はじめに・ご挨拶

 千葉市稲毛の11月のお祭り、「夜灯」(よとぼし)実行委員会です。委員会を構成するのは、稲毛商店街振興組合、自治会、千葉大・敬愛大・千葉経済大など地元大学、地域のサークル等です。千葉市第19自治会連合会の会長さんに顧問となって頂き、また地域の学校(稲毛小学校、稲丘小学校、小中台南小学校)や保育園・幼稚園にご理解を頂いて子どもたちに灯籠原画を描いてもらっています。中学生には当日ボランティアとして活躍してもらい、稲毛中美術部には大灯籠を制作してもらっています。どんなお祭りか分からない方は、関連するURLも是非ご覧ください:

https://www.facebook.com/inagenoakari (実行委員会公式facebook)

https://www.city.chiba.jp/inage/chiikishinko/sai.html (千葉市公式ページ。下側が夜灯の紹介になります)

http://www.chibacity-ta.or.jp/events/event/yotoboshi (千葉市観光協会による2017年の祭の紹介)

ちょっと前の第8回夜灯の動画ですが、実行委員会制作の公式動画もYouTubeで見られます↓。


このプロジェクトで実現したいこと

 2019年11月で14回目となる稲毛・せんげん通り(浅間神社周辺)の灯籠祭り「夜灯」。戦前の海の記憶を今に伝え、町の絆を編み直すお祭として、すっかり定着しました。しかし規模拡大と反比例して協賛金は減っており(この10年での商店の廃業等により)、財政危機です。今年の収入見込みは179万円ですが、警備費・電気工事費・材料費等を考えると、末尾に詳しく書きますように、40万円以上の不足が見込まれます。この4月から再開した実行委員会では祭の規模縮小/解散も真剣に議論されましたが、「クラウドファンディングを試してみよう」という声が出ました。もし、このファンディングで赤字分を帳消しにできれば、まずは来年何とか開催できます。大学生-商店街の協力事業として始まった「夜灯」が、真に稲毛の町のものになるためのチャレンジ・チャンスでもあります。稲毛区・千葉市の皆さん、近隣・遠方の皆さん、このご支援を通じて祭の当事者・担い手になっていただけませんか。

*本ページトップの5枚の写真のうち1枚(以下再掲)は、灯籠に点灯している熊谷俊人千葉市長の写真です(2011年)。熊谷市長は市議会議員になる前、「夜灯」の運営スタッフの一人でした。ご参考→2018年11月の市長Twitter投稿 https://twitter.com/kumagai_chiba/status/1066602585115656192

私たちの地域のご紹介

 浅間神社の目の前に海が広がり、海水浴や潮干狩りの客で賑わうリゾート地であった戦前、「夜灯漁(よとぼしりょう)」という名前の漁が行われていました。「夜灯漁」とは、新月の晩、遠浅の稲毛の浜で潮が引いたときにカンテラの灯で照らしながら潮溜まりのエビや魚を獲る、干潟や刈田では一般的な遊びでした。潮だまりで2時間も夜灯漁をすると、エビやじゃこが一斗缶2杯分くらいは採れたそうです。しかし戦時中に漁は途絶え、昭和30年代の埋立により稲毛区から海はなくなり、70代以下の人々には、この漁の存在は忘れられかけていました。ところが、「黒砂の海は、夜はヨトボシの漁のあかりが遠浅の海面に浮かんで、きれいなものでしたよ。お魚の種類も多かったようですね。」という80代のお年寄りの話をヒントに、「夜灯漁」の風景を現代に再現したいと地元商店街が中心となり、大学生や町内自治会を始め多くの地域団体などが協力して「稲毛あかり祭(夜灯-よとぼし)」が始まったのが2005年です。毎年11月、稲毛あかり祭が行われる2日間は、浅間神社の周辺は公園や通りのいたるところに手作りの灯籠が灯され、不思議と懐かしい光景が広がります。

  なお、稲毛の歴史については祭の期間に京成稲毛駅構内に掲出する「いなげレトロ写真展」で説明しています。下の写真は『稲毛小学校百周年記念誌』からの引用で、夜灯漁ではありませんが、稲毛に海が広がっていたころの様子が分かります。


これまでの活動

  神事に由来するのでもないお祭を2005年から14年間継続するのは一言でいって「大変」でした。今回のような財政問題だけでなく、毎年様々な問題が起きつつも、地域の皆さんの力で何とか続けてこられました(ので、今回の財政問題も、このクラウドファンディングを通じて乗り越えられると信じています)。本祭の一週間前に「千蔵院」で開催される「プレ夜灯コンサート」に来場した住民から、以下の素敵なメッセージを頂いたことがあります。このように地域の皆さんに認知されてきたことは、実行委員会一同、とても励みになっています。

「稲毛で育ちましたが、千葉にあまり愛着をもてず、地元をはなれていましたが、きのうは実家の母に誘われていきました。たくさんの人が、灯りの中をお寺に急ぐ姿を見て、こんなに素敵な町だったんだ。。。と思いました。小さかったお祭りに、町のみんなが関わっていって、毎年恒例になって皆が楽しみにして・・・すごく良いですね。コンサート自体は、子供が寝てしまったので、寒かったこともあり、途中で帰ってしまってごめんなさい。でも来週もお祭りがあるとのこと、楽しみにしていきたいと思います。稲毛をもりあげてくださって、ありがとうございます。自分の地元にプライドをもっている人を見ると羨ましく思っていましたが、私も、稲毛で育ってよかったな、また住みたいなと思うことができました」


↑2012年放送のテレビ朝日「ちい散歩」でも夜灯が取り上げられ、故・地井武男さんに押して頂いた手形を、いまでも灯籠として飾っています!

資金の使い道・実施スケジュール

夜灯を現在の規模で開催するのに最低限必要な資金は以下の通りです。ご覧のように、今回のお祭りは備品更新ナシ(テント・机等、既存のものの使い回し)、また労力はすべてボランティアで担われています。

【支出】電気工事費57万円 警備費56万円 材料費(灯籠・器・ラミネート・着火マン等)30万円 冊子印刷費13万円 冊子デザイン費6万円 仮設トイレ設置レンタル費6万円 倉庫代36万円 当日ボランティアお弁当代15万円 保険代7万円 合計226万円

一方、収入見込は以下の通りです。

【収入見込】協賛金(稲毛周辺の店舗から)92万円 祭当日の出店料42万円 雑収入(インフォメーション・射的での売上など)14万円 イベント収入(市花火大会・稲毛神社大祭等での出店収入)21万円 クラウドファンディング第1弾10万円 合計179万円

  以上のように、このままでは47万円ほどの赤字が見込まれます。さらに来年に向けての備品更新ができず、次回に備える材料代も確保できません。このCAMPFIREクラウドファンディングの成否に、来年以降の開催がかかっています!! お志が集まるのをお待ちしています(使途は実行委員会Facebookや来年の本サイト等でご報告します)。なお、CAMPFIRE社への手数料17%を見込んで目標額は57万円に設定されています。

リターンのご紹介

リターンは3種類ご用意しています。

1) 千円以上のご支援に対して: 皆様が指定する画像・写真を印刷した灯籠を11月23-24日の「夜灯」祭当日に、「なごりの松林」会場に飾らせていただきます。ご希望の方は画像電子データを yotoboshi.inage@gmail.comにお送り下さい(手書きの絵などは写真に撮ってemail添付ファイルとして送付下さい)。委員会側で印刷・ラミネート加工し、灯籠へと成型いたします。紙に描いた絵の現物をそのまま飾ってほしい場合には、京成稲毛駅前の「稲毛園」(〒263-0034千葉市稲毛区稲毛3丁目6-2)にお持ち下さい。
 何か対応を希望される方は「備考」欄に、その旨をお書き下さい。なお、お祭り後に委員会から個別に灯籠を返却することはできかねますが、お祭り当日、その場でご自分の灯籠をお持ち帰り頂くことは可能です。

2) 5千円以上のご支援に対して: 「本祭(11月24日)昼過ぎ、舞台裏ツアーにご招待」
 夜灯祭にはどんな人々が関わり、どんな準備をしているのでしょうか。どんなエピソードや工夫がありますか。稲毛地域史豆知識を交えながら、14年の祭歴史を知るスタッフがご案内します。夜灯祭を倍楽しめること請け合いです。11月24日(夜灯本祭の日) 13時に夜灯祭インフォメーション・テント(京成稲毛駅・千葉中央方面ホーム改札口真裏)にお越し下さい。「夜灯舞台裏ツアー」の看板を持った実行委員会スタッフが待っております。所要時間は1時間ほど、徒歩で会場周辺を回ります。記念品として、本来、実行委員会スタッフしか携帯できない「スタッフ証(首にかける小さな電池式灯籠)」を差し上げます。全行程、公共の場所で行われます。なお、京成稲毛駅までの交通費・宿泊費等は、恐縮ですが各自でご負担下さい。

3) 1万円以上のご支援に対して:「稲毛半日ツアーにご招待(開催日程はご相談)」 せんげん通り商店街・浅間神社・神谷伝兵衛別荘など、稲毛の主要スポットを、地域の生き字引・稲毛園三代目(前・夜灯実行委員長)がご案内します! この数年休止となっていた「稲毛わくわくツアー」の再現。商店街のいくつかの店の協力をあおぎ、食事・おやつ付きで楽しんでいただきます。全行程、公共の場所で行われます。開催日程については、希望者の皆さんとご相談のうえ10-11月のどこかで決定いたします。そのため皆様の連絡先データも取得させていただきます。何かご希望がございましたら備考欄に記入下さい。なお、集合場所となる京成稲毛駅までの交通費・宿泊費等が発生する場合は、恐縮ですが各自でご負担下さい。

最後に

 夜灯祭はJR稲毛駅構内の壁画モチーフともなっています。すでに千葉・稲毛の町に定着して14年、委員会としても責任を感じていますが、もっと早く、地域の皆さんに、そして地域外の皆さんにも、広く支援を呼びかけるべきだったと反省しています。次の世代にこのお祭りを手渡していくためにも、少額で結構ですので、皆さんの「いいね」の表明として、どうかご支援をお願いします。あなたの「一灯」をお待ちしています! リターンも手作りです!

  本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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