はじめに

フリー・ザ・チルドレンは、1995年にカナダのクレイグという少年(当時12歳)が、貧困・搾取や、
「子どもには世界を変えられない」という偏見から子どもを解放することを目的に設立した団体です。

日本では、「子どもや若者は助けられるだけの存在ではなく、自身が変化を起こす担い手である」
という理念の下、1999年に日本支部(認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン)を設立・活動を始め、本年で設立20周年を迎えました。

現在、約1,200人の子どもや若者が、ユースメンバーとして、全国で積極的に活動しています。

アジア、アフリカ、中南米など9か国の開発途上国で、子どもやその家族が貧困から抜け出し、
自立できるよう国際協力活動を行いつつ、日本の子どもや若者が国内外の問題に取り組み、
良い変化を起こす力を習得できるようサポートする事業に取り組んでいます。

<国際協力:農村自立支援の5つの柱>


私達は、世界各地で行われている「WE Day」を日本で開催したいと長年画策しており、
この度、東京オリンピック・パラリンピックも開催される2020年、ついに開催の運びとなりました。

【フリー・ザ・チルドレン・ジャパン 組織概要】
http://ftcj.org/about-us 


イベント概要

イベント名
WE Day Community: Japan(読み:ウィー・デイ・コミュニティ・ジャパン)

コンセプト
誰かのためにアクションを起こした子どもや若者をお祝いする日

開催日時
2020年3月20 日(金・祝) 13〜16時 

開催場所
LINE CUBE SHIBUYA(旧:渋谷公会堂)

対象
SDGsと関連する国内外の社会課題に対し、ボランティア活動などの社会貢献活動
(ソーシャルアクション)を起こし、今後も活動継続予定の、
2019年4月1日時点で25歳以下の子ども・若者

募集人数
約2,000人

参加申込締切日
2020年2月29日(土)(もしくは上記定員に達し次第)

参加費
無料

実施体制
[主催]
認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン

[共催]
WE Day(カナダ本部)

[後援]
東京都、渋谷区、渋谷区教育委員会、カナダ大使館、国際協力機構(JICA)、
日本YMCA同盟、ガールスカウト日本連盟、ボーイスカウト日本連盟
ユネスコ・アジア文化センター、ESD活動支援センター、関東地方ESD活動支援センター
(その他、省庁等に申請手続中)

[協力]
OSAKAあかるクラブ・(株)フロンティアインターナショナル・NPO iPledge
オール・ニッポン・レノベーション・Wake Up Japan

●プログラム

※マララさんはWE Day Japanには出演しません


WE Day Japanは様々な方からご賛同いただいています>
(敬称略、氏名クリックで応援メッセージへ)

東京大学・慶応大学 教授
鈴木寛

児童労働ネットワーク代表、元ILO事務局長補
堀内光子

認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事
鵜尾雅隆

早稲田大学 教授
喜多明人

NPO法人ETIC 代表理事
宮城治男

株式会社サステナ 代表
マエキタミヤコ

世田谷区立桜丘中学校 校長
西郷孝彦

認定NPO法人ACE 代表
岩附由香

学校法人 明治学院 学院長
小暮修也

認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)代表理事、文京学院大学教員
甲斐田万智子

特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事
門田瑠衣子

一般社団法人てとり代表理事
谷山大三郎

一般財団法人非営利組織評価センター業務執行理事
山田泰久

女優・一般社団法人Get in touch理事長
東ちづる

一般社団法人ソーシャル・ジャパン 理事/演出家
門田(もんでん)頼枚

渋谷区長
長谷部健 


WE Dayとは
 

「自分達には世界を変える力がある」「世界を変えるために、自分たちができることを考えて
行動しよう」というメッセージを伝える目的で、国内外の社会課題に何らかのソーシャルアクション
(社会貢献活動(*))に取り組んだ子ども・ 若者を招き、その活動を祝い、チェンジメーカーとして
更に発展していけるようエンパワーメントする(力づける)、世界的ライブイベントです。

※ソーシャルアクションは、「1円玉募金をした」「寄付付きチョコを販売し、売上の一部を寄付した」
 「募金活動をした」「文化祭でフェアトレード商品を販売した」「文化祭でフェアトレード、
 エシカルグッズや児童労働、人身売買といった社会問題に関するパネル展示を行った」など、
 形式や規模は問いません。


これまでに開催されたWE Dayには、ダライ・ラマ14世、マララ・ユスフザイさん、
ヘンリー王子、セレーナ・ゴメスさん、トルドー首相など著名な活動家、政治家、セレブが
出演し、参加者の子ども・若者達を力づけています。

2007年に、フリー・ザ・チルドレン本部(現:WE Charity)のあるカナダ(トロント)で始まり、
2018 年には、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、バンクーバーなど4ヵ国15 都市、
30万⼈以上もの⼦どもや若者が参加する、グローバルなイベントに成⻑しました。

その模様は、TIME 誌、ニューヨーク・タイムズ、BBCなどの多くの大手メディアで報道され、
全⽶⼤⼿テレビ局ABC では特別番組として放映されるなど、世界中のメディアからも
注目と評価を集めています。


2019年のWE Dayトロント(カナダ)の様子


しかし、アジア圏ではまだ開催実績がありません。そこで、12年以上に渡って世界中の子ども達を
力づけてきた、WE Dayのネットワークを日本にも拡大する事で、日本の子ども・若者達に
「ボランティアはカッコよくて意味がある!」「自分には社会を変える力を持っている!」と感じて
もらい、社会貢献活動(ソーシャルアクション)への意識改革を起こしたい!と私達は考えています。

フリー・ザ・チルドレン本部のWE Day公式サイト(全文英語)
https://www.we.org/en-CA/we-stories/we-day/home

フリー・ザ・チルドレン本部のYoutubeチャンネル(全文英語)
https://www.youtube.com/user/freethechildrenintl/videos


WE Dayを日本で開催する理由・背景

<子ども達から感じる力>
私達は1999年から20年間、学校への出前授業、主催するリーダーシップキャンプ、スタディツアーなどを通じて、年間1万人以上の子ども達と関わり続けています。

様々なソーシャルアクションを生み出し・実行する子ども達の姿を見るたびに、「子どもには世界を
変える力がある」と改めて感じています。


出前授業の様子

19年8月のリーダーシップキャンプ
テイク・アクション・キャンプ


19年3月のフィリピンスタディーツアー


19年2月銀座マロニエゲート2での
チャリティーチョコ販売

世田谷区母子手帳への子どもの権利条約掲載の活動(18年当時)
(朝日新聞18年10月26日号に掲載)


中高生による国会議員のための「世界一大きな授業」
(19年5月15日)
(読売新聞19年6月1日号に掲載)

<私達が感じているモヤモヤ>
しかし、子ども達の力や可能性を引き出したり、伸ばしたりしていく上で、たくさんの課題があることも
感じています。

●社会貢献活動へのマイナスイメージ
スピーチや募金活動などで人前に立てば、妬まれたり疎まれたりする、他人と違った意見を言えば白い目で
見られるなど、今の日本には「目立つことに対する恐れ・偏見」があるように思います。

周囲と同調・調和することが無難、目立つと煙たがられていじめられる、こうした考え方が子どもの力を
押さえつけてしまっている風潮があります。

●「社会は変えられる」という意識が希薄
「自分が関わっても社会は変わらない」「自分自身に満足していない」と考えている高校生が、
アメリカやイギリスなどの他国と比べて日本は多いという調査結果があります。
(日本青少年研究所・内閣府による調査など)

また、 近年の日本の若者の自殺率は、各世代の中で唯一増加傾向にあり
(警察庁・厚労省・総務省などによる)、
子どもの尊厳や権利が守られているとは言い難い状況が続いています。

つまり、「自分には何もできない」といった無力感が日本の子ども・若者達の間に広がり、
自己肯定感の低さに繋がっているように思います。

一方、キャンペーンやFTCJの活動に参加した子ども達からは、「社会問題はどこか遠く離れた所・
自分とは無関係な出来事だと思っていたが、自分にも社会を変える力がある事に気付いた」など、
大きな意識変革が起きたというコメントを沢山いただいています。

「社会問題を解決したい」「将来、人を幸せにする仕事に就きたい」という想いが強まり、進路変更を
申し出る子ども達も居ます。

●日本の社会構造・環境の問題
世間では、高齢化の進行や、若者の政治離れが長らく叫ばれています。中には「若いくせに生意気だ」と
罵ったり、耳を貸そうとしなかったりする大人達が居るのもまた事実です。こうした大人達の間違った
意識が、「子ども・若者達の意見を社会に反映しよう」という想い・動きにブレーキをかけてしまっているように思います。

<世界・社会の潮流の転換 今こそ日本でWE Day開催を>
世界では、2015年にSDGs(持続可能な開発目標)が採択されました。2030年までにSDGsを達成する
ためには、各国の政治家達だけに頼るだけでなく、立場や年代に関わらず、全ての人々が協力し合う
必要があります。


更に、日本では、社会貢献活動に対する風潮を変える大学入試改革、東京オリンピック・パラリンピック
など、2020年には社会に様々な変化や影響をもたらす出来事が控えています。


子ども達と話していると、「どうせ大人は話を聞いてくれない。親に言った所で勉強しろと怒られて
ケンカになるだけだし」「問題に取り組みたいけど、先生に怒られるしテストでも×にされる」
「ボランティアをやりたいけど恥ずかしいし、目立つのもイヤ」「何かしたいけど、自信がない」と、
折角持っているアイデア・意見・気持ちを自ら抑圧し、どこか諦めてしまっているような反応をされる
ことが度々あります。

こうした「諦めムード」が子ども達の間に自ずと蔓延してしまっている現状にもどかしさを覚えると
共に、何とか打開したい!という想いが募っています。


多様な価値観を理解する子ども・若者を育てるためにも、SDGsのモットー「誰一人取り残さない」を
実現するためにも、世界的な潮流となっている「WE Day」を東京で開催し、子ども・若者達が、
「自分には世界を変える力がある」「自分には社会を良くすることができる」と実感できる
流れを作り出すことが重要であると私達は考えます。

WE Dayの意義:自己効力感の向上及びソーシャルアクションに対する意識改革


1.子ども・若者が、「ボランティアはカッコよくて意味がある」ことに気付き、「自分の行動には、
  社会に変化を起こす力がある」という自信(自己効力感)を高めてもらう

2.子ども・若者が、SDGsに紐づく国内外の社会問題を知り、それらが自分自身と繋がっていることに
  気づくと共に、問題解決に向けて自分に何ができるか考え、行動するための想いを高める

3.子ども・若者が、多様な立場に置かれる人々や異なる価値観を理解し、一人ひとりが尊重される
  ことの大切さに気付き、自分に対する自信(自己肯定感)を高める

4.自分達と同じように、社会のために行動する同世代の仲間達との交流を通じ、イベント後の
  各々のソーシャルアクションの更なる発展、相乗効果に繋げる

WE Dayの功績

<これまでに出席した子ども・若者によるインパクト>

07年の開始から、累計100万人以上がWE Dayに出席
参加者が9,640万時間以上のボランティアを実施
参加者が22,000団体以上に対し97億円以上の寄付を実施

<WE Day アンバサダー>敬称略
リリー・シン (YouTuber)、デミー・ロバート(女優)、ナタリー・ポートマン(女優)、
カーディナル・オフィシャル(ヒップホップアーティスト)、セレーナ・ゴメス(女優)、
マララ・ユスフザイ(人権活動家)、ウィニー・ハーロウ(モデル)

その他多数:Sofia Carson • Joe Jonas •Barenaked Ladies • Drew Scott • Hannah Simone •
Jacob Tremblay • Jenna Ortega • Jordan Fisher •Paula Abdul • Kareem Abdul Jabbar • Holly Branson •
Celebrity Marauders • Auli'i Cravalho •Jessi Cruickshank • Nelly Furtado • Rick Hansen •
Shawn Hook • Bailee Madison • Sarah McLachlan •Machel Montano • Maripier Morin • Nina Dobrev •
Johnny Orlando • Tyler Shaw • Martin Sheen •Hannah Simone • Aimee Song • Sonreal •
Lennon & Maisy Stella • The Tenors • Liz Trinnear •Margaret Trudeau • Laura Whitmore • Chloe Wilde •
Karl Wolf, Oliver Holt • Shay Mitchell

オーランド・ブルーム、ショーン・メンデス、ザ・チェインスモーカーズ、ジェニファー・アニストン、
カーリー・レイ・ジェプセン・ペンタトニックス、ナオミ・キャンベル・シンプルプラン、
マーティン・シン、英国ヘンリー王子&メーガン妃、ダライ・ラマ14世、トルドー首相、
マーティン・ルーサー・キング3世、潘基文前国連事務総長

他にも、様々な著名な活動家、政治家、セレブが出演し、参加する子ども・若者を祝福し、エールを
送っています。

WE Day Japan クラウドファンディングについて

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。ご支援頂いた金額は、全てWE Day Japan 2020開催費に充てさせていただきます。
(GoodMorning手数料を除く)

※全てのリターンが税額控除の対象になります。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、
 2012年3月16日より「認定NPO法人」として認定されています。

 認定NPO法人とは、NPO法人のうち、その運営組織及び事業活動が適正であること並びに公益に資する
 ことについて一定の要件を満たすものとして、国税庁長官の認定を受けた法人のことをいいます。

 この、新たな税額控除制度により、当団体に対する皆さまからの寄付・募金は「特定寄附金」とみなされ
 「寄附金控除」の対象となります。

 控除額は、「税額控除」「所得控除」の2つのうち、メリットが大きい方を選ぶことができます。
 詳しくはこちらをご覧ください。

※「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当団体が発行した
 「領収証」の提出が必要となります。領収証は1月に発送致しますが、すぐに必要な方はご連絡
 ください。

※領収証はGoodMorning又はCAMPFIREではなく、当団体(フリー・ザ・チルドレン・ジャパン)が
 発行・郵送いたします。


プロジェクトスケジュール
10月9日(水)~12月26日(水)
クラウドファンディング実施

年明け以降
順次リターン発送

3月20日(金)
WE Day Japan開催

代表理事からのメッセージ

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
代表理事 中島 早苗

WE Dayをなぜ日本でやりたいかというと、WE Dayを通じて日本の子ども達の意識改革が
可能になると考えているからです。

(大人もそうですが)人に流され、周りと調和することばかりが、日本の社会は無難とされています。
なぜなら、目立つと煙たがられたり、面倒くさく思われたり、嫌われたり、最悪いじめられたりして
しまうこともあります。

また、「自分はどうせ何もできない」という無力感や自己肯定感の低さにさいなまれている子どもや若者が
多いように思います。

これを変えるためには、「WE Dayを通じて」世界に目を向けて、「ひとりひとりが違っていて良いこと」
「違っているから良いということ」を理解し、一人ひとりが尊い存在であり、世界を変えるために
力があると感じてもらうことが必要です。

多様な価値観を理解し、自分ができることを考える子どもや若者が増えるという流れをつくりたいと
考えています。

そのためにも、どうか皆様ご支援お願いいたします。

プロジェクト実行担当者からのメッセージ

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
子ども活動応援事業リーダー
伊藤 菜々美
(画像左)

WE Day Japanは、高校野球でいう甲子園のような存在を目指します。野球をしない人・普段は観戦しない人でも、甲子園の存在は知っており、真剣に野球と向き合う高校生達の姿・熱い想いに影響を受け、明日の活力になっています。

WE Day Japanも、アクションを起こす子ども・若者達にとっての憧れの場所となり、大人達にも
「子どもには世界を変えるチカラがある」と実感し、子ども・若者たちから影響を受け、彼・彼女達を
後押しする存在となるような瞬間にしたいです。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください