こんにちは。中村うさぎです。

突然ですが、私は、今の日本の在り方に大変危惧を抱いております。
というのも、2020年のオリンピックに向けて、あるジャンルに対する締め付けが厳しくなってきているからです。

それは、以下の２点です。
① 風俗産業への規制
② 漫画やアニメ、ＡＶなどの表現物に対する規制

それぞれについては、この後、詳しくご説明しますが、私はこの２点の問題を訴えるムック本を作成したいと考えています。
一冊は「売春の非犯罪化」を訴えるムック本、もう一冊は「表現規制反対」を訴えるムック本です。

そこでぜひ、この私の考えにご賛同いただける方々に、ご協力いただきたいと思うのです。

現在、風俗産業は合法化されていません。

ここで働くセックスワーカーの女性たちは、保険制度も適応されず、非常に不安定な環境で働いています。
危険な暴力にさらされるリスクも多く、しかし世間の差別的な扱いゆえに冷遇されているのが現状です。

何故、人は性的職業に就く女性たちを軽蔑し差別するのか。
私は、日本ほどバラエティと独創性に富む風俗産業文化を持つ国を、他に知りません。
この国の風俗産業は、世界に誇っていいほどのユニークな文化だと考えています。
ところが、オリンピックを前に地域の浄化を図る行政は、風俗産業への締め付けを強化し、排除しようとしています。
これでは、それでなくとも差別され冷遇されているセックスワーカーたちが職を失くしたり、あるいは職場が摘発を恐れて地下に潜ることでますます危険にさらされたり苛酷な労働条件を強いられたりすることになります。

私はそんな彼女たちを助けたい。
それとともに、セックスワーカーに対する世間の理解を深め、少しでも差別をなくしていきたいと真剣に考えているのです。
実際、私自身も10年ほど前にデリヘル体験をして本を出しました。

セックスワークは皆さんが想像しているような暗くて惨めで堕落した職業などではありません。
それは皆さんの偏見です。
世間の無理解と偏見がなくなり、売春が法に守られるようになれば、彼女たちも安心して働くことができるのです。
どうか、このムック本で、セックスワークに対する認識を改めていただければと願っております 。

さらに、もう一点、「表現規制反対」のムック本についてご説明します。

これもまた、この日本が国を挙げて弾圧しようとしているジャンルです。
自民党は「憲法第21条」に謳われている「表現の自由」を改憲によって制限しようとしています。
憲法21条とは、こういうものです。

ここに、自民党は次のような条文を付け加えようとしているのです。

「公益及び公の秩序を害する」……一見、「社会にとって有害な活動を禁止する」という至極もっともな規制に感じられますが、この「公益や公の秩序を害する」という言葉には、「有害図書の駆逐」という意図も含まれています。
性的な表現、暴力的な表現、差別的な表現などなど、この言葉によって「有害」と見做された表現物はすべて違法とされてしまうのです。

ＡＶはもちろん、ポルノ漫画やアニメ、暴力シーンのある映画やゲーム、すべてが禁止される、そんな専横的な国家を私は一国民として許容できません。
日本の誇る漫画やアニメやゲームが、やれ戦闘シーンは暴力的だの、ヒロインのコスチュームが性的だの、そんなくだらない理由で表現の自由を妨げられたら、我が国の創作活動は壊滅的な打撃を受けます。
そして実際、このような作品を目の敵にして運動している人々が、次第に力を強めているのです。
憲法21条の改憲草案は、そのような人々に格好の口実を与えてしまいます。

私は日本という国が好きです。
それは多彩な風俗産業や、優れた漫画やアニメを輩出してきた、非常に文化度の高い国だと思うからです。
このような文化を育ててきたのは、日本の自由で寛容な風土です。
これを奪われること、国家によって弾圧されることに、私は強く抗議します。

皆さん、この２冊のムック本の作成に、ぜひ力をお貸しください。
資金援助してくださった皆様には２冊のムック本と共に、金額に合わせた特典をご用意しています。
よろしくお願いいたします。

*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*

みなさん、ありがとうございます！

ご好評にお応えして、新たな特典を追加いたします！

頑張りますので、よろしくお願いいたします！

*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*