『ボディポジティブ』が出来たから "私たちは" みんなに見えるようになったのか?
日本におけるボディポジティブ・ムーブメントの広がりは加速しています。
続々と有名ブランドが広告にプラスサイズモデルを起用し、
百貨店では大きいサイズ専門の販売フロアも増設。
多様性な選択が出来る社会の広がりに喜ぶ一方、私達には何かモヤモヤした気持ちがあります。
『ボディポジティブ・ムーブメントが出来たから、私達は今ここにいるの?』
『ボディポジティブ』という言葉が生まれる前に、 " 私たちは " どこにいるか知っていましたか?
百貨店で気軽に自分のサイズを買えるようになりました。
それじゃ、百貨店で気軽に買えなかった今までの私たちは、
どこで自分のサイズを買っていたか、皆さんは知っていますか?
ボディポジティブ・ムーブメントの後、私たちは体型の多様性の象徴として
時には持て囃され、時には議論の的となり、時には人に勇気を与える存在になっています。
しかし、私たちはボディポジティブ・ムーブメントが出来たから、誕生したのでしょうか。
違います。
私達は、もっと前から。
ずっとずっともっと前から。
社会の一員として存在していました。
ただ、今までの私たちは『透明人間』だったわけです。
百貨店で自分のサイズが買えるお店が少ない、
少し人と違うだけで生きづらさを感じていた私達を
長年、誰も気に留めなかった。
私達は、『ボディポジティブ』の象徴でも何でもありません。
ひとり、ひとりの "個人" に過ぎないのです。
私達は『ボディポジティブ』だから解放されているわけではありません。
ボディポジティブというムーブメントを社会のみんなと同じように
「時代は変わっていくんだなぁ、凄いね」と喜ぶ、ただの社会の一員に過ぎず、
その私たちが、ボディポジティブというムーブメントの枠に入れられていることの違和感を、
4人の女性たちのリアルな生き方として今回、写真で表現します。
2020年1月27日~
下北沢で写真展【ボディポジティブとかじゃない展】を開催します。
開催期間:2020年1月27日~2月3日
入場:無料
▼場所
下北沢バロンデッセアートギャラリー
東京都世田谷区北沢2-30-11
3F
各スペースでは "それぞれの人生の窓" として写真が展示されています。
そして、今回出演する4人の窓を紹介します。
敢えて「自己紹介」は省いています。
どんな女性で、どんな『人生の窓』なのか
あなた自身の目で写真を見て、感じ取ってほしいと思います。
◇あんちゃん =オレンジの窓
自分を一言で表すとしたら?『ポジティブ主義』
◇エマちゃん =ピンクの窓
自分を一言で表すとしたら?『ありのままの私』
◇ソンミちゃん =すみれ色の窓
自分を一言で表すとしたら?『ガラスメンタルの北京ダック』
◇ドルちゃん =黄色の窓
自分を一言で表すとしたら?『つまらない私に用はない 』
今回、写真展を主宰する写真家の紹介です。
Poko【ぽっちゃり女性専門写真家】 = みどりの窓
2011年より自身のウェブサイト『トウキョウMINOLI堂』を運営。
2012年より【ぽっちゃり女性専門写真家】を名乗る。
好みのふくよかな女性をモデルに写真を撮る中で、彼女達の直面する偏見や差別を目の当たりにし、
「ぽっちゃり女性の魅力を広め、彼女達への偏見や差別と闘いたい」
「体型のせいで自尊心を持てずにいる人にも自分を愛して貰いたい」として活動。
資金の使い道のついて
集めた支援金に関して、全て、今回の写真展制作費として大切に使用させて頂きます。
〇会場費 15万円
〇写真プリント代 12万円
〇撮り下ろし撮影経費 16万円
〇設営費 2万円
〇ポスター、フライヤー、ポストカード制作費 2万円
〇オープンパーティー&クローズパーティー費 3万円
リターンについて
リターンでは、Poko【ぽっちゃり女性専門写真家】のポートレート撮影から
4人それぞれ今回だけの特別なリターンなど、たくさんご用意しております♪
ぜひ、ご覧ください。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、
個展は開催し、リターンをお届けします。
最後に
私達はこれからも、全ての人が、多様な幸せの選択が出来る社会を推進していきます。
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