「あなたにとって、美しい生き方って何ですか?」男女20人にこの問いを投げたら何が見える?企画、インタビュアー、イラスト、写真、ヘアメイク、モデル……雑誌制作に関わるほとんどを1人で担当し作り上げた「IKIZAMA」というカルチャー雑誌。Webでの公開は簡単だけど、わたしは紙で読んで欲しい!

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶

はじめまして、坂本菜緒です。現在大学に通いながら、卒業制作としてカルチャー雑誌を作っています。

今回のこのプロジェクトでは、制作中のカルチャー雑誌「IKIZAMA」を40部製本、そしてお世話になった方々や興味を持ってくださった方にお配りし、隅々まで読んで頂くことを目標としています。

プロジェクトをやろうと思った理由

この雑誌を作ろうと思ったいくつかの理由についてお話しさせてください。

大学生活の中で、ありがたいことに学外の色々な人と関わる機会がありました。それはデザインを依頼してくれた方々だったり、ギャラリーで出会ったクリエイターの方々、サロンモデルの活動の中で関わった方々などです。あとは、気になったら初対面の人にも声をかける性格だったので、そういった出会いで仲良くなった人たちもですね。

その方々とお話をしているとき、この人の生き方が好きだからもっと知りたい、と思うことが多くありました。この人がこんなに優しいのは、どんな生活を送ってきたからなのか?なんでわたしはこの人を魅力的に思っているのか?とか。その人に直接、「今までの人生の取材」をし、デザインをする中でそれを咀嚼できたら楽しいなと思いました。そして何より、関わった人たちとのことを作品の一部として残しておきたい気持ちもありました。作品に直接登場することが残るというわけではなくて、制作過程を共有したり、アドバイスをいただいたり、このクラウドファンディングで支援していただいたり、そういった形も含めてです。

だって学外で出会った人って、なんらかの行動を起こしてないとそもそも関わる可能性がなかった人がほとんどなんですよ。だからこそ「IKIZAMA」を読み返したとき、いろんな人の顔が浮かぶような作品にしたいんです。

わたしは雑誌が好きでよく読むのですが、芸能人のインタビュー記事に目を通したときに、「これ、知り合いのあの人にも聞きたい質問だ」とか、「知り合いのあの人と対談をしたい」とか、そんなことが頭に浮かぶんです。わたしが今まで読んでいた雑誌のインタビュー記事は、芸能人だとか、メディアに出る仕事をしている人がほとんどでした。でも、そうじゃない、昨日会った人の人生だってきっと面白いはずです。

それに加えて、どの雑誌にもあるクレジット表記(illustration/○○ photo/○○ model/○○ のようなもの)の名前を全部自分にしたいとも思っていました。要するに、編集部をひとりで全部やりたかったんです。自分が好きな人、自分が面白いと思った企画だけを好きなように取り上げた雑誌って素敵じゃないですか?

そんなことをぼんやり考えていたら、2019年になり、就活が始まり、自分の将来について真剣に悩む時期が来ました。すると、今までのわたしには、自分で自分に契約のように定めていた「美しい生き方」がいくつもあって、その生き方を絶対に曲げてはいけないと思って生きていたことに気が付きました。(本誌に詳しく記載しています)

でも、それって本当に幸せなの?

将来のことを考えはじめたときに、わたしの今までの「美しい生き方」は、自分を不幸にしているかもしれない。見直さなければと思いました。これからわたしは何を美しいと思い、何を軸に生きて行こう。

そこでわたしは、自分の周りにいる「生き方や、やっていることが美しい人」たちに取材をし、1冊のカルチャー雑誌を作ることにしました。この雑誌の制作を通して、自分の周りにいる人が何を考え、何を美しいと思い生きているのかを知りたかった。そして自分の中の「美しい生き方」と照らし合わせて、何が見えるのかを確かめたかった。

取材を受けてくださった方とは、それぞれ2、3時間かけて色々な話をしましたが、全員に共通する質問は、

「あなたにとって、美しい生き方って何ですか?」

20人分の美しい生き方の形が詰まった本誌を、あなたの元に届けさせてください。


これまでの活動

5月 企画。

何人に、誰に取材する?ファッションのページを入れるならモデルは?何ページくらい?

