国際労働機関(ILO)の発表によると、世界には「1億5200万人」の子どもが児童労働を強いられている。驚くべきことにその数は、日本の人口よりも多く、その多くがインドで働いている子ども達である。このプロジェクトは、音楽の力で彼らが自由に生きる「一歩」を踏み出すためのプロジェクトです。

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶

初めまして。園田玲於と申します。今回のプロジェクトは、私を含め3人で実行します。その3人について簡単に紹介します。

私(園田)は、1994年に兵庫県で生まれ(関西弁は喋れません)、その後、父親の転勤により幼少期をイギリスの田舎で過ごしました。旅行好きの親の影響で、幼い時からエジプト、旧ユーゴスラビアなど、当時開発途上国と言われていた国々に渡航しました。その影響もあり、開発学に興味を持ち、慶應義塾大学総合政策学部在学中にロンドン大学東洋アフリカ学院に留学。大学在学中、インドの児童労働者をアートを通じて支援するNGO(Bornfree art School)を訪問。そこで、今回共にプロジェクトを進めるVenkateshaに出会いました。大学卒業後は、コンサルティング会社に3年程務めたのち、現在は、メンタルヘルス領域で会社の立ち上げに参画しています。

今回共にプロジェクトを推進するメンバーの1人は、大学時代からの友人で、共にインドに行った仲である佐藤祐介です。彼は、優秀なだけでなく、努力家で一度決めた目標は、何が何でも達成する野心家です。それだけでなく、優しいところも彼の良さです。食への拘りが異常に強く、要所要所に彼の意思の強さを感じます。そんな彼を僕は尊敬しており、彼とならプロジェクトを達成できると信じています。彼は私と一緒にBornfree art Schoolを複数回訪れたことがきっかけで、オーストラリア・シドニー大学へ留学しアジア学を専攻。慶應義塾大学卒業後は、大手金融機関で活躍しています。


インドの寝台列車にて、左が園田、右が佐藤


そしてもう1人のメンバーは、インドで実際にミュージシャンとして「夢」を追いかけるVenkateshaです。Venkateshaは、佐藤と私が大学時代にインドのBornfree art Schoolを訪問した時に、そこにいたメンバーの1人であり、自身も元々は児童労働者として働いていました。彼は「音楽」を通じて、過去のトラウマを乗り越え、今はミュージシャンとして活動しています。そして、「ミュージシャンとして成功し、子どもたちが音楽やアートを楽しめるスクールを立ち上げ、過去の自分と同じような境遇にいる子ども達に音楽を通じて希望を与えたい」という「夢」を持っています。

Venkateshaとは、学生時代はインドで一緒に音楽やダンス、サッカーなどのスポーツを楽しんでいた仲であり、社会人になって以降はなかなか直接は会えないものの、電話やメッセージで連絡を取り合っています。そしてその中で、昨年私たちは彼の夢に向けて一緒にプロジェクトを開始しました。私と佐藤は現地で一緒に音楽活動をすることはできないものの、その企画やマーケティング、ファンディングを担うメンバーとして、ともに彼の音楽活動(PRAVADというバンド。"PRAVAD"は彼らが活動するバンガロールの公用語カンナダ語で「音楽を作る」という意味)を推進しています。今回のクラウドファンディングは、そんなインドでの音楽活動を更に発展させるために、新しい楽器を購入するために実施します。



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PRAVADのメンバー
右手前で眼鏡をかけているのがVenkatesha



このプロジェクトで実現したいこと

PRAVADの活動には、下記の短期・中期・長期の目標があります。 今回のクラウドファンディングは、第一歩となる短期目標を達成するためのプロジェクトです。

短期目標(5年以内):PRAVADがプロとして、音楽活動のみで生活できるようになること。現在もPRAVADはプロとしてお金を稼ぎながら音楽活動をしていますが、音楽活動だけでは資金が足りず、現在は少しずつ楽器やメンバーを集めながら(動画にあるように、現在は空き缶などの身の回りのものも楽器としてパフォーマンスしています)、バンドメンバーはそれぞれ兼業で活動しています。そのため、まずは必要資金を確保し、楽器や活動費用を整え、音楽活動に専念することが目標です。

中期目標(5年~7年):インドで児童労働を強いられている子ども達が音楽やアートを通じて、人生の幅を広げることが出来るスクールを立ち上げること。 

長期目標(8年~10年):PRAVADの音楽活動のエリアをカルナータカ州全体(現在彼が活動しているバンガロールを州都とする州)、そしてインド全体に広げること。そして、PRAVADが児童労働をしている子ども達のロールモデルとなること。Venkateshaが元々児童労働者であったこともあり、PRAVADは音楽活動により児童労働をしている子ども達に希望を与えられる存在でありたいと考えています。 




プロジェクトをやろうと思った理由

今回のプロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけは、メンバー3人でのFBグループメッセージでの会話です。彼とは定期的に連絡を取り合っていましたが、その中で、「音楽を通じて、児童労働から抜け出せない子ども達を変えたい」「そしてその為に、まず自分自身が音楽で成功したい」という彼の想いを聞きました。そして、佐藤と私は一緒にインドで音楽活動をすることはできないながらも、企画やマーケティングの面で一緒に活動していこうという話になりました。

ただ一方、PRAVADは既に定期的に音楽公演を行っているものの、上記の通りメンバーが兼業で音楽活動をしており、音楽活動に専念できていない状況です。「今後更に音楽活動を本格化させ、音楽で成功するには、まずそもそも音楽活動にもっと専念して活動していく必要がある」「現状のように少しずつお金を貯め、少しずつ楽器を集め、公演していくのではなく、現段階で資金調達し、早くから音楽活動に専念していく必要がある」という話になり、今回のプロジェクトに至りました。

音楽活動にはどうしても日々お金がかかるため、大きな買い物をするには融資等による資金調達が必要になりますが、PRAVADが音楽活動を目的に融資を受けるのは、現時点での収入が不安定であるため、現実的ではありませんでした。なんとか資金調達をしたいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。


これまでの活動

Venkateshaと出会ったのは、大学時代にインドのNGOを訪問した時でした。いつも明るく笑顔で、年下の子ども達へも優しく、頼もしいVenkateshaが時折見せる悲しい顔が気になり、当時、NGOを立ち上げた日本人の女性に話を聞いたところ、Venkateshaは幼少期に児童労働者として働いており、その時に虐待を受けたことにより、今も精神的なダメージが一部残っているとの話でした。しかし、そんな彼が音楽を通じて、過去のトラウマを乗り越え、前向きに生きていく姿に感銘を受けたのを今でも覚えています。

左から2人目がVenkatesha。一番左が園田


彼は自分自身も音楽を通じて成長してきたという想いを持っており、また自分自身の活動によって子どもたちに影響を与えていきたいと考えていることから、音楽を教えることにも強い関心を持っています。現在私たちも一緒に活動しているPRAVADは、2019年3月に活動を始め、地域のイベントで定期的に公演を行っている他、高校やNGOで音楽を教える活動をしており、生徒たちと一緒になって公演をすることもあります。

バンガロールのNGOにて演奏するPRAVADのメンバー


カンナダ語(バンガロールの公用語)の教育系Youtubeチャネルでジャンベ(西アフリカ起源の打楽器)の演奏方法を教えるVenkatesha


また、現在の音楽活動の中で特徴的なのが、ペットボトルや空き瓶、ドラム缶といった身の回りの物を使って、音楽を作り上げている点です。ページトップの画像をクリックして見ることができる動画は、PRAVADがバンガロールにある低所得者向け教育施設Loyola Industorial Training Instituteの学生と一緒に演奏しているものです。ギターやキーボードといった、一般的に想像される(そして少し高価な)楽器を使わなくとも、オリジナルの音楽を楽しみながら制作しています。



資金の使い道

支援金は全て、PRAVADの音楽活動を支える楽器の購入費として使われます。具体的にはドラムセットやキーボート、大太鼓といった日本でもメジャーな楽器のほか、ダラブッカ(中東起源の打楽器)、ディジュリドゥ(オーストラリア先住民族アボリジニの木製金管楽器)、タブラ(インド起源の打楽器)の購入を計画しています。PRAVADは世界の伝統音楽の要素を取り込んだ音楽制作を行いたいと考えており、各国の伝統楽器を購入したいと考えています。

ダラブッカ




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ディジャリドゥ




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タブラ

リターンについて

・PRAVADのFBページへご招待:PRAVADが運営するFBページを通じて、継続的にPRAVADの音楽活動を応援頂ければと考えています。

・PRAVADからのメッセージ:PRAVADのメンバーから感謝のメッセージをお送り致します。

・PRAVADのメンバーによる直筆のメッセージカードを提供:元気溢れるPRAVADのメンバーから直筆のメッセージカードをお送りします。


実施スケジュール

2020年2月上旬:クラウドファンディング開始

2020年3月31日:クラウドファンディング終了

2020年4月上旬:集めた資金を元に楽器を購入。音楽活動に更に専念

2020年4月以降:各種ご返礼開始


最後に

なぜインド?と思う人もいるかもしれません。しかし、「選択の機会」という観点から言うと、私たちがたまたま縁あり関わることができたインドは、少なくともそれが十分な環境とは言えませんでした。

プロジェクトメンバーの佐藤とよく話すのが、自分達が今置かれている状態(一日3食食べられ、職もあり、何より選択の自由がある)は自分達の努力だけではなく、生まれた環境や周りの環境、これまで支えてくれた人によって生まれている幸運だということです。

一方で、環境的要因により逆にこの選択の機会をそもそも最初から持てない人が、世の中には一定数いると考えています。PRAVADは、決して恵まれてはいない環境の中、音楽の道を見つけ、目標に向けて地道に活動しています。PRAVADの活動が、インドで選択の自由がなかなか持てない児童労働をしている子ども達に、少しでも希望を与えられるものになれればと考えています。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。ご支援のほど、何卒よろしくお願い致します。

<応募方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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