●ご挨拶

 はじめまして、宮本辰彦と申します。私は二〇一四年に「和プロジェクトTAISHI」を立ち上げました。TAISHIは聖徳太子の「太子」、大きな志の「大志」、和と愛を世界へ伝えるアンバサダーとしての「大使」です。

 東京オリンピックの二年後、二〇二二年は聖徳太子の御聖忌一四〇〇年という記念の年です。私はこの年に「和の精神」が明文化された聖徳太子の『十七条憲法』を、世界遺産に登録することを目指しています。ただし、世界遺産はあくまでも旗印であって、真の目的ではありません。
 一番の目的は現在、世界の脅威となっているイスラム国と呼ばれるテロ集団ISの思想が、世界に「絶望」を与える陰の極だとしたら、日本のこの「和の精神」を世界に「希望」を与える、陽の極にしたい。それが私の願いです。

 ここに一枚の写真があります。この写真は五才の頃に、私が書いた落書きです。幼少期を過ごした子供たちにとっての秘密基地を二十才の頃に訪れたら、この落書きがそのまま残っていたので、感動して撮ったものです。
 それから十五年が過ぎ、自分の進むべき道を探していた三十五才の頃、再びこの写真を見つけました。
 それからさらに十五年が過ぎ、落書きを書いてから四十五年が経ちました。現在、私が取り組んでいるプロジェクトの志は、言い回しをそのまま大人の言葉にしただけで、あの時に書いた落書きを果たすためのものでした。


●これまでの活動の紹介

 「和プロジェクトTAISHI」を立ち上げ、私は和と愛をテーマにしたセミナーを全国で開催して参りました。そして、私はこのプロジェクトをさらに推し進めるために、あることに取り組みました。二〇一五年、戦後七十年の終戦記念日に合わせて、国内外に向けて発表される首相談話に、あるメッセージを織り込んでもらうためです。そこであらゆる可能性を探りました。


 最終的にあるつてから第一次安倍内閣の元国務大臣に、首相宛の親書を託したのです。そして、その十日後に皇居で開催された天皇皇后両陛下の傘寿を祝う会で、親書は元国務大臣から首相補佐官に手渡されました。それがご縁で七十年談話が発表された八月十四日の十日前に、私は永田町で首相補佐官と一時間半にわたり、面談することになりました。

 そして、私の志をさらに広く世間にも知っていただくために、このたび愛知で日本文化EXPOを開催することとなりました。そこで世界に誇るべき日本の伝統文化と和の精神を、このイベントを通してまず日本人に感じていただきたいと思います。

 なぜ愛知なのか。「愛」を「知」らしめるという、和プロジェクトTAISHIのコンセプトにぴったりの県名だからです。そして、日本人の精神的な宝である三種の神器の二つが祀られている地であり、一番近い都市だからです。

 


●そもそも「和の精神」とは何か

 和の精神は今から約一四〇〇年前に聖徳太子が著した「十七条憲法」の第一条に記された、「和をもって貴しとなす」に由来します。そして、この精神は日本国と日本人のあり方を示すものとなりました。
 「和」とは循環と寛容、そして調和の精神です。その中でも寛容とは赦し、受け入れ、認め、尊重し合う、許しの思想です。これは「全てを水に流して許す」という、禊ぎ(みそぎ)の精神でもあります。ただし、これは日本人だけにしか理解できない独特の思想ではありません。


 今日、「愛」という言葉は世界の共通語となりました。あのイエスが説いた愛も「汝の敵を愛せ」という許しの思想でした。つまり、民族や宗教に関係なく、人間がある一定以上の精神性になった時に備わる、普遍的な価値なのです。

 日本はかつて新渡戸稲造(1862~1933)が「武士道」を著し、世界へサムライ精神を紹介しました。また、鈴木大拙(1870~1966)は禅の思想を西洋へ伝え、世界的な禅ブームを巻き起こしました。現在、世界中の人々が使っているiPhoneやスマートフォンの板きれのようなシンプルなデザインも、禅を実践していたスティーブ・ジョブスのコンセプトによるものです。

 新渡戸稲造の武士道や鈴木大拙の禅に続くものとして、今度は循環と寛容と調和の精神を、「WA」という新たな概念として、私は日本から世界へ発信することを目指しています。
 政治も経済もその根底には思想があります。「WA」という思想が地球上に広まれば、実社会やビジネスの分野においてもそれを基にした、循環と寛容と調和の世界が実現するものと私は確信しています。

 

●こんな未来を創りたい、皆様の応援が必要です

 循環と寛容と調和の世界を実現することは、私たち人類のためだけのものではありません。このプロジェクトを立ち上げた当初は、私は人間のことだけを思って、地上から争いや憎しみ合いがなくなることを願いました。しかし、テロによって爆弾が一つ破裂することは、人間の命が奪われるだけではありません。無数の生き物たちの命も同時に奪われているのです。あるいは戦争で敵の軍事基地を破壊するために、ミサイルを撃ち込んでいる行為も同じです。母なる地球に憎しみの念を込めて、それを撃ち込んでいるのです。
 つまり、私たち人類の愚行は人間以外の生き物たちと地球にも、たいへんな迷惑をかけているということです。
 私たち人類がこの地球上で循環と寛容と調和の精神をもって生きることは、本当は守らなければならない自然界のルールです。そのことを日本から世界へ向けて発信してまいること。それが和プロジェクトTAISHIの役割であると考えています。

 数学の「ゼロ」という概念を発見したのはインド人でした。しかし、この概念はインド人のためだけのものではなく、全人類にとっての財産となりました。
 イエスの説いた「愛」も、クリスチャンのためだけのものではなく、全人類にとっての尊い教えとなりました。
 それと同じく四季折々、豊かな自然から生まれた日本発信の「WA」という概念も、日本人のためだけのものではなく、混濁極まる世界に、いよいよ必要とされる思想だと信じています。

 このたび愛知県で開催される日本文化EXPOは、そのための初陣です。そこでキックオフ・イベントの運営費、さらに日本文化EXPO会場代などの準備金が必要となります。まずはキックオフ・イベントの運営費、およそ20万円のご支援をお願いできれば幸甚でございます。

 どうか皆様のお力添えのほどを、何卒よろしくお願い申し上げます。


▼資金の使い道

キックオフ・イベントの運営費

・講師代
・会場代
・リターン代
・手伝いスタッフへの謝礼
・交通費

※キックオフ・イベントの内容は以下のリンク先の通りで、日本文化EXPOの会場は名古屋能楽堂を第1候補にいくつかの会場を検討し、年内開催の予定です。

 http://www.tatsu.ne.jp/wa/news.html

 

 

●リターンの内容

・ポストカード

「太子くん少年」

おおらかに
おおらかに
全てのものを受け入れる心
それが大和

おおらかに
おおらかに
大きく和する心
それが大和

それが世界に示すべき日本の心、大和魂

(by宮本辰彦)


「太子くん成人」

この国を強い愛の力をもって
大きく和する大和の国に戻す

(by宮本辰彦)


「鳳凰」

淡路島上空の雲が左を向いて羽ばたく鳳凰の姿にたいへん似ていたので、本州側の大蔵海岸から撮影しました。左手に見えるのは明石海峡大橋です。(2015年6月28日午前5時17分)

 

 

・和プロジェクトTAISHIの缶バッジに込めた意味

 缶バッジは私がこれまで国内で伝え、いよいよ世界へ発信しようとする内容をデザイン化したものです。世界へ示すべき日本国のあり方、世界へ伝えるべき愛を基にした、日本人の「和の精神」をモチーフにした、「WA」という新たな価値観についてです。

「WA」

 WAとは「循環と寛容と調和」の精神です。この概念は今から約一四〇〇年前に生きた聖徳太子が著した「十七条憲法」の第一条に記された、「和の精神」に由来します。
政治も経済もその根底には思想があります。「WA」という思想が地球上に広まれば、実社会においてもそれを基にした、循環と寛容と調和の世界が実現するものと確信します。

 「君が代の心」

 バッチの外側に配置された「I wish you eternal happiness forever and ever.」を和訳すると「私はあなたの幸せを永遠に祈っています」となります。
 互いにこのような関係性になれた時、そこに「和」が生まれるというメッセージです。同時にこれは日本の国歌「君が代」の意訳でもあります。つまり、国歌「君が代」は日本の「和の精神」を歌い上げたものなのです。
 藍色は海外でジャパンブルーとも呼ばれ、海洋国家である日本を象徴する色です。

「日の丸の心」

 国旗「日の丸」はその名の通り太陽を象徴します。そして、日の丸の白地は清廉潔白を表します。これら二つから紐解ける内容を、「太陽の民、日の本の民、日本人」として、世界へ示すべき日本国と日本人の理念としてまとめました。

 一.私たちは太陽の神、天照大神を頂点に戴く「自然崇拝の民」である。

 一.私たちは太陽の如く、全てのものにあまねく恵みを与える「愛の民」である。

 一.私たちは強い愛の力をもって、大きく和する「大和の民」である。

 一.私たちは祓い清めによって清廉潔白を旨とする「清浄の民」である。


「大和の心」

 バッジの外側に配置された「Spirit of Yamato is a harmony, driven by tremendous love and goodwill.」を意訳すると「大和とは強い愛の力をもって、大きく和する心である」となります。これはバッジの中心に据えた「愛の国」と共に、日本が世界へ示すべき、国家のあり方を表します。配色とデザインはそのような理念に共感する者たちが集う国のパスポートというイメージです。

「愛の心」

 日本発信の「愛」という意味で、桜をモチーフにしたデザインと配色です。
 愛は許す心、祈る心、活かす心であり、その愛を育むためには、愛を育みたいという強い意志。愛を感受できるだけの情緒。そして、それを理性的に制御できるための知識。これら知情意を育み、循環させることによって、許祈活が生まれ、さらにこれら三つが循環することによって、愛に至るという意味が込められています。

「地球の心」

 この地球に和と愛を日本から世界へ伝えたい。その旗印として聖徳太子が著した「十七条憲法」を、東京オリンピックが開催される二〇二〇年の二年後、すなわち聖徳太子の御聖忌一四〇〇年にあたる二〇二二年に向けて、世界遺産に登録することを目指します。 

 

 

 


●プロフィール

 大化の改新の中臣鎌足を祖とする神職、学者、医師の家系に生まれる。
 一族の出身では曹洞宗の学僧、寂室堅光や神宮皇學館(皇学館大学の前身)の創設に携わり、初代学頭となった国学者敷田年治が有名。住吉大社元宮司、敷田年博は伯父。元神戸市衛生局長の父包厚は阪神淡路大震災当時、厚生省から出された遺体の野焼き案に「故人の尊厳と遺族心情」を理由に反対し、その後の東日本大震災での遺体の扱いに方向性を示す。
 幼少時は父親の仕事のため両親と共に渡米。キリスト教の博愛精神に触れ、帰国後の二十代は思想や宗教について幅広く見聞し、今日の見識を深める。
一九九五年一月十七日にTatsu(自立・立志・出立)創設。カルチャースクール等で瞑想やヨガを指導する傍ら、和と愛を伝える講師活動を行う。二〇一四年に和プロジェクトTAISHIを立ち上げ、二〇一六年より日本文化産業国際振興協会(JCI)の理事長として、日本の伝統産業と共に、日本の心を国内外へ伝える活動にも取り組んでいる。

著作
「生まれ変わる」極意人生を好転させるお正月とお盆の過ごし方(かざひの文庫)
幸せに生きる。はじめての瞑想(アスペクト文庫)
自分を愛すれば幸せになれる!(アスペクト)
成功と幸せを手に入れる瞑想力(アスペクト)
この国を愛するために靖国(国書刊行会)
その他詳細はウィキペディア

 

  • 2017/04/08 17:54

    皆様こんにちは(^^)『WAの精神を日本から世界へ広めるため、日本文化EXPOを開催したい!』クラウドファンディング担当であります。 ご支援くださっている皆様、またこのページをお読みくださっている皆様、ありがとうございます。多くの方のご協力によって、この活動をさせていただいております。感謝申...

  • 2017/04/08 16:35

    皆様こんにちは(^^)『WAの精神を日本から世界へ広めるため、日本文化EXPOを開催したい!』クラウドファンディング担当であります。 ご支援くださっている皆様、またこのページをお読みくださっている皆様、ありがとうございます。多くの方のご協力によって、この活動をさせていただいております。感謝申...

  • 2017/04/06 22:40

    皆様こんにちは(^^)『WAの精神を日本から世界へ広めるため、日本文化EXPOを開催したい!』クラウドファンディング担当であります。 ご支援くださっている皆様、またこのページをお読みくださっている皆様、ありがとうございます。多くの方のご協力によって、この活動をさせていただいております。感謝申...

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