はじめに・ご挨拶

株式会社蒼龍舎代表吉村秀一と申します。現在、日本とカザフスタンの共同製作映画「阿彦哲郎物語」(仮題)の日本側プロデューサーを担当しております。

カザフスタンと日本の国交樹立30周年を記念して製作された本企画はカザフスタン共和国文化省企画の元、アスタナテレフィルム(カザフスタン側映画会社)、STUDIO-D JAPAN(日本側映画会社)と共同製作による作品です。




このプロジェクトで実現したいこと

2021年に日本とカザフスタンは国交樹立30周年を迎えます。カザフスタンと日本は鉱物資源の輸出入、核兵器廃絶での支援や映画をはじめとする文化交流も盛んに行われています。その両国の交流の原点はシベリア抑留にあります。第二次世界大戦終了末期、不可侵条約を一方的に破棄した当時のソヴィエト軍は満州及び千島列島に侵攻しました。57万人の捕虜はソヴィエト連邦に送られ、当時、連邦の一つであったカザフスタンには5万5千人の捕虜がラーゲリ(捕虜収容所)に送られました。

その中の一人に阿彦哲郎さんが居ましたが、阿彦さんの場合ロシア共和国刑法58条反ソ連扇動罪が適用されました。

理由は阿彦さんが住んでいた樺太に進駐してきた際、提示された一枚の書類でした。

「今日よりソ連邦の国民である」ロシア語で書かれた書類にサインをしたばかりに、青年学校時代に行った軍事教練が反ソ的である、という半ば言い掛かり的な理由でした。

その為、阿彦さんが送られたラーゲリは国内犯が収容されている所でした。

それ以降、阿彦さんの長期に渡る抑留者生活が始まったのです。


プロジェクトをやろうと思った理由

監督の佐野伸寿氏がカザフスタンに勤務していた際、未帰還邦人問題を担当していました。未帰還邦人とはシベリヤ抑留者の中で日本に帰国できなかった方々の事です。その際に阿彦哲郎さんと出会いました。カザフスタン在住当時より現地で映画を製作し世界的な賞を数々受賞しました佐野氏は何とか阿彦さんの事を世に知らしめたいと当時より考えておりました。

ナゼルバーエフ前大統領来日にの際、国会議事堂にて阿彦さんについての演説、ミュージカル「アクタス村の阿彦」のカザフスタン及び日本上演等、阿彦さんに対する注目が一気に集まり、遂にはカザフスタン共和国スポーツ・文化省が国内製作会社に打診、アスタナフィルムが名乗りを上げ、日本の共同製作者として佐野伸寿氏に依頼が来ました。

私、吉村は佐野氏とは脚本家石森史郎先生の主催する「石森史郎青春脚本塾」にて出会い、長年親交を重ねてきましたが、今年の春先、佐野氏より打診を受け、日本側プロデューサーとして本企画に参加する事となりました。


これまでの活動

令和元年、カザフスタン共和国の首都アルマトイ。その中にカプチガイ貯水池があります。東京駅から富士駅までの距離に等しい巨大な人口湖のほとりにそれに勝るとも劣らぬ巨大なロケセットが完成しました。セットは樺太の本斗町、真岡町を再現し、8月からロケを開始し、阿彦哲郎さんの実家のシーンを含めた撮影を行い、その後アルマトイ市内にて収容されるシーンを撮影しました。今後、映画の大半を占める収容所のシーン、桜の咲く季節に日本国内シーンの撮影を控えております。


阿彦哲郎役 小笠原瑛作(右)秀子 かざり(左)

小笠原瑛作プロフィール

1995年生まれ。幼少期より身体表現をすることが好きで和太鼓や阿波踊りに触れて育つ。2013年大学でもその表現を生かせると思い、舞台芸術を学べる多摩美術大学演劇演舞デザイン学科入学。自分とは違う人物をライブで表現できる楽しさを覚え2年次演劇コースを専攻。卒業公演を含め3作品、演劇の舞台に立つ。11年よりキックボクシングをはじめ、15歳で最年少でデビュー。フライ級、スーパーフライ級と次々と王座獲得。現在、WPMF世界スーパーバンダム級王者を得てISKA K1世界バンダム級王者となる。通算戦勝37勝4敗1分。今回、初の映画出演、主演の座を獲得。


かざりプロフィール

三重県出身
日本大学芸術学部デザイン学科卒業後、陸上自衛隊に入隊。
任期満了で退職後、芸能活動を開始。その異色の経歴から元自衛官タレント、と紹介されることが多い。後に、防衛省自衛隊東京地方協力本部国分寺募集案内所で初代応援大使に任命され、自衛隊の広報活動を開始。また、モデルやTV、CM等国内外問わず幅広く活躍している。


佐野伸寿プロフィール

1965年4月東京に生まれ、1971年より役者として仕事を始める。代表作「ダメおやじ」「刑事くん」「ザ・カゲスター」他ゲスト出演多数。
1994年に在カザフスタン大使館に勤務したことをきっかけにカザフスタンの若手映画人と知り合い映画制作を始める。プロデューサーとして「ラストホリデー」(1996年製作、東京国際映画祭ヤングシネマ部門東京ゴールド賞、東京都知事賞受賞、ロッテルダム国際映画祭タイガーアワード受賞、タオルミナ国際映画祭グランプリ受賞)「アクスアット」(1999年製作、ベルリン国際映画祭パノラマ部門公式招待)「3人兄弟」(2000年製作、東京国際映画祭アジアフォーカスベストアジア賞受賞)を発表。近年は監督・脚本・製作として「ウイグルから来た少年」(2008年、モントリオール国際映画祭公式上映)「春、一番最初に降る雨」(2011年、ユーラシア国際映画祭グランプリ受賞)等、意欲的に日本カザフスタン合作作品を発表している他、「父への電話」(2018年、オレンブルグ国際映画祭グランプリ受賞)等製作活動も行なっている。


吉村秀一プロフィール

1964年東京生まれ。高校時代より自主映画を制作。日本大学入学後もひたすら自主映画を撮り続ける。編集プロダクションに入社。元日活の馬越彦弥氏、元円谷プロの山本正考氏に師事。在籍中に石森史郎氏に師事、映画の企画に関わる。退職後、元東映の向江寛武氏と仕事をした後、株式会社蒼龍舎を設立。グルメ、旅、温泉番組を多数企画。映画「森と大地のカプリチオ」等に関わる。日本プロデューサー協会、日本アカデミー賞協会所属。株式会社蒼龍舎代表取締役。

資金の使い道

カザフスタン側は日本との共同製作を希望しています。阿彦さんは日本人でありながら、ソ連の国内法の適用を受けた悲劇の人なのです。阿彦さんの苦悩の歴史を一人でも多くの日本人に認知して欲しいと思います。今後の予定として春先に国内ロケが始まります。資金用途はその製作費に当てらればと思います。



リターンについて

リターンに関する説明や画像を載せましょう。

●500円:お礼メッセージを送ります。

※リターン配送は3月末を予定しております。

※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。


●5000円:お礼メッセージを送ります。

映画オリジナルTシャツ:サイズS

生写真2枚セットA(映画衣装を着たキャスト)

※リターン配送は3月末を予定しております。

※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。


●5000円:お礼メッセージを送ります。

映画オリジナルTシャツ:サイズM

生写真2枚セットA(映画衣装を着たキャスト)

※リターン配送は3月末を予定しております。

※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。

※画像はイメージです。


●5000円:お礼メッセージを送ります。

映画オリジナルTシャツ:サイズL

生写真2枚セットA(映画衣装を着たキャスト)

※リターン配送は3月末を予定しております。

※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。

※画像はイメージです。


●5000円:お礼メッセージを送ります。

映画オリジナルTシャツ:サイズXL

生写真2枚セットA(映画衣装を着たキャスト)

※リターン配送は3月末を予定しております。

※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。

※画像はイメージです。


●10000円:お礼メッセージを送ります。

映画オリジナルTシャツ:サイズXL

生写真5枚セットA(映画衣装を着たキャスト)

「阿彦哲郎物語」完成台本

(決定稿完成まで御時間がかかる場合があります)

※リターン配送は3月末を予定しております。

※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。

※画像はイメージです。


●30000円:お礼メッセージを送ります。

 ・カザフスタン大使館スペシャル完成披露試写会ご招待。(2020年7月予定。会場が変わる可能性もあります)メイキングDVD(DVDは撮影の都合上配布が遅くなる可能性がある事を御了承下さい)、リーフレット、「阿彦哲郎物語」完成台本(佐野監督と小笠原さん、カザリさんのサイン入り)試写会後チェキ撮影会。(試写会は撮影の都合上映時期が遅くなる可能性がある事を御了承下さい)

※リターン配送は3月末を予定しております。

※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。

※画像はイメージです。


●150000円:お礼メッセージを送ります。

エンディングロールに「クラウドファンディングサポーターズ」としてお名前をクレジット掲載。

撮影終了時なので時期が遅くなる可能性があります。

※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。

※リターン配送は3月末を予定しております。



実施スケジュール

これからの予定

2020年冬 撮影開始

2020年4月 撮影終了

     冬の収容所(ジェスカズガン)2ケ月、夏の収容所(スパースク)3週間、日本編(春、桜の季節)2週間、

2020年6月 完成予定

2020年秋以降、国際映画祭を中心に世界展開

2021年 劇場公開


最後に

もし日本がある日、何処かの国に武力で制圧され、「君たちは今日から我々の国民だ」と言われたらみなさんはどう思われますか。

この物語は決して阿彦さん一人だけの物語ではありません。我々日本人が今後、直面する問題なのかもしれません。

カザフスタン政府には全面的なバックアップをして頂いてます。ロケ現場では各スタッフが文字通り一生懸命製作して頂いた作品です。その一生懸命さに今度は我々日本人が答える番なのです。

日本とカザフスタンとの国境を超えた映画製作にぜひみなさんのお力が必要なのです。共に「阿彦哲郎物語」をサポートしていこうではありませんか。

応援、お待ちしております。


本プロジェクトはAll-or-Nothing 方式で実施します。目標金額を達成すると資金を受け取れる方式です。


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