🔵 ご挨拶

はじめましての方も、またの方も、こんにちは(読むあなたの時間に合わせて、おはようございます、こんばんは、も添えて)、菱沼康介と申します。
このたび、私は溢れる思いを吐き出して、完全自主映画の『かく恋慕』を制作しました。

おかげさまで、この映画『かく恋慕』は、2019年だけで10を超える国内映画祭に選出され、グランプリ含む4冠を獲得させていただきました。
観客の方からも多くの「よかった」「美しかった」「泣けた」から始まる熱い感想をたくさんいただけました。

それで、ふと、思ったのです。
この映画『かく恋慕』は日本以外でも通じるのか、と。
海外の映画を見て、触れて、愛してきた自分にとって、そこからの映画のいろいろをこの日本で吸収してきた自分がつくった映画は、世界にも届くのか?と。
実は、今作は、国内では、ある程度の評価はされるものの、見たことない映画でもあるためか、評が分かれ、大きな賞は獲得が叶いませんでした。
でも、世界には、この見たことがない映画は、新しい映画として違った評価を得られるのではないか?
そう考えたのです。
この映画『かく恋慕』を、世界の人々に見てもらい、この物語が海を越えて届くのか、ともにつくり上げた俳優たちの技は言葉を超えて届くのか、問いたいと切に思いました。

しかし、映画作りと国内映画祭巡りで資金は尽きてしまいました。
そのために、このクラウドファンディングを立ち上げ、一緒にこの映画を支援してくれる人を募ろうと思い立ちました。

(わたくし菱沼康介の簡単な紹介を下記してあります、こいつ何者と思った方はそちらを先にご覧いただけたら)



「映画では本来伝えられない「匂い」をテーマにした作品で、それを成功させているなと感じました。近年3Dや4Dなど技術革新により様々な映画形態が生まれていますが、本来映画とはこういうものなのかなと思いました。」(映画祭審査員の評より)


「アリカの仕草がどれも可愛く魅力的でした」(映画祭審査員の評より)

『かく恋慕』の主人公アリカは、非常に鼻が利く主婦で、その敏感さで家に閉じこもっていましたが、あるきっかけから外の世界に出ていくことになる。映画では匂いは見えません、それを伝える難しい役を生きた人物にしたのが、主演の手島実優です。
彼女は『赤色彗星倶楽部』、『カランコエの花』などで知られ、一人の俳優にスポットを当てる人気企画の特集上映【the face】の第三弾に抜擢されました。
注目の新進女優ですが、まだまだ、その名と顔は認知されてはいません。
本格的な単独主演映画は『かく恋慕』が初となります。
彼女は、14歳のとき、突発性脊髄側湾症(せきずいそくわんしょう)を患います。背骨が曲がらなくなる後遺症が残りました。そのこともあり、手島実優は現在も群馬県前橋市在住で、地元と東京を行き来しています。
多彩な役を演じるならば、地元の暮らしと都会の二つを経験していることは表現の豊かさにつながるとポジティブな発想で。愛する群馬県を応援するプロモーションなどにも力を入れ、自分を活かす方法を探しています。自分の選んだ場所で戦える方法が必ずある、と。

はたして、女優・手島実優は群馬から世界へ届くのか?




「様々な"匂い"を実感し、芋生悠さん演じる妹のあのシーンは何か美しさすら感じた。」(Twitterに投稿された感想より)

そして、もう一人、アリカとぎこちない関係である妹カスミ役で義姉の独自の感性に戸惑うさまを繊細に演じたのが、芋生悠です。
彼女はすでに出演作が世界でも認められてはいますが、芋生悠自身がメインキャストのいわゆる代表作では、それは叶ってはいません。
その活躍は国内ではじょじょに目にする機会が増えていますが、本人は世界で活躍する女優を目指して、日々研鑽を積んでいます。
故郷熊本の地震以来、自分は地元のいないからこそ女優などの活動で見てもらうことで故郷に恩返しをしたいと思い、地元に届くよう活動の場を広げ続けています。

はたして、女優・芋生悠は熊本から世界へ届くのか?


この二人の女優は、地元を愛するがゆえ、さらに広い世界を見ています。


物語について、徹底的に話し合い、役を作り、劇中を生きた二人の女優の素晴らしさを一緒に取り組んだ私は世界に誇れると自負しています。

日本国内では一定の評価をいただけた映画『かく恋慕』を、そして、この二人の女優〈手島実優〉と〈芋生悠〉を、世界に問いたいのです。
日本には、多様で新しい挑戦をする映画があり、目を見張るべき豊かな女優がいるのだ、と。

あなたの手でその背中を押していただけないでしょうか。




🔴ここで映画『かく恋慕』のことを少しご紹介させてください。


◍『かく恋慕』予告編



◉『かく恋慕』のあらすじ

「もぉーいぃかい?」

夫婦でかくれんぼ。妻アリカが鬼。彼女は鼻がきく。夫コウキは匂いを辿られまいと頭を捻る。
ある日、夫から嫌な匂い。妻は変わる夫の匂いに苦しむ。
それ思い、コウキは妹カスミにある頼みごとをする。
“匂い”という見えぬもので、愛の奇妙さを描くハードボイルなラブストーリー。



⦿ 登場人物/出演者

①非常に鼻のきく気弱な主婦アリカ:手島実優(てしまみゆう)
群馬県前橋出身。群馬を拠点にインディーズメジャーを渡って活躍している女優。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E5%84%AA


②ひょうひょうと己を貫く夫コウキ:札内幸太(ふだうちこうた)
大阪府出身。監督もこなす個性派俳優。すでに海外映画祭で主演男優賞を受賞経験があります。
主な出演作品は『手のひらを太陽に』、『生きてるものはいないのか』。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%86%85%E5%B9%B8%E5%A4%AA


③そっけない妹カスミ:芋生悠(いもうはるか)
熊本県出身。躍進目まぐるしい若手女優。国内での受賞は多数。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%8B%E7%94%9F%E6%82%A0


映画『かく恋慕』は、まさに、この3人の若手俳優3名の素晴らしい共演が、アンサンブルを奏でたことで、ふくよかな香りを醸し出しました。



◎『かく恋慕』の国内での主な成果

・第72回東京月イチ映画祭にて、グランプリ受賞

・はままつ映画祭2019にて、スタッフ賞(準グランプリに当たる)受賞

・第17回中之島映画祭2019にて、優秀賞受賞

・門真国際映画祭2019にて、優秀作品賞受賞

・第20回TAMA NEW WAVEにて、ある視点部門に選出

・第3回ええじゃないかとよはし映画祭2019にて、入選

・日本芸術センター第11回映像グランプリにて、選出

・三鷹連雀映画祭 presents 秋の上映会にて、招待上映

・2019ムービンピック~絆~特別上映会にて、招待上映




🔴 プロジェクトのもう一つの目標

「その人の存在を確認するものはなんだろう。顔、声、そして匂い。映像がエロティックでよい。不思議な感触の作品。美しいシーンがいくつもあるけどネタバレするので書けない。ぜひスクリーンで観てほしい。」(映画祭審査員の評より)


もう一つ、このプロジェクトは『かく恋慕』の映画館での公開の支援も掲げています。
多くの映画祭で上映はされているのに、なぜ改めての映画館で公開したいのか。
その理由は、国内の映画祭のほとんどは映画館ではないホールなどで上映されてしまうからです。

私、菱沼は幼い頃から、映画が好きで好きで、映画を作る仕事を一生のものとして選びました。
でも、言っちゃうと、映画を作るよりも見る方が好きなんです。
だから、普段、自分がつくった映画も、自分が慣れ親しんできた普段着の映画鑑賞をしてもらって、味わってもらいたい、楽しんでもらいたい。それは、暮らしの一部に映画があるということだと思っています。
映画館で私の映画をかけるのは、映画を真に映画にすることであり、映画と観客への恩返しでもあります。

