1941年ドイツ占領下のパリと2019年日本を重ね描く体現帝国の最新作。パブロ・ピカソが1941年にナチスによる監視管理下のフランス・パリにて制作した戯曲を上演いたします。日本で上演されることの少ないこの作品を、さらに完成度の高いものにする為、皆さまからのご協力をお願いいたします。

プロジェクト本文

●はじめに・ご挨拶

ご覧いただきありがとうございます。

舞台芸術作品を制作する劇団[体現帝国](タイゲンテイコク)です。私たちは2008年に愛知県で、演出家・渡部剛己が発足した劇団です。2017年から拠点を東京都に移したのち、現在は愛知県を拠点に精力的な活動を続けています。

来る2019年9月25日(水)に、愛知県芸術劇場・小ホールにて、あいちトリエンナーレ2019舞台芸術公募プログラム 体現帝国 第八回公演 『しっぽをつかまれた欲望』する運びとなりました。

この戯曲は、世界的に有名な画家、パブロ・ピカソが書いたもので、主宰・演出の渡部が以前から上演を熱望していました。様々な理由で、なかなか上演することの叶わなかった戯曲ですが、今回、あいちトリエンナーレ2019舞台芸術公募プログラムの参加作品として、満を持して上演いたします。

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この戯曲が書かれた1941年は第二次世界大戦中であり、ピカソの住むフランス・パリはナチスによる厳しい統治下において、あらゆる芸術行為は過激な意味を持たざるをえない状況にありました。情報が規制・管理された地域では、そこからはみ出した行為は本人の意思と関係なく多くの場合、戦争と結びつけられていました。同時に抑圧された多くの人々は、管理外のことに大きな関心と影響を受けていました。

そして、そこには迫害/排除/弾圧がありました。

現代2019年の日本は明確に誰かに支配されているわけではありません。戦時下でもありません。
けれど、多くの「迫害/排除/弾圧」を目にします。

スマートフォン・SNSの普及と共に、人々は大きな発言力を持ち、それぞれがそれぞれの正義の名のもとに迫害/排除/弾圧を行えてしまうようになりました。もっといえば、正義を振りかざして自分の意思を突き通すのをやめられなくなってきているようにさえ思えます。

1941年フランス・パリと、2019年日本は、あいちトリエンナーレ2019のテーマ「情の時代」という視点で重なる点が多くありました。この2つ時代を重ね描く舞台芸術作品を制作いたします。

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舞台芸術の中でも演劇の公演は、舞台・音響・照明・その他色々な準備にとても時間がかかることが多いため、1作品につき数日間劇場をに入り、何回かの本番を行うことがほとんどです。しかし、舞台芸術公募プログラムは会期日程の関係で準備・上演ができるのは1日のみという、演劇の上演としては、厳しい条件でした。

そんな条件の中でも参加したいと考えたのは、今回のトリエンナーレのテーマ「情の時代」が、この戯曲を上演する機会に相応しいと考えたにほかなりません。

「あいちトリエンナーレ2019」についてはこちら⇒ https://aichitriennale.jp/index.html 


●プロジェクトをやろうと思った理由

とはいうものの、たった1ステージ(約80分)の大きな作品を制作するには、想像以上にコストがかかりました。たくさん稽古をしてクオリティを上げたい、作品に必要な道具は削れない、人件費は払わないといけない、1ステージの公演だからと言って手は抜きたくない。

そこで、今回は質の高い作品を制作するため、ラウドファンディングに挑戦し、皆様からのご支援をお願いすることにいたしました。



●ワークショップオーデションの開催

今回の公演を作成するにあたり、2019年2月に参加者を募集するワークショップオーディションを1週間開催しました。1週間じっくり行うことにより、体現帝国の作品制作について多くの参加者と共有することができ、大変実りある時間となりました。このワークショップオーデションで実践したことが、現在の作品制作に活きています。

詳細 ⇒ http://watabe-gouki.net/20190205shippowsaudition/ 



●作品制作にあたって

今回の作品は、体現帝国史上、一番大きい座組(チーム)で作成します。
ワークショップオーディションでは、多くの参加者との出会いがありました。はじめて体現帝国の作品に参加する参加者も多数いますが、2019年4月から稽古を重ねており、一つの作品を作り出すための一体感が出てきました。また、個々の今までの経験を活かし、稽古場では様々なアイデアが飛び出し、試行錯誤を重ねています。

そして本番の約1カ月前の2019年8月27日に観客を交えた「試演会」を開催し、さらに作品へ磨きをかけて行きます。



●公演概要

あいちトリエンナーレ2019舞台芸術公募プログラム

体現帝国 第八回公演 『しっぽをつかまれた欲望』

THEATER of the WEIRD, by the WEIRD, for the WEIRD.
気狂いの気狂いによる気狂いのための気狂い演劇。

1941年ドイツ占領下のパリと2019年日本を重ね描く体現帝国の最新作。
美しい国をつくる為、正義の名のもとに迫害/排除/弾圧を行えてしまう私たち・行うしかなくなってしまった私たちは気狂いと呼ばれるだろう。そんな私たち気狂いが、あなたたち気狂い観客の為に行う、気狂いの演劇。けれど、迫害/排除/弾圧も『愛』という地球最古の発明にはかなわないだろう。

原作|《LE DESIR ATTRAPE PAR LA QUEUE》by Pablo PICASSO
作|パブロ・ピカソ
訳|大島辰雄

演出|渡部剛己
美術|大野洋平
作曲|田中航
舞台監督|柴田頼克(電光石火一発座/かすがい創造庫)
照明|植村真
音響|山﨑薫奈
イラスト|なかしまなぎさ
チラシデザイン|佐藤由依
記録映像|浅野悠大
制作|今井あや子
演出部|道岡真優子、亀和田あや乃、星野奈々、安部百夏、中村廷菜、岩堀なみき、佐藤ゆり香(南山大学演劇部「HI-SECO」企画)
衣裳部|櫻井春菜子、水谷もか(名古屋大学劇団新生)
制作部|寺島久美子、野津彩葉
当日運営|坪井菜摘、川瀬結貴 
協力|まほまほ、akari.iwamura、湯田川みくり、志水もえ、小倉綾華、社本由利、白黒心義、村田真巳、渡辺浩之、速水杏奈、永田陽菜(演劇ニッケル)
著作権代理|(株)フランス著作権事務所

出演|大足 / 千葉総一郎
   まるい先端 / 今津知也(オレンヂスタ) 
   タルト / 佐原優
   二匹のわんわん / mini-oni、安部火韻(愛蘭珈琲)
   ふとった不安 / 田口佳名子
   やせた不安 / 岡本理沙 
   沈黙 / 藤瀨響平
   玉葱 / 中居晃一  
   従妹 / 好姫
   カーテン / 近藤由美子


日時|2019年9月25日(水)19:00-

会場|愛知県芸術劇場・小ホール

料金|前売3,500円 当日4,000円 ドネーションチケット3,500円(9/8まで)
   ※ 全席自由、入場整理番号付き
   ※ 入場順| ①ドネチケ購入特典 ②前売(パスマーケット・その他プレイガイド並列入場) ③当日(当日精算・ドネチケ使用の方)

[ドネーションチケット(ドネチケ)とは・・・]
見知らぬ誰かに観劇体験を贈るシステム。ドネチケを購入すると購入された枚数分、当日劇場にてドネチケが配布されます。すると、配布されたドネチケを利用して誰かが本公演を観ることができます。また、ドネチケと前売り券をご購入いただいたお客様へは特典として入場時に優先して御入場いただけます。より多くの人が体現帝国の作品に触れられる取り組みです。


主催|体現帝国 
共催|あいちトリエンナーレ実行委員会
後援|愛知県教育委員会

 


[関連企画]

気狂いの気狂いによる気狂いのための試演会

本公演へ向けて実験的に試演会を開催します。作品制作過程に興味のある方、本公演へ来られない方、是非お越しください。終演後には演出を担当する渡部が作品について話します。

日時|2019年8月27日(火)19:00-

会場|ユースクエア・プレイルーム

料金|前売1,000円 当日1,500円

主催|体現帝国

後援|愛知県教育委員会


[関連企画]

気狂いの気狂いによる気狂いのためのワークショップ

体現帝国の演技メソッドを元に今回の作品がどのように出来たかを体験しながらワーク参加者でシーンを新たに立ち上げます。どなたでもお気軽に御参加ください。

日時|2019年9月28日(土)・29日(日)13:00-20:00

会場|アクテノン・大練習室3

料金|各日5,000円

主催|体現帝国

後援|愛知県教育委員会

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※最新情報や、関係者プロフィールは体現帝国『しっぽをつかまれた欲望』特設ページからご確認ください⇒http://watabe-gouki.net/20190925shippowotsukamaretayokubou/

※あいちトリエンナーレ2019舞台芸術公募プログラムについては、あいちトリエンナーレ2019の公式HPからご確認ください。
・あいちトリエンナーレ2019舞台芸術公募プログラム⇒ https://aichitriennale.jp/cooperation/compe.html
・「あいちトリエンナーレ2019舞台芸術公募プログラム」のチラシが完成し、公演の詳細を公開しました。⇒ https://aichitriennale.jp/news/2019/003014.html 


●体現帝国(タイゲンテイコク)とこれまでの活動

2008年5月に演出家 渡部剛己が旗揚げした劇団。
特に演劇実験室◉天井桟敷を主宰した寺山修司より影響を受け活動を続ける。
恒常的に俳優の身体訓練を行うことで、
舞台上の時空を歪ませた独自の世界を立ち上げることが特徴。
年1回以上の本公演、それに伴う実験公演を行う。

HP http://watabe-gouki.net/
Facebook https://www.facebook.com/taigenteikoku/
Twitter @taigenteikoku
Instagram taigenteikoku
LINE@ https://line.me/R/ti/p/%40taigenteikoku


主な作品==========

『女中たち』作:ジャン・ジュネ
2012年7月 @愛知/七ツ寺共同スタジオ
詳細 ⇒ http://watabe-gouki.net/20121027jochuutachi/


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『近代能楽集・班女』作:三島由紀夫
2016年7月 @富山/利賀芸術公園リフトシアター、2017年10月 @神奈川/光明山東福寺
詳細 ⇒ http://watabe-gouki.net/20160730hanjo/


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『授業』作:ウージェーヌ・イヨネスコ
2017年6月 @東京/中野テルプシコール
詳細 ⇒ http://watabe-gouki.net/20170621jugyou/


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 三都市ツアー『白雪姫』
2018年
8月 @シアターバビロンの流れのほとりにて(東京)
2018年9月 @RUNNING MAN STD(秋田)
2018年10月 @七ツ寺共同スタジオ(愛知)
詳細 ⇒ http://watabe-gouki.net/20180824shirayukihime/



●資金の使い道

ご支援頂きました資金は、あいちトリエンナーレ2019舞台芸術公募プログラム 体現帝国 第八回公演 『しっぽをつかまれた欲望』の下記の作品制作費に使用させていただきます。

・出演料
・稽古場代 
・作品製作費(美術、衣装、楽曲制作等) 
・各リターン品の制作費、及び送料手数料ほか他



●リターンについて

1、【お礼のメール、オリジナル画像付き】1,000円

お礼のメールをお送りいたします。公演写真を使用した、オリジナル画像(1種類)付き。

※メールでお送りいたします。
※複数のお申込も可能です(複数お申込いただいた場合もメールは1通とさせていただきます)


2、【お礼のメッセージ+オリジナルポストカード5枚セット】3,000円

厳選された美しい公演写真を使用した、オリジナルポストカード5枚セット

※ご自宅に郵送いたします。


3、【お礼のメッセージ+オリジナルポストカード5枚セット+渡部剛己演劇論】5,000円

厳選された美しい公演写真を使用した、オリジナルポストカード5枚セットと、演出:渡部剛己の書いた演劇論(10ページほどを予定)。体現帝国の世界に触れることのできるセットです。

※ご自宅に郵送いたします。

 

4、【お礼のメッセージ+オリジナルポストカード5枚セット+渡部剛己演劇論+体現帝国サコッシュ】9,000円

厳選された美しい公演写真を使用した、オリジナルポストカード5枚セットと、演出:渡部剛己の書いた演劇論(10ページほどを予定)。オリジナルのサコッシュのセットです。さらに体現帝国の世界に触れることのできるセットです。

※ご自宅に郵送いたします。
※デザインは予告なく変更になる場合がありますのでご了承ください。


5、【お礼のメッセージ+オリジナルポストカード5枚セット+渡部剛己演劇論+Tシャツ(体現帝国版orしっぽ版)】12,000円

厳選された美しい公演写真を使用した、オリジナルポストカード5枚セットと、演出:渡部剛己の書いた演劇論(10ページほどを予定)。オリジナルのTシャツのセットです。もっと体現帝国の世界に触れることのできるセットです。

※ご自宅に郵送いたします。
※Tシャツは「体現帝国ロゴ版」「しっぽイラスト版」のどちらかと、サイズをお選びください(S、XL)(男女兼用サイズです)
※デザインは予告なく変更になる場合がありますのでご了承ください。


6、【お礼のメッセージ+オリジナルポストカード5枚セット+渡部剛己演劇論+サコッシュ+Tシャツ2種類(体現帝国版/しっぽ版)】15,000円

厳選された美しい公演写真を使用した、オリジナルポストカード5枚セットと、演出:渡部剛己の書いた演劇論(10ページほどを予定)、オリジナルのサコッシュ、オリジナルのTシャツ2種類のコンプリートセットです。

※ご自宅に郵送いたします。
※Tシャツはサイズをお選びください(S、XL)(男女兼用サイズです)
※デザインは予告なく変更になる場合がありますのでご了承ください。


7、【渡部剛己が舞台メイクを施します+撮影付き!】45,000円

体現帝国のメイクのほとんどを渡部剛己が考え、俳優へ施しています。あなたにピッタリな舞台メイクをデザインし施します。最後は記念撮影付き(後日データをお渡しいたします)

※約3時間のプログラムです。
※交通費、会場費は含まれません。(愛知県名古屋市からの交通費2名分のご負担をお願います)
※面会には同伴者(アシスタント)が付きます。
※場所は貸し会議室や、貸しスタジオ等の公共の場所で行います。
※開催日時、詳細は事前に調整させてください。


8、【渡部剛己が出張ワークショップを開催します】80,000円

演出家渡部剛己が、ご希望に合わせた内容の出張ワークショップを行います。 渡部剛己が大好きな方必見!

※5時間以内のプログラムです。
※交通費、機材費、会場費は含まれません。(愛知県名古屋市からの交通費2名分のご負担をお願います)※面会には同伴者(アシスタント)が付きます。
※公共の場所で開催します。
※ワークショップの内容、開催日、詳細は事前に調整させてください。


9、【渡部剛己とお話しできる♪】80,000円

演出家渡部剛己が今回の作品についてや、自身の演出論や、海外と日本の演劇について、はたまた好きな食べ物まで、楽しくお話いたします。 渡部剛己が大好きな方必見2!

※作品をご覧いただけなかった方も大歓迎です。
※2時間程度を予定しています。
※喫茶店等の公共の場所で開催します。
※交通費、会場費は含まれません。(愛知県名古屋市からの交通費のご負担をお願います)
※開催日時、場所は事前に調整させてください。

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備考:「お礼のメッセージ」「オリジナルポストカード5枚セット」はクラウドファンディングのオリジナル商品です。「渡部剛己演劇論」「サコッシュ」「体現帝国ロゴTシャツ」「しっぽイラストTシャツ」は2019年9月25日の公演にて販売予定です。


●最後に

体現帝国は、2020年までに海外公演を行うことを目標に活動しています。
芸術に国境はありません。言語が通じなくとも、役者の身体、美術、照明、音楽、衣装等、様々な視点で、だれもが作品を楽しむことができます。
そして海外公演に挑戦すると共に、そこで培った経験を作品に生かしさらにハイクオリティーな作品を日本の皆様にお届けしていきたいと考えております。

なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。皆様からのご支援で、今以上に充実した作品制作を行うことができます。

最高の作品を作り続け、多くの方に演劇の魅力を届け続けられるよう、これからも体現帝国は歩み続けていきます。これからも、体現帝国の作品をどうぞよろしくお願いいたします!!!

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