こんなに素晴らしいミステリーを埋もれさせてなるものか!『Smaller and Smaller Circles 』はフィリピン発の本格ミステリーでアメリカでも大絶賛された素晴らしい作品。私どもで翻訳出版を行うにあたって、皆様に支援をお願いいたします。

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶

私は東邦出版株式会社の代表取締役を務めております。保川敏克と申します。

ある日、1通のメールが届きました。
「トランネット」という、海外の文学作品を紹介してくださる会社の近谷さんからでした。

なんでも、フィリピンで誕生した最高峰のミステリー小説を日本で翻訳出版しようと策を練ったが、資金が集まらないため諦めざるを得ず、ガックリ肩を落としているとのこと。


その小説の名は『Smaller and Smaller Circles』

1997年夏、フィリピン・マニラ。野積みされたゴミ山がいくつもそびえるケソン市パヤタス地区のゴミ処分場で、顔の皮を剥がれ、内臓を抜き取られた少年の死体が次々と発見。付近では最下層の貧しい人々が暮らし、子供たちにゴミを拾い集めさせることで糊口を凌いでいた……。フィリピン国家警察から捜査への協力を要請された法人類学者サエンス神父は、残忍な連続殺人鬼を見つけ出すため、かつての教え子で友人でもある心理学者ルセロ神父とともに全力を尽く。
犯人が心に抱える深い闇とはいったい何なのか? 


フィリピン国内でロングセラーとなり異例の販売部数を誇る本作は、作家・中村文則氏の作品をはじめとした世界の優れたクライムミステリーを出版するNYの出版社Soho Crimeの目に留まり、2015年にアメリカにて出版されました。

さまざまな階層の人物たちの事情や思惑が入り乱れるなか、カトリックと科学を専門とし、正義を貫き事件を解決へ導こうとする主人公の二人の神父の人物描写と、シンプルで無駄のない文体が読者を作品世界へと惹き込む大傑作です!

エンタテインメントとして面白いだけでなく、フィリピンの社会問題が鋭くえぐり出されています。日本でも子供の貧困が問題になっていますが、フィリピンの貧困問題は日本の比ではありません。ゴミ拾いをしてその日その日を生き抜く子供たち。腐敗に慣れきってしまっている警察組織。著者は、フィリピンのそのような状況が、本作を書いた90年代も今もまったく変わっていないと怒りをあらわにしています。


2017年には映画化も


2017年、アジア最大級といわれる釜山国際映画祭にて、映画『Smaller and Smaller Circles』は上映され、現地で大きな注目を集めた。新設されたキム・ジソク賞の10作品にもノミネート。

http://nwww.koreaherald.com/view.php?ud=20170920000528



著者は、マニラ生まれのF.H.バタカン


マニラ生まれ。フィリピン大学大学院卒業後、政府の情報機関であるフィリピン・インテリジェンス・コミュニティーで10年近く勤務し、諜報活動や詐欺調査などの専門訓練を受ける。2000年、シンガポールへ移住し、放送記者を経て、ニュース番組のプロデューサーとして放送ジャーナリズムの世界に身を置く。2002年、本書と同タイトルの短編小説を出版して作家デビュー。パランカ記念文学賞、フィリピン国民文学賞、マドリガルーゴンザレス賞を受賞。



メディア掲載の書評

“鮮やかで衝撃的。夢中で読んでしまう。 神父探偵による警察ドラマが、フィリピンへの魅惑の窓を開く。”
—バリー・ランセット、作家

“内容的に物議を醸すかもしれないが、ハイレベルな犯罪小説”
—CNN フィリピン

“目まぐるしく展開する犯罪小説が、カトリック教会の役割とその支配を暴き出す……暗く、ザラザラして、アメリカンノワールのように魅きつけられる、見逃すわけにはいかない一冊”
—ストランド・マガジン

“フィリピンのケソン市を舞台にした、古典的で良質なシリアル・キラー小説。”
—ガーディアン

“単なるエンターテインメント小説に終わらず、フィリピンの貧困や不正に読者の目を向けさせてくれる”
—ニューヨーク・ジャーナル・オブ・ブックス

“まるで神父版シャーロック・ホームズ。国籍の違う魅力的なホームズを求める推理小説ファンにはぴったりの一冊”
—ブックリスト

“バタカンの見事なデビュー作にして、フィリピンを舞台にした初のサスペンス小説。あらゆる次元で入り組んでいて、示唆に富んでいる。続編が待ち遠しい!”
—ブックページ


本プロジェクトを立ち上げた理由

アジアから世界に通用する文学作品が生まれ、アメリカやインドなどで出版されているのに、日本では発売されていない!
ニッポンの出版人として、これを見過ごしてよいものか!と。これが世に出ないのはマズいのではないか!と思いました。

そうですよね?

そこで、わたくしは社長特権で「企画会議」「編集会議」をスッとばし、東邦出版からリリースすることを即決しました。小さな出版社が生意気を言うようですが、この出版は誰かが引き受けなければなりません。誰もやらないなら小社がやります。

そのことを近谷さんにご連絡差し上げると、とても喜んでくださり、早速著者をはじめとする関係者にお伝えしてくれました。

もう、これはやるしかないでしょ!

そして、原書からの翻訳にあたり、非常に才能がある翻訳者さんがオーディションで見つかりました。



ただ、良い翻訳者さんは見つかりましたが、予算が相当に厳しいのは事実・・・。

ミステリーファンの皆さま、アジア文学にご興味のある皆さま、ぜひぜひご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。


リターンについて

①早く読みたいコース ¥3,000 100名

出来たてホヤホヤの単行本(定価¥3,000を予定しています)を全国書店発売前に1冊お届けします。もちろん送料は小社負担。


②SPECIAL THANKSコース ¥5,000 100名

本書の巻末に、ご協力くださったあなたのお名前を「SPECIAL THANKS TO」で明記。そして、出来たてホヤホヤの単行本(定価¥3,000を予定しています)を、全国書店発売前に1冊お届けします。もちろん送料は小社負担。


③オリジナルTシャツ ¥10,000 100名

本書のカバーイラストをプリントしたTシャツをお送りします。さらに、出来たてホヤホヤの単行本(定価¥3,000を予定しています)を、全国書店発売を前に1冊お届けします。もちろん送料は小社負担。


④あなたの推薦文をまとった本が、書店店頭で輝く! ¥50,000 20名

本書の帯(表4)に、ご協力くださったあなたのお名前と、ご自由にお書きいただく推薦文をレイアウトし、「特別ヴァージョン」を1冊お作りします。

例えば、こんなふう。


ここまで引き込まれたのは何年ぶりだろう!

“神父バディもの”としても読める希有な作品。

東京都新宿区在住 東邦一郎(ミステリーレビュアー)


ご協力くださる方には本書のゲラ刷りをPDFにて全文お送りしますので、ご一読のうえ推薦文をお書きいただき、11月10日(日)までに小社に返信してください。推薦文到着後に「特別ヴァージョン」を制作し、全国書店発売を前に1冊お届けします。また、その「特別ヴァージョン」を10冊、書店に配本し、店頭に並べます。


最後に

私たちと同じアジアの女性作家が生みだした大傑作。少しでも多くの方々に知っていただくべく、本プロジェクトで集めた資金は主に販促費用に投入してまいります。

ぜひご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。



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