★はじめに・ご挨拶

初めまして。発起人の漫画家・松井勝法です。
https://twitter.com/MATSUKAKU

この度、漫画家仲間の河野慶先生と棚園正一先生の3人で8月17日(土)岩手県釜石市でマンガでつながる交流イベント『マンガフェスタ!』を開催させていただくこととなりました。

河野慶 https://twitter.com/metalpipiru
2005年に週刊少年ジャンプでスピードスケートを題材にした『ユート』、2011年には高校野球の描いた『GRAND SLAM』を週刊ヤングジャンプで連載(既刊13巻)
現在も漫画制作のかたわら、趣味のバスケットボールを通じて新しいコミュニティ作りにも挑戦中。


棚園正一 https://twitter.com/tanazono
2015年に不登校経験を描いた作品『学校へ行けない僕と9人の先生』(双葉社)が増刷を重ねるロングヒット。 2018年には小学館ビッグコミックスペリオール で『マジスター 見崎先生の病院訪問授業』を連載。
美術教室、専門学校で講師業。不登校問題関係の活動、講演会なども精力的行っている。


★このプロジェクトで実現したいこと

8月17日(土)11時~16時30分
釜石市民ホール TETTO 1階ギャラリーにて漫画家3人による『マンガフェスタ!』を開催します。
https://tetto-kamaishi.jp/event/1788

グッズ販売、似顔絵ショップ、ライブドローイング、『親子で参加できる無料マンガ教室』、『漫画家志望者向け無料ネーム相談会』。そして、アナログ時代の生原稿も終日展示し、どなたでもマンガに触れることができ、自由に参加、楽しんでいただけるイベントです。

マンガを通してたくさんの方と交流したいと考えております。

そして後日、イベント当日や現在の釜石市復興の様子を漫画家3人がそれぞれレポート漫画にして、各々のSNSなどで公開します。
※こちらを一冊の本にまとめてお届けするリターンもご用意しております。


★プロジェクトをやろうと思った理由

岩手県釜石市は震災後の2012年にボランティアで訪れたことから、松井勝法にとって縁のある町となりました。
以来何度か家族でも足を運ぶようになり、「おかえり」と言ってくれる仲間たちもできました。

今回は久しぶりの“帰省”となります。

釜石はぼくにとって漫画家としての殻を破るきっかけと、『ハナカク』という漫画を描けるようになった二つのきっかけをくれた場所です。

このイベントは、その釜石やそこにいる仲間たちへの恩返しでもあります。

ぼくと釜石との出会いのお話は少し長くなりますので、文末に記載させていただいております。
ぜひ最後まで読んでいただけましたらうれしいです。

当初はぼく個人でのイベントを計画しておりましたが、漫画仲間の河野慶先生と棚園正一先生にも賛同いただき、漫画家3人での開催となりました。


★これまでの活動

河野慶先生とは2014年に『マンガ教室』を開催しており、今回は2回目のイベントとなります。
(棚園正一先生は今回が初参加)


★資金の使い道

松井勝法は大阪から、棚園正一は名古屋から、河野慶は東京から、それぞれ釜石までの移動費(新幹線+レンタカー)、イベント開催費、画材代、宿泊費や滞在費、リターンの制作費とその送料に使わせていただきます。


★リターンについて

【1000円】漫画家3人による現地で撮影したお礼動画メール。

【2000円】漫画家3人の直筆サイン入りオリジナルポストカード

【3000円】漫画家3人+まついちゅびが描くそれぞれのレポート漫画を一冊の本にしてお届けします。
まついちゅび(松井勝法の奥さん・少女漫画家) https://www.instagram.com/chubi_ok3/

【5000円】漫画家3人+まついちゅびが描くそれぞれのレポート漫画を一冊の本にして、さらに4人の直筆サインを入れてお届けします。
まついちゅび(松井勝法の奥さん・少女漫画家) https://www.instagram.com/chubi_ok3/

【10000円】漫画家3人がそれぞれ似顔絵アイコンを描きます。

【15000円】モノクロサイン色紙。
漫画家3人がそれぞれの代表作でリクエストいただいたキャラを2体までモノクロで描きます。(衣装リクエスト可)※キャラ・シチュエーション全ておまかせでもOKです!

【30000円】カラーサイン色紙。
漫画家3人がそれぞれの代表作でリクエストいただいたキャラを2体までカラーで描きます。(衣装リクエスト可)※キャラ・シチュエーション全ておまかせでもOKです!

【70000円】合作カラーサイン色紙。
漫画家3人がそれぞれの代表作を1枚のサイン色紙にカラーで寄せ書きます。(キャラリクエスト可)
※キャラ・シチュエーション全ておまかせでもOKです!

※全てのリターン共通でご支援いただいた皆様のお名前を【3000円リターン】のオリジナルコミック本の巻末に掲載させていただきます。
ご支援時の備考欄に「ご希望のお名前もしくはニックネーム」のご記入をよろしくお願いいたします。


★実施スケジュール

8月17日(土) 
──第1部──(11時~14時30分) 
グッズ販売、似顔絵ショップ、ライブドローイング。
──第2部──(15時~16時30分) 
『親子で参加できる無料漫画教室』(河野・棚園)
『漫画家志望者向け無料ネーム相談会』(松井)

場所:釜石市民ホール TETTO 1階ギャラリー
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9
https://tetto-kamaishi.jp/

さらに後日、漫画家3人が当イベントの様子や現在の釜石復興の様子をレポート漫画にして各々のSNSなどで公開します。
(公開の順番は不同となります)

【1000円】と【2000円】のリターン以外はその後制作、順次お届けとなります。


★最後に

ぼくが『ハナカク』という漫画を描くきっかけとなった、釜石での出会いのお話をさせてください。

『ハナカク』の連載を開始したのは2013年の夏でした。

ぼくはその1年前、岩手県釜石市にボランティアに参加しました。

岩手県釜石市は津波によって甚大な被害を受けた地域の一つです。

震災当時、ぼくは埼玉県所沢市に住んでいました。
関東でも恐怖を感じる揺れだったことを覚えています。

そしてテレビをつけると次第に、想像以上の被害状況が明らかになっていきました。


「何かしないといけない」 

あの時、そんな思いにかきたてられた人はたくさんいたと思います。

ぼくもその一人でした。


でも、その時のぼくにできることは限られていました。

ぼくにもっと知名度があれば、もっとたくさんのメッセージと支援を呼びかけられるのに。
ぼくにもっとお金があれば、もっとたくさんの募金ができるのに。
ぼくに大型免許があれば、すぐにでも物資を運びに行くのに。
ぼくがもっと強ければ…


何もできない自分が悔しくて情けなくて
そんな自分に心の底から幻滅しました。


「何もできないなら、せめて会いに行こう」

この体で、直接手助けになることをしに行こう。
そう思い、その時ちょうど呼びかけがあった岩手県釜石市へのボランティアツアーに参加したのでした。

2012年5月のことです。

震災から1年経った2012年も、まだ生々しく爪跡が残っていました。

「本当にこの高さまで津波が来たんだ…」

映像を見て知ってはいたけど、現地に着いて見た光景はそんな認識を軽く飛び越えるものでした。

そしてぼくは少し、現地の人たちに会うのが怖くなりました。

こんな被害に遭った人たちに、いざどんな顔をすればいいのかわからなくなったのです。


でも、そこにいた人たちは
笑顔でぼくたちを迎えてくれました。

海岸清掃のボランティアに来たぼくたちに
「ありがとう」と言って差し入れまで用意してくれました。

その日は現地の人たちとの交流の場もあり、ボランティアに来たはずなのに、まるで友達の家に遊びに来たかのように、ずっとみんなで笑い合っていました。

想像を絶する傷を負った人たちが、笑顔で、逆にぼくたちが元気をもらっちゃうくらい前を向こうとしている。

そんな姿に人間のたくましさと
強さと、そして本当の優しさを感じました。


「漫画を描こう」

ぼくは改めて思いました。


ぼくの漫画で、少しでも日々のつらいことや嫌なことが忘れられる時間になれたら。

そして、また明日からがんばろうって気持ちになるような

そんな、人に勇気を与えられるような漫画を描いていきたい。 

恥ずかしながらぼくはその時
漫画家になって初めて、心からそう思ったのです。


そしてもうひとつ
ぼくの漫画で彼らの思いを伝えていこうと。


「風化させない」

彼らがその日あったことを後世に伝え続けていくのなら、ぼくも漫画でその力になろうと。


そうしてできたのが『ハナカク』という作品でした。

第1話はそんな思いから物語が始まります。

こちらもご一読いただけましたらうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

このプロジェクトを成功させて、今後も永続的に釜石やその仲間たちの力になりたいと考えております。

ぜひこの活動にご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします!

松井勝法
河野慶
棚園正一


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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