藤井一士)」(日本実業出版社)
「あいうえお絵本(文:俵万智・絵:藤井一士)」(アシェット・コレクションズ・ジャパン)
その他ポスター・チラシ・パンフレット・雑誌イラストなど多数

表1-表4

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リターンについて

私たちのプロジェクトは、「パトロン」の皆さまから寄せていただくお金で、オリジナル絵本を制作・販売し、その売り上げで福島の子どもたちをキャンプに招く計画です。このような性質のため、豪華なリターンを用意できないことを大変心苦しく思っています。リターンに用いるものはお金はかかっていませんが、福島への想いにあふれた商品ばかりです。末永くそばにおいていただければと思います。

500円
カラー版キャンプ報告書
子どもたちと作るキャンプ報告書(カラー版)を、子どもたちのメッセージと一緒にお送りします。

3000円
カラー版キャンプ報告書+オリジナル缶バッチ
バッチのデザインは、「本から生まれるものは愛」のイラストレータ藤井一士さんです。

10000円
カラー版キャンプ報告書+オリジナル缶バッチ+絵本「本から生まれるものは愛」
パトロンの皆さまの応援でできあがった絵本に、ふたりの著者がサインをしてお送りします。

15000円
カラー版キャンプ報告書+オリジナル缶バッチ+チャリティー絵本「奇跡の木」+「本から生まれるものは愛」+子どもの笑顔はじけるキャンプ写真集
子どもの笑顔はじけるキャンプ写真集には、子どもたちからのお礼のメッセージがついています。

20000円
カラー版キャンプ報告書+オリジナル缶バッチ+「奇跡の木」+「本から生まれるものは愛」+子どもの笑顔はじけるキャンプ写真集+オリジナルTシャツ(S・M・Lのいずれか)
オリジナルTシャツのデザインも、イラストレータの藤井一士さんです。S15枚 M5枚 L10枚、30名様限定で差し上げます。(品切れになり次第終了します)

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最後にもう一度心よりお願い申し上げます。
どうか皆さま、目標金額が達成できますよう、ご支援よろしくお願いします。
「福島の子どもたちに笑顔を」
この私たちの願いにどうか力をお貸しください。
最後まで読んできいただき、ありがとうございました。

           福島ハーメルン・プロジェクトジョイントチーム 
                          代表 木田 拓雄

  • 2016/06/22 11:47

    福島ハーメルン・プロジェクトジョイントチームの熊本支援の続報です。 すてきな手作りのメッセージカードが届きました。 送ってくださったのは、熊本市にあるこまどり保育園です。 三つ折のカードで、中央には子どもたちの写真があります。 数えてみると64人いました。 3歳以上の園児たちです...

  • 2016/06/11 17:06

    礼状は長く、個人情報も含まれていたため、全文でなく概略を掲載します。 寄付をいただいた支援者の方々には、領収書と共に全文を郵送しました。   ご支援して頂いた皆様  先ずは、皆様方の多額の支援寄付金心よりお礼申し上げます。 熊本地震から2ヶ月、まだ平常な生活を取り戻せませんが、 皆...

  • 2016/05/31 18:05

    皆さまの寄付で生まれた「本から生まれるものは愛」の売り上げを 資金として活動を行っている私たちは、チームに寄せられた寄付を このたび熊本支援にも使うことにしました。    今回は以下のような条件で寄付を行いました。 ・寄付先: 「こまどり保育園」 ・寄付額: 341,000円 ・...

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