はじめに

数ある企画がある中、僕の企画をご覧いただきありがとうございます!
僕の名前は大下倉和彦(たかくらかずひこ)と言います。
京都・丹後のちりめん製造業の家に生まれました。
染色の工場を営んでいましたが、時代の波に飲まれてあえなく倒産。
苦しい時代を経て、自分のTシャツに染料がこぼれたことをきっかけに、シブキアートに目覚めました。
そして、2004年より「高蔵染」を立ち上げ、染と織のノウハウをベースにアート作品の制作をしております。

高蔵染とは、京都・丹後のどれひとつ同じものはない風や波のような移りゆく自然の美しさを具現化するために、伝統技法から独自に編み出した”TAKAKURA SHIBUKI “まで自在に操る染色ブランドです。
その対象物は伝統的な和の装飾に限らず、ファッションブランドとのコラボレーションから音楽家の衣装、家具、住空間など。更に新しい刺激に出逢うため広がり続けていきます。

このプロジェクトで実現したいこと

約 15 年前、染色作家として活動し始めたある日、予定外に T シャツの上に染料がこぼれ落ちたのをキッカケにシブキの技法は生まれました。 それ以来、毎日シブキ続けているうちに、自分の中であることに気がついていました。
シブキを入れた作品からは生命力が溢れ見た人使う人を笑 顔にかえる。そして、シブキをしている本人もその息吹を受け取り元気になっている、と。
「このシブキには何らかのチカラがあるに違いない」という確信に近い思いを今日まで感じながら、あらためてシブキとは何か、もう一度見直してみました。
そして、このシブキが持つ何らかのチカラの答えを探すために、世界中の人たちとシブキを通じて対話していきたいと強く思うようになりました。

今回、多民族国家アメリカの色々な街角でパフォーマンスやワークショップを行い、シブキアートを体験してもらうことで、様々な人にシブキの動作に没頭しつつも全体のバランスを観る感覚を体感してもらえたらと思っています。
60日間かけてアメリカを横断し、ニューヨークを目指す様子をYoutubeで配信し、コンテンツ化することにより、現地のメディアに「高蔵染」を認知してもらい、シブキアートの存在を強烈にPRすることができると考えています。
日本の伝統文化と現代の感覚から生まれ、大胆に自己主張をしながらも、全体としてバランスを大切にするシブキアートの世界観を世の中に広めていきたい!
世界中の人々が共に心地良い関係で生きる仲立ちとして、自分が手掛けるシブキアートが役立てたら嬉しく思います。


プロジェクトをやろうと思った理由

実は、私は昨年単身渡米し、ニューヨークのタイムズスクエア、セントラルパーク、ブルックリンブリッジパーク、ハーレム、ハイライン、そして、移動する地下鉄の中やグランドセントラルターミナルでパフォーマンスを行ったことがあります。

そこで感じたのはシブキアートとアメリカの文化との親和性です。
シブキとは、ほとばしるエネルギーそのものです。
シブキで作品を作るとき先ずその対象物 との対話から始まります。
集中して最適な距離感を保ちながら、次々とシブキを放って いきます。
熱いハートを持ちつつもクールに全体を俯瞰して、バランスを取っていくこと がとても大切です。
多民族国家アメリカのエネルギッシュな文化と僕のシブキアートはとても相性がいいと感じました。
「ああ、この国からなら、僕の人生を賭けたシブキとの対話を始められる」
そう確信した僕は、すぐにこの「アメリカ横断ツアー」を企画しました。

これまでの活動

僕のこれまでの活動を紹介させていただきます。
1994〜1996年(株)日興染織にて染織の基礎を学ぶ1996〜2004年ワイケイ染織(株)にてイッセイミヤケ、コム・デ・ギャルソンなど国内外多数のデザイナーズブランドへテキスタイル提案をおこなう。
2004年10月渋谷RAGTAG、銀座rtにて「トーキングマテリアル」展開催
2006年6月CR探偵物語タペストリー制作(松田優作×高蔵染)
2008年8月ニューヨークインターナショナルギフトフェア出展
2009年10月京都ギャラリー&カフェ「HAKUYA」にて『染×SOME』展開催
2010年5月京都藤井大丸にてイベント「GAIN A FOOTHOLD!!」開催
2010年10月藤井大丸創業140周年記念「House of LOWERCASE」にてナイキ「NSW」とのコラボTシャツを制作(LOWERCASE×NSW×高蔵染)
2011年3月東京東麻布ギャラリー「ピノチカ」にて『From the Materials to Colours〜すべては素材との対話から始まる〜』開催
2012年2月・5月SHIPS京都店「ギャラリーKURA」にて『From the Materials to Colours』展開催
2012年11月SAKURA COLLECTION@関西空港にてアジアのトップデザイナー・モデルとコラボレーションワークを行う
2013年5月東京・南青山「ギャルリーワッツ」にて『From the Materials to Colours』展開催
2013年6月台北市「TAIPEI-101」にて『From the Materials to Colours』展開催
2014年5月・11月東京-南青山「ギャルリーワッツ」にて個展『KAKUSHIN』、『I just want to express beauty』
2015年5月シンガポール『Affortable Art Fair』に出展
2015年10月伊勢丹新宿店『JAPAN SENSES〜近畿の染・色の世界』PICK UPアーティストとして参加する2016年7月伊勢丹新宿店「JAPAN SENSES〜夏乃色・夏乃音・夏乃香」に参加する2016年10月UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka に参加する
2017年3月、7月、11月八ヶ岳Shikandai Art Hills にて個展開催
2018年4月京丹後市・綾部市にてTANGO ART CARNIVAL を開催
2018年7月八ヶ岳Shikandai Art Hills にて個展開催
2019年3月阪急百貨店梅田本店にて「KABUKI をSHIBUKU展」を開催
2019年6月出雲大社清涼殿祭にて絵画作品の奉納
2019年10月ニューヨークの7箇所にて単独ストリートパフォーマンスを行う
2019年10月三越銀座店「JAPAN SENCES」に参加

資金の使い道

僕と、カメラマン2人が2ヶ月間かけてアメリカを横断する費用です。
パフォーマンスをしながら、レンタカーでアメリカを横断する旅を計画しております。
道中何が起こるか分かりませんので、あくまでも概算ですが、以下のようになっております。

アメリカ日本往復航空券    :150,000円
カメラマン撮影、編集費用   :550,000円
レンタカー60日間       :480,000円
展示会場レンタル代      :220,000円
パフォーマンス材料費     :200,000円
広告宣伝費          :400,000円
合計             :2,000,000円

実施スケジュール

2020年7月日本を旅立ちロサンゼルスへ
2020年7月、8月とアメリカ各地をパフォーマンスをしてレンタカーで移動
その様子をYoutubeで随時配信していきます
2020年8月下旬にニューヨークに到達
旅の締めくくりに個展を行う予定です。

最後に

約15年前、家業の倒産にともない、思わず作家の道を歩むことになりました。
父や先祖が築いてきたモノづくりの精神を受け継いたいという気持ちをどうしても諦められなかったからです。
それ以来紆余曲折ありながらも、沢山の応援してもらえる皆さんのおかげで今日まで作家を続けることが出来ました。
また近年お会いした皆さんとの出会いの中で、「作品をつくり表現するのがとにかく楽しい」という感覚が芽生え、今ではそれが自分の創作活動の原動力となっています。
これまで関わって頂いた皆さんに感謝の気持ちを伝えるためにも、今回のプロジェクトを通してさらにステップアップして世界で活躍する自分を見て欲しいと思っています。
そしてここから広がる未知の世界を一緒に体験して頂けたら嬉しいです。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/08/31 03:00

    3月に皆さまにご支援頂いた「高蔵染アメリカ横断プロジェクト」は、本来なら2020年夏季シーズン、まさに今実行している予定でしたが、COVID-19 の世界的な流行の影響によりスタート時期を見合わせています。現在アメリカ国内においては州を跨ぐことが制限され、当初予定していたストリートでのパフォー...

  • 2020/03/31 19:32

    おかげさまをもちまして「高蔵染アメリカ横断プロジェクト」クラウドファンディングは、目標額を達成して無事終了いたしました!これもひとえにご支援を頂いた皆さまのご協力あってのことで心より感謝申し上げます!!いま世界中でコロナウイルスが猛威を奮っており閉塞的な雰囲気が広がる中でも僕のプロジェクトにご...

  • 2020/03/25 11:24

    いつも高蔵染を応援して頂き有難うございます!2月28日よりスタートした「高蔵染アメリカ横断プロジェクト」のクラウドファンデングは、現在目標額の88%まで来ました。たくさんの方々のご支援あってのことで心より感謝申し上げます。クラウドファンデングを始めてから色んな分野で、日本や世界を元気にしたいと...

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