雑誌の制作をはじめたのは2019年5月からです。就活が終わって、将来や今までのことを考えすぎて抜け殻になっていたとき、ずっとやりたかったあの雑誌を作るなら、このタイミングしかないと思い、すぐに企画を始めました。手にとったときにしっかり重みを感じる、A4サイズ120ページの雑誌を作ることにしました。

6月 取材の質問内容の制定。取材開始。

「美しい生き方」についていきなり直球で質問するということはなるべくしたくありませんでした。例えば親友とご飯を食べていて、なんとなく熱い話になっていって将来を語る、みたいなことってあるじゃないですか。その空気を今回の取材では作りたかったんです。そこで、わたしが決めた7つの質問がこちら。

①あなたの今までを教えてください。

②ところで今週何してました?

③カバンの中身を見せてください。

④寝るとき何着て寝てます?

⑤あなたを構成する3つの要素を教えてください。

⑥あなたにとって、美しい生き方とは?

⑦今までにやってしまった恥ずかしい経験は?

素材が揃ったところで、わたしが個人的に気になっていたり、この人の生き方が好きだと思う20人に取材協力をお願いしました。取材時間は1人3時間ほど。上記の質問に沿って自由に話して頂き、気になったところをわたしが掘り下げるという形です。

このときに同時に撮影もしました。使った機材は一眼レフ、フィルムカメラ、iPhone。追加で欲しい写真がある場合は、ご本人から提供して頂いたものを使用しています。

7月 引き続き取材。文字起こし。

6月に、週に3人ペースで取材をしてもまだ10人残っています。7月も引き続き取材です。カフェ代くらいしかお礼ができなかったのに、取材に時間を割いてくださった方々には、感謝してもしきれません……。

ここからは同時進行で文字起こしも進めていきます。

文字起こしが、今回のプロジェクトで一番苦労した気がします。取材時に撮らせて頂いた数時間分の録音を改めて聞き、使う部分を全て文字に起こすというのは、自分が想像していた以上に骨の折れる作業でした。この文字起こしは、11月ごろまで地道に続きます。

8月 取材終了。ファッションやメイクのページの企画。引き続き文字起こし。

自分でできる部分は自分でモデル、写真の撮り方にもこだわりたいページはモデル協力を依頼し、スタジオで撮影をしました。

ファッションページで使ったアイテムはほとんどが私物。こちらで用意したものに着替えて頂き撮影。テキストで打ち合わせをし、テーマに合った写真を撮らせて頂きました。

メイクページではモデルに合うようなアイテムやコスメ、バッグに敷く布などを購入。ヘアメイクも担当。4パターンの撮影でしたが、こちらも気づけば10時間も拘束してしまっていました。

協力してくださった2人のモデルさん、本当にありがとう。

9月 写真のレタッチ。イラスト制作。引き続き文字起こし。

撮影した写真のセレクトやレタッチは、その人らしさが出ることを第1に考えて行いました。全て同じような構図や色味なら編集も楽ですし見やすいが、今回の雑誌ではページごと(人物ごと)に世界をガラッと変えたいと思っているからです。

そのためにイラストが必要な部分も出てくるので、この頃からイラストを描き始めました。イラストのテイストもページによって変えたいので、デジタルとアナログを使い分けたり、筆を変えてみたり試行錯誤して描いています。ボツもたくさんでました。

10月 紙面デザイン。引き続きイラスト制作、文字起こし。

ここにきて、やっと紙面のデザインに入りました。長かった。素材を揃えてからそれを組み立てる……という完璧な流れができたと思っていましたが、実際にデザインをしていると「もっと写真がほしい」「やっぱりこの色味は変だな」「イラスト描き直したい」そんな気持ちになってきてしまうんですね。もう一度進め方を見直し、並行して素材の方も作っていきました。

11月 面デザイン。引き続きイラスト制作、文字起こし。

雑誌が完成してくるにつれて、雑誌への愛着が物凄いことになっていきます。もちろん、多くの人に見て欲しいという気持ちもです。序盤は、卒業制作展に展示する3冊のみ製本して、あとはWEBで公開すればいいか……と思っていました。

紙面イメージを見るために、試作で製本を注文した頃から、考えが変わりました。

雑誌のサンプルが実際に手元に届いて、1枚1枚めくって読んでいるとき、今までパソコンの画面で見ていたものとは全く違うものが見えて、わたしが人に見て欲しいのはこれだ、と思ったのです。やっぱり実際に手に取って読んで欲しい。卒業制作展に来て読んでくれる人もきっといるけど、立ち読みじゃなくって、ちゃんと全部読んで欲しい。忘れた頃に本棚から取って、なんとなく読み返したりして欲しい。その思いがより強くなりました。

12月 引き続き制作。クラウドファンディングを視野に入れる。

出来上がった雑誌のその後を、より現実的に想像するようになりました。

わたしの中でとても強い想いを持って作ったものも、読んで欲しい人全員の手元に届かないかもしれない。1年近くかけて作った雑誌が、会場でペラペラと流し読みされて終わり?わたしはそうしたくありません。予算の都合で、今までのことを水に流してしまうかと思うとすごく悲しかったし、なにより、協力してくださった方々に、「この雑誌に参加できてよかった」って思って欲しいんです。

だから協力してくれた方々、制作の話をしていた方々に、出来上がった雑誌をちゃんと渡したい。そのための今回のプロジェクトです。

資金の使い道

資金の目標額は100,000円です。

この額が集まれば、雑誌「IKIZAMA」を40冊製本することが出来ます。目標額以上が集まれば、その分増刷します。

リターンについて

支援してくださった方には、完成した雑誌のお届け+αで考えています。

¥3,000……A4サイズ120ページ程の雑誌「IKIZAMA」1冊のお届け

¥5,000……A4サイズ120ページ程の雑誌「IKIZAMA」1冊のお届け+お手紙

¥10,000……A4サイズ120ページ程の雑誌「IKIZAMA」1冊のお届け+お手紙+ハガキサイズの油絵(テーマやイメージお聞きして描きます)

※支援という言葉を使わせていただいていますが、この雑誌は、以降販売という形はとりませんので、興味を持ってくださった方、手元に欲しいという方は、前払いで雑誌を購入できるというようなイメージです。金額はお任せいたします。

最後に

長々と熱い想いを書いてしまいました。ここに今まで溜め込んでいたことを書き出せたので、もうクラウドファンディングをやった意味があるなあ、なんて思ってしまいます。

……いや、資金が集まらないと意味ないですよね。お金ってあればなんでもできるけど、ないと何にも出来ないんだなって痛感します。

ひとりで編集部を全部やりたい!って思って作り始めたこの雑誌ですが、最後の最後の一番大事な部分では、情けないですが、ひとりじゃなんとかなりませんでした。

このクラウドファンディングで目標金額を集めて、学生最後に「今まで信頼を作ってきてよかった」「この人はわたしの作ったものを欲しいと思ってくれたんだ」って感じられたら嬉しいです。

今までの制作過程の写真は、Instagramのハイライト「卒業制作」にちょこちょこ載せているので、見ていただければと思います。質問などあればインスタのDMに送っていただければすぐ返信いたします。

※ご支援してくださった方の名前がこちらでは分からないので、DMなどで支援したとの旨知らせて頂けますと幸いです。

@sakanaaa___

何卒よろしくお願い致します!

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/01/02 17:14

    あけましておめでとうございます。前回入稿した2冊目のサンプルが年末は届いていたのですが、バタバタしていて投稿が年明けになってしまいました……。表紙をデザインしてからは初の製本だったのですが、いい感じに仕上がっていて一安心です。そこからまたページの修正と追加を重ね、先ほど120ページに到達しまし...

  • 2019/12/21 04:05

    目標金額100,000円達成致しました!なんと、3日で目標を達成することが出来ました!準備期間中、CAMPFIREの方から「クラウドファンディングはスタートダッシュが鍵!」と伺っていました。目標達成出来たのは、プロジェクトを始めて早々に支援してくださった皆様のおかげです。ありがとうございます!...

  • 2019/12/20 16:33

    2冊目のサンプルを発注しました。ご協力してくださった皆様、本文に目を通してくださった皆様、ありがとうございます。おかげさまで、開始3日目にして9割の達成率となりました!ちゃんと誰かの手元に届けられるんだ、という安心感のなか制作出来ることが本当に嬉しいです。この場をお借りして、進捗報告や進め方を...

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください