現在留学しているハンガリーの音楽教育家「コダーイ・ゾルターン」の音楽教育理念を体現した音楽院「コダーイ音楽教育研究所」での学びを日本に広め、日本の音楽教育に新しい選択肢を作りたい。主に「ソルフェージュ教育」「合唱指揮法」「コダーイ小学校など実際の現場での教育法」等について1年間継続して学びを共有する

プロジェクト本文

▼はじめに 

 はじめまして!現在ハンガリーの「コダーイ音楽教育研究所」という音楽院で音楽教育、合唱指揮などを学んでいる山口 雄人と申します。この度は、数あるプロジェクトの中から私のページをご覧くださり、ありがとうございます。

 このプロジェクトは、現在私が留学しているハンガリーが世界に誇る作曲家・音楽教育家「コダーイ・ゾルターン」の音楽教育理念を体現した音楽院「コダーイ音楽教育研究所」での学びを日本に広め、日本の音楽教育に「新しい選択肢」を伝えたい、という思いで挑戦しています。

 是非最後までお付き合い頂き、ご支援ください!



▼コダーイ音楽教育研究所での学びを伝えたい

 私は去年の9月から1年間、生まれて初めて音楽をコダーイ音楽教育研究所で専門的に学び、たった1年という期間で大学院試験という難関試験を飛び級合格し、今年9月から大学院課程に進学します。

 それは決して私が元々優れた音楽技能があった訳でも特別優れた才能があったからでもなく、音楽院による音楽教育が本当に素晴らしかったからだと心から断言できます。

 そしてここでの学びやその課程を、在学中にリアルタイムで継続的に伝え、そこから私たち日本人がどのように音楽力を身につけ、それを子供・大人問わずに教える事ができるのかを共有し、日本の音楽教育に「新しい選択肢」を伝えたいのです。

 具体的には音楽院で実際に行われている様々な授業、例えば「ソルフェージュ教育」「合唱指揮法」「子ども達への音楽教育法」「コダーイ小学校など実際の現場での教育法」等について1年間継続してその内容を伝え、その中から私達が何を選択し、活かす事ができるのかを共有したいと思っています。


▼プロジェクトをやろうと思った理由

 ハンガリーの音楽教育は幼稚園の頃から始まります。何よりも「歌う」事を大事にし、ピアノやその他の器楽を学ぶ場合でも一番に歌を通して音楽を学び、楽譜の読み書きや音感を養います。

 それは教科書ありきの退屈な座学ではなく、実際の過去の名曲達や民謡に触れ、聴き、歌い、体系的に学ばれていきます。そしてそれは例え音楽の道に進まない人々でさえ一般の学校を卒業してからも楽譜を読み、音楽を一生楽しむ事ができる基本となっています。

 私が社会人の年齢になって以後、そうした音楽教育の下地もない中でハンガリーで音楽を一から学び、大学院試験を合格するまでに至る音楽力を身につけたこの経験や過程は、私と同じように趣味で音楽を楽しんでいる学生や社会人、またこれから音楽を始めたいと思っている初学者の人達にも新しい選択肢を示し、日本の音楽界にも新しい風を取り入れられると思っています。

 もちろん日本の音楽教育を否定するものではなく、このプロジェクトを通してその違いに焦点をあて、現代の私達(子ども、大人問わず)に必要な音楽教育とは何かを共有したいのです。

 そして何より、私は将来この素晴らしい音楽院と同じ様な教育機関を日本でも作り、誰もが音楽をいつでも一から学べる環境を作る事を心に決めています。そして、そうした私の考えや意見をこのプロジェクトで広く広く知ってもらいたいと願い、挑戦しようと決めました。

▼これまでの音楽活動
・音楽との出会い

 音楽を始めたきっかけは高校生時代に始めた合唱部でした。とても熱心な部活動で週7回、大晦日でさえ夜8時まで練習していたような場所で練習に明け暮れていました。

 卒業後は社会人合唱団に所属し、それまでとは打って変わって週1回3時間の練習でそれまで触れた事のない言語や難易度、曲数を自身で練習しなければいけない状況を経験し、初めて気づいた事がありました。

・歌の(個人)練習への疑問とソルミゼーションとの出会い

 それは、私はそれまで「自分で楽譜を読んで自ら一人でまともに歌(音楽)の努力をした事がなかった」という事です。

 学生時代の練習とは練習に参加する事が努力の全てとなっており、それ以外は他の誰かが「練習を与えてくれる」という事が前提で成り立っており、楽譜に書かれた音の高さをピアノで弾く事は出来ても、楽譜の音を見ただけで歌ったり、ハーモニーの感じ方を勉強した事がなかったのです。

 何故ならそれまで楽譜を読むとは、書かれた音をピアノで弾き、その音を覚えるまで何度も聞いては歌う、言わば楽譜を歌詞カードとして使う「カラオケ」と同じ練習方法しか知らなかったからです。

