今の出版業界に「読者の声」を響かせたい! 出版社でも、本屋でもない。受け手である「読者」が投票し、選考をする。そんな「読者の、読者による、読者のための」文学賞を立ち上げます。

プロジェクト本文


はじめまして。小さな頃から本が大好きで、本に囲まれて28年生きてきました。末 祐一郎と申します。

大好きな作家はデイモン・ラニアンという作家で、あまりにも好き過ぎて翻訳までしてしまいました。死後年数が経ち、著作権が切れている作家のため、より多くの人に知っていただきたいと思い、現在は青空文庫様への収録を申請しています。
「紳士の皆様! 陛下に乾杯!」著/デイモン・ラニアン

仕事はというと、出版には微塵も関係ありません。好きが高じて出版社や出版取次、印刷会社を中心に就職活動をしましたが、見事なまでに全滅。。。

かなりショックは大きかったものの、悩みに悩み抜き、大手人材企業に就職しました。結果的には多くの企業様や人と触れることで、本の中で閉じこもっていた自分の世界が広がっていきました。良い方々とのご縁にも恵まれ、感謝しかありません。

こんな出版ビジネスとは縁もゆかりもない自分ですが、今回「読者として」、埋もれている本を発掘したい、と考えて新しい文学賞を設立するためにCAMPFIRE様に掲載をさせていただきました。


その名のとおり、「読者が運営し、読者が選考する」文学賞です。

完全な「受け手」であり、自由な私たちが、純粋な「読みたい・広めたい」という気持ちだけで実施する文学賞をつくります。

対象は2019年に出版された海外・国内の小説です。(文庫化作品は含みません)

選考方法などは、こちらの動画をご覧ください。宣伝と説明のために初期に作成した動画になります。当初は「読者大賞」という名前で運営をしておりましたが、今は変更し「読者による文学賞」として活動をしております。


 

本好きの友人と「読者」という立場で新しい文学賞をつくりたい、という話をしました。

ただ、それを自分たちのためだけの文学賞にしたくない。
勝手に作品に冠をかぶせたところで、問題の解決には一歩も近づきません。

「皆が共感してくれるなら、実行しよう」ということで、「100回RTされたら本気で実行します!」と構想を呟いたところ、なんと約380回のRTをされ、表示回数は6万回以上に!!

想像以上に多くの方からの反響に勇気をもらったことで、活動を決意。

こうして文学賞の創立にむけて動いていくことになりました。


私個人の思いについては、こちらのnoteで詳しく書かせていただいていますので、もしご興味を持っていただけましたら、ご一読ください。
『なぜ民間の文学賞なんてものを作ろうと思ったか』

文学賞として目指しているのは大きく2点です。
それは当初の想いである「埋もれている作品を発掘すること」
また、それによってより良い作品の注目度が上がり、読書の面白さが広がっていくこと。
行き着く先は「出版業界の活性化」です。

そして出版業界の活性化ができれば、次の世代の育成に避ける余裕も増えるはずなのです。そうすれば新しく発掘すべき作品も更に生まれ、発掘は既に出版されている作品だけに限られない範囲まで広がっていくはずです。


<膨大すぎる書籍の数と、年々低下する出版業界の売上>

現在、出版業界は不況で、なんとか売上をあげようと、多くの書籍を出版するようになりました。売上は年々落ちていく一方、反比例するように出版される本の数は増えていき、そうして今では年間7万冊。一日200冊近い本が新しく世の中に生み出されています。

あまりにも多すぎる選択肢は、皮肉なことに売上の一局化を生み出してしまいました。有名作家の作品や映像化作品、文学賞の受賞作品など、限られた作品だけに売上が集中してしまっているのが実情です。

言葉を借りると「広告宣伝等のプロモーションを強化した書籍が売り伸ばす傾向が強まって」いるのです。
(引用:出版協会より


しかし広告費をもらえる作品は7万冊のうちどれほどでしょうか。おそらく、全体から見て多い数ではないでしょう。

きっと注目度が低いまま、埋もれてしまっている作品があるはずなのです。

自分たちで注目度の低くても世の中に知られるべき作品を発掘したい。それがこの文学賞の願いです。


少し固い話になってしまいましたが、大切にしているのは「読者としてワクワクできるか」です。

そして、ここで言う読者というのは、本に携わる全ての人です。

本を書く人も、売る人も、支える人も、本を読む人、皆が「読者」です。

実際、支援の声をくださる方の中には執筆をされている方や、書店で働かれている方も少なくありません。

こんなに沢山の人たちで「とびっきりの作品」を探すなんて、わくわくしませんか?

私は、どんな作品が出てくるのだろう、と楽しみでなりません。

そして私だけでなく携わる人、全員が楽しめるような「お祭り」にしていきたいと思っています。


とは言うものの、自分たちが楽しんで終わり、では意味がありません。

先の願いを実現するには、選んだ本が世の中から評価されるような文学賞でないといけないのです。

そこで、どうしたら良いのだろう、と思って「本屋大賞」の創立に携わった方に会いに行きました。

その時の詳細は、こちらに記載しています。

そして教えていただいたのは、やはり文学賞の体裁とPRの必要性です。

ただ作品を選ぶだけなら「ネットの活動」で十分なのです。でも、それで選ばれた文学賞は、「ネットで評判の作品」にしかなりません。

「文学賞を受賞した作品」にして、きちんと影響力を発揮していくためには「文学賞」の形を整えなければいけないのです。本好きはもちろん、普段は本を読まない人を巻き込んでいくためには「正式な文学賞」という肩書きが必要なのです。

そして、選ばれた作品をトピックとして取り上げてもらうためには、表彰式などの「目に見えるイベント」が必要になります。ネットの評価、だけでは駄目なのです。

また選んで終わりにしないためには、書店さんなどにも販促していただくためのご協力が不可欠です。

「そこまで読者がする必要あるのか」という疑問はあると思います。

でも、何もしなかったら、このままです。


自分たちがしたいのは

「1つの作品が売れる状況」ではなく「良い作品が埋もれない状況」です。

ただの自己満足のネット活動で終わらせるのではなく、きちんとした文学賞にするために、何卒お力をお貸しください。

掲載手数料 8.5万円
表彰式場のレンタル代 15万円
運営費 3万円
広告費 15万円
正賞&副賞費 1.5万円
書籍制作費 7万円

<リターンについて>

①文学賞の選考内容をまとめた書籍

多くの方のご協力をいただく今回の書籍。結果だけでなく、その過程まで全てを公開したいと思います。動画などでネット公開をしますが、本好きなら特別な一冊の形にもしたい! ということで文学賞の内容をまとめた一冊をつくります。
※こちらは自費出版での作成となります。

②表彰式の招待券

文学賞の表彰を行います。もちろん、受賞した方に参加いただけるかは不明ですが、もし不参加であってもきちんと本好きの方が楽しめるようなイベントにしていくつもりです。その参加券をお渡しします。こちらの表彰式については4月末を予定しています。

③動画へのスペシャルサンクス記載

文学賞の選考を身近に、そして透明にするために報告として選考会の内容をネット上に公開をします。その際、エンドクレジットにスペシャルサンクスとして支援いただいた方のお名前を記載します。


 

現在の予定です

一次選考:12月27日~1月7日

二次選考:1月8日~2月10日

最終選考:2月11日~3月30日
※最終選考は選考委員での会議の予定もあるため、余裕を見て長めに設定しています。

発表!:4月23日

表彰式:2020年4月末を予定

ちなみに4月23日に設定している理由は、この日が「世界読書デー」であることと、スペインの「サン・ジョルディの日」に由来します。スペインのカタルーニャ地方では、この日大切な人に「本と花」を贈るそうです。

バレンタインデーのように、いつか大きなムーブメントにしていきたいという想いと、読者から読者に「とっておきの一冊を贈る日」として相応しいと感じたことから、この日にしました。


今、出版業界だけに限らず、多くの場面で「良いだけじゃ売れない」ということが叫ばれています。注目度が必要なのです。ついには「炎上商法」という言葉まで定着してしまいました。発信側のそうした姿勢には厳しい声が投げつけられます。

でも、私たち受け手も「良いものを探す」努力を、どこかで怠ってきた部分はある気がするのです。

どちらかが一方的に悪いというよりも、お互いが引き起こしてしまった状況なのではないでしょうか。
まずは「受け手」の側から「私たちは目立つものではなく、良いものを求めています!」という声をあげたい。言葉どおりの行動をしたい。

この声を響かせるために、注目度が必要というのは皮肉なことです。

それでも、一歩目を踏み出したいのです。

どうか、どうかお力をお貸しください。

どうぞよろしくお願いします。

※今回の募集はAll in方式のため、プロジェクトは必ず実行されます。 

※利用させていただいた写真
Photo by Jaredd Craig on Unsplash
Photo by Alif Caesar Rizqi Pratama on Unsplash
Photo by João Silas on Unsplash
Photo by Andrew Neel on Unsplash
Photo by Álvaro Serrano on Unsplash

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