赤穂山鹿素行研究会のメンバーです。
榊努(兵庫県剣道連盟顧問)、櫛田孝司(大阪大学名誉教授)、飯尾義明(大石神社宮司)、東條正輝(明るい社会をつくる会赤穂支部長)、他14名で活動しています。今回、山鹿素行を若い人にもっと知ってほしいと思いクラウドファンディングで皆さまにその想いを何か形にしたいと考え、今回、呼び掛けることに致しました。

山鹿素行(やまがそこう)ってどんな人!?

1622年江戸時代の生まれ。儒学者、軍学者。
9歳で林羅山の門下に入り朱子学を学び、15歳で甲州流軍学を学びます。
のちに山鹿流と言われる、戦法学に儒教の教えを取り入れた独自の軍学を確立します。山鹿流は士農工商の上に立つ武士は道徳的な指導者として精神修養を怠ってはならないと説き、江戸幕府が進める朱子学(人を不活発にする面がある)を批判し、江戸を追放され赤穂藩預かりの身となります。
赤穂藩では浅野長直(浅野長矩の祖父)は素行を重用し藩士の教育に当たらせました。大石内蔵助も門下として学びます。

(浅野長矩:花岳寺 所蔵 )

(赤穂義士討ち入り:赤穂市歴史博物館 所蔵 )

現代日本の教えは山鹿流!

人としての心構えの大切さを教えた“山鹿素行の教えは赤穂藩士の武士道精神の礎となり、赤穂浪士の想いを貫けたのも、この教えがあったからこそです。
その後、この教えは“山鹿流”と言われ、脈々と後世に受け継がれ、幕末において吉田松陰が山鹿流を元に松下村塾を開き、明治維新へのうねりを作りました。
近代国家の形成、現在の日本はこの山鹿流の教えが源と言っても過言ではありません。

(吉田松陰:山口県文書館 所蔵 )

武士道博物館に協力します!

赤穂市上仮屋の旧武家屋敷・濱尾邸(赤穂市重要文化財)。
赤穂城跡の前に位置し、現在一階はレストラン、カフェが出来る予定で、2階に武士道博物館を作ろうというプロジェクトが動いています。
私たちは山鹿素行の唱えた武士道を紹介するコーナー作りに協力しています。

(濱尾邸:上仮屋北4)

私たち研究会の今までの活動は子供たち向けの小冊子や読本、講演会など山鹿素行を理解して頂くための普及活動をして来ました。


山鹿素行のはなし:小学生の子供たちに理解できるようにイラストと分かりやすい文章で構成した冊子(38ページ)

山鹿素行読本:中学生から大人に向けた解読書で、48ページに簡潔にまとめた冊子

<荒井桂先生講演会>

<山鹿素行会議の様子>

昨年から新しい試みとしては、花岳寺の片山一良住職の作詞、関西福祉大学の古瀬徳雄先生の作曲による「わがふるさと赤穂の子たちへ」
という混声合唱曲が出来上がり秋には赤穂のコーラスグループに歌って頂く予定です。

私たちなりに色んな活動をして参りましたが、研究会のメンバーは年齢的にも高齢となり、活動の内容が専門的に成り過ぎて皆さんに関心を持って頂く機会がなかったのではないかと思います。
特に若い方たちにとっては、興味すら沸かなかったのかもしれません。

今回、思い切ったことにチャレンジします!

子供たちや若者たちに関心を持って貰うきっかけとして、みんなに愛されるキャラクターを作ろうと思います。

“ホマ蔵”さんに、お願いします!

ホマ蔵さんはスクエアエニックスのゲームキャラ、コミックのキャラなどを手掛けているイラストレーターです。
歴史にも造詣が深い方で、数多くの武将のキャラクターを制作されています。

”やまがちゃん”のイラストラフができ次第、レポートで報告します。

子供たちが歌って踊れる音楽を!?

キャラクターの制作と同時に子供たちや若者たちに関心を持って貰う、もうひとつのツールとして、みんなに口ずさんでもらえる軽快な歌を作ろうと思います。

ユニークな歌詞を製作中です!
(仮タイトル:山がそこにあるから!)


 山が  山が  山が ~

 山がそこうに ある限り  私たちは 登るんだ

 夢や希望が  そこにある~ 

 山がそこうに  ある限り 僕らは 登る

 明日を目指して~

 山が  山が  山がそこ~!?
                             山がそこう~!って


 山が 山が  山がそこう~!

 僕らのヒーロー 山がそこう   

 赤穂のヒーロー 山がそこう ♬
                             山がちゃ~ん!


皆様のご支援をよろしくお願いいたします!!
資金の使い道

・キャラクター制作  10万円
・音楽制作      15万円
・雑費、手数料     5万円

問い合わせ先

榊 努 0791-46-5575

 

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