子どもたちに安心で快適な生活を!

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【ネクストゴール設定のご報告】

この度、目標金額200万円を達成することができました。

ご支援をくださった皆様には心から感謝申し上げます。


残りのプロジェクト期間は、ネクストゴールを400万円に設定して、引き続きプロジェクトを進めていくことになりました。

引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。


2019.12.05 

調布学園職員一同

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 東京都調布市にある児童養護施設「調布学園・第二調布学園」には2歳から18歳までの子どもたちが現在118名で集団で生活しています。その生活の中心となる建物は築30年~50年を経過しており、建物本体を含めその設備も大変老朽化している状況です。

 近年、地震や豪雨などの様々な災害が起こっているため、常日ごろから「ここで暮らしている子どもたちを、何か起きたときにちゃんと守りきれるだろうか?」という思いが職員全員にありました。

 そこで、日ごろの子どもたちの生活安全、そし現在の三人または二人一部屋で、タンスを置いて布団をしけば他に足場もないといった生活環境を一新し、"子どもたち一人ひとりのプライバシー"を守れる空間を確保したいと考えました。

【これが現在の施設の写真です】




児童養護施設とは

 近年、ニュースでなどさまざまな場面で子どもの虐待等が報道されています。子どもの虐待件数は年々増加しており、厚生労働省の発表によると2019年8月1日時点で全国の児童相談所で対応した児童虐待相談数は15万9850件に及びます。この数は年々増加しており、児童福祉施設では日々数多くのケースを対応しています。

 児童養護施設とは児童福祉法に定める児童福祉施設のひとつで、保護者のいない児童、虐待されている児童など、環境上擁護をする児童を養護し、退所した児童に対しても相談および自立のための援助を行うことを目的した施設です。

児童養護施設には主に社会福祉士や保育士、心理士、栄養士、看護師、事務などさまざまな職員が配置されており、他職種が連携して児童の養育を行っています。

 普段は寮舎と呼ばれる、写真にあるようないわゆる”家”のような場所で、複数の職員がチームとなり、6~13人の子どもたちに対して生活スキルであったり、学習の支援を行い、時には一緒に遊び、ともに考え、ぶつかり、さまざまな経験を共にして生活しています。


200万円が集まったら、これができる!!

皆さんからのご支援で200万円が集まった場合、児童養護施設で新たに何ができるか。


まず、改築後に子どもたちの新生活で使う"勉強机""ベット"を新調することができます。現在子どもたちは2,3人一組の部屋でそれぞれ布団を敷いて寝ています。改築後は1人部屋になり、そこで新たに48個の"ベット"、そして日々の学校の宿題をするための"勉強机"が必要になります。


 児童養護施設の子どもたちの大学進学状況は平成29年時点で24%と、ここ数年で増加傾向にはありますが、全国平均に比べるとまだまだ低い現状です。その原因は施設に来るまでに身に付いた習慣や、潜在的な性質の部分にもあります。しかし、施設でたくさんの職員やボランティアに囲まれ、今よりも環境的に学習に触れる機会が増えれば、子どもたちの可能性はまだまだ広がるものだと確信しています。

 学園では花見や月見、海行事や地域にも開放している盆踊り大会、クリスマスに行う忘年会や正月など、年間を通して様々なイベントを用意しています。これらを通して、子どもが子どもらしくいられる経験をしてもらえるように、日々職員は働いています。


 他にも、昨今の世の中の情勢から、子どもたちの安心安全の確保というのは児童福祉業界でも喫緊の課題になっています。残念ながら現在学園では門に鍵がなく、不審者が入ってきても対応できるかどうかと言われると、その自信はありません

そこで今回の改築を気に、100人の子どもたちが生活するに値するしっかりした門を新設置し、そしてもし何かあった時には役に立つ防犯カメラを施設内の要所に設置し、胸を張って子どもたちの安心安全を確保している状態にしたいと考えています。



新しい建物について

【新しい施設の図面等】


 新しい建物については法人理念である「みんなで見守り、みんなで育ちあい助け合う、一手一つの環境づくり」を念頭に、調布学園・第二調布学園それぞれの”児童棟”、子どもたちの自立に必要な”自立生活訓練棟”に加え、新たに地域の方の集いの場所となれるような”地域交流棟”を建設する予定です。

 その中でも2019年12月に完成予定の「第二調布学園児童棟」は子どもたちのプライベート空間を重視した作りになっており、そこでは新たに子どもたちの各居室に設置する「勉強机」と、「ベット」が48個必要になります。また、昨今話題に上がるような施設での安全性の懸念に対応し、防犯カメラの設置も検討しています。

 私たち職員も、できるだけ長く使っていくことができるよう色々なメーカーのショールームを下見し、予算と相談しながら備品の選定を進めていますが、当施設の予算上なかなか手が出ないものが多く、その資金として今回のクラウドファンディングを計画致しました。


 皆様からのご支援を頂けた暁には、学園に住む子どもたちの、より快適で、安心な居住環境を実現することが可能になります。

【新寮舎のリビングの工事の様子】


学園からのメッセージ

 最後に、学園職員を代表して、第二調布学園園長 石井からの皆さまへのメッセージをご覧ください。



 昨今ニュースでも多くなっている"子どもの虐待・育児放棄"の話題は私たち職員も大変心が痛む社会問題だと感じております。

 一人でも多くの子どもたちが笑顔になるため、そして何よりあたりまえの生活の保障を実現するために、職員一同子どもたちの最善を考え、日々努めております。子どもたちのより良い生活の実現のため、皆さまのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

調布学園 第二調布学園職員一同


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 なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、学園で考案したオリジナルのリターンを、支援者の皆さまにお届け致します。


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