店舗外観

初めまして。

東京都中央区月島3-15-4にある雑貨店「乙女屋」店主の石川と申します。

「乙女屋」は、古民家を活かし、昭和レトロな可愛い和雑貨や古玩具等、多種多様なレトロ可愛い商品を販売する店舗となります。

店舗画像となります。

　この度、新たな試みとして「レトロ起き上がりこぼし」復刻プロジェクトのクラウドファンディングを行うこととなりました。

宜しくお願い致します。

「なぜ、起き上がりこぼし？」と思われる方も多いかと思いますので、以下で「起き上がりこぼし」の紹介と、製作までの経緯をご説明させていただきます。

▼「起き上がりこぼし」ってなに？

起きあがり小法師、おきあがりこぼし、とも言います。

傾けたり倒れたりしても、すぐ起き上がるようにした、だるまなどの形をした日本のおもちゃです。　　転んでもすぐに起き上がるところから、粘り強さと健康のシンボルとして縁起がいいとされており、縁起物・郷土玩具の一つにもなっております。

昔から赤ちゃんのおもちゃとして親しまれてきた、起き上がりこぼし。昭和の最盛期には複数のメーカーから様々なデザインや表情・模様が描かれた起き上がりこぼしが販売されておりました。

そのルーツは中国の人形にあるとされ、新生児期から与えることができるおもちゃとして、今でも、現代風デザインなどで一部販売されております。

過去に作られた起き上がりこぼし

過去に作られた複数メーカー製の起き上がりこぼし

昭和に作られた横揺れタイプの起き上がりこぼし

昭和初期に作られた起き上がりこぼし、当時は手書きで製造

　起きあがり小法師：張り子製の小法師人形の底に、土のおもりをつけた玩具(がんぐ)。倒してもすぐ起き上がるのでこの名がついた。原型は中国の酒胡子(しゅこし)に始まるといわれる。酒胡子は唐代からの木製人形で、尻(しり)がとがっている。盤中で転がしてしばらく舞ったのちに倒れると、その静止した方向の座にある者が杯(さかずき)を受けるという遊びに用いられた。明(みん)代（1368～1644）に紙張り子でつくられるようになり、酒席の玩具となった。室町時代に日本に渡来、転がしても起き上がることから、不老長生の意味で不倒翁とよんだが、童形（小法師）につくり変えられて子供の玩具となった。「小法師」とは子供の意である。当時の狂言『長光(ながみつ)』に、「なに、おきあがりこぼしじゃ、子供たちの土産(みやげ)にこれがよかろう」とあり、子供向きの玩具に商品化された。江戸時代初期に京坂地方では摂津の津村（大阪市）が産地として知られた。やがて上方(かみがた)から江戸へ伝えられ、広い社会層に迎えられた。「おきあがりこぼうし」「おきあがりこぶし」などともよばれ、玩具以外に「七転び八起き」の縁起と結び付いて置物にされ、七福神や達磨(だるま)の姿のものもつくられた。 日本大百科全書(ニッポニカ)より

▼「起き上がりこぼし」の人気

　昭和の時代に製造された、レトロなデザインの「起き上がりこぼし」を室内のインテリアとして飾られる方も多く、隠れた人気商品となっており、乙女屋でも当時製造された「起き上がりこぼし」を取り扱っております。

昭和に製造された商品の多くはセルロイド製の為、時間経過と共に数が減少し、希少な現存商品は高値にて取引きされており、海外へも多く流出しております。

昭和初期に作られた横揺れタイプの起き上がりこぼし

昭和に作られた横揺れタイプの起き上がりこぼし

昭和に作られた起き上がりこぼし

▼「モヤモヤさまぁ～ず2」で当店が放送されたのがプロジェクト立ち上げのきっかけ

当店、テレビ東京系列にて放送の「モヤモヤさまぁ～ず2 ～「月島・豊洲周辺～もんじゃタウンは奇跡の街だなぁ～」にて放送をして頂きました。

後日、放送内容を観たと来店頂きましたお客様が、実は、日本で唯一となってしまった「起き上がりこぼし」を製作するメーカーの社長様でした。

社長様へ、今でもレトロな起き上がりこぼしは人気があるんですよとお伝え、ただし、昭和に製造した商品ですから、問題点もあるのですと、当店に来店される国内外のお客様のお声もお話ししました。

・昔製造された起き上がりこぼしを買いたいが、欲しい物はもう現存していないだろう。

・飾れる起き上がりこぼしを探しているが完品がなかなか出ない。

・昭和製の起き上がりこぼしをコレクションしている。

・希少品の為、数万円もするから手が出ない。

・室内に飾るには大きすぎるから小さい起き上がりこぼしが欲しい。

・レトロな起き上がりこぼしはかわいい等々

乙女屋としてもお客様の声にお応えしたい、作れませんかとお話しをした所、レトロな起き上がりこぼしに需要があるとは知らなかった、先代からずーと「起き上がりこぼし」を作ってきているが、「起き上がりこぼし」をこれからも作りたい！「起き上がりこぼし」文化を終わらせたくない！協力する、一緒に作ろう！と熱いお言葉を頂き、復刻プロジェクトがスタート致しました。

そこから、大きさ・デザイン・顔の表情などレトロでかわいいデザインにこだわり、何度も何度も打ち合わせをし、何度も試作品を製造しここまでやって来ました。

▼復刻レトロ「起き上がりこぼし」の人気

試作品を数パターン作成しました。

数パターンのサイズ違いや色違い・模様違いを製造しました。

お客様に意見や感想をお伺いしようと店頭でお見せすると、可愛い！

試作品でもいいからそれを買いたいと直ぐに売れてしましました。

国内外の何人もの方より、復刻を望むお声、購入を希望するお声を頂きました。

有難う御座います。励みになりました。

試作品の為ボカシております。

試作品ですが予約を頂きました。

▼このプロジェクトについて

　購入したいというお声にお応えして、この度「起き上がりこぼし」の製作を行うこととなり、クラウドファンディングという形で皆様のお力をお借りしよう、と考えました。

　今回のクラウドファンディングに関しては「All-In」という形式をとらせていただきます。つまり、目標設定額に達しなくても「起き上がりこぼし」の製作は予定通り行い、その後は販売も行うということです。

あくまでも皆様には、起き上がりこぼし製作に関してお力添えをいただきたい、という主旨になります。

今回のクラウドファンディングにご協力いただける場合、正式な発売よりも優先的に「起き上がりこぼし」を手に入れることができる。

また、多少割安で購入することができる、といったリターンをご用意しております。

資金については全額「起き上がりこぼし」の製作費に当てさせていただきます。

▼「レトロ起き上がりこぼし」のご紹介

昭和に製造された起き上がりこぼしの表情・色・サイズ・デザインだけでは無く音色にもこだわり、揺らすときれいな音色がします。

カラーバリエーションも人気の４色をご用意致しました。

　■高さ：19cm

　■幅　：11cm

　■重量：125g

　■材質：ABS樹脂

　■耐熱：60℃

　■製造：日本製

▼完成した「レトロ起き上がりこぼし」について

「レトロ起き上がりこぼし」については、製作完了後、乙女屋店頭やオンラインショップ、各イベント会場などでの販売を予定しています。

通常の販売価格は3,600円（税込）となる予定です。

▼リターンについて

今回のクラウドファンディングのリターンでお送りする「レトロ起き上がりこぼし」については2018年8月末頃の発送を予定しています。

今回のクラウドファンディングのために6つのリターンメニューをご用意しました。

・1,000円コース

・表の柄にレトロ古布を使用した一点物の缶ミラー（柄選択不可１枚）サイズ：75mm

・サンクスカード１枚（クラウドファンディング限定）