尾道空き家再生プロジェクトで、再生している最新の空き家は、何と60畳の元旅館の宴会場!戦後、駅裏の坂の上に建てられて、旅人だけでなく、地域の人たちの憩いの場として使われてきましたが、廃業後長らく空き家になり、半分崩れかけていました。

プロジェクト本文

はじめに

NPO法人尾道空き家再生プロジェクトの代表の豊田雅子です。              写真撮影 吉田亮人さん

 坂と路地が魅力の尾道の町並みをその人が近いコミュニティとともになんとか次世代に繋げていきたい!と、2007年から活動しています。

この10年で関わった空き家は100軒以上。

自身も20軒ほどの空き家の再生活用をしながら、移住のお手伝いなどを長らく続けてきました。

たくさんの移住者さんが増え、坂や路地の空き家も商店街の空き店舗も、お陰様でかなり減って賑やかになってきました。


このプロジェクトで実現したいこと

現在、尾道駅裏にある元旅館の宴会場をみんなで使える大広間として再生しています!

再生資金を集めるために、200マス以上ある格天井に広告を集めています。

地元の尾道市立大学の日本画の学生さんに協力してもらい、支援者のロゴやマークを日本画で描いてもらっています。

ひとマス毎にサイズが異なるため、計測・配置決め・配色なども含めて全て手作業で進めていきます。

絵付けに入れば、集中。

ゆくゆくは支援者さんのマークで216マスある天井全てを埋め尽くしていきたいです。


プロジェクトを立ち上げた背景

尾道の駅のすぐ裏という便利な立地にあるにも関わらず、かつて賑やかだった宴会場も20部屋以上ある旅館も長らく空いたままになっていました。

敷地の木々は背を競うように生い茂り、建物は雨漏りが進行し半分崩れかけ、

野良犬や野良猫が入り込み、中は埃などでぐちゃぐちゃになっていました。

このまま放っておくと、間違いなく土に還って行き、坂の街の灯りがまたひとつ消えていく運命でした。

先人が残してくれた尾道の遺産が目の前で簡単に崩れ去っていくのを見るのは、とても忍びないという想いで、立ち上がりました!


これまでの活動

最初は、建物が埋まるほど蓄積されていた裏の崖の土砂をかき出し、敷地内で伸び放題になった雑木の剪定や枯葉で埋まった溝や雨樋の掃除から始まりました。

腐った畳を処分し、とにかくマイナスからゼロの状態に。
時として、自然に飲み込まれそうになる建物を、自然と共存していけるように、日々手入れ、手入れ…

大広間をはじめ、裏の控え室は職人さんに構造や屋根から傷み具合を確認していただき、どんな直し方が出来るものかと考えていただきながら、しっかりと改修してもらいました。

空き家改修は、いつでも、「開けてみないと分からないことばかり」です。ですが、この場所に建てられ、崩されずに耐えて残ってきた建物からは、見える風景や物語がいつも残されているように感じられます。

来られたことのある方はご存じだと思われますが、

相も変わらず、尾道の斜面地での運搬作業は、車が入ることが出来ません。

そのため、資材運びなどを含めた運搬作業は、みはらし亭プロジェクト同様に様々な方々にご支援いただきました。

地元の小学生は嫌な顔を一度もせず、班長さんを中心に声を掛け合いながら、時には笑顔をみせながら作業を手伝ってくれています。

総合的な学習の時間に、運搬から清掃作業など、これまで3年間続けてお手伝いしてくれています!

国内外から来ていただいた学生さんたち(東北~九州まで、台湾・フランスなどなど)

「何か出来ることはありませんか!?」と、滞在日程に組み込んでお手伝いしてくれました!

手数が必要な作業は、計画せずともたくさん出てきます。そういった時に声を掛けてくれる人々の支えがたくさんあります。

地元の居酒屋グループのいっとくさんも土嚢の会を結成してくれ、リレー方式での運搬作業を手伝ってくれました。一生残るものとして、運びの姿勢はまさに職人。お迎えすることのスペシャリストの皆さんです。

人の力(マンパワー)の凄さ、お手伝いいただけることのありがたさには、頭が上がりません。

地元の職人さんの技術を目の当たりに出来ることに感謝し、ガウディハウスを見習うように、

建てられた当時の様式を後世に残していけるように状態を取り戻しつつあります。


資金の使い道・実施スケジュール

建物だけはひとまず使えるような状態まで持ってこれましたが、敷地全体や旅館の本体はまだまだ手付かずの状態です。

ご支援いただいた方のロゴやマークを日本画で描き、天井を彩っていくと同時に、

引き続きの敷地を含めた全体の再生工事の費用とし、

約500メートル続くお庭を活かした道線づくりをはじめ、引き続きワークショップ形式の作業を行い、参加できる窓口をこれからも広げてたくさんの人を迎えられるように努めて行きます。

<スケジュール>

2019年6月     建物完成 引き続き外構作業など継続

    6月中旬     HP開設 

    6月末より 大広間 利用・使用開始

    8月下旬  クラウドファンディング終了 

         ※順次 支援者様へリターンの発送 

   10月~12月 天井画制作・取り付け作業予定


初年度は、オープンハウスをはじめ、1万人の利用者を目標に、

主催イベント・利用イベントの募集を開始します!


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


最後に

改修を行ってきた大広間では、取り残された遺産と成りかけていた建物を直すことで、たくさんの人とかかわる時間を築くことが出来ました。

今後の活用として、宴会や結婚式のハレの時間をはじめ、子ども会・老人会などの町の時間、ヨガ教室からコンサートなど学びの時間や楽しむ時間など、

尾道周辺から世界の人が集うことの出来る、たてヨコ斜めのつながりを活かせるような、

みんなが使える「ま」として復活していけるよう日々再生に取り組み続けます。

これからも尾道の坂の町の宝をひとつ後世に繋いでいくために、広くご支援よろしくお願いします!

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