ゆず農家を始めて4年目。農業ルーキーの浜砂(はますな)充伸です。
数あるプロジェクトの中から興味を持っていただき、本当にありがとうございます。

このプロジェクトは、全国の農家や地方自治体、問題を抱える都市部の企業に対してもモデルケースにしてもらえたらと思っていますので、ご一読いただけると幸いです。
※ リターン品を追加しました

ちなみに私の実家は農家ではないです。前職も東京で省エネ関連の会社でした。

ルーキーですが、農業の問題に対して怖いもの知らず的な発想で解決に乗り出したところです。プロジェクトは当然、先人達が努力して解決できなかったことばかりですが、いろいろな方のご指導のおかげもあって少しづつ形になり始めてます。

以下、内容ですがプロジェクトはすでに始動しています。

・大学生のアルバイトで労働力不足の解消
フェイスブック:https://www.facebook.com/merabaito/

西米良村には高校もなく、大学もありません。進学のために村を出るので20代の若者はレアキャラです。農家は高齢者ばかりで、忙しい時期はみんな同じ。人の取り合いで慢性的な人手不足です。コンビニもあるはずなく、よく協力してくれる宮崎大学でも車で2時間の距離です。九州内で小さな離島も含んで上から5番目の過疎村で、とんでもない田舎をイメージしてもらえれば大体合ってます。(TV ポツンと一軒屋に2回出てます!)

そんな全国でもトップレベルの田舎ですが、「大学生の夏休み期間中、村に泊り込みで来てもらって、農作業のアルバイトをしてもらおう」という企画をやりだしました。

実績としては、私が代表になって農家を中心に村役場と委員会組織を立ち上げ、2017年(始動年)は40日間で26人、2018年(去年)は40日間で6人という結果でした。学生達も非常に協力的で、中には北九州工科大学から自腹で夜行バスに乗り、アルバイトに来てくれた子達もいました。

しかしながら、2年目にして参加人数が減ってしまいました。この結果から反省し、いろいろな角度から分析して、今年は車両を用意してこっちで送迎して連れてきてしまおう!(期間は140日間に延長)と委員会で決めましたが、肝心の車両がありません!!!!
実は、委員会の承認を得るのに、一番の問題点は車両ではなく、「誰が繁忙期の稼ぎ時に運転手をやるのか?」ということだったため、車両のあるなしは問題にならなかったのです。ゆず農家の収入がある時期は8月~12月の5ヶ月間。残りの7ヶ月は無収入になるからです。
農家にとってこの時期に運転手をやるというのは死活問題になります。これだと当然話がすすまないので、運転手は自分がやる(取り急ぎ今年は)と決めましたが、肝心の車がないのが現状です。この専用の車が欲しいです!

また、車両のない大学生でも空き時間に村内を散策できるように、自転車(ママチャリ)が3台などの備品も揃えてあげたいと思っています。
未経験の大学生のために、youtubeに動画をアップして、事前に予備知識が持てるようにもしました。素人作製なので見づらいかもしれませんが、よろしければご覧ください。

なお、このプロジェクトが安定してきた先には、働きに来てくれたアルバイト達のための「空き家」の再活用も視野にいれています。

園内、特に傾斜地の作業効率化
西米良村は97%が山林です。米農家以外の農地は傾斜地がほとんどで、40度超えはそこらじゅうにあります。手作業でしか収穫できないゆず(トゲがあるので機械でやると実が傷ついてしまう。というか、機械が入らない。)のために1日中斜面の上で作業します。
「なぜそんな場所に農地を切り開いたか」と思われるかもしれませんが、傾斜地しかないのです。

この斜面対策にかかる費用が欲しいです!

具体的には下記のようなイメージになります。

また、ガケぎわに単管パイプを使って手すりを設置し、アルバイトのためにも安全確保にも使えたらと思っています。

加えて、近畿中国四国農業研究センターが実施した歩行型耕うん機による作業道の造成も実施したいです。

ちなみにですが、実はこの「傾斜地」高品質なゆずを生む要因の1つです。標高は600m以上、昼夜の寒暖差が激しく、夏は40℃、冬は降雪に凍結、そして傾斜の適度な水はけによって、厳しい環境で鍛えられたゆずはとても香り高くなります。

そういった理由で、放棄された田んぼに植樹して収穫されたゆずや、他県のハウス栽培よりも生産量は少ないですが、東京品川区のミシュラン三ツ星フレンチのお店以外に、有名どころでいえば宮川大輔さんの「満天☆青空レストラン」でもとりあげていただきました。

おかげ様で品質は評価されましたが、その傾斜地のせいで、作業継続の困難から生産者が年々減り続けています。高齢者はもちろん、新規参入者でも作業継続可能な園地として、モデルとなるような園地を作り上げたいです。


ゆずの廃棄品の再利用と新商品開発
ゆずの知名度が上がった反面、今までの人気がなかったころからの問題として廃棄されるゆずがあります。
今までただの消費者だった私が生産する側になったことで、初めて見えた問題です。それもなんとか1歩づつですが、実際に新たな商品を開発し、今年の5月から村内で販売を開始したものがあります。

第1弾はゆずシロップです。(リターンとして提供できます)こちらは、廃棄するゆずの使用割合は2割程度しかないので、完全にムダなく、というわけにはいきませんでしたが、とてもおいしく仕上がりました。村ではやまびこ効果で爆音になる花火大会がありますが、ここに2万人ほどの観光客の方が来て下さいます。
その時に、ゆずシロップを使った出店を出してPRしたいと考えているので、カキ氷機とサーバーの機器が欲しいです!

そして新たに構想を練っているのが、ゆずのシャンプーです。使用するのは、もちろん食品加工場で廃棄されるゆずです。
廃棄されるといっても、決して腐っているからではありません。ゆずごしょうの原料となる緑色のゆずの皮、通称青ゆずの皮以外は、皮を剥いだら廃棄しているのです。
当然、中には果汁が入っていますが、青ゆずは黄色く熟れる前の状態なので個体が非常に小さく、その小さい実から果汁を搾り出そうと先人達が何度か試されたそうですが、とても採算が合わないそうです。
牛や豚などの家畜のエサとして活用できないか試験もされたみたいですが、ことごとく失敗に終わり、皮を剥いだ青ゆずは廃棄され続けています。これは私の村だけでなく、研修先で見た大分や熊本でも同様でした。
一生懸命育てたゆずが何トンも大量に山積みで廃棄された光景は、本当にもう何て言ったらいいか分からないです。

そこで、食用や加工でダメなら違う形で、と思いついたのがシャンプーです。主にタネ油を使っていく予定で、実際には今年から動いていきます。村には温泉もあるので、ゆずの香りがするシャンプーで、こんな山奥にはるばる来られたお客様達に少しでも満足してもらえたら、と夢みてます。
正直なところ、実際はシャンプー以外のものができあがるかもしれない不安はありますが、絶対に何か「形」にします!その開発費をご支援していただけたらと思います。


仮想通貨のポイント制とIOT活用(コストが不明のため今回のプロジェクトには含みませんが、参考までに。なお、ご支援いただいた方の中でご希望があれば、仮想通貨のポイントを差し上げます。)

仮想通貨のポイントとは、いろんなお店で使われているポイントカード(Tポイントカードやポンタカードなどのカード)と同じ使い方ができる仮想通貨を作ってしまおう、というもので、すでに独自の仮想コインを作りました。一般公開(取引所上場)はしておりません。(一番有名な仮想通貨はビットコインです。)

仮想通貨にした理由としては、初期投資が非常に小額ですむからです。
また、いくらポイントが貯まろうが金銭的な価値は0円に設定してあるので(そのため非公開)、ボランティアで働く方々にも対応しました。

使い道としては、上のイメージ写真のような感じなのですが、そもそも高齢者はスマホを持ってなかったり、若い人でも操作に多少慣れがいるので、ハードルが高すぎて普及してないのが現状です。ですので現在も細々とコインを配布している状況です。

IT、IOTに関してはまだ先の話、というのが現状です。ゆずの特性上、機械作業ができず、全て手作業になってます。今は時代待ちの状態です。
それでもできるところは始めよう、ということで、2種類のマイクロチップを体内に埋め込みは完了しています。使いこなせてませんが。



・資金の使い道
上記のまとめになります。手数料等を含めた金額は以下の通りです。
ご支援いただいた資金は大切に、ちゃんと形として残るように使わせていただきます。
・車両費(中古)、諸経費(アルバイト送迎用) ・・・・・約104万
・大学生用の備品費(自転車3台、バーベキュー台2台、釣竿3本、共用道具7人ぶん、長靴、皮手袋、帽子、作業上着、など作業に関わる備品)・・・・・約21万
・斜面対策用 単管パイプ4m×300本、木製パレット80枚、加工諸経費 ・・・・・約86万
・歩行型耕うん機 ・・・・・約9万
・新商品開発費(廃棄ゆずの再利用) ・・・・・約40万
・業務用カキ氷機 ・・・・・約14万
・業務用サーバー ・・・・・約24万
計298万円
その後の経過に写真をアップしていきますので、ご確認いただけると幸いです。


・リターンについて
ゆずシロップと、私の園地で収穫したとれたてのゆずです。時期によって青ゆずか黄ゆずになります。農家として未熟者のため、これぐらいしかご用意できなくて申し訳ないのですが、精一杯愛情こめて一生懸命育てたゆずです。

青ゆずは、皮を削って、こしょう(コショウではありません。こしょうは九州地方の方言で「青とうがらし」の意味です。)を入れずに食材にかけると、ゆずの香りだけが広がります。そうめんがおすすめです。辛くないのでお子さんでも大丈夫です。
お好きな分量の青とうがらしと塩を混ぜて、オリジナルのゆずごしょうを作ってみるのもいいかもしれません。果汁も焼き魚、ゼリーなどにどうぞ。

黄ゆずは、果汁はもちろん、皮ごと食べられます。ジャムなんかにしてみたり、鍋に入れたり、そのまま冬至のお風呂用としても良いかと思います。ゆずの特徴は「皮も中のわたも食材」です。皮をキザんで一つまみ、温かいうどんにパラッとかけるとすごく風味が出ますよ。

料理レシピをつけて発送させていただきます。

※ 「A品」とは、青果として市場には出回らず、加工に回す程度のものではあるが青果としても十分なレベル、です。「B品」とは、キズが目立つため青果としては絶対に出回らないレベルです。ただし中の果汁はA品と変わりません。また、単純な価値としては加工でも黄ゆずよりも青ゆずのほうが高いので、下記のような配分になっております。ご了承ください。

※4品追加しました

ご支援 7,000円
⑱ゆずシロップ×1本 +贈答用紙袋1枚、レシピ(ドリンク、料理)

ご支援 20,000円
⑲ゆずシロップ×3本+贈答用紙袋3枚、3本入り箱×1、レシピ(ドリンク、料理)

ご支援 40,000円
⑳ゆずシロップ×6本+贈答用紙袋6枚、3本入り箱×2、レシピ(ドリンク、料理)

ご支援 60,000円
21 ゆずシロップ×10本+贈答用紙袋10枚、3本入り箱×3、レシピ(ドリンク、料理)


ご支援 5,000円 
お届け時期 8月中旬~10月初旬
①青ゆずA品 1kg

お届け時期 11月~12月中旬
②黄ゆずA品 1.5kg

ご支援 10,000円 
お届け時期 8月中旬~10月初旬
③青ゆずA品 2kg

お届け時期 11月~12月中旬
④黄ゆずA品 3kg

ご支援 20,000円 

お届け時期 8月中旬~10月初旬
⑤青ゆずA品 3kg+ゆずシロップ1本

お届け時期 11月~12月中旬
⑥黄ゆずA品 4kg+ゆずシロップ1本

お届け時期、年2回 8月中旬~12月中旬
⑦青ゆずA品 1.5kg+ゆずシロップ1本 >> 黄ゆずA品 3kg  (限定10名様)


ご支援 50,000円 
お届け時期 8月中旬~10月初旬
⑧青ゆずA品 7kg+ゆずシロップ2本

お届け時期 11月~12月中旬
⑨黄ゆずA品 9kg+ゆずシロップ2本
⑩収穫体験+黄ゆず20kg+ゆずシロップ2本 (限定3組様)
お車にて西米良村にお越しいただける方限定になります。
1組様、5名ほどまでなら対応可能です。

お届け時期、年2回 8月中旬~12月中旬
⑪青ゆずA品 4kg+ゆずシロップ2本 >> 黄ゆずA品 7kg (限定5名様)
⑫青ゆずA品 2kg+青ゆずB品 3kg +ゆずシロップ2本
>> 黄ゆずA品 5kg+黄ゆずB品 5kg (限定5名様)

ご支援 100,000円 
お届け時期 8月中旬~10月初旬
⑬青ゆずA品 10kg+ゆずシロップ5本

お届け時期 11月~12月中旬
⑭黄ゆずA品 15kg+ゆずシロップ5本
⑮収穫体験+黄ゆず40kg+ゆずシロップ5本+温泉入浴券(人数分) (限定3組様)
お車にて西米良村にお越しいただける方限定になります。
1組様、5名ほどまでなら対応可能です。

お届け時期、年2回 8月中旬~12月中旬
⑯青ゆずA品 6kg +ゆずシロップ5本>> 黄ゆずA品 15kg (限定5名様)
⑰青ゆずA品 4kg+青ゆずB品 5kg+ゆずシロップ5本
>> 黄ゆずA品 10kg+黄ゆずB品 10kg (限定5名様)


最後に
ゆずは生活必需品ではないです。スーパーで大量に売っているものでもないです。実がデリケートすぎて流通が厳しいからという理由もあると思います。でも、西米良村のゆずは本当においしいです!おいしいゆずを知ってもらいたいです。そして品質のよいゆずを生産していくためには、プロジェクトの成功にかかってます。
みなさんのご協力を必要としています。重ね重ねで恐縮ですがぜひとも応援してくださいますようよろしくお願いいたします!


長々と稚拙な文章におつきあいいただき、ありがとうございました。
写真掲載にあたりご協力くださったみなさん、本当にありがとうございました。

以上です!

  • 2019/10/14 20:19

    10月12日月の明かりだけで行う神楽のイベントに出店しました。本来は9月の満月に行う予定でしたが、雨天のため10月開催となりました。当日、台風19号が九州を逸れたおかげで開催できましたが、亡くなられた方がいらっしゃるので、素直に喜べません。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

  • 2019/09/12 07:43

    大学生達、しっかり働いてくれています。たまたま知り合いがイノシシを獲ったということで譲ってもらい、大学生達で解体(初体験)してバーベキューをしました。夏のイノシシは肉質が良くないですが、命をいただくことの意味を理解したみたいです。いい思い出になったようです。

  • 2019/08/31 10:42

    福岡、舞鶴公園内にて、生ゆずやゆずスカッシュ、ゆずシロップなどを販売してきました。あいにくの天気でしたが、ゆずの香りを少しでも感じていただけたのは幸いでした。

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