なぜこのプロジェクトを始めたいか ご挨拶


 はじめまして。

 中川こうじと申します。現在は主に外の猫(野良猫)の生き様を被写体に撮影活動をするカメラマンです。

 このプロジェクトでは、犬猫を保護することだけを目的とするのではなく、人間に裏切られ殺されてしまう運命の犬や猫を保健所から救い出し、のびのびとした環境で暮らしてもらいます。それと同時に、悲惨や可哀想といったレッテルを貼られていた動物たちに、「生きている命」としての役割を持ってもらいたい。そうした犬や猫と触れ合うことで、人は「命の尊さ」を体感し、学びます。また、犬猫の保護に関心がある人達だけでなく、いろいろな人が集い、交流し、共に学び、楽しむ空間を目指します。



 このプロジェクトで実現したいこと


 兵庫県加東市にある古民家を改装して、厳しい外の環境で暮らしていた犬や猫や保健所から引き出した犬や猫たちがゆっくり暮らせるスペース、殺処分から救い出した犬たちが走り回れるドックラン、子供たちや動物に馴染みのない人たちも犬や猫たちと触れ合えるスペースがあり、子供たちが自然や生き物と触れながら学べる場を作る。動物たちの命を慈しみ、自己の命と向き合い、自然のものを口にし、食の美しさや楽しさを感じられる場所を実現したい。犬猫たちや自然から希望や勇気をもらい、そして子供たちに押し付けではない知識を手に入れてもらいと思います。それはきっと明日をもしれなかった犬や猫たちの新しい役割となるでしょう。

 そんな気持ちで人たちが微笑めば、それを見た動物たちは小躍りして幸せでしょう。それをきっかけに興味のなかった人たちも犬猫の殺処分の実情や「命の尊さ」について考えるきっかけになれば、本当の「心の豊かさ」に少し近づける、そんな場所を作りたいと考えています。



SORA(空)= 気づきの空間 と名付けます

 命あるもの全てが空を穏やかに仰げるように。

 SORAでは分け隔てなく、「命」の大切さを自然に気づく空間を目指します。命を大切にしなくては「いけない」ではなく、命を大切に「したい」と考えることが重要と考えます。それは「命」に限らず、「学べ」ではなく「学びたい」であり、「食べろ」ではなく「食べたい」という気持ち。知識や気持ちを押し付けられるのではなく、「どうして?」という疑問を持ち、「知りたい、やりたい」という気持ちになるような空間やイベントを通して、自然と「命」について考る。人種や人や犬や猫という区別や差別がなく、この地球というSORA(空)の下で全ての「命」が「生きている」ということを気づき、考える空間にしたいと思います。


具体的に

「猫スペース」

    カフェスペースからは猫たちを見える形で区切り、猫へのストレスの軽減を考慮するとともに、アレルギーの方や、苦手な方にも、猫達の日常を見て頂けるようにします。もちろん、猫好きの方は、猫たちと触れあって頂く事もできます(利用規約あり)。



「犬スペース :ドッグラン エリア

 殺処分寸前から保護した犬だけでなく、愛犬と一緒に自由に1日遊べるエリア。将来的に、愛犬を日中預かる(送迎付き)サービスを予定しています。



「子供達による里親探しプロジェクト」

 子供たちが子供たちの力で殺処分から犬や猫を保護し、そして世話をし、子供たちの考えた方法で里親を探し、お見合いから譲渡までを考えて行動する。助言、サポートはしますが、主導権はあくまで子供たちです。そんなプロジェクトをしたいと考えています。



「カフェスペースやテイクアウト」

 カラダに優しいものを笑顔で食せる場所。人は美味しいものを食べている時幸せな顔をする。美味しいものとは決して高価なものでなく、誰かと楽しみながら食べるものをテーマにし、将来はできるだけ自分たちで作った野菜で料理したいと考えています。ここではカラダに優しいローフード(野菜やナッツを主に使った料理)のあり方や作り方をレクチャーしたり、実際に食せるワークショップや、あんフラワーケーキ(小麦アレルギーにも対応出来る土台に独自のあんこで、本物に近いお花を絞っていく)のレッスンを実施予定。



「レンタルスペース・/ワークショップ・イベント エリア」

 ワークショップを随時開催します。また、ギャラリー、音楽会、座談会、民謡、落語などのイベントの開催したり、ワークショップなどにスペースをレンタルします。カフェスペースとともに地域の方々が集い、憩いの場としても愛される空間を目指します。





「撮影コーナー」

 プロのカメラマンによる撮影(愛犬や愛猫、ご家族一緒の写真)。ご家族の猫や犬の撮影コーナーとしても使っていただけます。




 なぜこのプロジェクトを必要と思った理由

 外でくらす猫を撮影するようになり、外でくらす猫や犬の実情を知り、その命を守ろうとする人たちの実情を知る。動物愛護とは、動物たちと向き合ってさえいればよいと思っていました。

しかし、現実は人間との闘いでした。動物たちが引き起こす問題だけではなく、むしろ問題の多くは人間が引き起こす、つまり人間が犬や猫を捨てる、虐待する、飼育放棄をする。それは社会の歪みの縮図でした。また動物嫌いはもちろんですが、実は動物好き(?)が引き起こす問題もありました。

 動物愛護の活動は、それに興味がある人たちだけの参加や実情を知るにとどまっている気がして、今回の思いになりました。犬や猫たちがかわいそうという括(くく)りだけでなく、動物たちにも役割を持ってもらい、人と犬や猫たちが当たり前のように「共生」する場を作りたいと思いました。

 

このプロジェクトには、私を含め3人の思いがあります。

3人のプロフィール

 

中川こうじ プロフィール

 カメラマン 外の猫の生き様を被写体に撮影活動をしている。長崎、沖縄、石垣島等日本各地、ギリシャ、イタリア、マルタ、クロアチアなど海外各地の外でくらす猫限定で撮影、写真展の開催、写真集「のらねこ」シリーズ4冊(「のらねこ。」「のらねこ。小さな命の物語」「STREET CATS」「のらねこ。震災を超えて」)をエンターブレインより出版。台湾にて「流浪猫乃旅」を執筆、出版。小学校、中学校、高校、大学、そのほかの団体において「命」をテーマに多くの講演を行ってきました。





村田篤平   プロフィール

 外資企業でマーケティングを専門分野として約15年間勤務。その間に阪神大震災を体験し、それがきっかけとなり海外青年協力隊に参加。その後、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で12年間勤務。

  人生後半に自分がしたいことを見つけ、実行していくために、一昨年会社生活に区切りつけ、バックパッカーとして南米、アフリカを旅して回る。そして”生きる力”をテーマに、自分の手で何かを生み出していく力を養うため、農業・料理・大工の勉強を始める。今の自分があるのは、恵まれた環境と教育のおかげであるという思いから、子供たちに、そのような機会や環境を作りたいと考える。そこで学ぶことは、単に机に向かっての勉強だけでなく、”考える力”であり、それは”生きる力”そのものである。また、先生や大人からだけでなく、犬や猫などの生き物や自然からも学ぶものである。



Atsuko      プロフィール

 子供の頃から何かを作る事が大好き。大学を卒業後、NHKに勤務。その後ネイリスト、セラピストとして15年間従事してきました。その間に切に感じた事は、カラダを本当に輝かすのは心であり、食べるものだということでした。

 その中でも野菜やナッツを生(自然)に近い状態で調理するローフードに興味を持ち、ローフードマイスター1級の資格を取り、現在兵庫県芦屋市でシークッレットローフードキッチンを主宰しお客様の体調管理に役立てて頂いております。同時に見て美しく、食べて美味しい、あんフラワーケーキの資格を本場韓国で習得しレッスンを開催。犬猫殺処分や同伴避難などの写真展をはじめ、中川氏と写真展とカフェのコラボイベントも企画開催しています。

  フェイスブック シークレット キッチン 

     インスタグラム pipicherubs



 これまで何をしたのか

 外でくらす猫を撮影しながら、避妊去勢手術や保護し里親を探す。(instagram)(facebook)(Twitter)(エキサイトブログ)にて外の猫の暮らしを伝えたり、写真展を開催して外でくらす猫の生き様を見てもらう。また、命をテーマに講演活動、TV番組やラジオ番組に出演。現在17匹の保護猫と暮らしている。

(今回のプロジェクトについて必要資格取得済み)

のらねこ。(野良にゃん写真集)

facebook



 資金の使い道


 兵庫県加東市に古民家付きの物件を自分たちで既に購入済み。母屋は築80年(推定)以上で10年以上人が住まずに放置されたままの状態です。

今回のファンディングで集まった資金を使って、内外装含め以下のようにリフォームし、また現在荒れ地になっている部分にドッグランを建設します。 

集まった資金は、建物のリフォームや保護した 猫犬のための施設の建設・準備のために使わさせていただき、オープン後の運営費には充てることはありません。(運営は、カフェやワークショップ・講演他の活動からの収益や寄付で行っていきます)




 実施スケジュール

以下のように予定しています

令和2年3-7月 建物の改装・リフォーム。ドッグラン建設

2020年3月現在 物件契約完了
2020年5月30日 クラウドファンディング終了
2020年3月現在 建物の改装・リフォーム中
2020年6月 ドッグラン建設
2020年8月 新店舗オープン
2020年9月 イベント開始
2020年12月中旬 リターン発送




 最後に

  命の尊さを学ぶ、至極大事なことで当たり前のことだけど、わかっているようで実はよくわかっていなかったり、それを考えたり、体験したり、考えることが日常ではほとんどありません。今回、兵庫県加東市の空き家を改装して、保護した犬猫たちが安心してのびのび暮らし、人は動物たちと触れ合い、気持ちよく食することで、「命の尊さ」を学び、実感できる空間を作りたいと思い、皆様の協力を仰ぎ、クラウドファンディングでプロジェクトを立ち上げました。

 空気の良い田園風景の中、おいしいものを食べたり、何かを学ぶ、そのために訪れた場所に楽しそうに穏やかに暮らす犬や猫がいる、聞けば以前は外に捨てられ過酷に生きていた猫や、殺処分の名の下に殺されていくはずだった犬たち。しかし、今はそこには悲惨という表現は存在しない。笑顔が溢れるそんな空間を作るために皆様のご理解とサポートをお願いいたします。

(使用した画像については全て許諾されています)


  • 2021/04/28 22:05

    いつもありがとうございます。SORAもなんとか5/1にOpenすることができそうです。そして、やっと自作のHPができあがりましたので、URLをお送りします。https://soranoie.amebaownd.comお時間があるときに、ご覧いただけると光栄です。緊急事態宣言が発令中ですが、感染...

  • 2021/04/21 22:52

    いつもありがとうございます。遅くなりましたが、営業日のお知らせです。※緊急事態宣言の発令時は変更があるかもしれません。カフェ営業日(AM 11:00 〜 PM 16:00 ) 5月GW期間  1日(土)2日(日)4日(火)5日(水) その他土日    9日(日)15日(土)16日(日)23日(...

  • 2021/04/06 11:06

    いつもありがとうございます。  ご無沙汰してしまいました。一年前もこの桜を見ていました。季節は一周してしまいました。このコロナ禍の中変わらず、それは美しく咲いています。私たちのプロジェクトも、もっと早く進むはずが思った以上に時が掛かってしまいました。そして、やっとオープンの目処が立ちました。長...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください