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社会問題と向き合う人のクラウドファンディング

新人漁師を応援しながら彼が育てたプッリプリ甘旨なホヤを手に入れよう

現在の支援総額
178,000円
パトロン数
25人
募集終了まで残り
9日

現在17%/ 目標金額1,000,000円

このプロジェクトは、All-In方式です。
目標金額に関わらず、2019/08/01 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。

今年3月からスタートした年間4回連続のプロジェクト。新人漁師が育てた今が旬の海産物を「買う」ことで、彼らの成長を応援します。食べる側の皆さんと育てる側の漁師がうれしいとおいしいを分かち合う、決して一方通行にはならない新しい海産物の買い方です。今回はホヤ通も納得「ホヤの聖地」のホヤをお届けします。

こんにちは。フィッシャーマン・ジャパンです。

今年3月から、漁師になるために宮城県石巻市に移住した新人漁師たちに注目し、日々奮闘する彼らの生の姿とともに、今こそ食べて欲しい旬の海産物をお届けするプロジェクトを展開しています。

今回はその第2弾です。

このプロジェクトでは、皆さんからいただく応援の言葉や「美味しい」という感想のひとつひとつが、若い新人漁師の背中を押します。背中を押された漁師は、新しい挑戦を始めたり、より丁寧な仕事にこだわったり、食べてくれる人のことをさらに考えるようになります。

前回のプロジェクトでは三浦大輝くんが育てる銀鮭をご紹介しました。パトロンの皆さんから続々いただくメッセージに力をもらった三浦くんは、自分の船を購入するという夢を、「いつか」ではなく近い将来の具体的な目標に定めました。船はひとりの若者が簡単に手を出せるほど簡単な買い物ではありません。皆さんの応援が彼の「一人前の漁師になる」という決心をより強いものに変えたのです。

昨今、漁師の平均年齢は60歳を超えました。
漁師の数は年々減り続け、その現状を今すぐに変えることは正直難しいのかもしれません。

20代前半の新人漁師が水産業を支える中堅漁師となるまでにはこれから10年、20年と長い年月がかかります。それまでに私たちができることは、「食べる」という当たり前の体験を通じて、若い漁師たちに想いを馳せ、見守り、応援し、次の世代にバトンを託すまでの道筋を一緒に作り上げていくことではないでしょうか。

決して多くはないけれど、漁師を目指す若者は確かにいます。
彼らは必死に親方の背中を追い、全力で学び、美味しい海産物を作っています。

私たちは、彼らが育てた海産物を多くの人に届け、「ほんとうの美味しい」を分かち合いながら、新人漁師のファンをひとりでも多く増やしていくことを目指しています。

これは、「買う」ことで新人漁師を応援することができる、新しい海産物の購買体験です。


今回お届けするのはホヤ。好き嫌いが分かれると言われていますが、舌の上で転がせば転がすほど、五味「旨味、甘味、苦味、酸味、塩味」すべてが口の中を駆けめぐる、ハマると抜けだけないファンの多い食材です。


今回のホヤは、宮城県石巻市牡鹿半島にある鮫浦からお届けします。鮫浦湾は山に3方を囲まれた内湾になっていて、山から栄養たっぷりの淡水が流れ込み、海水と絶妙に混じり合う、養殖には抜群の漁場として知られています。

さらに、ホヤの種苗、つまりホヤの赤ちゃんが採れるのも鮫浦湾。なんと全国に出回っているホヤの70%はここ鮫浦湾で採れた赤ちゃんを使っています。海水温や海流など、すべての条件が揃わないとホヤの赤ちゃんは育ちません。これが「聖地」と呼ばれている所以です。

 

外洋で育てたホヤよりも小ぶりですが、その分内湾という地形のおかげで、ホヤ自体の味が濃いと言われています。内湾だからといって、甘やかされて育ったわけではありません。密集させず、しかし程よく「ライバル」がいる距離間で生命力の強いホヤを残しながら、味も肉質もバランスのよいホヤへと成長させていきます。

海の中に吊るしてから3年。豊かな海の栄養素たちを身にまとった鮫浦のホヤたちには定評があり、指名買いする料理人がいるほど。今まで日常的にホヤを食してきた方でも「これがほんとうのホヤの味なんだ」と驚かれる方も多いそうです。

 

流通網や技術の進化のおかげで、日本中でホヤに巡り会える時代にはなりましたが、漁師から直送されるホヤほど新鮮なものはありません。収穫は例年3月頃から始まり、5~8月の夏に最盛期を迎えます。旬のピークを迎える梅雨過ぎからは、グリコーゲン値が一気に増え、甘みと旨味が増していきます。7月に漁師から直接ホヤを買う、まさにこれ以上ないホヤの買い方なのです。

鮮度がいいホヤは、口に入れた途端はじけるような瑞々しさ、程よく弾力のある肉質、爽やかな甘味があるのが特徴です。複雑な苦みに一度挫折した経験のある方は、もしかしたら出会うホヤを間違ってしまったのかもしれませんね。ぜひこのプッリプリのホヤを食べて、ホヤ好きになってくださいね。


ホヤの加工品リターン(刺身・炙り)もご用意しています。今回のためだけに地元の水産加工会社様が協力してくださった限定パックです。朝どれホヤの「刺身」と、ホヤの甘味を凝縮した「炙り」。袋を開けるだけでおつまみ完成!キリッとした冷酒が飲みたくなります。

ホヤと言うと刺身や酢の物など「夜のおつまみ」というイメージが強いかも知れませんが、実はいろいろな料理に使える万能食材。ピビンバやキムチなど韓国料理との相性がいいことはもちろん、チーズやトマトとも合うのでピザやパスタなどの洋食にもピッタリです。

リターンが届いたらぜひご自宅レシピを教えてくださいね。もっとホヤを日本中の人達に食べていただくために、ホヤのポテンシャルをみんなで引き出していきたいです。


今回のホヤを育てているのが、漁師歴2年目を迎える吉井大河くん、24歳です。
出会った頃は色も白く華奢で、おとなしい印象の青年でしたが、今では腕相撲がとても強い、たくましい海の男になってきました。

そして大河くんの親方が、この方。阿部誠二さん。
親方といえど、鮫浦の漁師の中では若手も若手の34歳。
さすが大河くんの親方、腕相撲も負け知らずです。


はじめまして。吉井大河です。群馬県出身です。
山梨県内の大学を卒業後、石巻市に移住して漁師になりました。

周りの友達が就職活動を始める中、僕は自分がスーツを着て、デスクワークをする自分が想像できなかったんです。卒業研究でたまたま石巻市の田代島という所に行く機会があったのですが、そこで実際に漁師を見て、かっこいいと思ってしまって。なにがどうとかではなくて、目に映ったその姿、フォルム、そのものがかっこ良かったんです。それで…ネットで検索して、漁師になりたい人向けの就業フェアに行きました。そこで親方の誠二さんに出会いました。

朝は結構早いですね。集荷のトラックが決まった時間に来るので、逆算して朝の3時に出航することもあります。(そういえば初めて水揚げに連れていってもらう日に寝坊したことが…)

船を沖に出したら、誠二さんが海中に吊り下がっているホヤの塊を機械で引き揚げます。塊からホヤをひとつひとつバラしていくのは、僕と誠二さんのお父さんの仕事。最初は機械を通して一気にバラしていきますが、潰れたり、取り残しがないように最終的には手作業でもぎとっていきます。

ホヤって牡蠣の殻に種苗をつけて育てるんですけど、それを引きはがすのは想像以上に力が要るんです。ホヤをひとつひとつバラしたら、次は出荷できるサイズかどうか選別してカゴに入れていきます。ここまでの流れが同時進行。やっぱり鮮度が命なので、スピード作業です。

誠二さんは腕っぷしが強い。だから量をこなせるし、仕事も速いです。僕に今一番足りないところはそこですね。誠二さんには、考える前に手を動かせとも言われます。海の状況はどんどん変わるから、早く、効率よく仕事をすることが大事なのだそうです。何かをやりながら、他の何かに常に対応する感覚とか、頭じゃなくて体全部を使って動けるようにならなきゃって思います。

船の操縦は、いま誠二さんにちょっとずつ触らせてもらっています。船舶免許を取ったら、誠二さんがいなくてもひとりで沖に出ることができます。そしたら自分たちの筏に迷わずにいけるようになりたいです。海には標識なんてないので、どこを目指して走ればいいかわからなくなるのですが、地域の先輩漁師さんに言わせると「目印なしに辿り着いてなんぼ」の世界なのだそうです。もし僕ひとりで筏に辿り着いて、筏を掃除したり、成育具合を確認することができたら、誠二さんと仕事を手分けすることもできるし、できることがもっと増やせると思っています。

ホヤは種苗を海中に垂らして、だいたい3年育ててから出荷します。僕が今年水揚げしているのは、3年前に親方たちが種付けしたもの。僕が種付けしたホヤを収穫するのは2年後です。その頃には船の免許もあるはずだし、自分の目でコンディションを見極めながら世話をしたいですね。今回もぜひ買って欲しいですが、いつか僕がイチから育てたホヤも食べてくださいね。


大河くんに将来どんな漁師になって欲しいか。
親方として誠二さんはいつかこんな風に答えていました。

今年春に出たWTOの最終審判決では、韓国による水産物の禁輸措置は解除されませんでした。震災前は宮城県産ホヤの6~7割が韓国向けに輸出されていたといいます。ようやく生産量が回復しても売る先がない。実はいま、誠二さんだけではなく、ホヤ漁師全体が厳しい状況下に立たされています。

品質や安全性に問題はないから、いつか輸出はできるようになるはず。
だけどそれまで「俺たち」の方がもちこたえられるだろうか・・・と。

浜に危機感が漂うなか、誠二さんは「漁師が声をあげる」べきだと、
ただでさえ少ない休憩時間を埋めるように多くの取材に応じ、今の現状を伝え、国内消費への希望を訴えてきました。


大河くんは、もの静かで、口数の少ない青年です。
「漁師になって、こんなに外に向けて話すなんて思っていなかった…」とも打ち明けてくれた彼ですが、最近、少しずつカメラの前に立つ姿を見るようになりました。親方の背中を追うように。

漁師になるための研修を受けるために、2度も原付バイクで山梨から石巻まで駆けつけたという大河君。「会ってすぐに研修に来るなんて言うし、ヤル気あるやつじゃなきゃ2度も研修に来ないだろ」と誠二さんも彼の静かな熱意を買っています。

今回は、漁業体験や、出張ホヤさばきなど、実際に大河くんが「自分が育てたものを語る」リターンをご用意しました。これは彼自身にとっても大きな挑戦であり、皆さんにとっては、大河くんの秘めたる熱量を垣間見られる胸アツなチャンスです。

ご記憶の方もいらっしゃるでしょうか。誠二さんは、実は数年前に実施したFISHERMAN CALLで実際にPVにも出演していた「おはよう」の漁師さんです。

今回は親方の“指導”のもと大河くんが優しいウィスパーボイスでお目覚めをサポートします。
本人の生声を聞けるだけでなく、直接応援の声を届けることもできます。

今回のプロジェクトにお支払いいただく“お金”のほとんどは、新人漁師のもとに正当な売上げとして還元します。また、彼らが一人前の漁師を目指す上で不可欠なステップを乗り越えるための“資金”としても活用します。残額はフィッシャーマン・ジャパンの事業費として使わせていただき、さらなる事業の加速に繋げていく予定です。


「獲る側」の漁師から「食べる側」の消費者まで、
すべての人がチームとなることで水産業の未来は大きく変わります。

最後まで読んでくださった皆さんとなら、
きっと水産業の未来をつくる仲間になれる、そう信じています。



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