この度は、本プロジェクトページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

昨年度、佐賀県海外使節団に参加しておりました9期生の平橋夏希と申します。
現在、筑波大学の3年生で、心理学を勉強しています。
昨年までは大学で教科書を片手に毎日勉強をし、将来したいことはあるもののどうやって形にすればいいのか途方に暮れていました。
しかし、使節団での渡米を機に、「百聞は一見に如かず」だと痛感し、より企業や地域に近い場所で活動をするために、現在は株式会社LITALICOでインターンシップをしております。

使節団のおかげで、この1年間、たくさんの出会いと経験がありました。

もっと多くの学生にこの経験を積んでほしい。社会に目を向けるきっかけとなってほしい。

しかし、プログラムの継続に伴い使節団派遣の資金調達が困難になっており、交通費一部の50万円が不足しています。

一人でも多くの学生にこの経験を届けるため、どうかご協力いただけないでしょうか。


時は明治、1860年代の佐賀藩では日本でもいち早く、藩士の海外派遣に注力していました。
そして佐賀県出身の藩士達は世界で様々な知見を得て、明治維新後日本の発展に寄与しています。

佐賀県海外使節団はこの歴史的背景をきっかけに、「これからの日本を担うグローバル人材の育成」「地域に根ざした支援者ネットワークの形成による地域活性化」を目的として始まったプログラムです。

日程:2020年3月2日〜3月15日
*報告会  佐賀県国際交流プラザ 2020年4月1日(予定)


①学生自身がプロジェクトを組み立てます。

佐賀県海外使節団では2週間のプロジェクトを1から学生自身が作っていきます。
メンバーの興味や夢は違うため、訪問先は年によって大きく異なります。
医療、教育、歴史、食文化、ダイバーシティなど、プログラムの多様性は使節団の魅力でもあります。

訪問が決定してからは、訪問先についてより詳しく調べ、メンバー向けの事前学習資料を作成します。
そして先方と訪問時の内容について詰めていきます。
訪問で何をするかも学生に一任されているため、セミナーやワークショップをお願いする時もあれば、1時間完全にフリートークをしたり、会社案内をしていただいたりなど様々です。

②ビジネスや研究の最先端であるアメリカ西海岸、カリフォルニア州へと派遣します。

カリフォルニア州には、世界でも有数の企業や研究機関があるため、2週間という短い研修期間を濃密なものにするためにはとても良い地域です。
使節団では、ロサンゼルスに1週間、サンフランシスコに1週間滞在します。
2都市に滞在することで地域ごとに異なる雰囲気を感じることができ、かつ多様な訪問先の選択を可能にしています。
例えば、サンフランシスコ期間にはシリコンバレーに在するGoogleなどの有名企業を訪問でき、ロサンゼルス期間にはカリフォルニア州立大学やハリウッドを訪問できます。


③佐賀県にゆかりのある高校生・大学が参加しています。
プロジェクトのきっかけが幕末維新時の佐賀藩であることから、参加メンバーは全員佐賀県にゆかりのある学生です。しかし、大学生の参加者は全国各地の大学から応募をしているため、その学ぶ分野も移住地も多様です。
渡米までに全員が集まることはなかなか難しいものの、佐賀県という共通のバックグラウンドによってメンバーはすぐに打ち解けることができ、団結力の強いチームになっています。
今年度のメンバーはこちらからご確認ください。


ここで全ての訪問先をご紹介することはできませんが、より皆様に使節団について知っていただくためにいくつか取り上げたいと思います。


Blue Bottle Coffeeにて

①ビジネス系

ワインを中心とした観光ビジネスを手掛けるNapa Valleyや、日本にも店舗展開をしているBlue Bottle Coffeeなどを訪問し、世界のビジネスについて議論をしました。



The Edible Schoolyard ProjectにてThe Edible Schoolyard Projectにて

②ソーシャル系

教育機関、病院、NPO法人、LGBTセンターなどの施設を見学し、各所で活動されている方々と意見交換や議論を交わしました。
国際的な社会問題はもちろんなこと、日本についても海外の方々から意見をもらうことで新たな視点も得るきっかけとなりました。



Jun Suto様によるワークショップ

③アカデミック系

Stanford University AI LabやUCLAなどの大学で研究について学びました。世界最先端の技術、しかもそれが実用レベルまで発展していることを知り、刺激を受けました。




懇親会の様子

④政府系

日本総領事館訪問やUCLA Luskin School 公共政策大学院生とのワークショップなど、日本でもなかなかお話できない方々と議論を交えることができました。実際にアメリカにいて日本の情勢や行政をどう感じるかなどの視点でもお話を聞くことができました。


★懇親会

夜には懇親会を3回程度開催します。
現地でご活躍されている日本人の方やアメリカ人の方をお招きして意見交換などをしています。


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そのほかのより訪問先についてはブログの方に載っていますので、ぜひご覧ください。
以下に、各日のブログ先リンクと訪問先を掲載しております。
※()は訪問先の分野、領域を説明しています。

サンフランシスコ研修1日目:The Edible Schoolyard Project(教育/食育)
サンフランシスコ研修2日目:Ceres(食/医療)、Napa Valley(経営/農業)、セバストポール副市長
サンフランシスコ研修3日目:Katherine Smith School(教育)、Stanford University AI Lab(人工知能)
サンフランシスコ研修4日目:Google for education(教育)、blue bottle coffee(経営)、udemy(教育)
サンフランシスコ研修5日目:NVIDIA、Google、covo(コワーキングスペース)、橋下智恵様(教育)
ロサンゼルス研修1日目:Tetsuya Yamashita様(投資)
ロサンゼルス研修2日目:全米日系人博物館、UCLA Luskin School 公共政策大学院生とのワークショップ
ロサンゼルス研修3日目:日本総領事館、毎日新聞ロサンゼルス支局、Saint John’s Health Center(医療)
ロサンゼルス研修4日目:Jun Suto様(ビジネス)
ロサンゼルス研修5日目:Loyola Marymount University、Japan House
ロサンゼルス研修6日目:UCLA LGBT Campus Resource Center、Center for the Transformation of Schools, UCLA(教育)、Los Angeles LGBT Center
ロサンゼルス研修7日目:JFC International



大学に通っていると、周囲の学生は様々な海外プログラムに参加したり、留学をしたりと、もはや海外経験自体は珍しいことではありません。

私自身、高校時代に1年間のアメリカ留学、大学2年時に大学の台湾研修に参加をしました。
そのどれもが貴重な経験であり、誰かの支援がなければ実現しなかったことだと思います。

しかし、複数の海外プログラムを経験して思うことは、この佐賀県海外使節団はとても稀有なプログラムであるということです。

使節団の募集を目にし、応募を決めたその瞬間から、学生たちの挑戦が始まっています。

自分が何をしたいのか本気で悩んだ参加者がいます。
使節団というチームをどうやって動かすのか、考え続けた参加者もいます。
海外の知らない人にアポを取る、その難しさに直面した学生もいます。

各々の苦悩を上げるときりはありませんが、多くの参加者にとって使節団の経験ががターニングポイントになっているでしょう。

そして、何よりもアメリカで私たちを受け入れてくれる方々、クラウドファンディングをしてくださる支援者のみなさま、準備から研修、そしてそれが終わった後までずっと支えてくれるオーガナイザーの方。

こんなにもたくさんの人に応援されて、支援されて今の自分がいるのだと強く実感したのは、これまでで初めてでした。そして、その気持ちを絶対に誰かに返したいと思いました。

良い経験だったね」
この一言で終わらないのが佐賀県海外使節団です。
クラウドファンディングの存在が、

「この経験、想いをだれかに伝えて、返していこう」という気持ちをより強くしてくれました。


ご支援金は現地での交通費(バスチャーター代+レンタル代=約63万円)の一部として使用させていただきます。

そして、この活動が「良い経験をしたね」で終わることなく、参加者の今後につながり、そして1人でも多くの方にこの経験が届けられるよう、リターンとして報告書を全ての支援者の方へお届けします。

より多くの方にこの使節団を知っていただき、応援の輪に入っていただければと思いっています。

リターンの中に報告会(2019年3月予定)や懇親会(2019年4月)もありますので、ぜひご参加いただけますと幸いです。一同お待ちしております。


元々、佐賀県海外使節団は、佐賀県主催で実施された2011年の1年限りのプログラムでしたが、上記のプログラム趣旨で南カリフォルニア佐賀県人会に引き継がれ、それから10年目を迎えます。
10期生の派遣で使節団メンバーは総勢105名になります。

佐賀県海外使節団のプロジェクトの資金は主に南カリフォルニア佐賀県人会の後援で賄われており、長期に渡って本プロジェクトの継続が困難な状況です。参加する大学生や高校生自身で資金を用意することは難しいです。

後援は寄付で賄われている部分も多々あります。3期生・5期生・7期生・8期生・9期生の派遣時は、皆様の温かいご支援のおかげでクラウドファンディングが成功し、よりよいプログラムとなりました。
これまでご支援頂いた方々に、厚く御礼申し上げます。

プロジェクトの質が高まれば、派遣される学生がより大きく深い学びを得て、ゆくゆくは佐賀、日本、世界へ貢献する人材を育てることにつながります。

使節団の支援の輪に、みなさまもぜひご参加下さい。

佐賀県海外使節団のサイトはこちら、Facebookはこちらから。


<All-or-Nothing方式の場合>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

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