はじめに

 皆さんこんにちは、プロジェクト代表の内藤貴之と申します。年は42歳、出身地は北海道江別市、現在は北海道安平町(あびら)に居住し、町役場の職員をしています。今回、クラウドファンディングを行う切っ掛けとしまして、ブラジル北海道人移住100周年記念に巨大雪ダルマをブラジルに贈りたいという叔父の熱き夢を果たすことです。


 初めは、雪ダルマをブラジルに贈るのが夢?と思ってしまうのが当たり前だと思います。叔父が今までに雪ダルマに人生を掛けて様々な取り組みを行い、たくさんの人たちを喜ばしていたことを皆さんと共有できればと思います。 


雪ダルマに人生を掛けた 叔父 真保生紀の軌跡

 昭和61年、早来郵便局長だった真保生紀さんは、「北海道の真っ白い雪だるまを、そのまま東京の子どもたちに」という夢を抱き、試行錯誤を重ねて、昭和63年にゆうパックで「雪ダルマ」第1号を発送。

その後、平成9年に郵便局を雪ダルマにしていきます。国内でも珍しい郵便局「早来雪だるま郵便局」と局名にも雪だるまを!当時、郵政局とやりあった話を聞いています。

 そんな叔父の家が、こちら!

 郵便局の裏にも雪だるまモニュメントを設置。当初は白い雪だるまのモニュメントですが、その後、なぜか赤に塗り替えし、リニューアルしちゃいました。

 こんなことを色々やって、マスコミの注目を浴びることで、町も雪だるま押しに!そんな安平町内の雪だるまをご紹介します。

 過去には、平成元年のNHK紅白歌合戦地方審査員として雪ダルマとともに出演したり、NHK放送、テレビ東京の他、海外では韓国文化放送での「日本レポート=雪だるまで町おこし」など、雪だるまで町おこしを一生懸命行ってきました。※詳細などは、下記のURLをご覧ください。

 スノードリーム内雪だるまの歴史 

その他、変わった物も番外編として載せます!

 プロジェクト本編に入ります!

 10年前、叔父は特定郵便局長だった頃、1908年781人の日本人がブラジルサンパウロの地に最初に移民して100周年を迎える2008年に国や各都道府県県人会を中心に記念行事が開催されることを切っ掛けに、ブラジルの地で苦労を重ねながら日系ブラジル人の地位を築いたことへの敬意と、日本の裏側で雪を見たことがない日系ブラジル人の皆さんに雪を見せてあげたいと言う思いから、叔父がプロジェクトの代表となり、2008年2月10日に2mの巨大雪ダルマをブラジルの地に届けました。

 イベント当日は、約8,000人の来場者の中イベントが開催され、多くの日系ブラジル人の皆さんに喜んでもらったと聞いています。叔父の話の中には80歳くらいのおばぁちゃんが、雪を触りながら涙を流しているのを見て声を掛けたところ、おばぁちゃんの口から「小さいときの北海道の思い出がよみがえり自然と涙が出てきた。死ぬまでに雪を見られて良かった」と涙を流しながら話していたと聞いております。

 そのイベント時に叔父は、北海道人がブラジルの地に移住して100周年を迎える年の記念行事に「もう一度巨大雪ダルマをまた皆さんの前に届けます!」と約束。この約束から時が経ち。

 2019年の本年に北海道人移住100周年記念事業が8月にあります。約束どおり巨大雪ダルマを贈るため、昨年の2018年5月叔父を代表として再度プロジェクトをスタートしました。このプロジェクトに対し町もバックアップすることとなった矢先、2018年9月6日、北海道胆振東部地震により安平町が被災し多くのケガ人や家屋の被害を受けました。発災直後、僕は家の中がグチャグチャのまま、嫁と猫を家に残し、すぐさま役場に。街中は停電で真っ暗となっており、携帯は使えたのですぐに親戚へ安否確認。取りあえず命には別状がなく、一安心。数日後、久々に叔父にあったら松葉杖をついていました。どうしたのと話を聞くと、地震の際、階段から落ち足の指の骨を3本骨折したとのこと。まっ元気であればいいかと思っていました。震災後は安平町に全国各地より多くの支援物資や義援金が届くとともに、4,000人以上のボランティアさんによる瓦礫やゴミの撤去、避難所でのヘルプなど、たくさんの方へお礼を言っても言いきれないほどの感謝の気持ちです。また、ブラジルサンパウロからも被災した安平町を故郷のように思う現地日系人が義援金イベントを開催し、北海道日伯協会を通じ、安平町へ義援金を届けてくれました。その話を叔父にしたところ、大変喜びし「こんな事態でも来年の100周年には雪ダルマを絶対にブラジルに贈りたい。色々迷惑掛けるけど頼むな、たかちゃん」と僕に伝えました。昔から変わらないいつものやさしい叔父の顔。

 地震が落ち着く間もないとき、叔父が入院しました。肝臓の血管が破裂しすぐ手術とのことであり、大変危険な状況だった。手術は成功し輸血により何とか一命取り留めた。今もたまに「あのときお腹に水が溜まったような感じで、チャポチャポしてたのが血液だったんだな。」と笑顔で。生きていたから良いものを。 手術後の検査で肝臓癌や喉頭癌も見つかりました。
 抗がん剤で日に日に痩せる叔父。しゃべることが好きな叔父が何を言っているのか分からないガサガサな声で冗談を言うんです。正直笑えないですよね。
 雪ダルマを贈るプロジェクトは叔父が不在の中でもメンバーみんなで進め、2019年2月に輸送用の雪ダルマを制作し、ブラジルに向けての準備は進めてきました。

 今度は資金。正直全体で600万円近いお金が掛かる見込みです。北海道からの補助金(300万円)を予定していますが、まだまだ自己資金を集めないといけません。叔父も抗がん剤や新薬を試しているため、雪ダルマ用の資金200万円も難しくなってきました。その他、伊藤組100年記念基金の助成金の交付決定をいただくなど資金の調達を行っていますが、どうなるか分からない状況です。この事業は叔父の最後の事業になるかもしれないと考えるとどうしても成功させたい、叔父をブラジルに連れて行きたいと考えております。ぜひ皆さんお力を貸してください。

これまでの活動

 平成31年2月には、安平町立早来小学校のグランドで雪ダルマプロジェクト出発セレモニーイベントも開催いたしました。子ども達で小さい雪ダルマを作って、みんなでメッセージボードを持ち感謝の動画や写真撮影を行い、ブラジルに思いを届けるイベント開催となりました。

資金の使い道

・雪ダルマ輸送経費    300万円

・雪ダルマ冷凍保管経費 100万円

・現地イベント経費      50万円

・メンバー旅費      150万円

リターンのご紹介
 安平町の特産品として、菜の花商品やそば、馬産地ならではのグッツはもちろんのこと、雪ダルマに関する商品として、雪だるまサングラスや雪ダルマ型の木製パズルなど希少価値の高い珍しい物を用意いたしました。雪だるまサングラスは、僕の紹介写真で着用しています!顔が大きいのでサングラスが小さく見えるかもしれません・・・。
 木製パズルは、一度バラバラにしてしまうと中々組み上げるのに苦労します!僕は虎の巻を読んでも時間掛かってしまいました。

最後に
 雪だるまをブラジルに贈って何になるの?という方も多くいると思いますが、安平町は旧早来町時代より雪だるまを観光資源として多くのPRを行ってきました。その先頭に立って雪ダルマに人生を掛けてきた男の最後の夢にお力を貸してください。

  • 2019/08/08 09:10

    ブラジル側も着々と進んでいる状況です。雪ダルマまつりまで、後17日!

  • 2019/08/08 09:08

    日本時間 8月7日午後8時よりスカイプを使用して、日本の裏側ブラジルとお話をいたしました。取材内容は、今回の雪ダルマを送る経緯から始まり、北海道胆振東部地震発災時の状況、現在の安平町などなど、1時間程度行いました。☆ブラジル側のメンバーとして、左から田尻さん、山口さん、大沼会長、オストンさん、...

  • 2019/08/01 09:52

     昨日の深夜0時を持ちまして、クラウドファンディングの受付を終了いたしました!これまでに支援いただきました皆様、またたくさん応援をいただきました皆様、ありがとうございます。叔父の最後の夢を果たしたい一心で進めている事業!イベントがある8月25日(日)の雪ダルマまつりに集まるブラジル日系人の方、...

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