※トップ画像の完成品および説明書の画像は前回のクラウドファンディング時の物です。
※当プロダクトに時計の機能はございません。



誰もが小学校で習うリコーダー。
運指が比較的簡単できれいな音色、気軽に演奏ができる縦笛の代表格として、知らない人はほとんどいないのではないでしょうか? もっと言えば「最も多くの日本人が演奏法を知っている最もポピュラーな楽器」です。

リコーダーが現在の形として完成をみたのは、ルネッサンス期まで遡ります。つまり、約400年の歴史を持っている楽器となります。しかしながら、このリコーダーを「腕時計のように手首に巻いて携帯しよう」と思い立ち、開発し、完成させたのは、どうやら人類史上、私が初めてだったようです。


前回のクラウドファンディングを経て3Dプリンタでの開発を行い、とうとう完成をみた「ウェアラブルリコーダー」ですが、残念ながら現在ではまだ世界中に60個程度しか存在しておりません。なぜなら、個人用途(ホビーユース)の3Dプリンタでの製造では、製造できる数に限りがあるからです。

今回、このリコーダー400年の歴史を塗り替える「ウェアラブルリコーダー」を皆様のお手もとに届けるべく「量産」を目的としたクラウドファンディングを始動致します。





市販されているリコーダーの中で、世界最小サイズの物は
「クライネソプラニーノリコーダー」で、その大きさは全長16.5cmです。
奇しくも、人間の手首の周囲は、平均で約16.5cmと言われています。

つまり、物理的に「リコーダーは人の手首に巻くことができる」訳です。



とはいえ、リコーダーは笛です。時計の革ベルトのように柔軟な素材を使える訳ではありません。
「管として長さと太さを確保できる硬い素材」を「腕に巻きつけられる」
形にしなければなりません。

そこで今回開発したのが「管のまま変形ができるリコーダー」です(特許出願済)。
変形の様子は、是非トップの動画でご確認下さい。



「リコーダーが腕に巻ける」
たったこれだけの事で、夢は広がります。
ここでは、いくつかの利用用途をご紹介します。

■腕やカバンの肩紐にひっかけて、カジュアルにリコーダーを持ち歩く
パーティーやキャンプなど、サッと取り出して演奏できます

■身の危険の回避
「震災で瓦礫に閉じ込められてしまった」「ストーカーに追いかけられている」
など、有事で声が出ないとき、咄嗟に吹く事ができます

■ご年配のボケ防止に
介護施設では現在オカリナなどの「肺活量が必要で指使いが複雑」な楽器が人気です
常にウェアラブルできる当製品は、ご年配も最適です

■コンサートのグッズに
アーティストのロゴなどをあしらえば、シリコンバンドに代わるグッズとして最適です
腕に巻いてコンサートを楽しむのはもちろん、リコーダーで一緒に合奏するのは
最高の気分でしょうね!

■企業のノベルティに
サイズが手頃で洒落が効いています。
企業ロゴをあしらい、ノベルティとしてお客様に配るのはいかがでしょう?

■テーマパークのパスポート替わりに
テーマパークなどのパスポートを当製品にして、腕に巻いてパーク内を歩くのもステキです



このプロジェクトでは「ウェアラブルリコーダー」の「量産」を目的としております。

現在3Dプリンタでのウェアラブルリコーダー開発が完了しておりますが、まだ世界中に60個程度しか存在していません。量産をするためには個人用途の3Dプリンタは不向きです。なぜなら「充分な質るのが難しい」「製作時間が膨大」だからです。

量産をするために、以下2つの方法の検討を進めております。


①「金型」を使った量産
金型はプラスティック樹脂やシリコン樹脂製品であれば、ほぼ全ての製品において作られています。あなたが手にしているスマホの筐体もそうですし、PC本体、マウス、ゲーム機、テレビ、洗濯機、エアコン、あらゆる樹脂製品の各部品1つ1つに金型が作られています。膨大な金型でのプラスティック成型を経て製品は組みあがっているのです。


こう聞くと、金型は安価な物、と思われるかもしれませんが、これが大きな間違いです。量産に耐えるよう設計される金型は、非常に質の良い鉄鋼をμmの単位で精密に削り出すことで製作されますので、想像を遥かに超えて高価です。例えば、今回のウェアラブルリコーダーの金型代を業者に依頼して最初に見積もった時の見積額は、約120万円でした。
そして、金型だけでも製品はできません。当然、材料となる樹脂の費用、組み立てる作業費、梱包費なども乗ってきます。こういったあらゆる工程を経て、製品は出来上がっているのです。

現状、いくつかの金型業者と打ち合わせを行い、以下の課題がある事が判明しております。
・曲がった複数の管で成り立っている為、ABSだと一体成型ができない
 ⇒分割成型した後に超音波融着をさせた場合、気密性が十分でなく笛として成り立たない可能性あり
・シリコン樹脂であれば一体成型ができる可能性があるが、複雑な吹き口の部品は成型ができない

現在並行して、このあたりの課題クリアに向けて活動を続けております。



②業務用の3Dプリンタを使った量産
前回のクラウドファンディングでウェアラブルリコーダーの開発に使用した3Dプリンタは、本体価格にして5~6万円程度で入手できる、ホビーユースを目的としたプリンタでした。精度は素晴らしいものですし、開発を行うには充分な物でしたが、以下3つの観点から、量産となると話は違ってきます。

 ・プリントの質が安定せず歩留まりが悪い
 ・1度に造形できる体積が小さく、少しずつしかプリントできない
 ・プリント後の処理に稼働がかかる
 ・消耗部品(LCDなど)のメンテナンス費用がかかる

このデメリットは、量産スピードと質感に関わってきます。歩留まりが悪ければ高価な材料が沢山無駄になりますし、せっかく大量にプリントしても多くが製品品質にならず廃棄となります。さらに時間を要するのが、プリント後の処理です。ホビーユースのプリンタの場合、サポート材除去後のバリの処理はもちろん、表面研磨に多くの手作業が必要となります。そして、これらの課題は業務用の3Dプリンタを使用する事で解決が可能です。

金型での量産が不可能だった場合に検討している3Dプリンタが、formlabs社の「Form3」です。
このプリンタは2019年10月頃に日本での発売が開始したばかりの、最新の機種となっております。現在すでに、旧製品であるForm2でのウェアラブルリコーダのプリントサンプル検証を終えており、質感に申し分がなく、上記課題をクリアできる事が確認できています。もちろん、ホビーユースのプリンタと比較すると10倍以上高価です。


Form3は以下の特徴を兼ね備えております。
 ・1度に造形できる体積が、開発時に使用した3Dプリンタの2倍以上
 ・材料となるレジンをヒーターで自動的に最適温度に保ったままプリントできる
 ・紫外線レーザー方式で、液晶方式と比較してプリント精度が高く、部品が消耗しづらい
 ・レジンの選択肢が非常に広い(ABSライク、ゴムライクなどなど)



当製品は非常にエモーショナルなギミックを有していますが、
新機軸の製品であり、その市場規模は全く不明です。

かつ、今までに様々な楽器メーカーに共同開発、生産を申し入れてきましたが、
全く実績のない製品である為、ことごとく断られてきました。

同人サークルレベルの単位でプロダクト製作、量産を行うには、
どうしてもイノベーターである、皆様のお力が必要なのです。

クラウドファンディングを使う理由は以下の通りです。
■クラウドファンディングに集まるイノベータ層の力を借りたい
■当製品の市場価値を測りたい








以下を予定しております。
・金型の製造(試作金型、本金型、金型修正費用など含む)または業務用3Dプリンタ
・材料費
・説明書の印刷費
・梱包費

などです。

金型製造の場合、金型代は非常に効果ですが材料費が比較的安価になります。
業務用3Dプリンタの場合、プリンタ本体は金型より安価ですが、材料費が高価になります。
したがいまして、どちらの方式で量産するにせよ、ほぼ同等の予算が必要となります。






人類が初めて手にする「ウェアラブルリコーダー」の完成品をご提供致します。
先着でお得にご支援頂けるコースも多数ご用意させて頂きました。

・【1つコース】3,500円:ウェアラブルリコーダー1つ & 進捗報告(先着100名)
・【1つコース】3,600円:ウェアラブルリコーダー1つ & 進捗報告(先着100名)
・【1つコース】3,700円:ウェアラブルリコーダー1つ & 進捗報告(先着100名)
・【1つコース】4,000円:ウェアラブルリコーダー1つ & 進捗報告
・【2つコース】6,800円:ウェアラブルリコーダー2つ & 進捗報告(先着50名)
・【2つコース】6,900円:ウェアラブルリコーダー2つ & 進捗報告(先着50名)
・【2つコース】7,000円:ウェアラブルリコーダー2つ & 進捗報告(先着50名)
・【2つコース】7,500円:ウェアラブルリコーダー2つ & 進捗報告
・【ボリュームコース50個】170,000円:ウェアラブルリコーダー50個 & 進捗報告
・【ボリュームコース100個】330,000円: ウェアラブルリコーダー100個 & 進捗報告

※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
※お届け時期は2020年8月頃を想定しておりますが、状況により早期リターン、または延期となる場合がございます。

尚、それぞれのリターンとは別に、当製品の共同開発、生産、販売をご検討いただける
メーカー様などありましたら、個別にご連絡を頂ければと存じます。






 ――懐中時計が腕時計を経て最終的にスマートウォッチにたどり着いたように、
   リコーダーもこの腕に巻けるリコーダー、またはこれを経て誰も想像が
   つかないようなモノに進化するかもしれませんね。発想が進歩的です。
   私はこのプロジェクトを応援します。
   (30代・男性・ライター)

 ――いつでも腕に巻いておけるのが良い。
   介護施設に入っている妻にプレゼントしたいので、早く製品化して欲しい。
   (80代・男性)

 ――素直に面白い製品。手に取っただけで「欲しい」と思ってしまう。そこには理由は要らない。
 ――腕にはめてみると違和感なくお洒落。まさか誰もこれがリコーダーだとは気づかないでしょうね。
 ――よくこんな物が製品として存在できたな、と思う。量産は大変だろうが頑張ってほしい。
 ――小学校のリコーダーが全部これになってくれればいいのに。
   (実物を手にした人々の声)






同人サークルTORICOTORは、正式メンバーこそ私(ぼを)1人だけでは
ありますが、既に20年の歴史を持っております。

音楽、動画、小説、プロダクト製作などを主軸に活動をしているサークルです。
コミケ、M3、ボーパラなどのイベントでの出展実績があります。

発足は1998年頃。
名称の由来は、当時高校生だった私が執筆していた小説の主人公の名前です。

WEBサイトを立ち上げ、当時執筆していた小説や、現在のブログにつながる
日記じみたコンテンツを掲載しておりました。

それから20年間、小説、3DCG、映像、漫画、アプリケーション製作、
作曲活動、プロダクト製作活動などを細々と続けて、現在に至っております。

決して大きなサークルではありませんが、応援頂けますと幸甚にございます。
http://toricotor.web.fc2.com/


※「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。
※当ページに記載されている、当製品に関する画像および動画についてはすべて同人サークルTORICOTORが著作権を有しております
※その他イメージ画像については、Pixabay等 にて提供されているフリー素材を、その利用規約に基づいて使用しております。
※「Form3」に関する画像については、formlabs社への直接確認を行った上でformlabs社WEBサイトの画像を使用しております。

  • 2020/01/08 21:28

    こんにちは。TORICOTOR の「ぼを」でございます。残すところ1週間を切りましたが、ご存知の通り、まだ1割も集まっていない状況でございます。各種メディアやメーカーへの呼びかけなども行って参りましたが、当初想定していたほどの既存の市場が存在していなかった模様です。このまま当プロジェクトが失敗...

  • 2019/12/11 20:15

    こんにちは!TORICOTORの「ぼを」でございます。今回は、皆さんが気にされている「変形の様子」について動画をご紹介致します。まさか、腕輪の形からこんな変形をするとは、初見では想像がつきませんよね。実は、この変形のギミックについては、TORICOTORが特許出願を行っております。今回はリコー...

  • 2019/12/09 07:00

    こんにちは!TORICOTORの「ぼを」でございます。実はプロジェクトページトップの動画にも掲載しているのですが、比較的ご要望の多かった「実際に演奏している動画」について、切り出したものをご紹介いたします。ところどころ演奏を間違えているのはご愛嬌という事で^^動画内で説明している通り、半音を出...

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