はじめに・ご挨拶

 ZERO'Z(ゼロッズ)は発足して6年目を迎えるバレーボールのクラブチームです。

 幼児から高校生までの男女が所属し、幼児(キッズ)はACP(アクティブチャイルドプログラム)として体づくりを主とした運動を、小学生(ジュニア)は男女混合チームとしてインドアバレーボールを、中高生は男女ともに人数が少ないため今年度からU19(19歳以下)のカテゴリーでそれぞれ男子と女子のチームとして活動しています。また、インドアだけでなく夏季は中高生がビーチバレーにも参戦しています。

 ZERO'Zの合言葉は「胸にはZERO'Z、背中には人間力」です。
全員がZERO'Zとしての誇りを胸に人間力を背中からも感じられるような人間になることを人生の目標としています。

 ZERO'Zは性別、学年が違うのはもちろんのこと、住む地域も通う学校も違う仲間たちが訳ありで入団してくることが多いチームです。そのため退団制度はなく、一度ZERO'Zとかかわった人たちのいつでも帰れる家のような存在でありたいと思って活動を続けています。

 ⇧よしおちゃんとのんのん⇧指導者はとにかく存在感がうるさいほどあって直感的に物事を判断する力が異常にあるのんのんと気分屋なのがたまにキズ。バレー未経験者でありながら驚異の知識量で理論的に伝えてくれる頭脳派のよしおちゃんご夫婦、若いのに賢く、謙虚で人間力抜群のりょうくん。そして、のんのんだけのメンタルマネージャーとしてマミィがいます。他のチームとはちょっと違うところは団員である3歳の子から小中高大学生、保護者がみんな名前で呼び合うところです。
PLAYRES FIRST(プレイヤーズファースト:年齢や経験、実績、技術の上手い下手にかかわらず選手ひとりひとりを尊重し、チームの第一に考える)を大切にし、上下関係を作らず、大人も子どもも選手も指導者も保護者も立場に関係なく人として向き合ってきたため、結果的にチームが大家族のようになりました。練習中も休憩中も真剣な時もふざけているときもこの関係はかわりません。なので「エミコ~(保護者)今の(プレー)見てた?」とか「のんのん、のんのん、のんのん、今日はあの練習やりたい」とか「え~よしおちゃん来るの~」などの会話が飛び交います。

このプロジェクトで挑戦したいこと

 今回、北海道ではまだまだ競技人口も少ないビーチバレーで高校生北海道代表として工藤・田中組が第18回全日本ビーチバレージュニア男子選手権大会(大阪開催)、女子は6/29の予選で勝った菅野・沖田組または坂本・大村組のどちらか一組が【'19マドンナカップin伊予】ビーチバレージャパン女子ジュニア選手権大会(愛媛開催)の2大会へ推薦をいただき出場させていただくこととなりました。

2019.6.29 予選の結果 

女子優勝 菅野・沖田 / 準優勝 坂本・大村

男子優勝 工藤・田中

 しかし、北海道代表として全国大会に出場させていただくことはとても光栄なことではありますが、今回の出場にあたり私たち高校生はいろいろな問題に直面することになりました。

 まだまだ北海道では全国に比べてクラブチームの活動が広く認知されていないという理由、前例がないという理由、学校の部活動ではないという理由、新しい分野に挑戦しているがゆえに予選で対抗馬がいないため、予選出場=北海道代表となるという理由で全道大会および全国大会への選手全員の遠征費を賄えるほどの公的資金の援助はほぼなく、選手が所属する市町村によっては一部で条件付きの補助金が出るだけで部活とは比べ物にならないほど少ない金額です。学校も高体連のような公欠扱いはなく、欠席扱いとなる学校がほとんどです。毎回の遠征費や日々の活動費も各家庭から集める団費では賄いきれず、指導者も報酬はなくすべてが実費負担となります。幼児から高校生までのカテゴリーが揃う中で指導者の人数は少ないため、すべての遠征に同行しなければならず、指導者にはかなりの負担となっています。今年度の8月はビーチジャパン、マドンナカップ、ビーチ国体予選が通れば9月ビーチ国体(茨城)、U19では男女共に全国ヤングバレーボール男女優勝大会(大阪)と遠方での大会が短期間のうちに次々と控えています。

 このため、学校に通い、勉強と日々の課題と今は学校祭の準備に追われ、平日の夜は体育館での練習、週末は早朝から2時間かけてビーチバレーができる砂浜まで行って練習という時間に追われる生活の中で自分たち高校生でもできる限りのことをしたいと思い立ち、今回のプロジェクトを立ち上げることにしました。

【なぜ北海道でビーチバレーなのか】

 1年目は拾った流木とワカメ4月でも雪が降ることもある北海道では6月でもまだ寒い日が多く、私たちがビーチで本格的な練習ができるのは夏休みくらいです。昨年までは豊浦ビーチで自分たちの手作りでコートを整備し、地元のホームセンターで漁に使うような網などを購入し、流木を拾ってワカメでコートを作り(笑)なんとか練習していました。今年からは北海道のビーチバレー連盟の皆様のご厚意により週末2時間かけて石狩のビーチまで練習に行き練習することができています。

 なぜ、そこまで苦労して時間もお金もかかるビーチバレーをやり続けるのか?

と、疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。選手には様々な思いがあります、、、

 2年目は丸太と石を購入沖田:「インドアが6人制なのに対しビーチバレーは中学の時は4人制、高校では2人制です。ビーチバレーで求められるのはチームメイトとの密なコミュニケーションと、技術の正確さや丁寧さですが、その一方で体力的には厳しく、限界を感じながらもどこまで丁寧さを追及していけるかという自分の中でのせめぎあいが私にとってのビーチバレーの一つの魅力です。また、私はサーブでの駆け引きが得意なのでビーチでは風や太陽などの自然も駆け引きの札として使えることもビーチバレーの醍醐味だと思い楽しんでプレーしています。」

ZERO'Zに興味を持ってしまった方向け
★私がZERO'Zでバレーボールを続ける理由(注意:長いです)

中学からZERO'Zに入団。
登別市在住

田中:「私がバレーボールを始めたきっかけは、小学生のとき、私の弟が「バレーボールをやりたい」といい、「弟がやるなら私もやってみよう」と思ったことでした。中学生になって、このZERO'Zに入団しました。「バレーボールを通して社会に出て行く為の力をつけること」これがZERO'Zの目標です。私は社会に出ても恥ずかしくないよう、「人間力」を育て、監督やチームメイト、保護者の方々に日々感謝をし、このチームでバレーボールをしています。」


ZERO'Z初期メンバーの一人。女子U19キャプテン。
伊達市在住
沖田
:「私は2歳のころに今となっては家族4人全員がZERO'Zでバレーボールをしている工藤ファミリーと出会い、小学校に入る少し前からのんのんに誘われて先にバレーボールを始めていた兄に付いて行ってバレーボールを始めました。それ以来ずっとのんのんの下でバレーボールを続けています。みんなから工藤体育館と呼ばれる工藤家は私にとっては実家も同然の場所です。中学では1年ほど部活にも入りましたが、日々、暴言を聞いたり理不尽な罰を受けたり時には遠征先で別のチームの体罰などを目の当たりにするような世界にいて親やのんのんに心配されるほど、どんどん辛いという感情は麻痺していきましたがバレーをすることはとても好きだったので部活を辞めるつもりはありませんでした。でも、ついには体調を崩して初めて自分と素直に向き合うことができ部活を辞める決断をしました。ZERO'Zは常に新しいことを取り入れ、チャレンジしていくチームであり、もし失敗したりつまずいてもどうすべきか自分で考える時間を与えてくれる指導者もいます。時には今回のクラウドファンディングのような難しい課題に取り組んだり、下の学年に勉強を教え、受講料をいただくZERO'Z塾も不定期で行い、将来社会へ出ていくための準備もしています。ZERO'Zでしかできない体験を多くしているし、なにより毎日が充実して楽しくてしょうがないので私はとりあえずのんとよしおちゃんが棺桶に入るまではZERO'Zとかかわっていくと思います。」


2年前中学の時に出会い高校になってZERO'Zに入団。
石狩市在住
大村
:「もしかしたらZERO'Zにとっては当たり前のことでも私を含め石狩中(出身中学)のみんなにとってはあたりまえじゃなかったです。だからいつもみんなでZERO'Zはすごいって話してました。まだ十何歳の人なのにここまでできるんだと思ってました。それは今でも変わりません。ZERO'Zのみんなはいろんなことの固定概念を取っ払ってくれました。それは私にとってとてもいい経験になりました。みんなはユーモアがあって、いつでも優しくて、自分の意見が言えて同世代の中でもとても尊敬しています。一緒にビーチバレーに参加しようと思ったのもこのことが大きな理由です。もう一回みんなとバレーをしたいなと強く感じました。石狩市と伊達市は遠いから一緒に練習したりできる時間は少ないけどその時間はいつも充実していて何より楽しいです。ZERO'Zにはオーラがあって、みんなの笑顔にはパワーがあるなって思います。ビーチ、足手まといになってしまうかもしれないけどよろしくお願いします。」

追記私が高校の部活でバレーを選ばなかった理由
「1つは中学での部活の顧問の先生がやっていたバレーから離れてやるのが怖かったからです。2年の時にケガをしてしまったけど自分的には顧問の先生の教えてくれていたバレーはとてもしっくりきてなによりも楽しかったです。そこから離れてバレーするのが自分にとってはもしかしたらいい刺激になったのかもしれないけれど環境の変化などに自分がついていけなさそうな気がしました。中学での部活の顧問の先生に慣れてしまった私はこの高校の部活でバレーしなくてもいいのかなと今も思っています。もう1つはあまりやっている先輩や同級生の声がいいものじゃなかったことです。高校の先輩方やバレー部に入った同級生に話を聞くと、上手い人と下手な人の差別があると聞きました。自然体バレーをやって、ZERO'Zの話を見たり聞いたりしていた私はそんな部活の話を聞くだけでとても心が痛かったです。暴力はなかったものの、直接かかわったわけではなくても言葉の暴力や差別がある部活には入りたくなかったのでやめました。結果的に中学時代のように毎日バレーをすることはできなくなってしまったけど、それ以上に勉強や友達と充実した毎日を送れているのでよかったです。」


中学からZERO'Zに入団。部活時代の辛い過去を乗り越えいつも笑顔。室蘭市在住。

坂本:「ZERO'Zでバレーを続ける理由は、もちろん楽しいのもありますが、自分がこれから人として生きていく上で必要な知識や常識などを部活より倍の倍教えてくれるからです。あと、居心地がいいのもあります。ZERO'Zはバレーだけじゃなく、色んなことを経験させてくれます。いい大人になれそうだなあと思います。」

*私にとってビーチバレーの魅力とは*
●最初はルールも室内バレーと結構違くて難しかった。
●床が砂だからめっちゃ体力使って疲れる。
●広いコートを2人で守る。
●スタイルが良いとカッコいい。


小学5年生にZERO'Zに入団した、ほぼ初期メンバー。
早生まれで左利きのエース。
伊達市在住

菅野:「私がZERO'Zでバレーを続ける理由は、いろんなことに挑戦させてくれて、人間として欠けている力を自分で見つけるために導き出してくれるのんのんとかよしおちゃんに教えてもらうんじゃなくて自分で見つけるための手助けをしてくれるからです。ZERO'Zで活動する中で時間、お金、苦労をかけた分得るものは大きい新しいことに挑戦できることの楽しさを学びました。」

*ビーチバレーの魅力*
●自分がサボれば相手が苦労する
●技術が求められるのでインドアとは違う、パートナーとの連携プレーが必要になってくる。

●砂場に足を取られるからすぐ疲れる

追記私が高校の部活でバレーを選ばなかった理由

「わたしにとって部活はバレーを楽しみたい人の集まりだと感じていました。顧問に言われた通りのメニューをこなすだけ。毎日こなすだけの部活で私は楽しいと思いませんでした。しかしZERO’Z は、自分たちでメニューを考えこなすだけではなく、なぜそうなるのか、どうしたらそうなるのか自分たちで考え行動しなければなりません。練習が終わる度やりきった、楽しかった。そんな快感が練習の充実感を味わさせてくれます。それが私が部活よりZERO’Z を優先した理由です。」

工藤:私がバレーボールを続ける理由は、

実は、「なんとなく」なんですね。

小学1年生になった時、友人がバレーボールをやると言ったので始めました。さて、それからなんと10年も経っていました!その10年で毎日少なからず1、2回はバレーボールのことを考えていたと思います。そうやってしているうちに、僕はどんどんバレーにハマっていきました。そして、年齢が上がるほどバレーボールに対する知識や、情報のプラットホームが充実していきました。やがて僕は、プレー以外に試合を見ることにもハマってきます。いろんなチームの多様な戦術や、スタイルに憧れや、夢を持つようにもなります。先に記述した「なんとなく」とは、自分を納得させるため、また、僕の日常と化してしまったバレーボール。という意味でそのようにしました。皆さんも、「なんとなく」の自分なりの意味を考えてみてはいかがでしょうか?

ご高覧ありがとうございました。

資金の使い道・実施スケジュール

①7月31日の終了日まで目標達成に向け最新情報の更新

7月27日~28日ビーチバレー国体北海道予選(もしも代表権を獲得できれば9月13日~15日茨木国体へ)

8月2日 プロジェクト終了日 
 目標金額達成できれば 
 選手1人当たりの(宿泊費+交通費)×6名分+リターンにかかる費用+プロジェクトの各種手数料 
 = 合計 800,000円
 リターンの発送準備開始


④8月8日~11日女子は愛媛へ 8月9日~12日男子は大阪へ 全日本ビーチバレージュニア選手権大会 
もしも目標より多くご支援いただいた場合は指導者の宿泊費+交通費に充てたいと考えています。
更に予定よりもはるかに多くご支援いただいた場合は後に控えている全国大会の遠征に充てます。

<2019.9-12ビーチジャパン男子ジュニア選手権大会(大阪府)>

出場選手 工藤(高1)・田中(高1) 

引率指導者 よしおちゃん他1名

<2019.8-11マドンナカップビーチジャパン女子ジュニア選手権大会(愛媛県)>

出場選手 沖田(高1)・菅野(高1)or 坂本(高1)・大村(高1) 

引率指導者 のんのん・マミィ


未定 9月13日~16日 第74回国民体育大会ビーチバレーボール競技会(茨城)

⑥決定 9月20日~22日 全国ヤングバレーボール男女優勝大会(大阪) 
    U19男子6名 U19女子8名 引率者4名

⑦10月 すべての全国大会終了後、リターンの発送予定

最後に

この度、北海道からビーチバレーの代表選手として出場させていただくことはとても光栄です。

現実的に練習できる時間があまり無く、本州などの選手との実力差は大きいと思います。しかし、今回ご支援してくださった方々や保護者の方々への恩返しのためにも、試合に勝ち、尚且つ観ている人も楽しくなるようなビーチならではのエンターテイメントのようなZERO'Zらしいプレーを全力で行いたいと思います。

皆様からのご支援をお待ちしております。

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⇧工藤制作のZERO'Zへの思いが詰まった動画が見られます。

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⇧のんのんがACP-KIDS、ジュニア(小学生)、ユース(中学生)、U19(中高生)の日々の活動を発信しています。

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Facebookでは見られない選手たちの素顔や大会エピソードも。

=更新情報= 

◎トップの写真を変更しました。
◎「私がZERO'Zでバレーボールを続ける理由」に工藤のエピソードを追加しました。
◎「私が高校の部活でバレーを選ばなかった理由」に大村、菅野のエピソードを追加しました。
◎ 6/29開催ビーチジャパン男女ジュニア北海道予選結果を追加しました。 

本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2019/08/02 07:23

    ZERO'Zのプロジェクトはいよいよ本日終了です!!!これまでご支援いただいた方々に心から感謝申し上げます!!!ありがとうございました!本日23:59:59まで支援していただけます。これからも他にはない、新しい形のバレーボールクラブチームをめざしてチーム全員で頑張っていきます。あとわずかの時間...

  • 2019/08/01 07:49

    プロジェクト終了まで残りあと2日となりました。これまでにご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。2019年8月2日(金)23:59:59ぎりぎりまで支援していただけますので最後まで応援よろしくお願いいたします。さて、本日も選手たちは早朝から豊浦町しおさいビーチへ練習に出かけています。午前...

  • 2019/07/31 18:20

    ZERO'Zのクラウドファンディングプロジェクトも残すところあと3日となりました。これまでにご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。本当に本当にありがとうございます!全国大会につながるビーチバレーの北海道予選は一通り終わり、いよいよ来週には全国遠征第一弾となるビーチジャパンジュニア選手権...

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