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南三陸町で受けた衝撃「1週間孤立していた」

「一週間、孤立していた。」2011年5月にボランティアに行った宮城県南三陸町戸倉地区の農家の方が言っていました。一週間。幸い、近くに小川があったのと、農家であったということで、食には困らなかったみたいだけれど、もしこれが都会であったらと思うと、ゾッとしました。3.11の時にちゃんと食料備蓄できていた人なんてどれくらいいたのでしょうか。(少なくとも我が家にはありませんでした。)

はじめまして。yamory代表の古川由己(twitter: @frkwyk, facebook/furukawayuki)です。3.11直後から現地入りしたかったものの、原発事故の状況が全くわからず躊躇していたのですが、状況がある程度わかってきたのと、友人に誘われたのとで、昨年5月に南三陸町に行きました。被害の大きさに愕然とすると共に、都会でもし大災害が起きたらどうなるのだ、と思わずにはいられませんでした。

■これがもし都会だったら?

東京では買い占めが起きました。多くの人は安心のためにいつもより少し多く、ほんの少し、それこそせいぜい1日分多く買った程度だったのでしょう。でもそれを全員がやると需要は倍になり、当然買い占めになる。でも、当時買ったものがまだ残っている人って、どれくらいいるのでしょう。(僕が買っておいたカロリーメイトはいつの間にか食べられてました。まぁ、おやつと見分けがつかなかったんでしょうね。。。)

■非常食を揃えようと思うも。。。

非常食を調べてみました。はっきり言ってどれも、問題は全く解決していない。不安を解消するだけのものでした。3日分と謳って、カロリーは十分かもしれないが水が750mLしか入っていないもの、4人家族3日分と謳いながら水が3Lしか入っていないもの。ふざけんな!と。

何より、ほとんどのはまずそうだ。餓死するよりはましかも知れないが、被災して大変なときこそ、少しはおいしい物が食べたいではないか。ボランティアの時も、一番みんなが明るくなったのは、おいしい御飯をいただけた時でした。(はるばる北海道からトラックをフェリーに乗っけてきてくれた方がジンギスカンを持ってきてくれていた。おいしかったなぁ。。。)

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(やっぱり大変な時こそ美味しい物が食べたい。)

■着想

いつの間にかなくなってしまうものを、常にあるようにするには?-----定期的に宅配すればいいじゃないか!と思いつきました。シンプルだし、有効じゃないか!と。

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こんなコンセプトの非常食があるといいな

■プロジェクト立ち上げ

思いついてすぐに実行できたわけでもありません。懇意にさせていただいているシェアハウスめいちゃんちでissue+design関連のワークショップをやらしてもらう中でいけそうか考えたり、とりあえずいろいろ非常食候補を注文しておやつがわりに食べてみたり。

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しばしアイデアを寝かせていたのですが、数年ぶりにあった小中高と一緒の古池と話してもりあがって、やっぱこれやってみる価値あるなと思ったのでとりかかるのを決めました。

サービス名はどうしようか悩んだのですが、とりあえず何か生き物がいいなぁと思っていました。派手じゃないけど、幸運だとか、家の守護神とか、そんな感じのないかなぁ、と。(座敷童子はちょっと違うなぁ、とか。)そういうわけで、yamoryの名前は、家守(やもり)から来ています。

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どうはじめたものかはじめは悩みましたが、様々な方々に相談する中で実行できそうな道筋が見えてきました。ホームページもチラシもCampfire用の動画もどれ手伝うのを快諾してもらった御蔭でここまできました。(全部僕が作ってたらどんなクオリティになっていたかと思うとゾッとします苦笑)

(ここまで書いてて気がついたのですが、関係者8割方シェアハウス絡みなんですね。シェアハウス入らずにずっと一人暮らししてたらこれ思いついても実行までこぎつけられていなかった気がします。まれびとハウス、めいちゃんち様様です。)


■従来の非常食との違い

改めて、何がこれまでの非常食と違うの?ということですが、一言で決定的に違うのは、いざというときにあるかないか、です。Twitterで非常食に関するツイートをいつも見ているのですが、やっぱりみなさん夜食に食べちゃったり、気がついたら数年賞味期限切れていたりするんですよねぇ。。。

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グループダイナミクスの研究者で、阪神大震災の際のフィールドワークを始めとした防災に関する研究をされている京都大学の杉万先生から、yamoryに関してこんな推薦文をいただきました。なるほどそういう言葉があるんですね。「公助」はそんなに当てにしてても仕方がないですし、できることを自分たちでやっていきましょう!

今回のCampfireのプロジェクトでは、yamoryのサービスローンチに必要な資金を募ります。
どうぞよろしくお願いします!

■サービス詳細・内容物・料金プランなど

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詳細はホームページ http://yamory.com を御覧ください

■リターンについて

半箱分のお試しパックなどは提供しないことにしました。これは、yamoryは、内容物1つ1つにではなく、大災害が起きてから支援体制が整うまでに必要とされる「3日分の非常食」を、「セットにして」、「定期的にお届け」することにこそ価値があると考えているからです。

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