はじめに

はじめまして!愛知県西尾市在住の森下結季子です。

西尾に住んで9年目。夫と来年小学生になる長女、11月に1歳になる次女と4人暮らしです。

現在は「それぞれの暮らしに心地よい働き方」をコンセプトに、お母さんそれぞれのペースや暮らしを大切にできる働き方を一緒に考えるくらしゴト探求部を運営しています。

この度はぜひ皆さんにご協力いただきたく、このプロジェクトを立ち上げました。地域が育んできた伝統の技を守りつつ、お母さんの仕事を生み出すという全国でも珍しい取り組み。もし興味を持っていただけたら読み進めていただけると嬉しいです。

このプロジェクトで実現したいこと



存続の危機を迎えている地域の伝統産業を、子育て中のお母さんたちで引き継ぎ、次世代に受け継いでいきたい。そして新たな仕事を生み出したい。それが、このプロジェクトで実現したいことです。


西尾市には、明治時代からつづく伝統産業「きらら鈴」というものがあります。
西尾市の八面山という山から採れた「きらら」という雲母(うんも)をつかっていることが名前の由来。
三河瓦の土の表面にきめ細かい雲母をちりばめた鈴はひとつひとつ手作りされ、ころころと優しい音色がします。



ちなみに「吉良町(きらちょう)」という町の名前も、良質な雲母(きらら)が産出されることから西尾市一帯が「吉良荘」という地名になり、後にこの地を収めた足利義氏がこの由来を知って姓を「吉良」としました。(この吉良氏とは、忠臣蔵で有名な吉良上野介の吉良。地元吉良町では治水事業により川の氾濫を治め、田んぼが良田になったことから「赤馬の名君」として慕われ、町内にある吉良上野介の墓所がある華蔵寺(けぞうじ)では、毎年命日の12月14日に「吉良公毎歳忌」 が行われるなど、吉良公ゆかりの地が点在しています)


吉良家の菩提寺の「華蔵寺」



明治時代に安全を祈る鈴としてと作られはじめ長く愛されてきましたが、現在作られているのは市内の松田克己さんただ一人。その松田さんから「後継者はいない」と聞かされたことが、このプロジェクトを立ち上げるきっかけとなりました。私を含む地域のお母さんたちが、その「後継者」になれるのではないかと考えたからです。


西尾市八面で出土した明治頃のきらら鈴(左)と現代のきらら鈴(右)


西尾でとれた雲母は天然鉱物として


・緊張やストレスを和らげ、気持ちを穏やかにする

・持ち主の短所を長所に変える

・問題解決能力を高め、マイナスの流れをプラスの流れに変える


といった意味を持っています。


これはネイルや化粧品に多く流通する人口鉱物の雲母、合成マイカにはない

天然鉱物だからこそ持つエネルギー



もともと安全を祈る「御守」のような鈴であったきらら鈴と、この雲母の意味をもっと生かしたい

そしてより気軽に身に着けられるようにという想いから、雲母を使った「御守アクセサリー」を考案しました。

出来上がった商品はすべて地元の神社またはお寺にて、持ち主となる方の安全・幸運を願ってご祈祷していただき、より想いを込めてお届けする予定です。


途絶えてしまうかもしれないきらら鈴をもっと身近に!

そして、それを作ることで新たな仕事を生み出したい!


それがこのプロジェクトで実現したいことです。



プロジェクトを立ち上げた背景


私たち「くらしゴト探求部」は、子育てと仕事のバランスを大切にしながらお母さんたちが笑顔でいられるよう活動しています。

それは私自身、結婚出産を通して子育てと働くことのバランスに悩んでいた時期があったからです。

長女出産後、完全退職していた私はいきなり再就職する勇気もなく、エステの自宅サロンをしたり、心理学の資格を取得するなどして小さい子どもがいながらできる仕事を模索していました。


そして時には仕事を頑張りすぎて、家庭が不調和になることも。

それは自分自身だけでなく家族にとっても悪循環。


そんな体験から「子育て」と「働くこと」

それらを両立できる環境や仕組みを作りたい。

そう強く思うようになりました。



また、くらしゴト探求部は、2020年4月に設立を予定している「海の見える森のようちえんかぜのこ」と同時に発足しました。

かぜのこは西尾市在住の越智さんが代表を務める、地域初の毎日預けられるタイプの森のようちえんです。(”森のようちえん”という保育形態についてはこちら

愛知県西尾市の幡豆の里山・田畑・そして海辺をのびのびと駆け回り、遊び尽くし

心と身体の豊かな育ちを応援します。



くらしゴト探求部はかぜのこに子どもを預けている間、お母さんが働いたり活動できる環境づくりも目指しています。


そんな、私自身の体験と森のようちえん設立という活動から

まだ小さい子どもがいるお母さんと、地元地域を絡めて仕事を生み出したいという想いでこのプロジェクトを立ち上げました。


現在、私たちは松田さんにお話を伺いながら、新しいデザインや商品を企画するとともにきらら鈴づくりを始めています。

また気軽に身に着けられるアクセサリー以外にも、きらら鈴の音色を活かしたベルや風鈴、素焼きを活かしたアロマストーンなど、きらら鈴を応用したものづくりを考案中です。


きらら鈴や御守アクセサリーなどはリターンとしてだけでなく、今後は地元のお店や近郊のマルシェ出店、オンラインショップ等で継続して販売を予定しています。


実施スケジュール

10月24日~クラウドファンディング開始

~11月24日クラウドファンディング募集終了

12月~リターン順次発送


資金の使い道


・クラウドファンディング手数料

・松田さんの講師料、制作料

・作り手のお母さんの制作料

・焼代

・材料費

・ご祈祷代

・リターン送料


上記の使い道以上にご支援をいただいた場合は、新しい商品の試作やマルシェ出店など今後の活動費として使わせていただきます。


リターンのご紹介

お気持ちご支援(お礼のメール) 1000円

きらら鈴(小) 1500円

願掛けきらら鈴(小)1500円

きらら鈴(中)2つセット 2500円

御守ピアス/イヤリング各種 3000円

御守アクセサリー&きらら鈴の親子セット4000円

2020年干支きらら鈴(大)5000円

オーダーメイド御守アクセサリー 5000円

出張ワークショップ 10000円


※リターンの発送は余裕をもって設定しておりますので、予定より早く着く場合もございます。何かしらの事情により遅延が発生した場合は必ず個別にご連絡をいたします。


最後に

このプロジェクトを皮切りに、お母さんと子どもたち、そして地域に貢献していける活動を続けていくとともに「きらら」を通して繋がる人たちの笑顔を増やしていきたいと思っています。

ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。



<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください