こんにちは!

ご覧いただきまして
ありがとうございます。
森本響暉、作家名をつまみて葵山(きざん)と申します。

▼ 目次

・経緯と発端
・つまみ細工について
・僕の作品への想い
・どうして今、この計画をするのか
・伝統を残すために生きる
・資金の用途
・実施スケジュール
・これからの制作
・意気込み



 外国に行きたい!!とずっと思っていて、ネットで探していたら見つけた
ワーキングホリデービザという制度🌠
異なった文化(相手国)の中でバカンスを楽しみながら
その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることもできる
今行かなきゃいつ行くの!って姿勢で
10月頭から1年と8ヶ月関(学生ビザとワーキングホリデービザ)カナダのトロントに単身で行くことにしました!

と、そこで
19歳の頃にひとり独学ではじめて
たくさんの作品制作を経て
培った技術
日本の伝統工芸品
「つまみ細工」
世界にもっと広めたい!生活に寄り添った形で生かしたい!という想いから
日本でできる限りの準備をして

カナダに持っていくことに決めました!!

しかし、お仕事で貯めた貯金は全部学費と旅費へ………
日本でしか材料を揃えることができないため、出発前に材料を買う資金が必要になりました

色から拘るため、自分で染色を選んだ

 江戸時代を起源とされていまして
普段着ていた着物の生地を用いて
髪飾り(かんざし)や櫛(くし)、くす玉
の類が生まれました
江戸時代中期には、
身にまとうおしゃれの一つとして
大流行したそうです。
その後、着物とともに時代の波により
盛衰を繰り返してきて
現在では七五三の振り袖を着た時、成人式の場の髪飾りとして
それに京都の舞妓さんが着飾っていたりと、なじみ深くはないものの
その姿を目にすることができます

作り方は、折り紙と言うのが近いです
布を正方形の形に切り取り
その布を決まった形に折って、
形を作っておちりんと呼ばれる専用の土台に貼り付けます
その形は自由自在で、菊や松、梅などお花をモチーフに形を取ったり
お祝い物で鶴や金魚などを作り上げることもできます
アイデア次第で、かなり創作の幅が出るのが面白く
惹かれたところでもあります

素材の生地はおおよそ二種類で
「ちりめん」と「羽二重」
があります
「ちりめん」は織りの最中に強い撚り(ひねり)を加え全面に細かい凸凹状の「しぼ」ができた織物
「羽二重」は平太い緯糸1本と
細い経糸2本を混ぜ合わせて織る織物

本作品は後者の「羽二重」
用いて作成しています

柔らかく軽い光沢のある絹へと仕上がって
ウエディングブーケのような透明感
光を通す薄さが上品さを醸し出す生地が
染めたときに色を持ち
一層美しくなります

染色の様子


ものを作るのが好きです

組み合わせて考えているアイデアを形にする、目に見たものを自分の中に取り入れてから形にしています
よく絵画や陶芸など
芸術品に心を動かされては四季で
移り変わる風景やお花を見て
恋しくなります
創作が好きなんでしょうか、
イメージして設計図を書くことも好きなんでしょうか
高校の頃には木の板を重ねて
船を作ったり
建物を作ってみたりしておりました


そんな僕を手芸の道に入れたのは
本からでした
最初にハンドメイドで手に乗るサイズのてまり(球体を刺繍する感じ)を作ってみて、指ぬき(絹糸で刺繍した指輪)を作ってみたり
刺繡や使わなくなった着物の生地を
再利用してミシンを使ったバックの作成
をしたりもしまして

1番手に残った、しっくり来たのが今作っているつまみ細工でした
そこからは自分でどう作ったら整って見えるか、形を考えたり
布が透き通った白色なので自分で好きな色に染め上げ
和風の色で統一したり
毎日研究をしながら、作っている中で新しい形へと変えていくことも熱意の入るところです

そうして2年ほど作ってきた今
まだ作りたい目標がたくさんありイメージする作品は数多くあります
こういうのも恥ずかしいですが
このまま何十年も手掛けていつか職人になっていたいと思うばかりです

今僕は、情景を言葉にする俳句季語から色を想像して
季語からアイデアをもらった
作品を作成しています
「時候三十一収」
今五作品、作成しているシリーズです
時候は四季の気候・天候のことで
三十一という数字はひと月の長さ
から取って
31作品同じ形で作っていたりします

景色を言葉にしたものから色を作るというのもまた面白いです


時候三十一収「麦秋」

麦秋(ばくしゅう)とは夏の季語
麦は初夏に黄熟して、取入れ時を迎えます。そこから麦の秋という

時候三十一収「青嵐」

青嵐(あおあらし)
こちらも夏の季語
青葉若葉をなびかせて通る、明るくて強い風のこと

 ことの発端は、半年ほど前に石川県金沢市に旅行に行きまして
ふらりと立ち寄った、
尾山神社近くの老舗店
伝統工芸品の水引を置いていて
木の香りのする店
そこの女性の店主は、金沢県から
外国で水引を広めてきてくれという
お話を貰って、ヨーロッパやアメリカなど数ヶ国で、
言葉もあまり伝わらない中、
ジェスチャーなどで伝えて旅をした
と言うびっくりするようなお話で
なにかを教えるのに、深く考えるより先に、行動や思いがあれば人は何でもできるんだと
その行動の規模の大きさに僕は心打たれ、まだ技術に関しては
若く幼くはあるが今しかできない
行動力があると思い
もういてもたってもいられなくなったのだ

アガパンサス(紫君子蘭)



 伝統とは世代において受け継がれた
であり心(精神性)であり
であるだろう。
忘れられたら無くなってしまうし
担う人が亡くなれば散りゆくだろう
時代とともにあるものでもあるだろう
必要が無ければ無くなることもある。

今の日本の伝統文化は
過去の時代の中で海外から流れてきたもの日本で生まれたものが混ざって生きている。
流れの中で不要なものが切り離され
必要なものは自然と受け継がれる
ことで伝統は今も生きている
そんな数多の伝統文化の中で
僕はつまみ細工というものの芸術性
創作できる形の豊かさ
可能性を抱いたのだ。

アイデアで変わった伝統工芸品の例の一つに、京和傘から生まれた照明器具「KOTORI」が印象的であった。
和傘とは使用用途も難しく活用しにくいものだとも思っていたが
技術を使って作るものを変えることで和傘は照明器具として、この伝統は需要のあるものへと変わったんだと衝撃を受けた
実はこの「KOTORI」はグッドデザイン賞をも取っている

僕はここから影響を受けたからか
時代に合わせて伝統工芸品を
もっと活かしたものを作りたい

と考えるようになった
海外に行き、そこの文化や生活を見て発想を貰おうかと考えていたり
また海外につまみ細工を持っていく
ことで文化の種として、混ざりあう新しい文化を作ることも出来る可能性もあるだろう。カナダは多様な文化の人がいて多様性な国である

もちろん簡単ではなく甘くはないものですが
計画を練って行動することが何より大切だと思って、たくさんのことを吸収出来る様に思い切って行動します
応援お願いいたします

黒で統一した作品

▼第一優先

布や着物の生地、日本の織物 

▼第二優先

和風な色を出すための染めの材料 

▼第三優先

使いやすいかんざし、金具

また、今名古屋市でワークショップや教室も行っております
カナダでも教える場を作りたい考えもありまして
第四に場所や機材などに使用させていただきたいと考えております

名古屋市で行っている教室の様子

2019年7月クラウドファンディングを開始
2019年8月末クラウドファンディングを終了
2019年 9月 リターン商品お届け
2019年 10月~ワーキングホリデー開始
2021年 5月 ワーキングホリデー終了

いま浴衣を着て教室をやってますが、あちらではかなり寒いので…中にたくさん着てその上から着物を着て紹介しようと考えてます。
そのため今着物を仕立てております!
カナダでは、ジェスチャーや持っていくなどを使ったワークショップを行い、日本の文化のひとつに触れてもらいたい
京都の舞妓さんの衣装で使われているのに加え、日本での成人の儀にも使われることの説明をして
楽しみながら文化の共有をすることを目標としています

 髪飾りとしてのみの、使用はもったいない
日常から使っていただきたいという考えを常に抱いておりまして
生花から習い、一輪挿しに挿すことで
お部屋に飾れる、おしゃれなインテリアとしての開発も進めています

つまみ細工は日本人の持つ自然に対する趣きや美の思いから生まれたもの
四季の草花をモチーフにして作られています
その美しさは世界の通じるのではないでしょうか

お部屋に和の雰囲気を醸し出す


 2019年 9月1日から発送予定

1つ目は髪飾りやブローチタイプ
2つ目は花瓶に添えることで、部屋のインテリアとしても使用できるかんざしタイプの髪飾りとなっている

▼材料の説明
平織りと呼ばれる経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に交差させる織り方で織られた日本産の織物
「羽二重」を使用した一点
個人で染色しており
羽二重を活かした鮮やかな色を楽しめます
羽二重は太い緯糸1本と細い経糸2本を混ぜ合わせて織るため、柔らかく軽い光沢のある絹へと仕上がっている
その絹を独自の技法で様々な色に染め上げることで、光沢の生まれた色合いを出すことができる
今回は花瓶は同封できないが
高さ8㎝以上の花瓶で飾れます

DAISOの透明な花瓶でも
和の雰囲気が楽しめます

リターンで公開する作品 (京紫)

今までの試作の一部


 最後までお読みいただき、ありがとうございました!
カナダに行くことは決定なので、日本で覚えたつまみ細工や書道を持って、何が何んでもやり抜く予定です
どうか皆様のご支援、ご協力を必要としております!よろしくお願いします🙏🙏


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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