 それでは歌った自分の音楽を判断する基準がなく、録音しても何が良いか分からない、改善する方法も分からない。結局は他人の評価に依存する練習にしかならず「自ら正しく練習する」という事が出来なかったのです。

・合唱団設立と階名唱の有効性の証明

 新しい合唱団で自ら努力し、食らいついていく為に出会ったのが「階名(移動ド)によるソルミゼーション」でした。

 詳しい内容はここでは割愛しますが、誰もが備えている相対音感を用いて楽譜に書かれた音程を正しく歌う為のハンガリーの音楽教育でも最も重要なスキルです。

 練習を始めるとその有効性や発展性にすぐに驚き、自身で習得するのと同時に「これは自分以外の人でも正しく教える事が出来れば絶対に習得できるに違いない」という想いの中、京都で”G.U.Choir”という合唱団を指揮者として設立しました。

 階名(移動ド)唱法を一から教え、階名唱を用いたハーモニー作りや音楽作りを徹底した練習を行い、結成翌年に初出場した全日本合唱コンクールで関西支部を1位で通過し全国大会へ。以後3年連続で全国大会に出場し、金賞(全国2位)1回、銀賞2回を受賞。

 その他のコンクールでも優勝など経験を重ね、特別音楽を学んだ事もない普通のアマチュアの指揮者と合唱団が、誰にでも習得ができる「階名(移動ド)によるソルミゼーション」を使った練習で大きく成長できる事を示した前例を作ったのです。


・次なる目標と大きな壁

 次なる目標は、自身の合唱団や私自身を特別な存在として目指すのではなく、私たちが当たり前に行って来た「普通の練習」をよりパブリックなものにしたい、その為の活動が始まりました。

 合唱団主催の講習会を5年間毎年定期的に複数回行ったり、外部団体からの依頼で講師を務めたり、複数の合唱団と共にコンサートを企画し、その練習過程でソルフェージュ教育などを実践してきました。

 しかし回数や時間の制限、何よりきちんと音楽を学んだ事のない、教える自分の基礎力や地盤の無さによって思うように進める事が出来ず大きな壁に当たるようになりました。

・ハンガリーとの出会い、一大決心をする

 そんな時ある人の紹介で、2017年にハンガリーで行われた世界青少年合唱団(World Youth Choir)に日本代表として参加する機会を掴み取り、単身渡欧しました。

 西洋音楽の本場での音楽体験は非常に大きな感動や好奇心を得られたと同時に、ハンガリーという小さな国の音楽に対する伝統や教育は大きな音楽の壁の前に立ち尽くしていた私に新たな道を示してくれました。

 その年の世界青少年合唱団を指揮していたのが現在通っている”コダーイ音楽教育研究所”の先生であった事やその他運命的な出来事や人々に出会い、同音楽院に留学を決意。

 日本で当時していた仕事を辞め、指揮していた合唱団などを全て区切りをつけ、色々な恐怖や不安を胸に2018年9月より留学生活が始まりました。

・ハンガリーでの学習が始まり、大きな目標を掲げる

 入学したのは1年間フルタイムで授業が受けられる非正規のコース。

 まずそれぞれが自分のレベルにあった教育を受けられるように音楽力を試すクラス分けテストが行われます。殆ど太刀打ち出来なかった私は7クラスある中で下から3番目のスタート。

 かなり初歩レベルのクラスへの配属でしたが、もともと社会人になってからの入学なのであまり長い時間はない事もあり、たった一年という短い期間でも充実した学習をする為に大きな目標を掲げました。

・大学院への飛び級試験に挑戦する事を決意

 本来大学院に入学する為には同じ専門領域の学位が必要な中、本学では同等の音楽教育の経験などがあれば大学院試験に挑戦できる事を知り、翌年の大学院の飛び級試験を受ける事を決意。

 前述の通り下位クラスからのスタートで、1年という短い時間の中での合格は簡単な事ではなく、母国の音楽大学で学んでから留学に来たある学生が入学後2年連続で入学試験に落ち続ける事も珍しくないという難関の試験でした。

 私自身、過去問を見ては絶望しながらのセメスターが始まりました。

・大学院試験に向けた学習を通して感じたコダーイ研究所の素晴らしさを伝えたい

 聴音(旋律や和音の書き取り)や視唱(楽譜に書かれた旋律をピアノを用いずに歌う事)はもちろん、音楽理論もまともに学んだ事のない所からのスタートでしたが、ソルフェージュ(音楽理論や弾き歌い、聴音や視唱、合唱など音楽の読み書き等を総合的に勉強する授業)やピアノ、歌、指揮、音楽教育法、全てが「コダーイ・ゾルターン」の掲げた音楽教育の理念「音楽を全ての人のために」という考えをベースに体系的に学ぶ事が出来ました。

