はじめまして!農事組合法人梨人(なしんちゅ)の東(あずま)と申します。

群馬県明和町で梨農家をしています。

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梨人とは?
梨人は明和町で新しく立ち上げた若手農業者のグループです。
明和町は梨の産地でしたが、高齢化で徐々に農家が減り、最盛期に58haあった梨畑は今では8haしか残っていません。明和町の誇りである梨を残していくため、新規就農者の受け入れ先となれる活動をしています。
目標は梨人から販売する農家を20人まで増やすことです。
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突然ですが、あなたは梨が好きですか?

私は大好きです!

ジュワッと口いっぱいに広がる果汁、シャリッとした歯ごたえ、最高ですよね。

子供の頃から梨が好きで、よく家族で梨狩りに出かけていたようです。

「この大好きな梨にもっと近くで関わりたい!!」

そう思った私は、梨農家になることを決めました。

そこで今から10年前、梨農家を始められる場所を探してここ明和町にたどり着きました。

波乱万丈はありましたが、10年ほどコツコツと取り組み、今では毎年売り切れるほどの梨ができるようになりました。

大好きな梨が食べ放題で、梨で周りの人まで幸せにできる梨農家という職業に出会えて、大変満足しています。


群馬県明和町との出会い

私は大阪府に生まれ、東京で新聞記者をしていました。

そんな私がなぜゆかりのない、群馬県明和町で梨農家をすることを選んだのか。


それは、「栽培に適した土壌」「受け入れてくれる農家さんとの出会い」があったからです。


新規就農を目指したことがある人は分かると思いますが、果樹農家を1から始めるのはとても大変なことです。

ここ明和町は初心者の私を温かく受け入れてくれました。明和町との出会いがなければ新規就農の夢は叶いませんでした。

「よそ者を迎え入れてくれた明和町への恩返しがしたい!」と思い、このクラウドファンディングに取り組むことにしました。


群馬県明和町は120年続く梨の産地です。

幸水、豊水、あきづきなどの品種の梨を生産しています。

私が梨農家を始めるにあたって全国の産地を見てきましたが、その中でも特に美味しい梨を育てることができる土壌・条件がここ明和町に揃っていました。

高齢化によって農地が減少

最盛期に58haあった梨畑は今では高齢化の影響で8haまで減り、「梨の産地」と呼べるのかあやしくなってきました。

これからもさらに減ることが予想されます。

「こんなに梨づくりに適した土地で梨づくりをする人がいなくなる!?」

「明和町の人たちの誇りである梨が無くなってしまう!」

明和町への恩返しをしたい私は、この状況をなんとか改善しようと「梨人(なしんちゅ)」というグループを立ち上げました。

若手梨農家で集まり、「明和町を梨産地として維持・活性化させること」を目的として活動しています。


梨の産地が一つが無くなっても誰も困らない、という意見もあります。

確かに梨の産地は他にもありますし、明和町と関係のない人から見ればそうかもしれません。

しかし、私は明和町の住人にとって梨は誇りでありアイデンティティではないかと考えています。

夏には行列ができるほど皆様の贈り物に梨を選んでいただいたり、梨街道があったり、「梨の町」という看板があったり、梨のゆるキャラがいたり…

明和町と梨は切っても切れないものではないでしょうか?

梨がなくなることは「明和町らしさ」を失うことです。

この町の人のために梨が残り続けなくてはいけません。梨人が梨の産地維持に取り組む理由はそこにあります。


産地を維持していく上で大切なのは、「梨作りをする人」を増やしていくことです。

私が明和町を選んだことからもわかる通り、明和町は梨農家を目指しやすい町だと思います。

土壌はもちろん梨に最適ですし、町のバックアップもあります。教えてくれる優しい農家さんもいます。


しかし、梨農家を1から目指すにはまだまだハードルは高い状況が続いています。

そこで梨人は「新規就農で梨農家を日本一目指しやすい町」を実現することで梨産地の維持をしていくことにしました。

「梨人がいるから明和町にきた」と言ってくれる新規就農者が出てきてくれるよう、取り組んでまいります!

梨づくりをする人を増やし、皆様にもっと美味しい梨を届けられるようにします。


現在も作業のマニュアル化、選果基準づくり、新直売所建設、新規就農者を受け入れ農地を探すなど様々なことに取り組んでいますが、まだまだ日本一には遠いです。

よりスピードを上げるため、クラウドファンディングを成功させ日本一を目指します!


今回ご支援いただいた資金は、次のものに使わせていただきます。

それぞれ、新規就農者の受け入れに繋がる活動です。

◆梨のブランド化(パッケージデザイン、マルシェ出店、商品開発など)

新しく始めたい人が続けやすい環境をつくるために、明和町の梨のブランド化が必要です。ブランドの立ち上げとパッケージの刷新を行います。

価値が認められ、続けていける金額で買っていただけるようになれば、梨農家を継ぎたいという子供や新規就農者が続けやすくなります。


◆新直売所建設、設備の充実

新直売所の建設をし、新規就農者の販売先の手助けとなるようにしていきます。

より多くの梨をスムーズに販売できるように、レジの導入や駐車場の整備の費用に使わせていただきます。

うるばしょ


◆梨食べ比べ会を開催する費用(梨の購入費、会場費、運営費など)

より梨を極めて新規就農者にも伝えられるよう、他の産地との食べ比べをしようと思います。梨のプロである以上、誰よりも美味しい梨を知っていたい。

そこで、全国から梨をお取り寄せしてお腹いっぱい食べる会をすることにしました。

せっかく全国から取り寄せるので、梨好きの人が参加して一緒に「美味しい!」を共有したいと考えました。全国30産地から取り寄せ、食べてみたかった梨を食べ比べてみるのですが、その費用に使わせていただきます。


すでに「日本一梨農家を始めやすい町」になるよう取り組み始めていますが、スピードも規模感もまだまだ足りません。

そこで、もっとこの現状を知ってもらいたいと思いクラウドファンディングにチャレンジをすることにしました。

明和町を日本一梨農家を目指しやすい町にして明和町のアイデンティティを守るため、皆様の応援が必要です。

お客様にとっても、新規就農者にとっても、町にとっても誇れる梨の産地になるべく頑張っていきます。

応援よろしくお願いします!


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