才能ある作家さんや隠れた名作を世に出すため、出版社㈱想実堂を設立し、来年4月を目処に新しいビジネスモデルを軸とした出版事業『TEAPOT』を企画しています。 これは「誰でも紙の本として作品を書籍化し、確実な収入を得られる」という、出版業界において革命的ともいえるプロジェクトです。

プロジェクト本文

【はじめに・ご挨拶】

 はじめまして。当プロジェクトの発案者、芳蓮蔵(よしれんぞう)と申します。

 お察し頂けるかと思いますが、この名前は本名ではありません。今現在、私が一人のアマチュア作家として使っているペンネームです。そしてこれからご説明する『TEAPOT』は、そんな利益とは無縁なアマチュア作家だからこそ考えるに至り、そして実現に向けて熱意を傾けられるプロジェクトです。


【このプロジェクトで実現したいこと】

 TEAPOTを介して行われるのは、簡単に言うと『全ての作者が商業作家になれる』オンライン出版事業です。

 出版するのは電子書籍ではなく紙の本であり、初めは小説やライトノベルに限定したものですが、ゆくゆくは漫画やイラスト集などにも幅を拡げていきたいと考えています。

 この試みはインフルエンサーという『強い個人』が生まれ、発信者が企業から個人へと移り変わった現代だからこそ生まれ得たビジネスモデルです。


【対象は全ての作者、全ての作品】

 TEAPOTでは出版するにあたり、過去の書籍売上実績やコンテスト受賞歴などは一切必要ありません。作者に「書籍化したい」という意思があり、読者から「書籍化して欲しい」という希望があるならば、その作品はすぐにでも出版できます。


【プロジェクトをやろうと思った理由】

 現在の創作界隈、中でも小説やライトノベルといった分野では月間閲覧数20億PV(!)の『小説家になろう』をはじめとして、多数の小説投稿サイトが存在します。その作品数は実に60万作を超えており、小説の数としては国立図書館の10倍以上にもなります。これだけの規模ですから、そこには隠れた数多くの名作があります。

 しかし実際に書籍化される作品というのは、往々にして出版社の利益指向によって決まってしまいます。「流行に沿っていない作品」「売れるか分からかない作品」は、たとえ優れたものであっても出版してもらえないのです。また書籍化した後も「1万部売れなければ打ち切り」などといった、極めて厳しい条件が付いてまわります。

 確かに商業的に見れば彼らの企業としての判断は正しいのでしょう。ですが創作を文化として見たとき、利益優先という企業の都合によって、優れた作者や作品が日の目を見ぬまま消えていくというのは遺憾です。文豪足り得る才能、感動を与えられる作品、そういった素晴らしい可能性を見過ごしてしまっては、日本の文学界にとって間違いなく大きな損失でしょう。

 そこで私は思い立ちました。

「だったら全ての作品が世に出られる仕組みを作ろう」

 業界の都合や世間の流行り廃りで、名作を埋もれさせたくはない。そして読者の多少に関わらず、読みたい人の許へ本を届けたい。そんな想いがこのプロジェクト始動のきっかけとなりました。


【TEAPOTの特徴】

 TEAPOTにおける執筆から出版に至るまでの流れ・販売形式は、今ある出版業界のそれとは大きく異なります。その特徴は現在多くの作家さんが抱えている問題を解消するものです。

◆◇◆ その1『著者印税率は20%』

 執筆活動における大きな問題の1つとして、最初に挙げられるのは印税です。

 一般的な書籍売上に対する著者の印税は10%と言われていますが、新人は大体8%程度です。保証式(一定部数の印税を先払いする方式)であればまとまった収入にはなりますが、その場合の利率は更に下がり、実質的には4〜5%程度に落ち込みます。

 これを聞くと恐らく「少ない」と感じる方が多いかと思いますが、実際にその通りであり、印税だけで食べていける作家さんというのは極僅かです。

 しかしTEAPOTで出版した場合の最低印税率は20%です。これは現在の出版業界ですと一部の大物ベストセラー作家しか届き得ない、超高配当といえる印税率です。

◇◆ その2『自由な執筆環境』

 商業出版契約を結ぶと、当然のことながら作者は出版社の刊行スケジュールに合わせて原稿を書き上げなくてはなりません。

 速筆の方であれば問題ありませんが、そうでない場合には常に〆切に追われ、編集者から催促されながら執筆することになります。

 そのせいで自分の休みが無くなり睡眠時間も削り、満足に推敲もできないまま出版……といった具合で、最悪の場合には『執筆するのが辛い』という状況に陥る可能性すらあります。

 しかしTEAPOTでの入稿(作品登録)は作者一任であり、出版は読者の要望に応じて行われます。そこには〆切も制約もありませんので、作者は自由なペースで執筆でき、納得のいく状態で作品を世に送り出すことができます。

◆◇◆ その3『打ち切りが無い』

 作者にとっても読者にとっても、これ以上なく大きな障害となるのが『打ち切り』です。

 出版社は書籍の売上によって成り立つものですので、作品の売上が伸びなかったり落ち込んできたりすれば、当たり前のようにその作品を打ち切ります。そのボーダーはライトノベルであれば1万部とも言われていますが、実際にその部数を売るのは至難の業です。そのため近年多くの作品で、千人単位の読者がいるにも関わらず打ち切られてしまうことがあります。

 これは私の個人的な意見ですが、こういった行為は『読者への裏切り、作者の使い捨て』であり、創作に携わる人間として最も忌むべき傾向です。

 しかしTEAPOTにおいて、そのリスクは限りなく低減されています。何故ならばTEAPOTでの出版ボーダーは僅か300部であり、続刊は作者の意思に委ねられているため、出版社の都合による打ち切りは存在しないからです。


【書籍化までの流れ】

 ①TEAPOTではアカウントが作者と読者に分かれており、作者アカウントのみサイト内での原稿入力が可能になります。いわゆる小説投稿サイトと似た形式で、このフォームを使って執筆も可能ですが、作業の目的は実際に印刷される組版の作成です。

 ②原稿を完成させたらそれを販売書籍として登録します。するとその作品が『書籍化待ち』としてサイトに陳列され、読者アカウントからは試し読みや購入希望ができます。この時それぞれの作品には購入希望数が表示されています。

 ③読者が『購入を希望する』を選び、決済方法などの入力を終えると、購入希望数として追加カウントされます。24時間毎にこれを集計し、購入希望数が300部を上回ると、その作品が書籍化され購入者へと発送されます。
 ※購入希望者数が条件に満たない場合は、翌24時間の集計に持ち越されます。



【販売される本について】

 出版される本は、資材や装丁などにおいて一般の書店に並ぶ他書籍と変わらない品質であり、ISBNやJANコードも登録されます。つまり完全な商業出版物として扱われることになります。

 大きさはB6判を基準とした新書サイズ(文庫本よりひと回り大きい)で、グロスPP加工されたフルカラーのカバーが付きます。ページ数は200〜300を基準とし、税抜価格で1,200円を予定しています。


【資金の使い道】

・IT関連(サイト制作、システム構築、サーバー維持費等)……250万円

・会社関連(法人登記、弁護士相談料等)……50万円

・出版関連(ISBN及びJAN取得、サンプル書籍製作費等)……40万円

・物流関連(在庫管理、運送会社契約、倉庫賃貸等)……10万円


【リターンについて】

 TEAPOTではアカウントを作者と読者で分けておりますので、リターンもそれに準じて『作者向け』と『読者向け』のものを用意しております。

『作家応援コース』→プレサイト公開時点で先行して作品を登録して頂くことにより、サービス開始前から購入希望者を募ることができます。

『読者還元コース』→サービス開始後、どれでもお好きな本を半額で購入できるクーポンが貰えます。

 また全てのリターンに、㈱想実堂からの初刊行物となる『オムニバス短篇小説集』が付きますので、本自体をお楽しみ頂くとともに、実物の品質などもご確認頂けます。

※『オムニバス短篇小説集』の内容は現在公募中(2020年1月末〆切)です。詳細はコチラ

 しかしながら何より皆様にご理解頂きたいと思うのは、この事業が開始されること自体が全ての作者と読者にとって大きなリターンである、ということです。それを念頭にご検討頂ければ幸いです。


【実施スケジュール】

・協力業者選定(印刷工場及び物流倉庫の手配等)→既に各社との打ち合わせは順調に進んでおります。

・ファンディング募集期間

 2019年12月〜2020年1月30日

・会社設立、サイト制作、システム構築等

 2020年3月〜4月(※ご支援頂いたお金の振込が2月末となるため)

・プレサイト公開(1ヶ月間)〜サービス開始

 2020年5月〜6月予定


【最後に作者・読者の皆様へ】

 本は人生を豊かにしてくれます。しかしその文化を、利益優先の企業や既得権益層が阻むのであれば、私はそれを良しとはしません。

 このプロジェクトでは既に開始に向けた各協力会社様との打ち合わせを、私個人で微力ながらも進めています。そしてそこから出た数字を踏まえた上で、このビジネスモデルは充分に実現・継続可能であると考えております。

 書籍化を目指している作家様、お気に入りの作品を本で読みたい読者様、出版業界に新たな風を吹かせたい有志の方々、この革命には貴方の力が必要です。是非とも皆様からのご支援、ご助力を賜りたく存じます。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、可能な限りのリターンをお届け致します。

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください