はじめに・ご挨拶

はじめまして、和田大海(うみ)と申します。四国の右下徳島県美波町で設立されたat Teramaeが新たな事業としてゲストハウスを始るにあたり、壱 THE HOSTELの管理人兼大工見習い、 at Teramaeの一員となりました。先ずは簡単に自己紹介をさせていただきます。

生まれは和歌山県田辺市で、三兄弟の末っ子としてのびのびと自由に育ってきた私ですが、高校卒業後は大学進学のため大阪へ、20歳の時には沢木耕太郎が著者、深夜特急のファンとなり単身アジア諸国をバックパッカーとして放浪、その後はバンドマンとなり、サラリーマンとなり、時の流れにただひたすら身を委ねる日々が続きました。
仕事にやりがいを感じられなくなっていたその時、自分のこれからの夢について考えた時、旅が好きだ、人が好きだ、「そうだ、ゲストハウスだ!」そう漠然と閃いたことを今でも覚えています。思い立ったら最後、スーツを脱ぎ捨て、31歳になる直前にカナダのワーキングホリデーVISAを取得、去年の1月からカナダに旅立ち、異国のホスピタリティを学ぶべく、リゾート地にあるゲストハウス、ホテル、バーで1年間働き、帰国後の夢に向けて経験と知識を養っていきました。

とはいえ、帰国後すぐに開業できるほどの資金はなく、開業に向けた計画を立てねば、そう考えていた矢先、バンドマン時代の友達と再会、ゲストハウスの管理・運営をしてくれる人を探しているという話を聞き、これもめぐり合わせと思い快く承諾。町の名前さえ知らなかった徳島県美波町日和佐へ赴くことになったのです。


日和佐ってどんなところ?日和佐で昨年産声をあげたat Teramaeとは?

四国八十八ヶ所二十三番札所の薬王寺があり、かつては港町、お遍路宿街としてにぎわっていた日和佐。現在でもウミガメの産卵地として知られていますが、人口は減少の一途をたどります。町唯一の高校が2006年に閉校、その後も過疎化が進み、町から一つ、また一つと灯りが消えていきました。


今では人口7000人を切る小さな町ですが、ここには何もなく、それでいて地元民でさえ気づいていない魅力がたくさんある!それぞれがそれぞれの日和佐愛を持つ3人の男が立ち上げた合同会社at Teramae。築97年の古民家を改修した、コーヒースタンドでもあり、アパレルショップでもあり、デザイン事務所でもある体験型複合施設を作り上げました。クリエイティブなデザインと若いパワーで日和佐の魅力を発信したい!その想いは訪れる観光客はもちろんのこと、町の人々の琴線に触れ、もっともっとにぎやかな町にしようという想いが各地から聞こえてくるようになりました。そんなat Teramaeが新たに日和佐の町にある古民家を改修し、ゲストハウスを作る計画を立てはじめたのです。

宿不足に悩む日和佐にもっと気軽に泊まれるところがあれば観光客はきっと喜んでくれるのではないか。近年は外国人お遍路さんが増えていますが、言葉が通じないことで満足なサービスを提供できていないという話が聞こえてきます。ゲストハウスができることでそのような機会ロスは大幅に減らすことができるのではないか。そしてただ泊まれる場所で終わってしまうのは勿体ない!本来の宿機能は残しつつ、全国に散らばるまだ見ぬ移住希望者様の受け入れ窓口として、体験移住や移住に伴う必要な情報を提供できる場所として活用したいと考えたのです。

at Teramaeがそんな計画を立てていたまさにその時、私はカナダから帰国することになるのですが、帰国してすぐにat Teramaeのメンバーの一人、ドウゾノセイヤくんと再会することになり、ドヤさ、ドヤさと話が進み、その結果私はat Teramaeの一員として、また壱 THE HOSTELの管理人として、また自ら古民家のフルリノーベーションをしていくことに決まったのです。


壱 THE HOSTELという屋号に込める想いと開業前に直面する課題

今回のオファーを受ける前から自分がゲストハウスを開業するならつけたい名前がありました。

それが「壱」です。皆さんの財布にも入っている壱万円札にも使われる漢字ですが、本来の壱には、「二つ以上のものが近寄って、一つになる」、「集まる」という意味があります。すなわち、旅人や地域住民が集まり、一つになる。そんなゲストハウスにしたいという想いが背景にあります。そして名前と並び宿の顔となるロゴ。この重要な仕事を請け負うのがat Teramae。オリジナルメンバーが考案するロゴデザインのコンペを実施。3つの甲乙付け難いロゴの中から最終的には、山崎一平くんのロゴを選出!カッコよさと可愛さが同居するロゴを作ってくれました。壱というハコの中で数多くの良き出会いが生まれそうな、そんな予感がするロゴです。

しかし名前とロゴ以上に重要になるのが宿の内装・外装です。肝心の宿泊施設となる建物のリノベーションについては、資金の少なさからほとんど全てのものを手作りする他方法がありませんでした。インパクトの使い方すらまともにわからなかった男が、大工経験のある友人を呼び、日々コツコツと開業に向けて勤しんでいます。

旅人の疲れを癒す上等なマットレスが欲しい、日和佐の景色を独り占めできるバルコニーに巨大ハンモックを作りたい、庭で宿泊客がBBQできる設備を作りたい、なんなら離れにバーを作りたい、より良いものを作りたい欲求が暴走する中、悲鳴をあげる懐。今回300万円の開業資金を元に改修作業を開始したわけですが、資金が少ないなりにアイデアを出し合い、カッコイイし快適!と思っていただける内装に仕上げることができていると自負しています。

だがしかし、古民家であるがゆえに当時の日本人に合わせた造りになっていることから、内装のほとんどを作り変える必要があると考えました。主要な部分、例えば客室、リビングキッチン等は順調に内装工事を終えようとしていますが、トイレや浴室、玄関などまだまだ改修が必要な場所があり、それらすべてをこなすためには自分たちが用意したお金だけでは厳しくなっているのが現状です。自分たちの120%を出して初めてお客様が喜んでくれるのではないか。私たちの想いを後押しし、壱 THE HOSTELの完成を心待ちにしてくれるファンを見つけよう。思い立ったが吉日、つべこべ言わずにクラウドファンディングをやってみようというわけです。

リターンについて

3,000円   Mermaid coffee (at Teramaeコーヒースタンド)オリジナルドリップコーヒー × 3  ※1

5,000円     壱 THE HOSTEL Mix or 女性専用ドミトリー1泊宿泊券  ※2  ※3

10,000円 壱 THE HOSTEL オリジナルTシャツ   ※4

30,000円 壱 THE HOSTEL 一部屋貸し 2泊3日宿泊券(最大4人宿泊可)  ※3

50,000円 壱 THE HOSTEL 一棟貸し宿泊券 (最大14人宿泊可)※3

100,000円 壱 THE HOSTEL 一棟貸し2泊3日宿泊券  (最大14人宿泊可)※3

※1 全てのリターンにはお礼の手紙、壱 THE HOSTELのパンフレット等を同封させていただきます。

※2 ご支援の際にご希望のお部屋を備考欄にご記載ください。

※3 宿泊券の有効期限は発行日より1年間とさせていただきます。また予約ベースとなりますので、お問い合わせいただいた時点でご希望の日が満室の場合はお断りさせていただくことがございますのであらかじめご了承ください。

※4 ご希望のサイズ・色を備考欄にご記載ください。

最後に

壱 THE HOSTELのこれまでの活動と今後の予定について簡単に触れさせていただきます。

2019年1月 物件の賃貸を開始

2019年3月〜7月 解体〜物件のフルリノベーション

2019年7月中旬 ゲストハウス完成  (旅館業簡易宿所営業許可取得予定)

2019年7月15日 レセプションパーティー

2019年9月下旬 リターン発送

開業までにやらなければいけないことはまだまだ山積みですが、7月オープンと決めた以上、必ず実現すべく毎日必死のパッチで頑張っていきます。

私たちの根底にある想いは第一に、日和佐という町の魅力を一人でも多くの人に知ってもらいたいということです。お遍路さんだけではなく、世界津々浦々にいる人たちに日和佐に足を伸ばして欲しい。壱 THE    HOSTELに泊まり、日和佐の魅力に触れ、また来よう。そう思っていただける宿にしたいと切に願っています。

今回のクラウドファンディングによって集まったお金は前述した通り、古民家から現代を生きる全ての旅人が快適改修資金に充てたいと考えています。また、目標金額達成の暁には壱 THE HOSTEL 2階部分にある北河内川と日和佐の山々を一望できるバルコニー全面に巨大なハンモックを作ります!

まだまだ右も左もわからない私たちですが、色んな気づきやキッカケを与えてくれる日和佐に恩返しがしたい。そしてただただ何かオモロイことをしたい。そして関わる全ての人たちにオモロイと感じていただきたい。私たちの想いに共感していただける方がいましたら、一つ、壱 THE HOSTELの開業の手助けをしていただきたく管理人、at Teramae一同お願い申し上げます。


  • 2019/07/27 19:13

    8/1のオープンに先駆けて行ったレセプションパーティーは無事大盛況に終わりました。お越しいただいた方々ありがとうございます。その時に流したメイキング映像を是非ご覧ください。資金が少ないことから毎日休みなく改装作業を行わなければならず、その結果報告やお礼も全くできず申し訳なく思っています。改めて...

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