はじめに・ご挨拶

クライン佐和子

現在、愛知県春日井市のJR春日井駅徒歩1分の所でAmerican Bar TMIを経営しています。

20年前にアメリカのミシガン州に引っ越した時は2人の娘達は12歳と14歳、息子は2歳でした。
今では34歳、32歳と22歳です。ミシガン州は主人の生まれ育った場所です。

私は地元の大学のカフェテリア、大手会社、ホテルのイベントなどで、お寿司を提供するケータリングの仕事をしていました。

外国での子育てと仕事の両立は簡単ではありませんでしたが、この経験のおかげで今の自分があるのだと感謝しています。


このプロジェクトで実現したいこと

岐阜県恵那市中野方町という所で、放置された田畑をホップ畑に変えて行き、
地元の農家さんと協力し合い、地域の特産品を使ってクラフトビールを作り、地元の地域活性化と若い世代の移住者が増えるように活動していきたいと思います。

最終目的は地元で採れたホップと大麦で作るクラフトビールのブルワリーをオープンさせる事です。

プロジェクトをやろうと思った理由

3年ほど前から日本の色々な場所を旅している中で、ここ恵那市中野方の坂折棚田を目の前にした時に”は〜っ”とリラックスできたんです。
そして何度も足を運んで、自分もここの人達と繋がりを持ちたいと思うようになりました。
そして2019年、棚田から近い場所にお山の物件を持つ事が出来ました。

地域の人達と話していくうちに、空き家の問題や放置された田畑の問題がある事を知りました。
若い世代の人達が移住したくなる町づくりを考えた時、私達が住んでいたミシガンの農家さん達がホップ畑に切り替えて成功していた事を思い出したんです。

そしてクラフトビールの事業で成功した人達の事も知っていたので、ここ恵那市中野方でやったらどうだろうと地元の人達に話してみたんです。
皆さん、とても喜んでくださって応援して頂いています。

これまでの活動

空き家対策委員の会合などに出席して、プロジェクトの話を進めてきました。
私のお山の物件の片付けや草刈りなども地元の人達をはじめ、私のBarのスタッフさんや常連客の方々にもお手伝いして頂いています。

ホップ畑に使えそうな土地の確保も進んでいます。

去年の12月には特産品である柚子を使い柚子IPAというクラフトビールを作るために和歌山にある酒造所へ行き、あちらの指導のもと自分達でビールの仕込みをしてきました。

出来上がったビールは今年1月に中野方で試飲会とバーベキューイベントを行い皆さんに飲んで頂きました。
多くの方々に「美味し~!」というご意見を頂きました。


資金の使い道

今回のファンディングの目標金額は300万円ですが、最終目的のブルワリーオープンまで可能にするには1500万円以上必要になります。

先ずは、草ボーボーになっている土地の草刈りをして、耕してホップが育つように整えていく必要があります。
ホップはツルが上に6メートルほど伸びるので、それを支える支柱や紐を取り付ける作業もかなり大変です。
畑の開拓と同時に、地元の特産品を使って、クラフトビールを作っていきます。 
これは、すでにブルワリーで成功されている所にコラボか委託というカタチでビール造りをしていきます。

300万円の使い道は、農機のレンタル、畑の土作り、農機具の購入費、ホップの苗150〜300の購入費、運搬費、委託でビール作りをする為には自分たち用の樽が必要になりますので、樽20樽の購入費等輸入費、委託料。
支柱(6メートルの高さの物30本ほど)、お山の家や小屋の修繕費(作業してくれる人達の宿泊)、食費や、田畑の管理に当たる予定です。


リターンについて

オリジナルグッズを制作し、金額に応じてリターン品を変更してお渡しさせていただきます。


実施スケジュール

3月から荒れた田畑を耕す作業に入ります。同時にお山の家や小屋の修繕工事も始めます。

そしてホップの苗の植え付けは4月の下旬に行う予定。

地元の特産品の柚子と栗を使った2種類のビールを委託かコラボのカタチで仕込みます。

夏と秋にはホップ畑を見てもらったり、実際にホップの実の収穫体験をしてもらった後にバーベキューをしながらクラフトビールを飲んでもらうイベントをいくつか計画しています。

クラウドファンディング集まった支援の金額が目標額を超えれば、畑を増やしたり、農業をやりたいという若い人達を雇う事も可能になります。


最後に

自己紹介でもお話ししましたが、私はアメリカで仕事も子育ても一生懸命やっていました。
小さい頃から負けず嫌いで、苦しくても絶対に諦めない性格で、とにかく前を向いて歩いてきました。

しかし、2012年8月、大きなトラックに後ろから衝突される事故に遭いました。
首を酷く傷め、9か月間ありとあらゆるツライ治療をしました。
症状は悪化するばかりで左腕はほとんど麻痺してしまい、カップも持てないようになってました。

残された治療法は手術だけでした。

2013年5月、首の手術をおこないました。そこから3年近くの間、週に4日のリハビリの生活でした。
毎日毎日が痛くて辛くて、ため息ばかりで、鬱にもなりました。
リハビリに加えカウンセリングにも通っていました。

そんなある日、私と同じ世代の女性が両腕、両足切断という大変な状態でのリハビリを笑顔いっぱいでやっている姿を目の前にしたんです。
彼女の事は当時の新聞の表紙に載っていたので直ぐに"あの人だ〜"とわかりました。私は自分が小さく思えて、情けなくなりました。
痛みは辛いし、元通りには回復しないだろうけど、彼女の笑顔を見て自分も誰かに元気を与えてあげられる人になりたいって思いました。
彼女が私に勇気と元気を与えてくれたんです。その後の私はリハビリも辛くなくなりました。

首の骨は8本のボルトで固定されていて痛みもあり、毎日の生活にも影響していますが、目の前の良い事に目を向けて生活しようと決めました。
日本に来る事も出来ました。たった一度の人生なので自分の出来る範囲で楽しんで生きようと思います。

私が頑張って楽しんで生きている姿を子供達に見てもらいたい。中野方の方達の優しさ、応援してくれている人達への感謝の気持ちを是非このプロジェクトを成功させて恩返しが出来たらと願っています。

宜しくお願い致します。


  • 2020/04/05 23:28

    地元、恵那市の方の協力を得てホップ植付け予定の畑を耕していただきました(^-^)さすがの慣れたドライビングテクニックで・・・この広い畑をほんの1時間程度で耕していただきました!地元の方からも大変期待していただいてるプロジェクトです。期待に応えれるように頑張ります!

  • 2020/04/02 22:30

    お待たせしました!リターン用Tシャツ&トートバックデザインが決まりました!(^^)!是非多くの皆さんにお届けさせていただき、このシャツとトートバックで皆さんとお会いできることを楽しみにしております(^_-)-☆

  • 2020/03/24 21:57

    木が生い茂り、まともに日がささない山小屋、、、まずはお日様の日差しが届くようにしようと家の周りを綺麗にしました。まさにポツンと一軒家!家に被さってる枝を伐採苔だらけの山小屋への道路を清掃竹林も道になりました!次回は更に奥に進んでいけるようにしていきます。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください