こんにちは!海辺のたからものに今年から入った、東北大学理学部生物学科一年の伊藤です!ペンネーム、くらげで活動しています!

海辺のたからものは海洋ゴミをアクセサリーにすることで、若者にも環境意識を持ってもらう活動をしています。


私が目指す未来は、多くの人が海洋ゴミ問題について意識を持ち、そして海洋ゴミで死んでしまう生き物0の地球です。

現在、海洋ゴミ問題が話題になっていますが、

・実際にどれほどのゴミがあるのか見たことがない。

・写真で見るのは漂着がひどい地域で、綺麗な海岸はたくさんありますし、あまり身近に感じない……。


もう私たちは不問の加害者ではなく、被害者でもあるのです。

罪に問われないから。   本当にそう心で言って済ませられるでしょうか? 

私たちは立ち上がらねばいけない時が来たのです!

<今回目標となる、サザエアクセサリーを全国に配ることによる影響>

・ごみになるサザエを減らす。

・環境問題の注目をより集める。

・環境意識の低い層にまでアプローチする。

・ゴミ問題の啓蒙

・環境問題を身近な形で感じてもらう


今回のメインリターンはハート型サザエアクセサリー(以後、サザエアクセサリーをSZEと略す)です。



お店で出た捨てちゃうサザエを頂き、加工してSZEはできあがります。

環境に放棄されたゴミを取り除く活動はとても大切ですが、そもそも廃棄されるゴミを減らさないといたちごっこになってしまいます。根本的にゴミを減らすことも重要なのです。

また、SZEが環境意識への継続的な促進と宣伝効果を持ち、良い循環を作ります。




サザエには真珠と同じ構造を持つ層があり、その輝きを最大限に活かしたアクセサリーパーツとなります。

ゴミの中で抜群に美しいので、私はこれを「The Lord of Rubbish(ゴミの王)」と呼んでいます。


イギリス人にこれはごみからできている(This is made from rubbish)と言えば、きっとこう言うでしょう。

That is a load of rubbish.(そんな馬鹿な)


検索してもサザエをアクセサリーとして売っているお店は見つかりません。これはこのSZEがこのクラウドファンディングでのみ購入できるということを意味しています。

資金が集まれば日本各地にも配布していきます、しかし製作数や企画参加などの条件から手に入れるのは厳しくなるでしょう。


ご支援者様も海を守る活動を推進した一人として、海を優しく囲むメンバーの一人になります。
素材の魅力

SZEは真珠と同じ、貝が作り出す真珠と同じ構造でできています。その構造が生み出す干渉という現象から、様々な色の光沢が生まれ、写真には写らない綺麗な発色が生まれるのです。

SZEの本体にはペンキ・金属・プラスチックなどは一切使用されておらず、もともとはゴミ。

滅菌しているので衛生面も問題ありません。

内在的な強いメッセージ性




ハート型SZEのデザインには強いメッセージ性がありながら、露骨にメッセージを主張しないひかえめなアクセサリー。

それは素材本体に強いメッセージが込められていながら、素材本体の美しさも十分にあるので、デザインに広い自由度が残るためです。

知らない人には美しいアクセサリーに見えますので、周囲にメッセージアピールするのが恥ずかしい人でも気軽に身に着けることができます。

また、環境保護とは疎遠な方々にも、周囲にいい子ぶらないデザインとその美しさから注目を集めることが考えられます。


ハート型SZEに込められた想い:



このアクセサリーを初めて見た人は、それが何なのか聞くかもしれません。聞かれた人は、これがゴミからできていることやその背景を説明します。こうして人伝いに、地球を守る貝は人員を増やしていくのです。


私がこの活動をしようと思ったのは、ある日市場で食べたサザエを持って帰ったことがきっかけでした。ヤコウガイという最大のサザエを磨くと美しくなることは知っていましたが、価格が高く高校生の私には買えません。そこで、サザエの内側が鮮やかに輝いてることに気づいた私は、サザエでもできるのではと加工を始めました。できあがった初作品はそれは美しく、きっとこれを使っている人がいるに違いない、その人からノウハウを学ぼうと検索します。

サザエは加工もリサイクルもされていない!?

サザエを加工している人はごく少なく、その技術の習得には独学が必須でした。また、サザエはカキやホタテと違い、リサイクル品が見つかりません。

しかもサザエは燃やされると二酸化炭素を排出するのに、二酸化炭素による海洋酸性化で生命を脅かされていたのです。


サザエが新しいリサイクルの形を求めていることを知った私は、毎年推定5000t捨てられているサザエを助けるべく活動を始めたのです。

(この図を見ていると、サザエを耳に当てたら、波の音ではなく涙の音が聞こえて来そうな気がして来ませんか?)



・全国にSZEを配布するにあたる送料や梱包材料(プラスチックやビニールを最小限に抑えて送りたいと考えています。)

できたSZEはここ、荒浜で配布するのみでなく、日本の各団体に配布することで世間への浸透を図ります。

・SZEの生産増量のための工具や機器等

日本中に届けるため、多くのSZEを作ります。そのために加工に必要な器具を購入することが必要です。

また、他団体に対して工具の貸し出しも考えています。

・交通費

他団体に対して、訪問による加工方法の伝達を行うことでよりSZEが日本に広がることを推進します。

また、サザエの回収、海岸清掃などにも使用します。

・消耗品

SZEのパーツや先端ビット、やすりなどの消耗品を購入します。薬品をできる限り使わず、手作業でできることは手作業で済ませたいと考えています。

・新しい企画

現在、海洋ゴミの多さがわかるような巨大なモザイクアートを考えています。




環境系学生ボランティアサークル、海辺のたからものは被災地荒浜復興と、海洋ゴミ問題解決に向けて活動しています。海洋ゴミをアクセサリーという身近なものに変えることで、忌み嫌われがちな海洋ゴミをはねのけるのではなく、寄り添うことで解決を目指します。


いつの日か、訪れた初めての海で。

知らない人しかいない街中を歩いていて。

何も考えずぼーっとしていて。

たまたますれ違った人が、自分と同じサザエのアクセサリーをつけていた。

一人じゃない、と勇気づけられた。

私はその人と目も合わせなかったけど、心はぴたりと重なっていた。

I didn't know him but the heat of my chest conect his.

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