はじめまして、JIROと申します。


現在、学習塾にて英語の講師をしていますが、生徒たちを見ていて、また私自身もそうだったように今の学校のカリキュラムでは英語を「聞く・話す」ための指導が足りていません。2020年を境に英語教育改革が行われ、「読み・書き」だけでなく「聞く・話す」能力も今後は試されるようになります。その流れにいち早く対応するために、英語を聞き、話せるようになるための英語教育を広めていきたいと考えています。


現在の私の実績としては英検準1級、TOEIC830点です。現時点ではまだまだと感じる方もおられるかもしれませんが、学生時代から約10年のブランクを経て英語の勉強を再開しましたが、約1年間で学校で学んでいたときよりも飛躍的に英語力が伸びていることは実感しています。学生だけでなく、英語初学者の方にもこの指導法を広めていきたいと考えています。


学校の英語学習の問題点

まず学校の英語学習には決定的な問題点があります。それは「英語を身につけるトレーニングが質・量ともに足りていない」ということです。英語はスポーツと同じで、理論を知っているかどうかよりも練習のほうが大切です。しかし、学校では理論の学習ばかりで、生徒にトレーニングをさせていないのです。


たとえば、学校では中学校から高校2年生までの約4年半で文法を学びますが、学んだ文法を使いこなせるようになるためのトレーニングはしません。また、リスニング、スピーキング、ライティングいずれのトレーニングもそもそも量的に圧倒的に不足しています。さらに、英単語もただ日本語を覚えるだけで、そのワードを実際に使えるようになるための練習や暗記法もしていません。これでは8年間、英語を学んでも英語を使いこなせないのはある意味当たり前です。


英会話教室の問題点

また、巷に多くある英会話教室にも問題があります。私はかつて業界大手の英語教室の講師採用試験に合格し、約1ヶ月の研修も受けました(労働条件の理由で辞退しました)。しかし、そこでの感想は「これでは英語は身につけられないだろう」と感じました。


英会話教室は悪い意味でビジネスになってしまっています。授業は英語で行いますが、すべて台本があり、先生はそれに沿って授業をするだけです。ある程度の英語力があれば誰でもできますし、生徒のトレーニングが足りないという点では、学校と同じです。


またネイティブ講師と話すことは確かに場馴れをしたり、英語を楽しめる効果はあると思います。しかし、英会話はスポーツに例えると「試合」です。週末に試合しかしない、大学のサークル活動のようなことををしていて本当に技術が伸びるでしょうか?

本当に上達したければ、試合以上に「毎日の練習が大切」です。よく「言いたいことが言葉出てこない」と言いますが、頭に入っていないものはでてきません。それはインプット量およびアウトプットの練習不足です。インプット量を増やし、アウトプットの反射をスムーズにする練習をしなければ、いつまで経っても英語は上達しません。


私はこのような日本の英語教育の現状を克服するために、英語をどうしたら使えるようになるのかを研究してきました。それは以下の3つのステップになります。


ステップ1,基礎例文を暗記する

暗記というと拒否反応が出るかもしれませんが、実際に私達がなぜ日本語をスムーズに使いこなせているかというと、表現を丸暗記しているからです。文法的に考え、文を作っているわけではありません。

しかしながら、ある程度の年齢になってしまうと丸暗記に適さない脳になるとも言われています。それはたしかに事実だと思います。ですので、ここで言う暗記とは、文法事項を理解した上での丸暗記になります。文章を暗記する過程で、文法の説明もしていきます。しかし、それを理解するだけでなく、最終的に意識しないでアウトプットできるまで繰り返すことが大切です。

学校の英文法学習では、文法用語や法則を勉強します(現在完了形など)。その法則を使って紙の上の問題は解けるようになります。しかし、その文法を使いこなすための練習はしません。基礎になる例文を丸暗記して無意識で言えるようになるまで繰り返し練習することがその文法を使うために必要です。

たとえば、三人称単数型のsは英語初学者にとって大きな壁になるところです。「主語がIとyou以外の単数名詞なら一般動詞にsがつく」という法則なのですが、ネイティブスピーカーはいちいち「主語が単数だからsをつけよう」などと意識しているわけではありません。なぜ正確にsをつけられるのかというと、”そういうものだから”です。

すなわち、「主語が単数だからsがつく」と考えているのではなく、”He runs fast.””He runs fast.””He runs fast.”と何度も繰り返し使うことで、「”He”と来たら”runs”だ」と勝手に感覚として覚えてしまうわけです。そのときに”He run fast.”とくると「ん?」というように、感覚的に違和感を感じてしまう状態なので間違えないのです。これは日本語で言えば、「いっぽん、にほん、さんぼん」の感覚に近いと思います。

他の文法項目も同じで、たしかに文法的な理屈を理解することは応用力を鍛えるために大切です。しかし、理屈を知っているだけでは駄目で、無意識で使いこなせるまで徹底的に反復し、感覚的なものにしなければなりません。このプロセスが学校英語では抜けているので、「理屈は知っているけど使えない」という状態になるのです。

ですので、私の指導ではまずは基礎例文を徹底的に暗記させ、文法を感覚化させていきます。これが英語学習の基礎の基礎になります。ちなみにこの暗記用英文には「Jump Start!」という本を使いますが、この一冊を覚えるだけで、中学3年生までの英文法(一部高校生)を身につけることができます。また、一般に英語を理解するためにはそれだけで必要十分なレベルです。

通常、学校では4年半かかる英文法指導を、私の指導では3ヶ月、長くても半年で完了させることができます。英文法は暗記してしまったほうが圧倒的に効率的です。

まず文法を理解すれば、後は単語の意味を調べれば文は理解できますし、作れるようにもなります。


ステップ2,ヒアリングのトレーニング

基礎例文を暗記した次にやることはヒアリングを鍛えることです。日本人はリスニングが弱いとよく言われますが、この理由は「日本語は文字の文化」で「英語は音の文化」という違いがあるからです。

日本語はひらがなだけで46字あり、カタカナ、漢字を含めると数千個の文字を覚えていると思います。一方、英語はアルファベット26文字だけです。

しかし、発音に関して言うと、日本語は母音が5音、子音が17音で合計23音に対し、英語は母音だけで17音(二重母音等も含めると30音以上)、子音で28音ですので、合計45音と約倍の音があります

日本人は日本語の音しか聞き取れないので、日本語にない音が聞こえてくるとそれを言語として適切に認識したり、微妙な違い(LとRなど)を識別することができません。言うなれば、日本人にとって英語は「ただのノイズ」として脳に処理されてしまうということです。

ですので、この問題を克服するために、徹底した「ヒアリング」トレーニングが必要になります。ヒアリングとはリスニングとは違い、「意味を意識せず、ただ音を聞く」トレーニングです。(リスニングは意味まで理解する能力です)。はじめから意味を意識してしまうと、どうしても日本語で考えてしまうので、英語の音をすくい取る練習になりません。はじめは意味を考えずを音を取る練習が大切なのです。

そのために必要なトレーニングが「ディクテーション」と「シャドーイング」になります。この練習法自体は聞いたことがあるかと思いますが、学校で真剣に実践されているところはまだ少ないと思います。

英語は音が分からなければ、単語やフレーズを覚えたり、文章をスムーズに読めるようにはなりません。ネイティブスピーカーにとっては、アルファベットは文字というよりも、音楽の楽譜に近い感覚なのです。この感覚はトレーニングで鍛えるしかありません。

ヒアリング力を鍛えることで初めて英語がきちんと聞き、読めるという状態になります。ヒアリングができていない状態で、いくら単語を覚えようとしても音が分からなければ覚えるのが難しくなります。また、英文を読むのも苦労するようになります。英語の文章や本は日本人にとって非常に無味乾燥に思われますが、英語の音やリズムが分かるようになると、スムーズに読めるようになります。

ですので、ステップ2のヒアリングは「聞く・読む」ための、すなわち英語をインプットするための基盤となります。


ステップ3、ボキャブラリービルディング(語彙力の強化)

語彙力がなければ文の意味は理解できませんし、自分で話すこともできません。当然ですが、語彙力はあればあるだけ良いものです。よく「言いたいことがあっても英語が出てこない」と言いますが、それは単純に語彙力不足だと考えたほうが良いです。

