こんにちは、UnderPowerMotors並びに装甲×少女を運営・管理していますMOSです。


2019年、装甲×少女は新しいコンテンツ制作の一環として手刷りによるオリジナルTシャツの製作とYouTubeを通じた動画配信をスタートしました。


今回はその企画の成果物を皆様と共有しつつ、更なる製作にご協力を頂きたく、新たなクラウドファンディングキャンペーンを行うことにしました!

装甲×少女はUnderPowerMotorsが始めたオートバイとキャラクターをセットにしたキャラクターコンテンツです。


個性的なキャラクターにそれぞれオートバイが割り振られており、乗り物も含めたコンテンツとして展開されています。

実際の印刷風景Tシャツに絵柄を印刷するために、UnderPowerMotorsではシルクスクリーンという印刷技法を使用しています。


シルクスクリーンとは、印刷用インクを透過するスクリーンを作って生地に柄を描く日本の伝統技法です。広義的にはステンシルの仲間になります。


今では衣類や工業製品を始め日常の多くのものに使われているシルクスクリーンですが、実は日本がその発展に大きく貢献した、世界に誇る印刷技法なんです!

完成し、並べられるスクリーン

この企画ではスクリーンを一点一点手作りし、Tシャツを手作業で刷り上げることに拘っています。

Tシャツ作品は装甲×少女の世界観をファンにお伝えする大切な配信媒体であると同時に、クリエイターの製作物を直接手に取って頂く重要なアイテムと考えています。


言語の壁を越えることも可能で、ゆくゆくは製品を通じて世界中の方に装甲×少女という作品に触れて頂きたいと考えています(英語圏向けには"Ruin Dynamics"という別題を使っています


そんなUnderPowerMotorsが作るTシャツの珍しいところは、作品の世界観から製品の製造まで内製し、クリエイターの手作りにこだわっているところです。


シルクスクリーンでTシャツを作るには、

原画の制作

スクリーン作り

印刷作業

の主に3ステップが存在します。


作品の制作は著作権者が行うところで、ここでは印刷データの作成までを含みます。スクリーン作り以降からが、主に印刷業者の仕事です。


つまり、一般的には作品を作る人と印刷する人は別というのが普通です。


作品を作る側としてはTシャツはあくまでグッズ展開の一環なので、大量生産の利く印刷業者に発注してしまいます。


個人向けの印刷サービスも普及しており、Web上で発注すれば簡単に印刷されたものが届く時代です。


一方で印刷業者側としても印刷がメインの仕事なので、刷り上げるコンテンツそのものの制作まで行う必要は有りません。



UnderPowerMotorsの場合は、作品の制作はクリエイターの僕自身が全て監修しています。

木枠も勿論手作り

更にスクリーンの製版作業、Tシャツの印刷に至るまで全て内製化しており、完成品のTシャツはクリエイターが一枚一枚手作業で刷り上げる手刷りにこだわって作られています。

一枚一枚ブラックライトで焼きあがるスクリーン

シルクスクリーンはインクを変えれば多様な色で印刷することが出来ます。しかし、一度に印刷することが出来るのは構造上1色のみです。


なので例えば3色の塗りを行う場合、1枚に3回印刷することになります。


更にインクの調合は難しく、フルカラーの原画の色をそのまま印刷するというのが実はとても難しいです…。

フルカラーのイラストも過去に沢山制作しているのですが、これをそのまま印刷するというのはシルクスクリーンでは難しいです。


そこで現在のUnderPowerMotorsのTシャツは作品をコミカライズしたモノクロ印刷をテーマにしています。"着る漫画"をテーマに漫画作品の雰囲気をそのままTシャツ生地に落とし込むことに注力しています。


インクジェットとはここが違う!

個人が小数部作るTシャツ作りでは、現在インクジェットプリンターが活躍しています。


これはシルクスクリーンと比べると小ロットに対応しやすい、色の調節がしやすい、写真や絵などの細かい描写に強い、などシルクスクリーンに無いメリットが有るからです。特にコスト面で言うと1枚2枚のTシャツを作る方法として、インクジェットの方が安く印刷することが出来ます。



またシルクスクリーンは機械で印刷するインクジェットの様に、インクの量を調整しながら刷るということが出来ません。印刷中にインクを補充することも難しいので、インクジェットに比べて一度に沢山のインクを必要とします。

てんこ盛りにされるインク

インクの量が増えることで印刷中のにじみが起きやすくなる一方、生地表面に独特の陰影や立体感が生まれます。

この企画をスタートさせた時、製作過程の一部始終を動画で配信しようと決めていました。


スクリーンの制作からTシャツの印刷に至るまで、実際の制作の過程をYouTubeで見ることが出来ます。
今回のTシャツができるまでにどんな作業が行われたのかも現在配信中です!



ただし、スクリーンの制作は正直凄く難しいです…。5分の動画を一つ作るのに一ヶ月近く時間を要することも有ります。なので現状更新できるのは2週間から一ヶ月に一回くらいです。

過去の制作物が見れる再生リストはこちら


YouTube以外ではCAMPFIRE上のファンクラブ機能も開設しました。こちらでも作品の続報をお知らせしていきたいと思います。


現在は、動画制作の支援のみ受け付けていますが、最終的にはファンクラブ上で過去作を入手できる様にしていくつもりです。

ファンクラブページはこちら

正直に申しますと、シルクスクリーンはインクなど多少の消耗品こそ有りますが、多額の消耗品費がかかる分野では有りません。生産設備も小規模ですがガレージに収まるので家賃も発生しません。全体的に固定費のかからない仕組みで運営しています。


ただし、新作の制作だけはまとまったお金が必要です


YouTubeへは月一度新作を出せるように頑張っていますが、元手となる資金が有ればこれが月二度や、あるいはそれ以上に増やせます。


何故資金が有ると制作速度がブーストするか、というとこれは原画を担当される方に早めに制作をお願いできるからです。


今のUnderPowerMotorsのTシャツは漫画のモノクロ印刷をテーマに指定しているので、漫画家さんにお声かけすることが多いのですが、やはり連載を持っている方ほど制作に時間がかかるというのが実情です。大きい声では言えませんが既に半年以上完成を待っているケースも…。


もしまとまったお金が有れば複数名の方に平行して発注することが出来るので、それだけ先行して制作を進められます。コンスタントに作品を発表しやすくなるわけです。


そして何より、2020年以降もシリーズを続けたい、と考えています。


YouTube動画に関しては5~10分の動画に編集していますが、製作コストは一本10万円ギリかからないかなぁ…というところです。これを毎週一本となると資金的には結構厳しいのが現実です。


そういった点も踏まえ、このキャンペーンで集まったお金は次回作の製作資金として活用させて頂きます。

リターン全体図

リターン拡大図

CAMPFIREにてご支援頂いた方には、最新作のTシャツをお返しとしてお作り致します。今回は漫画家の鬼ノ仁様に描いて頂いたものをご用意しました。こちらは5000円のリターンです。


Tシャツは約5オンスの綿100%生地を使用しており、適度な厚みが有るため洗濯に強く、春先から秋頃でも暖かい生地感となっています。メンズサイズでXS~2XLまで、レディースサイズでSからXLまでご指定頂けます。


こちらに一点一点プリントして支援者様へお届けさせて頂きます。


この企画限定のスクリーンを制作します!

また、この企画の開催に合わせて特製のバックプリント用スクリーンを新規で作ることにしました。


Tシャツの背面にCAMPFIREの支援者の皆様のお名前をクレジットとして印刷させて頂きます。



このサービスは5000円のリターンには必ず含まれています。また500円の名前入れだけのリターンもご用意させて頂きました。


実名・もしくはHNのどちらかお好きな方を入れさせて頂きます。

今キャンペーンのリターンは全て手作業で作られます。


そのため、シルクスクリーン独特のインクのムラや、スクリーンの網目跡が印刷面に出てしまうことが有ります。


勿論、極端な印刷の失敗は事前の検品で弾きますが、手作業による個体差はご容赦、ご理解下さいませ。

・送料はかかりますか?

Tシャツの送料はリターンの金額に含まれています。


・サイズはどのくらいから有りますか?

メンズサイズでXS~2XLまで、レディースサイズでSからXLまでの指定が可能です。


・目標金額に到達しなかったらどうなりますか?

既に印刷用スクリーンができているため、この企画は調達金額に関わらず実施するAll-in方式に設定しました。

なのでもし目標金額に届かなくても支援者様へはリターンをお届けします。


・リターンはいつ届きますか?

キャンペーン終了後、バックプリント用のスクリーンを作って印刷作業を開始します。

そこから印刷に入りますので、1月中旬頃からの発送開始を予定しています。


・一般販売は有りますか?

正直申しまして、全数を手作業で製作する都合上、大量生産が効きません。僕の余裕の有る時間を使っているので、月産の生産枚数は多くて4~50枚くらいと推定しています。


なので一般販売は今の所行っていません。クラウドファンディングなどその時の支援者の方に返礼品としてお配りするのが限界です。


行く行くはもう少し在庫を設けたいと思いますが、すぐに一般販売する見込みは立っていません。

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