だから、映画館のスクリーンで『かく恋慕』を見てもらいたいのです。

そして、この映画『かく恋慕』を見てもらって、あなたの目利きで、この映画を応援してもらいたいのです。




◉ 目標金額の理由

◎海外映画祭挑戦
海外映画祭に応募するには英語字幕、英語での資料制作、海外映画祭で上映するための世界基準記録形式への変換などが新たに必要になり、どれも経費がかかります。
すでに国内の映画祭を巡ったことで、その経費が膨らみ、資金は底をつきました。いくつもの映画祭に呼ばれたことで、賞金では出ても、地方の映画祭への参加経費をまかなえるまではいかなかったのです。


◎映画館公開
公開のための諸経費、宣伝経費などもかかります。
ただし、『かく恋慕』は50分の中編であり、基本長編を公開している映画館が上映プログラムとして入れるには中途半端なため、難しい。
そこで、他の菱沼作品との併映することで長編と同等の長さにして公開するつもりです。




◯ プロジェクトで集まった資金の使い道

・目標達成金額= 80万円

◆海外映画祭へ出品するための経費
 ・字幕作成→ 約15万円
 ・DCP(世界基準の上映フォーマット)作成経費→ 約15万円
 ・映画祭応募料及び経費→ 約15万円

◆国内での劇場公開の経費(宣伝費含む)→ 約15万円

◆今回のプロジェクトを継続していく経費→ 約3万円

◆クラウドファンディング手数料ほか→ 約17万円


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ただし、この先があります。
晴れて、海外映画祭に選抜された場合、映画祭に出るための渡航費・滞在費がかかります。数多く呼ばれれば、その分、かかります。
経費はもそれぞれの映画祭ごとに変わりますが、おおよそ映画祭に二人で参加する場合、約10万円程度かかります。3つの映画祭の選出を目標にしていますので、30万円ほどの経費がかかる見込みです。

映画祭は応募から選抜、開催まで一定の時間がかかりますし、出来る限り多くの映画祭に出すことで通過する可能性も上がります。

海外映画祭は甘くはありません、世界中から映画が集まるのですから。
だからこそ、挑戦をし続ける必要があります。
そのため、プロジェクトを継続させていきたいのです。
クラウドファンディングの性格上、区切りは設けなければなりません。
第一の区切りは、2020年の一年間。2019年の12月~2020年の12月まで。

(また違う方法でも支援を募るのも継続していく予定です)


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〇募集方式

本プロジェクトは【All-in方式】で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターン(ご返礼)をお届けします。

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★リターン(ご返礼)について

支援には、しっかり応えたい、と思っております。
定番から変わり種まで、いろいろと値段に応じて、用意させていただきました。


【¥1,000】

〇最初の劇場公開時の鑑賞権
〇『かく恋慕』本編のオンライン限定配信
(完成した作品を適正な動画共有サービスにて限定公開します)
(作品の著作権は、制作者に帰属します。無断使用はご遠慮ください)
〇監督・出演者からのお礼のメール


【¥3,000】
(上記 ¥1,000 のリターンに加えて)

〇『かく恋慕』スペシャルミニグッズ(ポストカードセット、匂い付きチェキ他)
〇映画挿入歌『秘密の部屋』を含むミニサントラ
(作品の著作権は制作者に帰属します。無断使用はできません)


【¥5,000】
(上記 ¥3,000 のリターンに加えて)

〇本編Blu-rayディスク
(非売品です。本編を特別に収録したもの。DVDまでのしか発売予定は現在のところございません)
(作品の著作権は制作者に帰属します。無断使用はできません)



【¥10,000】
(上記 ¥5,000 のリターンに加えて)

①【¥10000円支援者だけ】菱沼監督によるトーク(裏話たっぷり)付き上映会へのご招待
 (都内にて4月頃開催予定)
 (50名限定)
②菱沼康介による新作短編映画『やっと言えました』本編のオンライン限定配信
(作品の著作権は制作者に帰属します。無断使用はできません)

〇『かく恋慕』特別返礼品(海外用フライヤーデータや台本データ他)
〇出演者、監督からのオリジナルメッセージ動画メール
(海外映画祭に参加できた場合、そこで撮ったものでも)


【¥50,000】
(上記 のリターンに加えて(※¥10000の①②を除く))

〇2020年の12月に行うプロジェクト報告会&焼きそばパーティへご招待
 (都内にて30名限定)
〇エンドクレジットにお名前を記載
(記載をご希望されるお名前(ニックネーム可)でクレジットされます)


