はじめに・ご挨拶

こんにちは!日中韓子ども童話交流参加経験者事務局の金丸真帆と申します。

私たちは、小学生時代に「日中韓子ども童話交流会」という事業に参加したメンバーです。日本・中国・韓国の同年代の子供たちと、1週間寝食をともにして3ヶ国語の絵本をつくりました。

この事業を経験して得た「3カ国の友好の絆」を紡ぎ続けていく場を作りたい。小学生の時の思い出や友情を胸に再度集結し、3カ国の明るい未来を創っていく場を作りたい。
「日中韓子ども童話交流参加経験者事務局」は、そんな思いを持って集まった参加経験者の大学生によって運営されている団体です。

私たちは小学生の時、言葉や文化は違っても「分かり合いたい」気持ちがあれば、心は通じ合うということを学びました。身振り手振りを駆使し心を通わせ合ったあの1週間で、3カ国には共通点や分かり合える点がとても多いということを、私たちは身を持って経験しました。
現在「近くて遠い国」と言われ、少しねじれてしまっている日中韓の関係。でも、小学生の時にともに理解し合った私たちは、特別なフィルターを通さずお互いを一人の友達として接することができます。この友情をずっと持ち続けていくことは、これからの3カ国の明るい未来にきっとつながるはずです。


このプロジェクト立ち上げの背景・実現したいこと

中高生イベントを開催したい!

今まで、私たちの団体が開催してきた交流会やディスカッションの対象は、大学生でした。

夏と冬の年2回、日中韓の参加経験者の大学生が集結し、3カ国の未来についてのディスカッションや、「友好」をテーマにした動画制作・発信などに取り組んできました。また、石川県金沢市の図書館で「出張授業」を開催し、日中韓3カ国の小学生と絵本を使って交流を深めるワークショップを行いました。このように、参加経験者の大学生が社会に向けて活動する幅は少しずつ拡大しています。

しかし、中高生が主役となって活動する機会は未だ実現できていません。私たちは小学生の時、各都道府県を代表して「日中韓子ども童話交流会」に参加していました。そのため参加経験者は日本全国津々浦々に散らばっています。日本中に仲間がいると言うこともできますが、裏を返せば、参加経験者が一つの場所に一堂に会するのはとても難しいことなのです。中高生の交流の場が今まで作られてこなかった理由です。

「自分たちが中高生の時にこんな活動の場があれば。」

大学生になった私たちは、この想いから「中高生イベント」の開催を企画しました。小学生の時に培った3カ国の友との友情。相手を思いやり理解する気持ち。大学生になるまでそれらを活かす機会が無いというのはなんともったいないことでしょう!中学生・高校生という若い力が想いを社会に発信していく場を、中高生たちに届けたいと強く思っています。

当の中高生たちも、アクションを起こす機会が欲しいと声をあげてくれています。”この事業の経験者”という同じバックグラウンドを持つ仲間たちと出会い、3カ国の未来に貢献したいと心から思ってくれています。彼らが一歩踏み出すためのこのイベント開催のために、どうか力を貸してください!!


このプロジェクトの詳細

【中高生イベント】

・日程 2019年8月16日(金) 

・参加者 2013〜2018年に「日中韓子ども童話交流会」に参加した参加経験者の中高生(20~30名)
     運営大学生(10名程度)

・内容 ワーク・交流会・メッセージカード作成など

テーマは「中高生よ、未来への種を蒔こう!

◯当時の記憶・気づきや発見を思い出す
まずは数年前の記憶を思い出すところから始めます。このイベントに参加してくれる中高生は皆「日中韓子ども童話交流会」に温かい思い出を持っていると思いますが、ただ「楽しかった」という気持ちだけで終わらせて欲しくありません。日中韓の友人と心通わせ絵本を作ったこの経験から、何を思い何を得たのか。大切に掘り起こしていきます。

◯今の自分と向き合う
当時のことを思い出したら、次は今現在の自分を見つめます。「日中韓子ども童話交流会」の経験は、どんな形であれ必ず今の自分に活きているはずです。「あ!あの経験が今の自分のこういうところに繋がっているんだ!」そんな発見を、どんな些細なことでも良いので沢山してほしいと考えています。また、現在も中韓の友人と連絡を取り合っている中高生にやりとりの中での気づきを聞いたり、中高生になった今3カ国の関係にどんな想いを持っているかを発散する時間を作ります。

◯中高生として今後どのように活動していきたいか
日中韓の関係に対してそれぞれが抱く想い。それが言語化されたところで、次はこれからどうしていきたいかを考えます。中高生の参加経験者としてできることは何か、どんなことに挑戦したいか。3カ国の友好の未来に向けて「夢」や「目標」を描いていきます。実際に、私たち大学生が取り組んでいる活動を報告したり、社会人として活躍している参加経験者を紹介することで、より具体的に将来のイメージを持てるようにサポートします。

こうしてワークを終え、参加経験者として「日中韓友好の未来」へ一歩踏み出した中高生。イベントの最後に、そんな中高生から今年度の「日中韓子ども童話交流会」に参加する小学生に向けてメッセージカードと夢の旗を贈ります。 今年度の「日中韓子ども童話交流会」は中国での開催です。出発前で不安いっぱいの小学生たちを元気づけるお守りのようなメッセージカードを作成したいと思っています。また、夢の旗にはワークで言語化した中高生たちの夢を寄せ書きのように書き、一つの大きな作品として自身のコミットメントを形に残します。完成したメッセージカードと夢の旗は、中高生イベントの同日8月16日に行われる日本代表団出発式にて、中高生から直接手渡しで小学生に贈る予定です。


資金の使い道

今回ご支援いただいた資金は、CAMPFIRE掲載・決済手数料14%(税別)を差し引いた上で、イベント開催にかかる一切の経費(会場費・企画費・印刷費・送料・運営費など)に当てさせていただきます。
なお、今回の開催に必要な金額を上回る資金が集まった場合は、来年度の開催のための資金とさせていただきます。


リターンについて

・感謝状
・日中韓子ども童話交流 参加経験者事務局広報誌 JaCK Book
・オリジナルグッズ (Tシャツ・マグカップ・クリアファイル)
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けいたします。


最後に

私たちは現在、日中韓の友好に向けて未来物語を描きつづけています。

先日も「第5回学生団体総選挙」にてインターナショナル部門のファイナリストに選出していただき、沢山の学生や企業の方の前で私たちの活動について発信することができました。

3ヶ国語の絵本をつくり上げるという文化的な出会いから始まり、同じバックグラウンドを有した私たちはこれまで3カ国の絆を育んできました。これからは、大学生同士の繋がりに留まるのではなく、中高生同士の交流、世代を超えた繋がりを構築していこうと考えています。

世代や文化・言葉の違いといった様々なバリアを、バリューに変えていきたい!
活動領域を広げ、私たちはどんどん挑戦していきます。皆様、どうか温かいご支援をお願いいたします。

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