国境の島で知られる対馬は麦をはじめとする雑穀に支えられてきました。米におされ作られなくなった雑穀の数々、その復興と普及を目指したプロジェクトです。縁あって見付けることのできた在来タカキビの塩麹を皆さんに知ってもらうことが目的の第一弾です。

プロジェクト本文

ご挨拶

 みなさん、はじめまして。合同会社醸壌(じょうじょう)の代表をしています水野敏幸です。醸壌は「醸す」と「土壌」から名付けました。「醸す」にはさまざまな意味を込めて、人・土・地域、さまざまなことを醸成していくことを目指しています。

 

はじめに

 対馬は古くより国境の島として存在し、過酷な自然とともに独特の文化を伝え残してきました。水田も少なく、麦をはじめとした雑穀に支えられてきた島です。ソバ、ヒエ、アワ、イナキビ、タカキビなど多くの雑穀がありました。そのほとんどが現在は作られていません。
 有名な豆酘の神事に使われる赤米なども細々と残されてきましたが、生活や産業として作られてきたものはほとんどが途絶えています。
 私たちは、生活の糧として人々を支えてきた雑穀に注目し、その新たな価値の創造を地域とともに進めています。

田園の中にある対馬独特の石屋根


タカキビとは

 ホウキモロコシ、ソルガム、ソルゴー、コーリャンとも言われるタカキビは、北はロシアから南はアフリカまで世界の各地で栽培されています。タンパク質が多く、栄養価の高い穀物として注目されながら、主食の座に君臨できない穀物です。
 対馬ではキビ団子として名前だけは知られているものの、60代の方々もノスタルジックな記憶とともに語るものとなっています。


対馬でのタカキビとの出会い

 現在、私たちが栽培をしているタカキビは、島おこし協働隊として対馬各地を回っていたときに、阿連地区でたまたま目に入ったものです。聞いてみたところ、種を残すためだけに使われることもなく維持されているだけのものでした。
 これは面白いと、種を分けてもらい、畑を借り、数粒の種を蒔き、様々なトラブルと多くの人の協力を経て、ようやくそれなりの規模の生産が見えるところまできました。現在4年目で2,300平方メートルの栽培をしています。キビ団子について話す地元のおばあちゃん


クラウドファンディングに至るまで

 今後、面積を増やし、普及を広げるうえで収穫方法で壁にぶつかっています。解決するうえでいくつかの方法を検討していますが、これについてご協力いただきたいのが今回のクラウドファンディングをするきっかけの一つでした。
 様々な穀物を使い、麹を作り、塩麹にすることは軌道に乗りつつありますが、私たちの目的の一つである雑穀の復興と普及についてはあと少しの段階です。
 現状としては、中国産のタカキビを塩麹にしており、状況は歯がゆいかぎりです。これをできるだけ早い段階で対馬産のタカキビに切り替え、対馬の産品として紹介していけるように整えていきたいと考えています。


塩麹の紹介

 タカキビの塩麹は、雑穀の風味を活かし、甘みとうま味が強い特徴を持っています。玄米の塩麹は玄米の香ばしさが活き、ソバの塩麹は味噌のような独特のうま味を持っています。
 塩麹は、たんぱく質を分解する酵素を持ち、肉や魚との相性が非常に良いです。それぞれの麹自体の風味やうま味を様々な食材とともに楽しめるものとなっています。
おススメ!鶏肉のタカキビの塩麹焼き!


リターンのご紹介

 対馬産の米とソバ、中国産のタカキビ(今後、対馬在来に切り替えます)を麹にし、塩麹に加工したものを用意しました。また、私たちが事業をするにあたり様々な方々のご協力をいただいており、その地域の産物もご厚意によりリターンとしてご用意しています。
 どの商品も豊かな自然を背景につくられています。その様子はHPにてご覧ください。

①塩麹・藻塩セット 4,000円
 【玄米塩麹2パック、タカキビ塩麹1パック、対馬の藻塩1パック
 珍しいタカキビの塩麹と豊かな自然に育まれたヒノヒカリの玄米の塩麹です。塩麹の材料でも使っている対馬の藻塩のうま味もご賞味ください。

②塩麹3種セット 4,000円
 【玄米塩麹1パック、タカキビ塩麹1パック、ソバ塩麹1パック
 ソバも麹にされることの少ない雑穀です。対馬固有の在来種「対州ソバ」を使っています。剥き身にしても殻がどうしても残るため、一般小売は今のところ予定していませんが、今回のクラウドファンディング用にパッキングしました。
 玄米、タカキビ、ソバそれぞれ風味が違います。その違いを楽しんでいただければと思います。

③醸壌産生麹で作ったどぶろくアイスセット 7,500円
 【どぶろくアイス1,000ml1パック、玄米塩麹1パック、タカキビ塩麹1パック】
 加工場の近隣集落で作っているどぶろくをアイス用として特別濃く仕込み、手間ひまかけて作ったものです。今回のクラウドファンディング用に限定品として準備しました。醸壌が製造している麹を使っています。すっきりした甘さとコクのある風味をご堪能ください。

④対馬特産セット 7,500円
 【冷凍ソバ、冷凍ろくべえ麺、シイタケ出汁各2パックずつ、玄米塩麹1パック、タカキビ塩麹1パック、ソバ塩麹1パック】
 タカキビの生産でも協力していく予定の農業生産法人とのコラボ商品です。対州ソバ、サツマイモを発酵させて作ったせんソバ(ろくべえとも言います)、陸のアワビと称される対馬の原木シイタケの出汁をふんだんに使ったスープをお楽しみください。

⑤対馬の自然染色ストールセット 10,000円
 【タカキビ染ストール1枚、玄米塩麹2パック、タカキビ塩麹2パック】
 タカキビは赤い色素、いわゆるポリフェノールが豊富です。麹をつくる前処理で穀粒を磨ぎますが、その赤いとぎ汁でストールを染めてみました。素材はモダールです。写真は試作品なので色が薄いですが実際の商品はもっと濃い色になります。
 ここでは塩麹とともに対馬産のタカキビを使う予定です。活動報告で随時状況をお知らせします。

⑥マクラメ編みセット 25,000円
 【草木染マクラメ編み1つ、玄米塩麹2パック、タカキビ塩麹2パック】
 対馬の植物とタカキビを使い糸を染め、鉱山の歴史も長い対馬独特の玉石を使ってマクラメをつくってもらうことにしました。知恩院の大師像に使われた組紐の復元作業に参加したこともある方に制作していただきます。
 タカキビは対馬産の新物を使います。詳細や制作状況は、活動報告とHPで随時お知らせしていきます。


プロジェクトで実現したいこと

 現在、私たちは雑穀の麹を使い、対馬の素材を活かした商品を軸に地域と連携した事業を進めています。タカキビをスタートに自活できる対馬を自分たちのできる範囲で進めていきたいと思っています。
 それにあたり、タカキビの生産でネックとなる収穫調整の部分と、塩麹の製造で重要な穀粒の大量保管の部分にご協力いただけたらと考えております。
 タカキビの生産と加工品を広げ、新たな地域特産品として対馬に貢献していきたいと思います。

資金の使い道・スケジュール

 タカキビの生産においてネックになる収穫・調整に関わる機材と、麹の製造において必要となる大容量の穀物冷蔵庫の資金の一部として活用したいと考えております。

収穫用農機  50万円
調整用農機  70万円
冷蔵庫    40万円
手数料その他 40万円


最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございます。
 実は、よそ者が集まり始まったこの事業、これまで地元の人たちからたくさんの協力をいただきました。これからはいただくだけでなく地域に貢献できる事業にしていくために頑張っていきます。そして今回クラウドファンディングを通じて関わってくれた皆さんとも相互的に関わっていけたらと思います。みなさんのご支援をよろしくお願いします。

http://kamosuzo.work/


 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2019/11/12 17:23

    皆さんこんにちは。今回はマクラメの進捗についてお知らせいたします。右がタカキビ、左がエビヅルで染めた糸になります。糸の素材はリネンです。石は対馬南西部、椎根浜のものを磨いております。このような感じになっています。今回マクラメ編みにしてくださっている方は組紐の職人もされていた腕前の方です。また後...

  • 2019/11/10 19:12

     クラウドファンディングが始まって2日目になりました。早速プロジェクトをのぞいてくれた方、支援してくれた方、ありがとうございます。タカキビも収穫までもう少しです。引き続きHPやFBに畑の様子など近状報告を流していきます。是非のぞいてみてください。 さて、昨日はタカキビの様子を見てきました。実の...

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