▼はじめにご挨拶

初めましてこんにちは！
このページを御覧頂きありがとうございます！

坂本 壮と申します。デザイナーでもなく、何者でもなく、現在都内のテーラーに勤める21才です。

将来の夢はパリで、ファッション×アート×ITをごちゃ混ぜにした『何か』をやるコトです！

まだ、この仕事に名前を付けられておりません...が、最後に点と点が線になるよう、その時その時やりたいと思ったことをやっている最中です。

テーラーという仕事は一般的にはあまり知られている仕事ではない為、ご紹介させて頂くと、紳士服専門の仕立て屋さんということです。服は大きく分けると既製服（多くの人が着ている、お店やネット上で買える服）、注文服（テーラーや老舗メゾンで仕立てる服）の2つに分けられ、レディースの注文服がオートクチュール、メンズの注文服がタイユール（テーラー）と呼ばれています。使われる素材、手間、価格も、既製服と注文服で全く違います。

自己紹介はどうでもよくて、以下、”どうしてそんなにリウンジャケットが作りたいのか”....お付き合いください。

▼どうしてそんなにリウンジャケットを作りたいか？？？

「この世にはこんなに凄い生地があるのに、注文服だけに使われるのはもったいないなぁ...」

僕はテーラーになってから、毎日ずっとこんなコトを考えていました...。

コスト面を考えれば、既製服には使われないことは誰が考えても分かることなんですが、もっとカジュアルな服にも使いたい！！そー思っていました。

そんなある日、普段お世話になってる美容師の方から「昔、嫁がセレクトショップで見つけてきたリネンのダウンジャケットが本当に素晴らしかった、あんなのはもう売ってないよね…」とポロっと聞いたコトがキッカケでした。

『もっとスゴイやつ作れますーーーー！！！』

すぐにイメージは完成したものの、資金的に無理。。。そんな中でCAMPFIRE！！となりました。

テーラーである僕がわざわざ作る意味ですが、それは既製服に使われる生地とは全く別の注文服用の生地を知ってる事にあると思ってます。当然ですが、既製服に使われる生地とは全く別物で、ましてや国産となると品質、価格共に別格な為、多額の資金が必要。さらに、まずはサンプルを作る最初の段階で、世界でダントツに技術の高いダウンジャケット専門縫製工場(国内)にお支払いする様々な工賃と時間がかかる為、クラウドファンディングを利用させて頂いた次第です。

そして今回とても重要視している、クラウドファンディングで服作りをするとはどういう事なのか、プロのデザイナーが作る服と何が違うのか、、

どうすれば服で承認要求を満たせられるのか、、

クラウドファンディングで服作りをするという事は、

”人と服の関係が今よりいっそう密接になる”ということだと思っています。

つまり、皆様それぞれのストーリーもその服に込められるという点があると思います。

店で買った服を着ているのではなくて、自分が製作に関わった服を着ているコトになり、ファッションに全く興味の無い方々も、今より少しだけ興味をもてるようになるかもしれません。

 目指すのは、ワクワクするような、自慢したくなるような、褒めてもらえるような服です。

その他、購入型のクラウドファンディングであれば、在庫を気にせず、確実に需要が可視化できる点。

ブランドを経営しているプロのデザイナーにとって、これほどまでにハードルの無いフリーな服作りは羨ましいくらいではないかと。

しかーし、いざ作り始めると、様々な壁にぶち当たる事に…

ところで、ダウンジャケットといえば、ナイロン、ポリ、たまに見かけるのがウール、ツイードであったりしますが、表地が麻100%のダウンジャケットを見た事ある方は多くはないと思います。何故無いのか？それは僕自身このプロジェクトを始めてみて痛感致しました。麻の生地の価格、大麻取締法(1948年)による産業用麻栽培の衰退(国内の麻の生地が極端に少ない点)、実用的、コスト面での問題。勿論今回、法人としてではなく僕1人で始めたプロジェクトなので多方面で苦しめられましたが…笑 法人も個人もやらないワケだな…と思いました。
そういうワケでやるからにはとことんやろうと思い、既製服で使われる安価な麻は使わず、僕自身が普段テーラーとして使っている注文服に使われる高品質な麻の生地を国内から調べ尽くし、厳選致しました！

今回委託させて頂く工場は、パリコレブランドの作品を数多く請け負う日本国内のダウンジャケット専門縫製工場です。(現在、国内ではダウンジャケット専門の縫製工場は片手で数えるほどしか存在しておりません)

▼製作するリウンジャケットのデザイン

使う生地と依頼する縫製工場は一切妥協せず最高レベルにしますが、ダウンジャケットのデザインとしては以下3点をテーマとします。

◆ジェンダーレス（フードはなし）

◆究極のシンプルさ

◆葬儀場以外であれば、どこへでも着ていける服

▼これまでの活動
1996年、宮崎県生まれ。

この田舎街で高校卒業までの18年間を過ごしました。
公務員の父親と、会社員の母親に育てられ、服とは全く縁もゆかりもない環境だった為、つい3年前くらいまでは、テーラーという仕事さえも知りませんでした。そんな18才の高校3年の冬、、、

TVでテーラーという仕事を知る事になります。。

居ても立っても居られなくなり、翌日から手続きを開始し、周囲の反対を押し切り、パリ行きを決意する(日本にテーラーがあるのを知らず…)笑

しかし、、

パリ市内のテーラーに出向き、直談判するが断られ続け、当時18才の無知なハナタレ小僧を修業させてくれる場所はなかった。

カネも底をついた為、よし、、一旦日本へ帰って必ず此処へ戻ってこよう。と決意。

‪‪ちなみに、学校に通いながら楽しい経験もたくさんしました！！！！！！

帰国後、都内のテーラーをかけずり回り修業先を獲得し、現在に至る。。。

テーラーになって3年目となり、沢山のスーツ、コートを手掛けさせて頂きました！

以下その他作品↓(tumblrより）

http://iamsosou.tumblr.com/ 

▼資金の使い道
資金の使い道を説明させて頂きます。
支援頂いた資金は、すべてサンプル製作費、サンプル製作に関わる費用、パトロンの皆様へのリターンの為に使わせて頂きます。
○生地代、材料費
○サンプル工賃全て(日本国内縫製工場)
○リターン費用

▼リターンについて

○都内展示会場にて、完成品展示会招待状

※とんでもない展示会にします
(場所・日時はメールにて御連絡)

○服の買い物同行サービス！

○サンプルが完成していく段階を随時メールにて報告

○テーラーって何？？？初めてオーダーメイドしてみたい方へアドバイス！！

＜その名もテーラーお茶会！！＞《都内限定》
(様々な疑問にお答えします)
＊そもそもテーラーってどんな職業？？
＊どんな凄い生地を使ってるの？？
＊テーラーで服を注文してみたいけど、どうすればいいの？
＊既製服と注文服の違いって何？？
＊仮縫いって何？？
＊どんな生地を使ってるの？？
＊価格は幾らくらいなの？？
＊何処のテーラーがオススメ？？
＊ついでにシャツのオーダーメイドも何処がオススメ？？
＊テーラーの魅力ってなに？

○お礼のメール

○スラックスの裾上げをして欲しい、ジャケットの袖詰めをして欲しい、プロのボタン付けをして欲しい…などのお直しサービス！！

(お一人様あたり2つまで)

○日本国産の注文服用のリネン100%の生地を使った手作りストール

▼最後に
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。
まだ1円も集まってない状況でいうのもなんですが、最初に申し上げたように、仮にこのプロジェクトが無事成功し、完成品をお披露目した時に、50名以上の方から『わたしも欲しい！！』とリクエストがあった場合、リウンジャケットプロジェクト第2弾と称し、皆様へ提供出来るようにする予定です。

全力を注いで今も打ち合わせをしておりますので、是非、一人でも多くの方へ届くといいなぁと思っております！

(今回委託させて頂く工場の事情により最低ロットが50なので、最低50人以上の方からのリクエストがあった場合のみになります。”All or nothing”.   加えて、注文服向けの同じ麻の生地を大量に用意するのが難しい点により、同じ生地でカラーバリエーションを増やしたり同等の高品質な別の生地を使う可能性もあります。形、デザインは同じです。第2弾のプロジェクトでは、詳細な原価を全て公開させて頂きます）

何者でもない自分ですが、テーラーという仕事柄、服好きな方々は皆、自分が欲しい服がよく分かっていらっしゃると強く感じます。デザイナーが服を示す意義が薄れているように、消費者達は完全に受け身ではなくなりました。そして既に我々作り手は、素人向けにモノは作れなくなりました。
そんな中で作るべき服とは、まさに、承認欲求をタプタプに満たす”イイね！”が付く服。。。
日々努力されている服好きな方々の努力が報われるように、褒めてもらえる服だと思います。
ただの好奇心というか、すごく突飛なアイディアですが、世界一のダウンジャケットを目指しています！

ご支援のほど宜しくお願い致します！

坂本 壮 Sakamoto So