 もちろんとても忙しい授業内容ではありましたが、与えられる教育そのものがとても魅力的で今後自身が目指したい一つの理想となりました。

 そして同時に「この音楽の学びを伝えたい」と考える様になりました。この1年間の学び、そしてこれから学ぶ内容やその過程を、全てを終えた後ではなく、「学んでいる生の時間」で共有する事が最も正確かつリアルに学びを広める事になると確信し、プロジェクトに挑戦する決意をしました。


▼資金の使い道

募集金額:200,000円

頂いた支援は、現地で必要な学校費用や日々の滞在費などに使用致します。


▼リターンについて

リターンの種類については下記の通りご用意させて頂きました。

3,000円・10,000円・30,000円・50,000円【応援コース】

①  お礼のメッセージ (メール、絵葉書、動画)
感謝の想いを込めたメールや絵葉書、動画をお送りさせて頂きます。
②金額によって付属されている追加リターンは異なりますが、5,000円以上の全てのコースに下記の【”ハンガリーの音楽教育”メールマガジンコース(1年間)】が付与されています。


6,000円【”ハンガリーの音楽教育” メールマガジンコース(1年間)】

①  お礼の直筆メッセージ(ハンガリーの絵葉書)
②「ハンガリーの音楽教育」メールマガジンコース(1年間)
コダーイ音楽教育研究所での学習、主に「ソルフェージュ教育」、「合唱指揮法」、「音楽教育法」、「コダーイ小学校など実際にコダーイコンセプトに基づいた現場での教育法」、「合唱団(集団)のためのソルフェージュ教育とは何か」などの項目に分け1ヶ月に2回、1年間で24回の活動報告書を作成し共有させて頂きます。


10,000円【”ハンガリーの音楽教育” メールマガジン(1年間)+動画通話コース】

①  お礼の直筆メッセージ(ハンガリーの絵葉書)
② 上記「ハンガリーの音楽教育」メールマガジンコース(1年間)
③ 音声(動画)通話などを用いて現地での教育などの疑問に直接お答えします(2回まで)。

30,000円【”ハンガリーの音楽教育” メールマガジン(1年間)+講習会招待コース】

①  お礼の直筆メッセージ(ハンガリーの絵葉書)
② 上記「ハンガリーの音楽教育」メールマガジンコース(1年間)
③ 活動報告のまとめを作成し報告(年2回)
セメスターごとに活動報告のまとめを送信させて頂きます。
④ 日本に帰国中(2020年7月~9月頭)の期間に行う全ての講習会やコンサート等に招待致します。
(会場までの交通費のみ別途ご負担願います。)


50,000円【”ハンガリーの音楽教育” メールマガジン(1年間)+個人/団体レッスンコース】

①  お礼のメッセージ動画
感謝の想いを込めたメッセージ動画をお送りさせて頂きます。
② 上記「ハンガリーの音楽教育」メールマガジンコース(1年間)
③ 活動報告のまとめを作成し報告(年2回)
セメスターごとに活動報告のまとめを送信させて頂きます。
④ 日本に帰国中(2020年7月~9月頭)の期間に実際に個人、または団体にソルフェージュ教育や合唱指導を行います(1回)。
*日程や場所、交通費(京都駅から往復8,000円以上かかる部分については別途ご負担願います)、レッスン時間や内容などについては後日相談させて頂きます。


100,000円【全部ついてる「どこまでも!!!!!応援コース」】 

①  お礼のメッセージ動画
感謝の想いを込めたメッセージ動画をお送りさせて頂きます。
② 上記「ハンガリーの音楽教育」メールマガジンコース(1年間)
③ 音声(動画)通話などを用いて現地での教育などの疑問に直接お答えします(2回まで)
時期や時間などは後日相談させて頂きます。
④ 活動報告のまとめを作成し報告(年2回)
セメスターごとに活動報告のまとめを送信させて頂きます。
⑤ 日本に帰国中(2020年7月~9月頭)の期間に行う全ての講習会やコンサート等に招待致します。
(会場までの交通費のみご負担願います)
⑥ 日本に帰国中(2020年7月~9月頭)の期間に実際に個人、または団体にソルフェージュ教育や合唱指導を行います(1回)。
*日程や場所、交通費(京都駅から往復8,000円以上かかる部分については別途ご負担願います)、レッスン時間や内容などについては後日相談させて頂きます。


▼実施スケジュール

2019年7月16日:クラウドファンディング開始

2019年9月15日:クラウドファンディング終了

2019年9月16日以降 :リターンの一部をお届け

2020年7月下旬~9月上旬:リターンの残りをお届け

       

▼最後に

「日本の音楽教育を変えたい!!」そんな傲慢な気持ちではなく、ハンガリーが長い間伝統として「歌う」事を大事にしながら育んできた音楽教育をよく知ってもらい、これからの忙しい日本人の私たちにより良い選択肢を与え、現在の音楽教育に新しい風を必ずもたらす事を信じ、プロジェクトを進めていきたいと思っています。

どうかご支援のほどよろしくお願い致します。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。


*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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