はじめに・ご挨拶

 クラウドファンデイングに興味をお持ちでいらっしゃる皆さん、こんにちは!

 いきなりで申し訳ありませんが、私たちの舞台公演『阿吽ーハムレット奇譚ー』が中日新聞さんと邦楽ジャーナルさんに掲載されました!

中日新聞夕刊2020年2月18日付版

記事が掲載された邦楽ジャーナル2月1日発売号のピックアップコーナー
全国から集まる数多くの情報の中から選んでいただく栄誉に預かりました!
 ご挨拶が遅れて申し訳ありません!
   舞台公演『阿吽ーハムレット奇譚ー』のプロデュースをしている長谷川侑紀です!

 私は、ライフワークとして「持続可能な共生社会を目指す」をテーマに、コラボレーションというスタイルで演劇のプロデュースや演出をしています。
 海外のパフォーマンスで世界を変えようとしている団体の学会等にも参加しています。

 もともと、小学校高学年の時、毎月行われるお誕生会の出し物としてみんなで作るお芝居で演劇の楽しさに目覚め、シェイクスピアと出会って、将来シェイクスピアのように人々の心を熱くする作品を作りたいという思いを持つようになりました。その後、養護学校や高校で国語科の講師をしたり、コピーライターとして仕事をしたりしながら、数々のワークショップや演劇関係の本で学び続けました。
 コピーライターとして「‘95ユニバーシアード福岡大会」でマスコットネームが採用され、「‘94朝日広告賞」(朝日新聞社主催)の一般公募部門において準朝日広告賞を受賞しました。しかし、仕事のストレスから甲状腺機能亢進症を発症、完治して社会復帰したときには20年が経過していましたが、2009年(平成21年)岸田理生作『大正四谷怪談』(於:名古屋市千種文化小劇場)で演出家デビュー。この公演で300万円かかった費用を自腹でまかない、貯蓄はすべて放出してしまいました。そのため、その後は主催ではなく、依頼された仕事や、東京の知人が主催する福島原発を題材とした芝居の演出補などをしていました。

福島原発を題材とした芝居の稽古の一コマ 知的障がい者の方も参加

 2012年4月〜2013年1月に演劇の本場であるイギリスに渡り、ワークショップや観劇で演劇への理解を深め、2014年に受けたロシアで最も著名な演出家セルゲイ・ジェノバチ氏のワークショップにて参加者中ただ一人、その演出力を認められました。

 2016年、ANET(愛知芸術文化協会)と名古屋市文化振興事業団の共催による、近松門左衛門の『曾根崎心中』を日本舞踊と能にオーケストラと邦楽を組み合わせるというコラボレーションの上演台本『椿説曾根崎心中夢幻譚』を執筆、高い評価を受けました。

『椿説曾根崎心中夢幻譚』の幻想的なワンシーン ⇩動画は英語版のダイジェスト


 以来コラボレーションスタイルの演劇表現をライフワークとしています。異なった分野の芸術が舞台上でぶつかり合うことによって生まれるエネルギーの爆発を、ぜひ皆さんにご体験していただきたいのです。今回ご支援をお願いします『阿吽ーハムレット奇譚ー』もコラボレーションスタイルをとっており、皆さんにエネルギー溢れる舞台を楽しんでいただきたいと思います。

 『阿吽ーハムレット奇譚ー』は、本年度、ANET(愛知芸術文化協会)と名古屋市文化振興事業団の共催で企画された「名古屋市の文化小劇場巡回シリーズ2020」の演劇部門で私の企画が採用されました。

 名古屋で我らのシェイクスピア!

 『阿吽ーハムレット奇譚ー』

 この公演を実現させるための資金を皆さんにご支援いただきたいと思います。


公演名

『阿吽―ハムレット奇譚―』

原作:ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』

訳:福田恆存(新潮社)

上演台本・演出:丸蟲御膳末吉(まるむしごぜんすえきち:「右脳中島オーボラの本妻」主宰)


公演の具体的な内容

 演出家は、地元名古屋で「右脳中島オーボラの本妻」という劇団の若手演出家及び脚本家として現在人気急上昇中の丸蟲御膳末吉を起用、音楽は洋楽と邦楽を用い、尾張万歳の今枝社中やコンテンポラリーダンスの方々にもご協力いただき、演劇とそれらが融合したコラボレーションスタイルの新しい舞台をします。台本は、シェイクスピアの『ハムレット』を丸蟲氏の独自の視点から脚色しています。

尾張万歳今枝社中の皆さん

 シェイクスピアの作品は、16世紀末から長い歴史があります。脚色された上演台本は、学術的な研究の面から名古屋大学名誉教授でイギリスのケンプリッジ大学にも留学されシェイクスピアの研究ご専門の岩崎宗治先生にご指導いただきました。

企画のねらい及びテーマ

 シェイクスピアは、一般的にも知られていますし、今まで演劇に接したことのない方々にも、かしこまらず、とっつきやすく気楽に楽しんでいただけ、かつ演劇的な楽しみ満載な舞台にしています。

 同時に、地元名古屋でご活躍中のあらゆる芸術分野の老若男女が集い、コラボレーションして切磋琢磨しながら、オリジナリティ溢れる表現を追求した作品を上演することをも狙いの一つとしています。地元名古屋の演劇界の活性化とレベルアップ、加えて若手育成に貢献したいと考えた企画でもあります。

若手と熟練俳優が切磋琢磨する稽古場のワンシーンこの企画が生まれた経緯

 昨年2019年度のあいちトリエンナーレからオペラ枠が消え、トリエンナーレ主催の演劇枠はなくなってしまいました。そこで、「おもしろいものを作り、チケット販売の努力をすればちゃんと観客が入る」という実績を作り、将来的に再びあいちトリエンナーレに主催の演劇枠を取り戻したい、というのがこの企画の中心をなす動機です。


資金の使い道 

 全製作費は

 総額 3,137,980円

 この内、舞台製作に必要な経費をご支援いただきたいと思います。

 その資金の使い道は以下の通りです。

<舞台製作関係の経費>(単位:円)         

    振付(コンテンポラリーダンス)    ¥50,000

    作曲(劇中歌:オフィーリアが歌う歌)・選曲(箏曲正絃社のオリジナル曲より)    ¥50,000

 写真撮影のためのカメラマン    ¥10,000

    ビデオ撮影のためのカメラマン(DVD製作費含む)    ¥132,000

    舞台美術(舞台上に巨大なシーソーを設置します)    ¥400,000

 舞台で使用する巨大シーソー ⇩動画はその稽古シーンの一コマ

 

    衣装デザイン・材料費・製作費    ¥200,000

    ヘアメイク    ¥50,000

    小道具代    ¥50,000

   チラシ印刷代(名古屋市文化振興事業団事業団で製作したチラシ)    ¥86,020

   名古屋市文化振興事業団が製作したチラシ
表面(A4サイズ2ツ折り)
     中面

   チラシ印刷代(上記のチラシでは伝わりずらいと考え独自チラシも製作)    ¥23,560

  独自チラシの表面

独自チラシの裏面 独自チラシのためのメインビジュアル代    ¥30,000

    独自チラシのための題字代    ¥47,000

    支出合計    ¥1,128,580

この金額に手数料等の諸費用を加算いたしまして、ご支援いただきたい目標金額

 1,450,000円

となります!

 

リターンについて

まず最初に、ご支援いただいた方のお名前を、公演当日、劇場に掲示させていただきます。

ご支援いただく金額とお返しでご用意するリターンの内容は以下の通りです。

1000円  公演のスナップ写真5枚(データでお渡しいたします。写真の選別はお任せください)
3000円  『阿吽Tシャツ』1枚

題字をデザインしたTシャツのイメージ5000円 『阿吽Tシャツ』1枚+公演のスナップ写真5枚(写真はデータでお渡しします。写真の選別はお     任せください)10,000円 『阿吽Tシャツ』1枚+公演のゲネプロ見学券1枚(劇場までの交通費は自費負担となります)
30,000円 『阿吽Tシャツ』1枚+公演のゲネプロ見学券1枚(劇場までの交通費は自費負担となります)
      +公演のDVD1枚
50,000円 『阿吽Tシャツ』1枚+公演のゲネプロ見学券2枚(劇場までの交通費は自費負担となります)
      +公演のDVD1枚+公演のスナップ写真5枚(写真はデータでお渡しします。写真の選別は      お任せください)
100,000円『阿吽Tシャツ』2枚+公演のゲネプロ見学券2枚(劇場までの交通費は自費負担となります)      +公演のDVD1枚+公演のスナップ写真5枚(写真はデータでお渡しします。写真の選別は      お任せください)+ご指名の出演者とのツーショット撮影券、又は出演者全員でご支援者を囲む撮影券1枚(撮影券は前日までにメールでお送りいたします)

*『阿吽Tシャツ』のカラーは黒1種類のみで、サイズは男性用を基準としたSサイズとMサイズの2種類です。どちらかをお選びください。

実施スケジュール

 公演日:2020年3月7日(土)13時開演・18時開演の2回公演です
 会場:東文化小劇場(愛知県名古屋市東区大幸南一丁目1番10号/☎︎052−719−0430)

 当日は「ハムレットの国〜マルシェ(市場)〜」(入場無料・一般開放します)を同時開催!
 開演2時間前よりホワイエにて飲食やお買い物のできるマルシェ(市場)を開催します
 参加店舗:
    みんなのわ さん(雑貨・スイーツ)、小牧ワイナリーさん(自家製ワイン)、
    コルポさん(グルテンフリーの手作りスイーツ)、楽歩さん(らふ:コーヒー)
 いずれも障がい者就労施設です出店イメージですコルポさんのグルテンフリーのスイーツ。全部手作りです!

ぜひ「ハムレットの国」へも遊びに来てください!


最後に

 私たちは、単にシェイクスピアの『ハムレット』を舞台でやろうとしているのではありません。上演台本を書き、演出をする丸蟲御膳末吉が独自の切り口でシェイクスピアの『ハムレット』の世界を「阿吽」という言葉で再構築しました。
 「阿吽」は、全ての物事には両面がある、ということを象徴しています。
 舞台に巨大なシーソーを置き、それに登場人物が絡みながら、彼ら自身のそれぞれの正義が見る立場によって善にも悪にもなりうることを表現していきます。その時、舞台は人間の心の内部と化すのです。

 私は養護学校の中学部に勤務していた時に接した障がい者の子ども達から、障がいは誰もが持っている様々な個性の一つに過ぎないことを学びました。

 今回の『阿吽ーハムレット奇譚ー』では、ハムレットだけでなく全ての登場人物が心の中に二面性を持って揺らいでいます。そういう心の内面は、健常者も障がい者も同じです。

 私は、ライフワークとして「共生」と「コラボレーション」の2つをテーマに舞台を作っています。

 それで、「誰もがこの地球上で共に生きる仲間である」という意味で、作っていらっしゃる製品も素晴らしい4つの障がい者就労施設の企業さんにマルシェ(市場)でご参加いただきました。 

 個性は違っても、誰もがみんな(健常者も障がい者もLGBTの皆さんも、ほんとうに誰もがみんな、です!)全ての価値観に両面があるという世界を生きています。つまり、物事の判断は決してに決められるものではない。そのことを言いたくて、この芝居を上演します。どうぞ、この『阿吽ーハムレット奇譚ー』の実現に皆さんのご支援を賜りますことを、心よりお願いいたします。

 なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

 最後に、この企画に興味を持ってくださった『邦楽ジャーナル』2月1日発売号の掲載記事の写真を、ご参考までに添付させていただきます。編集の織田麻有佐さん、ほんとうにありがとうございました!

 『阿吽ーハムレット奇譚ー』の企画にご興味を持っていただいている皆さん、最後までお読みいただき、誠にありがとうございます! 皆さんの暖かいご支援を、心よりお待ち申し上げております! 


邦楽ジャーナル2月1日発売号表紙

掲載された『阿吽ーハムレット奇譚ー』の記事 

https://www.facebook.com/阿吽ハムレット奇譚-375175216475962/

 

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