【¥100,000】
(上記 のリターンに加えて(※¥10000の①②を除く))

〇手島実優が案内する群馬推し巡りイベントへのご招待
 (10名限定)
 (※群馬にて秋頃開催予定、交通費など一部経費は別途必要となります)



※ 詳細はリターンの項目でご照覧ください。



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◎ プロジェクトの実施スケジュール

2020年

2月:字幕など海外映画祭応募のための英語字幕入りバージョンなどを作成。

   映画館公開のための宣伝材料などの作成、および公開交渉を開始。

3月~:海外映画祭に応募

4月~:本プロジェクトのリターンの一部開始

5月~:映画館公開(目標)   

6月~:映画祭の返答/海外映画祭に参加/ご報告

12月:一年間のプロジェクトの成果の報告および報告会の開催






◆ プロジェクトリーダーについて

菱沼康介(ひしぬまこうすけ)

映画家と称し、映画に関わること全般を行っている。主に、監督・脚本・プロデューサー・企画業。

東京都台東区浅草出身。幼少時から映画に目覚め、『E.T.』と『映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史』で映画監督を目指すようになる。商業監督として10本以上の映画を発表、そのほかにCM、舞台などでも活躍している。主な作品に『はじめての家出』、『くノ一忍法帖 影ノ月』、『ライフ・イズ・デッド』、『フジミ姫 ~あるゾンビ少女の災難~』、『誘拐少女』など。
映画『かく恋慕』では、監督・脚本・プロデューサーを務めている。自主映画に積極的に取り組んでおり、『かく恋慕』以外にも、ぴあフィルムフェスティバルにてグランプリ受賞の『つづく』、ムービンピック2018にて銅賞受賞の『一生で一番長い九分』、『やっと言えました』、『希望の旗』などがある。




☆ 手島実優からのメッセージ

脚本を読んだとき「愛」そのもののような作品だなぁと思いました。
当人たちにしか感じられない、コントロールさえできない【関係性】を豊かに描いています。
菱沼監督の演出や、札内さん、芋生さんとの交わりの中で、表現者としての層の厚みを感じた撮影でした。
目に見えない、カタチに残せない愛を、きっと感じられる映画になっています。
これからどれだけの方に観ていただけるんだろう、と心がわくわくしています。世界へ向けて、胸を張ってお届けしたい作品です。
どうぞ、ご支援よろしくお願い致します。

     手島実優 2019.12/20



☆ 菱沼康介からのメッセージ

映画『かく恋慕』は、本当に作りたい映画を作るために、17年ぶりに完全自主映画で全身全霊をこめて作った意欲作です。
キャストは200名から厳選し、名前より役に合う人物を優先して長い選考の末に選びました。要求は高かったものの、二人の女優<手島実優>と<芋生悠>、そして、<札内幸太>は数か月に渡る撮影で、素晴らしい演技で応えてくれました。
なにより熱意に集まってくれたスタッフとともに作り上げた作品なのです。
この日本映画だからこそ描けた、詩情あふれる豊かな愛の物語を、優れた役者たちをどうか世界に届けさせてください。
あなたのお力を加えていただき、そして、一緒に成果を喜びたい。
この支援をあなたの物語にしてもらえたらと願っています。
お願いばかりではありますが、どうか、なにとぞ、よろしくお願いいたします。          

     菱沼康介 2019.12/24




  • 2023/03/01 15:18

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/08/17 17:18

    報告。『かく恋慕』が、ポーランドのポーリッシュ国際映画祭にて、オフィシャル・セレクション(国際短編映画部門)に選出されました。今月22日に上映予定です。おかげさまです。ありがとうございます。これにて、53祭・32冠・21国となりました。

  • 2022/07/09 06:38

    報告。『かく恋慕』がカナダのダブリン世界映画祭にて、セミファイナリストに選出され、オフィシャルセレクションになりました。今月25日に最終審査があるそうです。おかげさまです。ありがとうございました。アイルランドのだと思って出したら、カナダにもダブリンてあるんですね。ちなみに、同じくオンタリオ州に...

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