ちなみに、早稲田・慶應レベルに必要な語彙力が8000語と言われていますが、これはネイティブの6歳児(小学1年生)レベルです。この事実でいかに日本人の英語の語彙力が乏しいかが分かるかと思います。

一般的なニュースを理解するのに必要なレベルが15,000語で、日本の英語試験の最難関と言われる英検1級で求められるのが12,000語です。私自身も今英検1級に向けて勉強していますが、たしかに英検1級の単語は洋画の日常会話でもぽんぽん出てきます。英検1級は高いハードルのようですが、やはり大人として英語ネイティブの話を理解し、きちんと話すためには、それでも足りないくらいの語彙数ということです。

ただ、たわいない日常会話であれば、3,000語程度で可能だと言われています。(「趣味は何?」「仕事は?」など)。軽い話であれば、中学生レベルの語彙数とステップ1で覚えた例文を組み合わせるだけでネイティブとの会話はできるようになります。

いずれにせよ、日本の学校で習得すべきとされる語彙数は英語ネイティブからすると圧倒的に少ないということです。これでは洋画やニュースなどを理解出来なくて当然なのです。

もう一つの日本の英語学習の問題は、「英単語を使える形で覚えていない」ということです。一般的に受験生などは「英語を見て日本語を覚える」ことをしますが、これでできるのは英語を日本語に翻訳するのみです。訳はできても、その単語を自分で発信することはできません。訳はできるけどその単語を使えないのは、あまり意味のない覚え方だと思います。

そのワードを使えるようにするためには「その単語が使われている例文を覚えること」です。ただし、ここは丸暗記はしなくても大丈夫で、「日本語を見て英作文ができる」というレベルでOKです。とにかく、単語は受け身で覚えるのではなく、自分で場面を考えて、想像しながら文と単語を覚えるほうが記憶に残りやすいですし、その単語をイメージとして理解できるようになります。

英語と日本語をただ単語で覚えるのではなく、文章・文脈で覚えることがその単語を使うために必要なことです。このトレーニングは英作文の練習にもなり、また文の中で他の単語やフレーズも覚えられます。遠回りで大変なようですが、英語が使えるようになるためにはこちらのほうが近道です。


この指導方針に基づいて英語コーチングを行いたいと思っています

長々と理論を説明して失礼しました。ここまで読んで頂いただけでも感謝致します。


この英語学習理論に基づいて英語の勉強すれば間違いなく「聞く・話す」ための英語力はつきます。ですが、これを独学でやろうとするとほぼ9割以上の方が挫折すると思います。この理論は効率的に英語を学べるシステムですが、ハードであることは違いありません(個々の細かいやり方もわからないと思います)。

ですので、私は学習者が途中で挫折せず英語を身につけられるように、この指導理論に基づく英語のコーチングをしていきたいと考えています。

コーチングというのは先生の方が一方的に教える授業ではなく、生徒が主体となって学ぶことを支援する形になります。もちろん基礎的な文法は教えますが、英語はスポーツと同じで、本人のトレーニングが最も大切です。学校のようなティーチングスタイルでは先生が話す時間が長く、生徒のトレーニングが足りていません。生徒の上達を考えると、コーチングという形式がベストだと考えます。

コーチとしての仕事は、り方やコツの指導、および確認テスト、課題の提出、進歩の経過確認になります。今後このような英語学習のコーチングサービスを行っていきたいと考えおり、そのための今回の支援金の募集になります。


ビジネス展開について

「日本の英語教育を変える」という大義を持っているので、このプロジェクトは国内で大きくしていきたいと思っています。そして、結果を出すことでゆくゆくは日本の英語学習をもっと実用的なものにしたいと考えています。

初めはスカイプを用いた個人レッスンという形態をとりますが、軌道に乗れば私以外の講師への委託、教室化も考えています。この活動を大きなものにしていける手助けをしていただけると幸いです。


支援金の使い道


集まった支援金の使い道は以下になります。


・Youtubeの機材購入費(マイク、ビデオカメラ) 約50,000円
・掲載手数料 支援金の17%+税(300,000円の場合51,000円+税)
・早期振込サービス利用手数料 資金総額の5%
・広告宣伝費 残り資金の全額

です。


現在も情報発信のためにyoutubeを活用していますが、カメラが古く画質や音声があまり良くないのでそれを改善したいと思っています。ただ、今回の募集の一番の目的はこの英語学習法をより多くの方に知っていただくために広告宣伝にかけるお金がもっとも必要です。当然ながら集まったの資金の用途はすべて証拠と共に報告いたします。


リターンについて


2,000円、5,000円、9,000円、10,000円、25,000円のプランを用意しました。


2,000円

・テキストの提供(PDF)
・英語学習に関する質問対応(メールにて、1回限り)


5,000円

7月からの1ヶ月間、メールにてフォローアップ致します。

・テキストの提供(PDF)
・英語学習に関する質問対応および経過報告(1ヶ月間、回数無制限)


9,000円

通常の英語学習コーチングを7月からの1ヶ月割引価格で行います(通常1ヶ月10,000円)。10名限り。

・テキストの提供(PDF)
・英語学習に関する質問対応および経過報告(1ヶ月間、回数無制限)
・1ヶ月間、スカイプを使ってのコーチング
(週1回スカイプで面談し、毎回課題を出します。)


10,000円

7月からの3ヶ月間、メールにてフォローアップ致します。

・テキストの提供(PDF)
・英語学習に関する質問対応および経過報告(3ヶ月間、回数無制限)


25,000円

通常の英語学習コーチング7月からの3ヶ月割引価格で行います(通常30,000円)。10名限り。

・テキストの提供(PDF)
・英語学習に関する質問対応および経過報告(3ヶ月間、回数無制限)
・3ヶ月間、スカイプを使ってのコーチング
(週1回スカイプで面談し、毎回課題を出します。)


<募集方式について>

このプロジェクトでは、All-in方式をとっています。

この方式ではたとえ目標金額に満たなかったとしても、その資金は使わせて頂き、ご支援いただいた方にはリターンも提供させて頂きます。

この英語学習法自体に興味のある方もぜひ、ご支援を頂ければと思います。


実施スケジュール


6月23日 クラウドファンディング終了

6月末 テキスト完成および発送(メールにて)、振込の申請

7月〜 リターンの実施、資金の入金(早期振込サービスの利用)、機材への設備投資、広告開始


6月中にはテキストは完成できるので、募集期間が終了次第、支援者にメールにて発送致します。また、募集期間の終了後にそれぞれコンタクトを取らせて頂き、7月から学習コーチング(リターンの実施)を行います。

支援金の入金は早期振込サービスを利用し、7月より機材への設備投資および宣伝活動を行っていきます。マーケティングのためのルートはすでに作ってありますので、こちらのページをグーグルやyoutubeの広告ネットワークで宣伝していきます。


集まった支援金の使用用途は毎度、証拠とともに掲載致していきます。


最後に

日本人は英語が苦手と言われますが、それにはいくつか理由があります。


まず、言語体系として、日本語と英語は世界でもっともかけ離れた言語だからです。訳し方や文化的にも真逆と言っても良いですし、だからこそ、日本人が英語を学ぶことはそもそもハードルが高いのです。しかし、事実日本人でも英語を流暢に話せる人はいるわけで、日本人だと英語は身につけられないというわけではもちろんありません。


もう一つの理由が、学校で行われているカリキュラムです。学校の学習システムがテストのための英語を学ぶ場になっており、実際に英語を身につけるための英語学習にはなっていないことです。英語教育改革を謳い、学校のカリキュラムは2020年を境に大きく変わりますが、お偉いさん方が英語を「学問」としてみなしている以上、根本的なところは何も変わらないでしょう。


英語は学問ではなく、スキルです。

教わるものではなく、身につけるものです。


本来は5科目にすべきものではなく、音楽や体育のように副教科扱いをすべき科目です。英語というものを重要視、神格化しすぎているがゆえに、必死になって教育を推し進めていますが、それゆえ空回りをしているのが今の日本の英語教育の現状です。


この現状を変えるために、


「本当に英語が身につく学習法」


を世の中に広めていくための活動をしていきたいと考えておりますので、是非ともご支援ご協力をいただけると幸いです。

よろしくお願い致します。

JIRO

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください